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しおりを挟むコボルトは白熊の手先を差し出すものの男達が近づいてこないので、地面に手先を置くと後ろに下がった。
そして、男達はコボルトが下がったのを見ると地面に置いたものに恐る恐る近づいて行った。
男1「なぁ・・・これって」
男2「あぁ・・・お前が考えてるやつで間違いない・・・」
男1「だよな・・・」
男2「あぁ・・・オーランドベアーの手だ・・・」
男達は確認すると手先を手に取り確認した。
「あの・・・」
また声をかけると男達は警戒態勢になった。
「あの、言葉伝わってますか?」
男2「あぁ・・・分かる・・・」
「よかった!あの!えっと!」
男1「な・・・なんだ?」
「その熊の手があればいいんですよね?」
男達「は?」
「えっとだから、証拠部位があれば帰ってくれるんですよね?」
男達「へ?」
「さっきの会話聞いてたんですよ。熊はもう生きてないのでそれ持っていって俺を見逃してもらえませんか?」
男2「・・・オーランドベアーは殺したんだな?(コボルトが襲って殺した的な意味で)」
「俺に向かって来たから殺した。(実際は運良く倒せた的な意味で)」
すると男達が小声で話出した。
男1「な、なぁ・・・証拠部位も出来たしここは引こうぜ・・・」
男2「そ、そうだな・・・コボルトが見逃してくれるみたいだしここは引かせてもらおう。」
男2「わかった!ここは引かせてもらう!」
そういうと男2はポーチに依頼書と手先を慌てて入れ、男1と共に走り去って行った。
「ふぅ・・・緊張した・・・」
男達が去ると緊張の糸が切れたのかコボルトはその場にへたりこみ深い呼吸をしたのだった。
「ん?」
コボルトは先ほど男達がいた場所に何かが落ちているのに気がついた。
「なんだこれ?本?」
コボルトが取り上げるとそこには緑色の背表紙に"狩猟採取大全集"と書かれた縦15cm・横9cmほどの本だった。
「狩猟採取・・・大全集?なんだこれ?・・・後で見よう。今は一刻も早く拠点に帰ろう。」
そういうとコボルトは空に戻って白熊を抱えると拠点へと急いで帰って行った。
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