87 / 101
第2章 迷宮成長編
第83話 実験とその成果
しおりを挟む
いや~ 清々しい朝だねえ。
俺の隣に可愛い寝顔のラッセリアが未だに眠っている。
乱交も良いけど、ひとりの女性だけを愛するのも良いものだな。
それが魅力ある大人の女性であれば尚更である。
美人の横顔、ベットに広がる長い髪、そしてベットリネンに隠された胸のムニュっとした柔らかさと温かみ・・・・うむ。朝から良い揉みごたえである。
「んんんっ? ・・・・ふぁぁぁ・・・」
「おはよう、ラッセリア」
「おふゃよう・・・」
おふゃようって相当寝ぼけてるな。
昨日は激しく愛し合ったしツッコミは止めておこう。
おっぱいを揉まれながら、大きなあくびをしているラッセリア。まだ半分くらいは寝ているだろうが、そのうち快楽で覚醒するだろう。
「んんあっ・・・ああぁぁん・・・ひゃああん・・・ちょっと朝から」
「どしたの?」
「どしたのじゃないわよ! まったく君は普通の起こし方はできないのかな?」
「うん。できない!」
「はぁぁぁ・・・もういいわ。聞いた私が馬鹿でした」
「じゃあそゆことで」
「もう朝から元気なんだから♡」
朝の軽い運動をこなし、シャワールームでも肌を重ね合って食堂に向かったのであった。食堂には家族+クルミ親子がいて俺が一番最後なのは相変わらずだった。
これが宮代家の朝の日常なのだから。
魔族パーティーがプレジールの塔へ到着するのに予定では後2日。多少は前後するかも知れんな・・・なにせあんなことヤリながら探索してんだもんな。移動速度が遅くなって当たり前だ。
(マスターと変わりありませんね)
そこうるさいよ。
(プレジールの塔の攻略途中で何してたのかご存じですよね?)
・・・・さあ? なんのことやら・・・・
ともあれ今のうちにやれることはやっておきたい。
ディアドラに計画の変更打診に今後の防衛計画の打ち合わせ。
ブルスト側では防衛計画に沿った軍備拡張(主に戦闘用魔動機の配備)
そして建物建設 & 商業、自家用魔動機の生産に先行試作機のアップデート。
まあざっとこんなもんかな。
「てな具合でこの獣人族の少女の保護も追加だ」
「あら? お優しいこと。こんな子がダーリンのお好みなのかしら?」
「そうじゃない。ただ単に助けたいそれだけだ。他意はない」
「ふ~ん・・・まあそういうことにしておきましょう」
「では計画はこのように・・・」
「ここはこうした方がいいのじゃないか?」
「う~ん・・・そうね。そうしましょう」
「じゃあ、そのように。俺は俺で準備するからまたな」
「え~ もう帰っちゃうの?」
「あまりお前に合うと妻たちが怒るんだよ」
「情けない旦那ね」
「うるさい。余計なお世話だ!」
「くすくす♡ じゃまたね。チュッ♡」
「あっ! こら口紅つけるな!」
「いいじゃない。こんなイイ女放置してくんだからそれくらい我慢しなさい」
「くっ! 自分でイイ女とか言うなよ。まあイイ女だけどさ・・・じゃなくて悪ふざけやめろよ。マジでしばかれるの俺なんだから」
「はいはい。またね」
「くそ! 覚えてろ」
悪役の捨て台詞を吐いてブルストに帰って来た俺・・・これ消えるかな? 誰かに見つからないうちに着替えてしまおう。
場所を迷宮第2層へと変えて、魔法の実験と新型魔動機の試作をリュネールさん率いる女冒険者たちと共同で行うことにした。
なぜ彼女たちが居るかというと、彼女たちがそれを望んだからだ。
プレジールの塔にて結果的にはディアドラを倒したが、彼女らからしたら手も足も出せず惨敗したからに他ならない。
日々の修練も欠かさないが、それだけでは次なる戦いに勝利できない。
それは俺も同じことがいえる。ディアドラや狸親父に負けたのは悔しいのだ。レベルアップやスキルの獲得が必須なのである。
リュネールさんは戦闘時、敵の注意を引き付け見方を守る盾役をしているので、その補佐となるマジックアイテムを制作予定なのである。
ステラさんはしっぽが増え魔力が底上げされているので、その魔力をさらに研ぎ澄まし集束する練習および実験を手伝ってもらうのだ。
ロザリーには前衛アタッカーとして、その長所をさらに活かしたマジックアイテムの制作する予定。
そしてそれらを踏まえて新たな戦闘用ゴーレムを作成する予定となっている。
これは将来を見越した重要なプロジェクトでもある。
まずはリュネールさんの大盾に付与する魔法と、その制御装置であるマジックアイテム魔法の指輪からだな。
これにはリュネールさんの精神に反応する感応石を利用した指輪を使用して、自立稼働型の大盾を操ろうとするものである。
しかしこれは扱いが相当に難しい。
普通なら手で構える盾を魔法で操ろうとするのだから、最初は動かすだけでも一苦労するのだ。俺も実験したがこれは本当に難しい。
重力魔法と浮遊魔法の施された大盾は、手で触ることなく自由自在に動かすことができ、敵の攻撃を防ぐだけでなく攻撃にも使える。
ただこれは意識を集中していればの話であり、これが戦闘中に盾の操作ばかりに集中している訳にはいかない。
操作に集中して他がおざなりになってしまっては戦力アップには繋がらないばかりかかなり危険な状況に陥ってしまう。
例えるならスマホを操作しながら自動車を運転しているようなもの。スマホに気を取られて視野が狭くなり事故を起こす危険が生じてしまう。停止している状況では問題なくても同時に動かすのはかなり危険なのだ。
そもそも人間の脳は複数の行動を同時にできるようにはできていない。できたとしてもそれは無意識下での行動であり、意識して別々の行動は難しいのである。
「ムムム・・・これは訓練が必要だな」
「うん。実戦で使えるように頑張って!」
「そうだな。上手く扱えるようになれば攻撃のバリエーションも増えそうだし、手に持つ盾と魔法の盾のふたつの盾が使えるようになるやもしれんからな」
「リュネール頑張って!」
仲間から激励されてやる気を見せるリュネールさんの横で唸っているのはステラさんである。彼女の課題は魔力制御である。
強い魔力も使い方が悪ければ宝の持ち腐れになってしまう。
暴走しないギリギリでの魔力圧縮、高効率で圧縮された魔力はそれを解き放った時の威力もデカくなる。
ステラさんにはその魔力圧縮を利用した新型魔法銃の試射をお願いしてある。
いかに効率よく魔力を圧縮生成できるかがポイントになってくる。
これはステラさんの得意の炎魔法にも当てはまる。
高温になるほど多くの魔力を必要とする。派手な範囲魔法よりも一点集中の魔法の方が威力は上がりやすくなるのだ。
ロザリーは素早い動きで敵を翻弄するスピード型の戦士だ。
その特性を生かすべく身体強化魔法と浮遊魔法を付与したアイテムでの移動実験。魔動機での飛行は成功しているが、生身での飛行はデータをとる必要がある。
「ヤマト様! 見てみて!」
ここで意外な才能を発揮したのがロザリーだった。
空中に浮かび、静止状態から飛び跳ねるように空中移動する姿は美しく、天女が空中で踊っているようにも見える。
「凄いなロザリー。もうそんなに使いこなすことができるのか」
「でしょう。私も自分にビックリだよ」
「楽しそうで良かったな。ロザリーは風魔法にも適性があるのだろう。だが魔力切れには注意しろよ。調子に乗って大怪我しても知らないぞ」
「は~い。気を付けま~す♪」
空中を自在に動き回るロザリーの次なる訓練は、リュネールさんの相手だった。リュネールさんにしても相手がいた方が訓練がはかどると思ったからだ。
地上を素早く移動して、時には空中跳躍するロザリーの立体的行動にリュネールさんは翻弄されっ放しみたいだ。
互いに良い訓練になりそうだな。
俺はその間に魔動機の生産だ。
これはステラさんとの約束でもある。
リクエストは赤くて速いのだったな・・・・スポーツカーでも作るか。
出来上がったのは黒と赤の2台のGTマシン。
居住性を維持しつつ走りに特化した高性能魔動機である。
今までの魔動機にないエアロパーツを装備して豪華な造りになっているが、実のところ見た目だけで空力などは考慮されていないなんちゃってパーツである。
だがその走行性能は高い。時速にして約300km/hも可能であり乗り手の魔力次第ではそれ以上も可能だろう。
風魔法で空気抵抗を減らしダウンフォースも自由自在だからだ。
「きゃあぁぁぁぁ♡ なにこれ! なにこれ!」
「どうだステラ。これなら文句ないだろ?」
「ないない! ねえねえ乗ってもいい? いいよね?」
「落ち着けステラ。魔法銃が完成したら乗ってもいいから、それまではお預けだ」
「えぇ~! ケチ! ちょっとくらいいいじゃん!」
「お前の場合そのちょっとがヤバいんだよ!」
「ぶううぅぅぅ! おっぱい好きなだけ触っていいから♡ ね♡」
「そんなセクシーポーズしても無駄だぞ!」
「うふふふ♡ しっかり反応しちゃってるくせに・・・えいえい♡・・・ほらほら見てヤマト様♡ ちょっとでいいから♡ お・ね・が・い♡」
「・・・・・ちょっとだけだぞ」
「ああん♡ 大好きヤマト様♡」
くっ・・・・エロ狐の誘惑に負けてしまった。
まあ2層はそこまで広くないし外周を走るくらいなら問題あるまい。
しかし・・・柔らかかった・・・あれはナイスおっぱいだ! えへ♡
おっぱいの余韻があるうちにお仕事片付けてしまおう。
そしてまた触るのじゃあぁ!!
シルエラのおっぱい・・・もとい魔動機は小型のハイトワゴン型。スライドドア完備の魔動機なのだが・・・どうせこいつもシルエラが乗ると変な行動をするようになるのだろうな。
なにせ、今までのゴーレム、魔動機共にマスターの俺より忠実なのだから。
シルエラが普段使っている軽トラも勝手に動いてドアの開け閉めから運転まですべて魔動機側が行ってしまい、誰もシルエラが運転している姿を見たものはいないのである。
同型機でラッセリア用も用意されている。
ミスティの魔動機はコンパクトなSUV車。ミニバンと比べると乗車定員は少ないが個人所有なので問題はなく小型な分、実用性に長けている。
リュネールさんの魔動機はクロスカントリー車。体躯の大きいリュネールさんに合わせ、サイズの大型化と同時に悪路走行も平気な本格SUVに仕上げてある。
ロザリーの魔動機は一般的なセダンタイプ。
まあ可もなく不可もなしって感じかな。
アルデリアちゃんの魔動機はハッチバックタイプ。
レアイナ・ミレイナ姉妹にはステーションワゴン車を用意してある。
ふう。10台も作ると結構疲れるな・・・まあこれはほとんど趣味の世界で楽しいから良いけど。後は商用車のアップデートと増産かな。
しかしステラ全然帰ってこないな。よほど気に入ったのだろう。
しばらくして帰ってきたステラのおっぱいを堪能してからは、その集大成である新型ゴーレムの作成である。
1機目は大型の鎧騎士。
2mを超す身長に全身鎧のごっつい騎士タイプのミスリルゴーレムだ。
前回のタイプがスタイリッシュな騎士なら今回は重量級タイプであり、その重い重量をカバーするために浮遊魔法を使用してホバー走行を可能にしてある。
2機目はスナイパータイプ。
ステラさんの協力のもと効率の良い魔力圧縮銃を発展させた大型ライフルを装備し、超長距離狙撃を可能とした優れものである。
3機目は偵察や暗殺を目的としたアサシンタイプ。
浮遊魔法と認識阻害のステルス迷彩を使い敵に悟られることなく近づき、目的を達成させるのだ。大鎌を装備させれば死神にも見えなくもない。
よし! そうしちゃおう。
3体の特殊ゴーレムの実験の相手は敵冒険者だ。
それまでに性能を吟味しておこう。
その後は商用車や建物の建築など諸々忙しい日々を送るっているとあっという間に2日が過ぎ、敵冒険者がプレジールの塔までやってきた。
やつらは塔の麓で情報収集をしたのち迷宮に入ってきた。
他の一般の冒険者もいる低層での接触は避け、狙うは第4層からだな。
くっくっく。楽しくなってきたぞ。
さあミッションスタートだ!
ファーストミッションは奴隷の獣人少女の救出。
第4層は蔦や苔の生えた白壁の迷宮であり、明るく見通しが良い。
敵冒険者は隊列を組み通路を進んでいる。
前衛は戦士風の男とスカウトらしき女。中衛に戦士の男ふたりに神官風の男がひとり。後衛にターゲットのメティスと奴隷の少女。
奴隷の少女は荷物持ちのようだな。大きなリュックを背負わされている。
入れ組んだ迷宮部は曲がり角が多い。
奴らも地図を用意しているようで迷わずボス部屋を目指している。
お陰でルートも特定でき罠も仕掛けやすい。
狙うは見通しのいいボス部屋前の曲がり角。
中衛が曲がり角を曲がり、他のメンバーの死角になったほんの一瞬。
潜ませていたアサシンタイプに少女を攫わせた。
ステルス迷彩を施した外套を纏い音もなく背後から少女を強襲させた。
アサシンタイプは実は上半身のみで下腹部は存在しない。
背後から少女を麻痺させ身動きできなくさせた後、下半身があるはずの部分にすっぽり隠せば外部からの発見は容易ではない。
「えっ?」
隣を歩いていたメティスも突然消えた奴隷少女に困惑しているようだ。
後ろを見てもその姿はなく、荷物だけが残されているのである。
他のメンバーも異変に気付いたが、見通しのいい通路では少女の姿を発見することはできないでいる。
「メティス何が起きた?」
「分からない。突然消えたの・・・さっきまで隣にいたのに」
「くっそう。逃げた訳でもなさそうだし、あのドジめ質の悪いトラップにでも引っかかったか?」
「トラップ? そんなのあったかしら? 隠し通路の線もなさそうだし、転移トラップの魔法陣も無かったわよね」
「ああ、そんなものは見てないな。だとしたらどこに消えたのだ?」
「辺りを捜索して発見できなければ、先に進むぞ!」
「しょうがないわね」
「くそったれ! あいつどこ消えた? いないじゃねえか。幸いなことに荷物は残っている。荷物を分担して先に進むぞ」
奴隷少女の捜索を諦めた敵冒険者たちは第5層へと進んで行く。
しかしそこで彼らを待ち構えていたのは一陣の閃光だった。
俺の隣に可愛い寝顔のラッセリアが未だに眠っている。
乱交も良いけど、ひとりの女性だけを愛するのも良いものだな。
それが魅力ある大人の女性であれば尚更である。
美人の横顔、ベットに広がる長い髪、そしてベットリネンに隠された胸のムニュっとした柔らかさと温かみ・・・・うむ。朝から良い揉みごたえである。
「んんんっ? ・・・・ふぁぁぁ・・・」
「おはよう、ラッセリア」
「おふゃよう・・・」
おふゃようって相当寝ぼけてるな。
昨日は激しく愛し合ったしツッコミは止めておこう。
おっぱいを揉まれながら、大きなあくびをしているラッセリア。まだ半分くらいは寝ているだろうが、そのうち快楽で覚醒するだろう。
「んんあっ・・・ああぁぁん・・・ひゃああん・・・ちょっと朝から」
「どしたの?」
「どしたのじゃないわよ! まったく君は普通の起こし方はできないのかな?」
「うん。できない!」
「はぁぁぁ・・・もういいわ。聞いた私が馬鹿でした」
「じゃあそゆことで」
「もう朝から元気なんだから♡」
朝の軽い運動をこなし、シャワールームでも肌を重ね合って食堂に向かったのであった。食堂には家族+クルミ親子がいて俺が一番最後なのは相変わらずだった。
これが宮代家の朝の日常なのだから。
魔族パーティーがプレジールの塔へ到着するのに予定では後2日。多少は前後するかも知れんな・・・なにせあんなことヤリながら探索してんだもんな。移動速度が遅くなって当たり前だ。
(マスターと変わりありませんね)
そこうるさいよ。
(プレジールの塔の攻略途中で何してたのかご存じですよね?)
・・・・さあ? なんのことやら・・・・
ともあれ今のうちにやれることはやっておきたい。
ディアドラに計画の変更打診に今後の防衛計画の打ち合わせ。
ブルスト側では防衛計画に沿った軍備拡張(主に戦闘用魔動機の配備)
そして建物建設 & 商業、自家用魔動機の生産に先行試作機のアップデート。
まあざっとこんなもんかな。
「てな具合でこの獣人族の少女の保護も追加だ」
「あら? お優しいこと。こんな子がダーリンのお好みなのかしら?」
「そうじゃない。ただ単に助けたいそれだけだ。他意はない」
「ふ~ん・・・まあそういうことにしておきましょう」
「では計画はこのように・・・」
「ここはこうした方がいいのじゃないか?」
「う~ん・・・そうね。そうしましょう」
「じゃあ、そのように。俺は俺で準備するからまたな」
「え~ もう帰っちゃうの?」
「あまりお前に合うと妻たちが怒るんだよ」
「情けない旦那ね」
「うるさい。余計なお世話だ!」
「くすくす♡ じゃまたね。チュッ♡」
「あっ! こら口紅つけるな!」
「いいじゃない。こんなイイ女放置してくんだからそれくらい我慢しなさい」
「くっ! 自分でイイ女とか言うなよ。まあイイ女だけどさ・・・じゃなくて悪ふざけやめろよ。マジでしばかれるの俺なんだから」
「はいはい。またね」
「くそ! 覚えてろ」
悪役の捨て台詞を吐いてブルストに帰って来た俺・・・これ消えるかな? 誰かに見つからないうちに着替えてしまおう。
場所を迷宮第2層へと変えて、魔法の実験と新型魔動機の試作をリュネールさん率いる女冒険者たちと共同で行うことにした。
なぜ彼女たちが居るかというと、彼女たちがそれを望んだからだ。
プレジールの塔にて結果的にはディアドラを倒したが、彼女らからしたら手も足も出せず惨敗したからに他ならない。
日々の修練も欠かさないが、それだけでは次なる戦いに勝利できない。
それは俺も同じことがいえる。ディアドラや狸親父に負けたのは悔しいのだ。レベルアップやスキルの獲得が必須なのである。
リュネールさんは戦闘時、敵の注意を引き付け見方を守る盾役をしているので、その補佐となるマジックアイテムを制作予定なのである。
ステラさんはしっぽが増え魔力が底上げされているので、その魔力をさらに研ぎ澄まし集束する練習および実験を手伝ってもらうのだ。
ロザリーには前衛アタッカーとして、その長所をさらに活かしたマジックアイテムの制作する予定。
そしてそれらを踏まえて新たな戦闘用ゴーレムを作成する予定となっている。
これは将来を見越した重要なプロジェクトでもある。
まずはリュネールさんの大盾に付与する魔法と、その制御装置であるマジックアイテム魔法の指輪からだな。
これにはリュネールさんの精神に反応する感応石を利用した指輪を使用して、自立稼働型の大盾を操ろうとするものである。
しかしこれは扱いが相当に難しい。
普通なら手で構える盾を魔法で操ろうとするのだから、最初は動かすだけでも一苦労するのだ。俺も実験したがこれは本当に難しい。
重力魔法と浮遊魔法の施された大盾は、手で触ることなく自由自在に動かすことができ、敵の攻撃を防ぐだけでなく攻撃にも使える。
ただこれは意識を集中していればの話であり、これが戦闘中に盾の操作ばかりに集中している訳にはいかない。
操作に集中して他がおざなりになってしまっては戦力アップには繋がらないばかりかかなり危険な状況に陥ってしまう。
例えるならスマホを操作しながら自動車を運転しているようなもの。スマホに気を取られて視野が狭くなり事故を起こす危険が生じてしまう。停止している状況では問題なくても同時に動かすのはかなり危険なのだ。
そもそも人間の脳は複数の行動を同時にできるようにはできていない。できたとしてもそれは無意識下での行動であり、意識して別々の行動は難しいのである。
「ムムム・・・これは訓練が必要だな」
「うん。実戦で使えるように頑張って!」
「そうだな。上手く扱えるようになれば攻撃のバリエーションも増えそうだし、手に持つ盾と魔法の盾のふたつの盾が使えるようになるやもしれんからな」
「リュネール頑張って!」
仲間から激励されてやる気を見せるリュネールさんの横で唸っているのはステラさんである。彼女の課題は魔力制御である。
強い魔力も使い方が悪ければ宝の持ち腐れになってしまう。
暴走しないギリギリでの魔力圧縮、高効率で圧縮された魔力はそれを解き放った時の威力もデカくなる。
ステラさんにはその魔力圧縮を利用した新型魔法銃の試射をお願いしてある。
いかに効率よく魔力を圧縮生成できるかがポイントになってくる。
これはステラさんの得意の炎魔法にも当てはまる。
高温になるほど多くの魔力を必要とする。派手な範囲魔法よりも一点集中の魔法の方が威力は上がりやすくなるのだ。
ロザリーは素早い動きで敵を翻弄するスピード型の戦士だ。
その特性を生かすべく身体強化魔法と浮遊魔法を付与したアイテムでの移動実験。魔動機での飛行は成功しているが、生身での飛行はデータをとる必要がある。
「ヤマト様! 見てみて!」
ここで意外な才能を発揮したのがロザリーだった。
空中に浮かび、静止状態から飛び跳ねるように空中移動する姿は美しく、天女が空中で踊っているようにも見える。
「凄いなロザリー。もうそんなに使いこなすことができるのか」
「でしょう。私も自分にビックリだよ」
「楽しそうで良かったな。ロザリーは風魔法にも適性があるのだろう。だが魔力切れには注意しろよ。調子に乗って大怪我しても知らないぞ」
「は~い。気を付けま~す♪」
空中を自在に動き回るロザリーの次なる訓練は、リュネールさんの相手だった。リュネールさんにしても相手がいた方が訓練がはかどると思ったからだ。
地上を素早く移動して、時には空中跳躍するロザリーの立体的行動にリュネールさんは翻弄されっ放しみたいだ。
互いに良い訓練になりそうだな。
俺はその間に魔動機の生産だ。
これはステラさんとの約束でもある。
リクエストは赤くて速いのだったな・・・・スポーツカーでも作るか。
出来上がったのは黒と赤の2台のGTマシン。
居住性を維持しつつ走りに特化した高性能魔動機である。
今までの魔動機にないエアロパーツを装備して豪華な造りになっているが、実のところ見た目だけで空力などは考慮されていないなんちゃってパーツである。
だがその走行性能は高い。時速にして約300km/hも可能であり乗り手の魔力次第ではそれ以上も可能だろう。
風魔法で空気抵抗を減らしダウンフォースも自由自在だからだ。
「きゃあぁぁぁぁ♡ なにこれ! なにこれ!」
「どうだステラ。これなら文句ないだろ?」
「ないない! ねえねえ乗ってもいい? いいよね?」
「落ち着けステラ。魔法銃が完成したら乗ってもいいから、それまではお預けだ」
「えぇ~! ケチ! ちょっとくらいいいじゃん!」
「お前の場合そのちょっとがヤバいんだよ!」
「ぶううぅぅぅ! おっぱい好きなだけ触っていいから♡ ね♡」
「そんなセクシーポーズしても無駄だぞ!」
「うふふふ♡ しっかり反応しちゃってるくせに・・・えいえい♡・・・ほらほら見てヤマト様♡ ちょっとでいいから♡ お・ね・が・い♡」
「・・・・・ちょっとだけだぞ」
「ああん♡ 大好きヤマト様♡」
くっ・・・・エロ狐の誘惑に負けてしまった。
まあ2層はそこまで広くないし外周を走るくらいなら問題あるまい。
しかし・・・柔らかかった・・・あれはナイスおっぱいだ! えへ♡
おっぱいの余韻があるうちにお仕事片付けてしまおう。
そしてまた触るのじゃあぁ!!
シルエラのおっぱい・・・もとい魔動機は小型のハイトワゴン型。スライドドア完備の魔動機なのだが・・・どうせこいつもシルエラが乗ると変な行動をするようになるのだろうな。
なにせ、今までのゴーレム、魔動機共にマスターの俺より忠実なのだから。
シルエラが普段使っている軽トラも勝手に動いてドアの開け閉めから運転まですべて魔動機側が行ってしまい、誰もシルエラが運転している姿を見たものはいないのである。
同型機でラッセリア用も用意されている。
ミスティの魔動機はコンパクトなSUV車。ミニバンと比べると乗車定員は少ないが個人所有なので問題はなく小型な分、実用性に長けている。
リュネールさんの魔動機はクロスカントリー車。体躯の大きいリュネールさんに合わせ、サイズの大型化と同時に悪路走行も平気な本格SUVに仕上げてある。
ロザリーの魔動機は一般的なセダンタイプ。
まあ可もなく不可もなしって感じかな。
アルデリアちゃんの魔動機はハッチバックタイプ。
レアイナ・ミレイナ姉妹にはステーションワゴン車を用意してある。
ふう。10台も作ると結構疲れるな・・・まあこれはほとんど趣味の世界で楽しいから良いけど。後は商用車のアップデートと増産かな。
しかしステラ全然帰ってこないな。よほど気に入ったのだろう。
しばらくして帰ってきたステラのおっぱいを堪能してからは、その集大成である新型ゴーレムの作成である。
1機目は大型の鎧騎士。
2mを超す身長に全身鎧のごっつい騎士タイプのミスリルゴーレムだ。
前回のタイプがスタイリッシュな騎士なら今回は重量級タイプであり、その重い重量をカバーするために浮遊魔法を使用してホバー走行を可能にしてある。
2機目はスナイパータイプ。
ステラさんの協力のもと効率の良い魔力圧縮銃を発展させた大型ライフルを装備し、超長距離狙撃を可能とした優れものである。
3機目は偵察や暗殺を目的としたアサシンタイプ。
浮遊魔法と認識阻害のステルス迷彩を使い敵に悟られることなく近づき、目的を達成させるのだ。大鎌を装備させれば死神にも見えなくもない。
よし! そうしちゃおう。
3体の特殊ゴーレムの実験の相手は敵冒険者だ。
それまでに性能を吟味しておこう。
その後は商用車や建物の建築など諸々忙しい日々を送るっているとあっという間に2日が過ぎ、敵冒険者がプレジールの塔までやってきた。
やつらは塔の麓で情報収集をしたのち迷宮に入ってきた。
他の一般の冒険者もいる低層での接触は避け、狙うは第4層からだな。
くっくっく。楽しくなってきたぞ。
さあミッションスタートだ!
ファーストミッションは奴隷の獣人少女の救出。
第4層は蔦や苔の生えた白壁の迷宮であり、明るく見通しが良い。
敵冒険者は隊列を組み通路を進んでいる。
前衛は戦士風の男とスカウトらしき女。中衛に戦士の男ふたりに神官風の男がひとり。後衛にターゲットのメティスと奴隷の少女。
奴隷の少女は荷物持ちのようだな。大きなリュックを背負わされている。
入れ組んだ迷宮部は曲がり角が多い。
奴らも地図を用意しているようで迷わずボス部屋を目指している。
お陰でルートも特定でき罠も仕掛けやすい。
狙うは見通しのいいボス部屋前の曲がり角。
中衛が曲がり角を曲がり、他のメンバーの死角になったほんの一瞬。
潜ませていたアサシンタイプに少女を攫わせた。
ステルス迷彩を施した外套を纏い音もなく背後から少女を強襲させた。
アサシンタイプは実は上半身のみで下腹部は存在しない。
背後から少女を麻痺させ身動きできなくさせた後、下半身があるはずの部分にすっぽり隠せば外部からの発見は容易ではない。
「えっ?」
隣を歩いていたメティスも突然消えた奴隷少女に困惑しているようだ。
後ろを見てもその姿はなく、荷物だけが残されているのである。
他のメンバーも異変に気付いたが、見通しのいい通路では少女の姿を発見することはできないでいる。
「メティス何が起きた?」
「分からない。突然消えたの・・・さっきまで隣にいたのに」
「くっそう。逃げた訳でもなさそうだし、あのドジめ質の悪いトラップにでも引っかかったか?」
「トラップ? そんなのあったかしら? 隠し通路の線もなさそうだし、転移トラップの魔法陣も無かったわよね」
「ああ、そんなものは見てないな。だとしたらどこに消えたのだ?」
「辺りを捜索して発見できなければ、先に進むぞ!」
「しょうがないわね」
「くそったれ! あいつどこ消えた? いないじゃねえか。幸いなことに荷物は残っている。荷物を分担して先に進むぞ」
奴隷少女の捜索を諦めた敵冒険者たちは第5層へと進んで行く。
しかしそこで彼らを待ち構えていたのは一陣の閃光だった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
最弱スライムに転生した俺、捕食スキルで無限進化していたら魔王軍すら支配してました
チー牛Y
ファンタジー
残業中に倒れた俺が次に目を覚ました時、なぜか異世界で最弱モンスターのスライムになっていた。
完全に詰んだ、戦う力もない。そう思っていた時、俺には一つだけ、とんでもないスキルがあった。
【捕食】
それは、倒した相手を取り込み、能力・スキル・力のすべてを奪うチート能力だった。
ゴブリンを食べれば腕力を獲得。
魔物を食べれば新スキルを習得。
レベルは爆速で上がり、進化は止まらない。
森の魔物を支配し、ダンジョンを制圧し、気づけば俺は魔物たちの王になっていた。
やがてその力は魔王軍すら飲み込み、世界の勢力図を塗り替えていく。
これは――
最弱スライムから始まる、無限進化の成り上がり無双譚。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる