クイーンサファイアとプリンセスルビー

愛されるサファイア女王

ヒカリの出会い

ヒカリは頭を抱えた
「どうしたました、ヒカリ？」
シトロンはヒカリを見た
「だ、大丈夫よ」
「大丈夫に見えないからよ」
ヒカリは小さくうなずいた
「大丈夫かな？」
アンは木の影からヒカリたちをうかがった
アンは大きく息を吸った
シトロンはヒカリに
「サトシに異変が」
「異変？」
ヒカリは興味ありげに聞いた
「シトロン、ゲッコウガがでしょ？」
シトロンはうなずいた
ヒカリはマノンのことが気になった
「あのきれいな女性は誰だったのかしら？」
召し使いはマノンに
「リーグが始まりますが」
マノンは目を輝かせた
ヒカリはお茶を飲んだ
「ヒカリ、このお茶は？」
ユリーカはヒカリのお茶に興味を示した
ヒカリは驚いた
「ハーブティよ、喉に優しいやつよ」
「ハーブティなんだ」
セレナは目を輝かせた
「ハーブティは自分で調合するのよ」
アンは櫛を見て
「リザードンはリザードンナイトエックスだったわ」
アランは必死でさがした
「あの櫛が」
ヒカリは木にのぼった
「大丈夫なんですか？ヒカリ！」
シトロンはヒカリに聞いた
ヒカリはうなずいた
「大丈夫よ、元忍びだから」
ヒカリは首をかしげた
「いないわ」
ヒカリはそう言って降りた
セレナは驚いた
「すごいわ、ヒカリ」
「サトシに伝言があったわ」
「何が？」
ヒカリはにんまれしながら
「ミアレで決まったわ、リーグは」
サトシはヒカリに
「いいのか、ヒカリ？」
ヒカリはうなずいた
「気にしないわ！」
ヒカリはサトシたちにハーブティを分けた
アンはサーナイトを出した
「そんな顔で見ないで」
サーナイトは心配そうに見た
「セレナはわたしがマスタークラスで優勝した場所よ
セレナは驚いた
「ヒカリが優勝した場所？」
ヒカリはうなずいた
「ある事情でエルに譲ったわ」
「誰に？」
「レジェンドパフォーマーに」
ヒカリはクスリと笑った
サトシはヒカリに
「いつもの場所？」
ヒカリはうなずいた
アンは周りを見た
「大丈夫かな？」
サーナイトはアンを呼んだ
「誰か、いたの？」
サーナイトはうなずいた
「あれは」
アンは木の影に隠れた
ヒカリはサトシに
「バトルは？」
サトシは首をかしげた
「サスケに頼まれてね｣
ヒカリは苦笑いした
サトシは気まずいと思った
ヒカリはセレナに
「いきなりパフォーマンスからよ」
「ヒカリって詳しいわね」
セレナは驚いた
「エルがカロスクイーンになった時に対戦したのがあたしだから」
「ヒカリだったんですか？」
ヒカリはうなずいた
シトロンは驚いた
「事情で辞退したわ」
「どんな理由で辞退でしたんだ？」
サトシは首をかしげた
ヒカリはサトシたちに
「教えないわ」
きっぱりと言った
アンはため息をついた
「サ、サファイア女王！」
召し使いは声を荒らげた
アンはしまったと思った
「えっ、サファイア女王？」
マノンはアンをじろじろ見た
｢わ、わたしに変なものでもついてるの？｣
マノンは首を横に降った
｢アランが聞いた女性かなと思って｣
アンは目をそらした
｢あのバカは｣
ヒカリは煎餅を食べながらタブレットを操作した
｢何してるんですか？ヒカリ｣
シトロンはヒカリに聞いた
｢今回のマスターランク結構レベル高いわ｣
｢高いの？｣
セレナは慌てた
ヒカリはうなずいた
｢前大会より｣
アンはテレビをつけた
｢ヒカリが今大会レベルが高いって｣
｢ヒカリって｣
マノンは飛び上がった
｢知ってるの？｣
｢知ってる！ダイゴさんの友人って｣
｢確か、名前はマノンでしょ？｣
マノンは驚いた
｢知ってるの？名前を｣
アンはうなずいた
｢ヒカリとダイゴから聞いて｣
ダイゴは大きなくしゃみをした
｢どうしたの？｣
｢すいません、誰かが大きなうわさを｣
｢あなたもうわさされるのね｣
｢パキラさんも黙っててください｣
パキラは笑った
ヒカリはタブレットを閉じて
｢回復傾向なしか｣
ピカチュウはヒカリの膝を軽く叩いた
「珍しいわね」
ピカチュウは心配そうにヒカリを見た
「患者を見ていたのよ」
アンは驚いた
「こんなところで会うとは」
「パ、パキラ？」
パキラは笑った
「こんなに驚くとは女王とは」
「黙って！」
アンは慌てた
ヒカリはタブレットを再度見た
「アンに頼むのが失敗かも」
パキラはアン見た
「アランの様子が」
アンは少しピクリとした
「気のせいよ」
アンは駆け足で去った
「面白い娘ね｣
ヒカリはユリーカに
「プニちゃん、変わった点は？」
ユリーカは首をかしげた
「太陽が好きなことかな？」
ヒカリは饅頭を食べた
「よく食べますね｣
「いやって言われるわ」
マノンはアンに
「どうしてカロスに？」
「櫛よ」
アンはきっぱりと言った
「櫛？」
アンはうなずいた
「櫛から見えたのがカロスだったからよ」
「カロス？」
アンはうなずいた
ヒカリは木の影から隠れた
「なんでここに隠れなきゃいけないのよ」
ヒカリは愚痴った
「こんな所に人？」
ヒカリはギョッとした
「誰？」
ヒカリはしみじみ顔を見た
「マノンは？」
「いきなり聞くの？」
ヒカリは首をかしげた
「アンと一緒にいるが」
「アンと？」 
ヒカリはうなずいた
アンはチョコレートを食べた
「チョコレート？」
「いらない？」
マノンは首を横に振った
「ノンノン、いります！」
アンは笑った
ヒカリは降りた
「隠れる意味が」
「サスケからの後達しだったから」
ヒカリはきっぱりと答えた
「あいつとは付き合いが長いがわからないわ」
ヒカリは降りた
「ダイゴから聞いたわ」
アランは驚いた
「ダイゴから？」
ヒカリはうなずいた
「マノンはあたしと行動を共にしたわよ、今は国の別邸にいるわ」
「そうか、それ以前にどうしてその情報を」
「さすがに教えられないわ」
ヒカリはあっさり答えた
「確か、足の威力が強い女がいると」
ヒカリはゲッとした
「ま、まずいわ」
ヒカリは冷や汗がでた
「あとメガサーナイト使い女が」
ヒカリは首をかしげた
「まだわからないわ」
「わからない？」
ヒカリはうなずいた
「ヒカリ、バトルしようぜ！」
ヒカリはサトシを見た
「わかったわ！」
ヒカリはアランに
「まだ使えないわ、力の関係で」
「そうか」
ヒカリはまさかと思った
「あいつとバトル？」
アランはうなずいた
「力が気になって」
「でも体力が激しく消耗するのが心配で」
アンは周りを見て
「誰もいないわね」
「回復ですか？」
アンはうなずいた
ヒカリは複雑そうな顔で
「まっ、いっか」
シトロンはヒカリを見つけて
「見つけましたよ、ヒカリ！」
ヒカリはギョッとした
アンは考えた
「またバトルを挑まれたら断らないと」
サーナイトは心配そうにアンを見た
「大丈夫よ、サーナイト」
サーナイトは安堵した
ユリーカはアンを見つけて
「お兄ちゃんに」
ヒカリはとっさにユリーカを止めた
「まさかやるとはアンに」
ヒカリはあきれながら言った
「ヒ、ヒカリ！」
アンはヒカリを見た
「ア、アン？！」
二人は顔を見合わせた
「二人とも知り合いですか？」
「いろんな意味でね｣
ヒカリは照れ笑いした
アンはうなずいた
アランはひそかに見て
「あの女性か、探している女性は？」
ヒカリはアンに
「まさか結婚で逃げた？」
アンはうなずいた
「王族は自由に決められないから」
ヒカリはうなずいた