少女探偵ヒカリ

タロット殺人事件

殺人の追想

ヒカリは事務所に帰り資料を探した
ヒカリがいきなり資料を探すに驚いたチェレンが
「いきなりどうしたんだ？ヒカリ？」
ヒカリはチェレンに
「この事件、大阪でも起きたなら犯人は遺言書を書いた老人の別荘がある都道府県で起こしている気がして」
チェレンはヒカリに
「興味深い事件なら兵庫であったが」
「大阪かと思ったが」
ヒカリはチェレンを見た
「本当の話?!」
チェレンはうなずいた
「パキラが教えてくれた」
ヒカリはため息混じりに言った
「まさかパキラ情報だと思わなかったわ」
チェレンは苦笑いした
「あの大阪府警の刑事、神奈川に来るの始めてみたいだったが」
ヒカリはうなずいた
「神奈川で美味しい店を教えてくれって言われたから」
「どこで？」
「神奈川県警本部で」
エンナは笑いをこらえた
「まさかヒカリに聞くとは」
刑事はエンナに
「自分は修学旅行は京都と沖縄だってんで」
「つまり神奈川に来るのは今日が初めてだと？」　
刑事はうなずいた
「会議終わり次第では一緒に行く？」
刑事はうなずいた
「県警本部って意外とロケ地になっているって言っていたから」
「誰が？」
「従妹よ」
エンナはきっぱりと言った
ダイゴはエンナに
「まずいよ、エンナの従妹のことは」
「そうだったわね」
刑事二人は顔を見合わせた
ダイゴはエンナの袖を引っ張った
「まさか、バラす気はないわよ」
エンナは慌てて言った
「エンナの従妹が人気アイドルルチアだと知られたら」」
エンナは慌てた
「ミクリと約束していたんだ」
ダイゴはため息をついた
「これで警察が務まるのかと思うと」
ダイゴは呆れた
エンナは必死で謝った
ヒカリは資料に目を通した
「この事件が事実だったら大阪府警とエンナに伝えないと」
チェレンはうなずいた
ヒカリはエンナにメールをした
ベルはヒカリに
「もう帰りまずので」
ヒカリは時計を見た
「ウソっ、こんな時間っ」
ヒカリは驚いた
Ｎは苦笑いした
ヒカリはベルたちに
「ところで夕食持って帰る？」
ベルはヒカリに
「助かります」
ベルの目に輝かせた
「大好物です」
「そういえばべちゃん、肉じゃうじゃが大好物だったわね」
「そいえばヒカリが使っているのは？」
「出汁醤油だけど」
ヒカリは答えた
「宗田節のだけど」
「横浜や大船にもあるけど」
チェレンは肉じゃがを見た
ヒカリは肉じゃがタッパーに入れた
「問題はどうして体を持っていったかだよ」
チェレンはうなずいた
「犯人はどうして完璧な人間を作ろうという考えがね」
ベルは興味ありげに
「過去になんか儀式でもありましたか？」
ヒカリは首を傾げた
「そんな話、聞いたこと話は聞いたことはないわね」
チェレンとヒカリは考えた
「こうなるとだめだな」
N'は苦笑いした
「探偵に向いている気がしますね」
Ｎはうなずいた
ヒカリはタッパーに肉じゃがを詰めた
「Ｎのもあるけど」
「あるんだ」
Ｎは驚いた
「まさか肉じゃがを上げると思う」
ヒカリはＮに
「どうせならと思って」