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しおりを挟む"マップルの木"
・採取難易度A
・討伐難易度S
・バラ科バラ目リンゴ属(魔植物)
・日光の浴びにくい森林の中に生息しており、その場から移動することはできない。
・動物の雄が横を通ると根を使って縛り上げ、縛り上げた根から新しい根を出すと獲物の穴という穴から体内に侵入し、栄養を奪う。だが、牝であった場合は、その場では栄養を奪わず、体内に胞子を植え付け解放し、獲物が2~10km離れた所で胞子が一気に増殖し獲物の栄養を吸い取るとともに肉体を突き破り一気に成長する。
・外見は若木から枯れ木まで様々な形態をしているが、木には橙色と青色の直径5cm程の実が生るため、人間ならば注意していれば見つけられるかもしれないが、知能の低い動物や魔物では餌食になるしかない。
・火系統の魔法に非常に弱く、下級魔法を当てるだけでも根の接近を止められるが、捕まってしまうと魔力を奪われるため、捕まる前に対処しなければならない。討伐方法としては、中級魔法を中心に遠距離から攻撃すると良い。
・味は非常に美味であり、食べたものを虜にする。珍味として貴族や王族に好まれている。
・実の採取方としては、動物の生贄を連れて行き、マップルの特性上、一体の獲物を捕まえている場合は、別の獲物を捕まえないというものを利用し、生贄を捕まえているうちに採取すると良い。生贄としては、魔物、野生動物、罪人、奴隷などが用いられる。
「・・・こえぇぇぇぇぇ!!!なんだこの恐ろしいやつは!森の中怖くてあるけねぇよ!」
コボルトは、内容を読むと毛をさかだたせて軽く飛び上がった。
「森の中を歩く時は注意しないと手遅れになっちゃうな。こんなのがいっぱい居たら俺長生きできねぇかも・・・。」
そう言うと、腕を交差させて体を摩るとまた本に目を落として調べ物を続けるのであった。
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