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始まりから、過去へ・・・五大貴族の娘1
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「さぁ、今からが私達の反撃だ! 皆、準備はいいね!」
薄紫色の短めな髪を靡かせ指揮官であろう翠玉色の瞳の女性が力強く声をあげる。
美しい髪同様の薄紫の肌をした女性が指さした先にあるのは、赤い竜と王冠を合わせた形の紋章で作られた旗印。
それは帝国軍の旗印であり、数万の歩兵とその背後に数万の帝国重装兵団、更に数千の帝国魔道大隊が列をなしている。
一国と争わんとする程の戦力を導入する帝国軍に対して、薄紫色の女は軽く笑みを浮かべ、戦闘開始を意味する紫の炎を天高く打ち上げた。
「全てを喰らい尽くせぇぇぇッ!」
「「オオォォーーーォッ!」」
雄叫びを発しながら、武器を手に数多の種族達がいっせいに帝国軍に向け、我先にと突撃していく。
これは遠くない未来であり、貴族や王族と私との因縁に過ぎない。
神の傀儡、神を楽します物、人に災いを振りまく神の気まぐれ・・・それが今の私だからだ。
私は”パンドラ” 薄汚い貴族の逆恨みと神の気まぐれから生まれた存在であり、1000回の生まれ変わりの果てに、本当に自分が人であったのかすら分からなくなった存在なのだから・・・
まぁ、好き勝手やれるから都合がいいんだけどね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
時を数千年前に戻して説明するなら、私は貴族として生を受けた時からになるだろう。
アステリア王国 五大貴族の1つである”アルバー家”の3人目の子、”エルトリア・エル・アルバー”として生まれた。
私の生まれた世界は1人に1つの”神の祝福”が与えられる。
自画自賛になるが、私は金髪に青い瞳の可愛らしい女の子としてうまれてた・・・将来をかなり期待されてたよ。
父であり領主でもあった、ギルブリンデ・ディ・アルバー凄く喜んでくれた。
母、マリエル・エル・アルバーの無事もあって全てが御祝いムード1色だったらしいわ?
そして2人の兄
長男で、将来家督を継ぐ存在、ルギル・ディ・アルバー兄様。
次男で、将来、王国騎士団の副団長になる、ムバル・ディ・アルバー兄様。
ルガル兄様は、祝福”偽りを見抜く者”と言う、嘘や偽りを見抜く力を授かっていたわ。
ムバル兄様は、祝福”武装強化”と言う、自身に握られた武器や装備した武具を強化する力をもらっていたの。
私が貰った祝福は”記憶する者”と言うユニークスキルであり、後にこの祝福が私を救う事になるなんて思ってみなかったんだよね。
当然だが、読書に音楽とお嬢様らしい品性を求められる事になったわ……本当にうんざりする日々をおくったの。
だから、読書は読書でも、書庫にある魔導書を読む日々になり、それを利用して音楽に睡眠魔法を乗せてイタズラも沢山したわ。
でも、転機はいきなり訪れたのよね・・・
中庭で二番目の兄、ムバル兄様が剣術の稽古をしていた時、珍しく休憩しながら見学していたの。
稽古の相手は指南役の元王国騎士隊長のデルロイさんで、手加減なんか知らない実力主義の怖いおじさんだったわ。
「エルッ! 危ない!」と、ムバル兄様が叫び、私は剣が飛んで来るのを感じて、咄嗟に後ろに1歩下がったの。
突如、弾かれた長剣が私の目の前の地面に突き刺さる。
「ひっ」と今まで出したことのない声が喉から飛び出ると、デルロイさんが私に声を掛けてきたのよね。
「今の剣が見えていたのかな?」
「み、見えたというか、一歩下がれば大丈夫かなって・・・」
その言葉にデルロイさんは、軽く頷いてから、私に向けて指で来いと合図してみせたの、流石に頭に?マークが浮かんだけど、その目は本気だとすぐに気づいたわ。
「え、あの? どうすれば」
「剣を持って此方に来なさい」
無表情のまま、そう言われ、私は下半身よりも長い長剣の刃先を地面に擦りながら、デルロイさんの前に移動した。
・・・なんなのよ、私に雑用で剣を持ってこさせるなんて、本来ならアレを使えば楽だけど、流石に見られたくないしなぁ。
「でわ、構えなさい。ワシからは反撃しないつもりだ」
え? 頭の中が混乱する、何言ってるの・・・このおっさん?
「え、あの」と、私が声を発すると同時にムバル兄様が私を庇うように前に出てくれた。
「いきなり何をいうのですか、デルロイ様」
ムバル兄様の必死な顔から、今のやり取りは、本気の発言だと気付かされた。デルロイさんは無表情だから分かりにくいけど、本気で言ってるんだと・・・
「ムバル、お前の妹は、お前と同等のセンスがあるだろう。今試さずに見過ごせば、アステリア王国の損失になる」
口調はそのままに凄まじい威圧がデルロイの全身から染み出しているのが肌に感じる。
怖い。
ムバル兄様も肌で感じてるのが、額の汗からも分かる、このままだと不味い・・・
「わかりましたッ! 本当に反撃しないでくださいね」
私の言葉にデルロイさんは頷いてみせる。
「あぁ、反撃はしないつもりだ、思いきりきなさい!」
やるしかないわ!
薄紫色の短めな髪を靡かせ指揮官であろう翠玉色の瞳の女性が力強く声をあげる。
美しい髪同様の薄紫の肌をした女性が指さした先にあるのは、赤い竜と王冠を合わせた形の紋章で作られた旗印。
それは帝国軍の旗印であり、数万の歩兵とその背後に数万の帝国重装兵団、更に数千の帝国魔道大隊が列をなしている。
一国と争わんとする程の戦力を導入する帝国軍に対して、薄紫色の女は軽く笑みを浮かべ、戦闘開始を意味する紫の炎を天高く打ち上げた。
「全てを喰らい尽くせぇぇぇッ!」
「「オオォォーーーォッ!」」
雄叫びを発しながら、武器を手に数多の種族達がいっせいに帝国軍に向け、我先にと突撃していく。
これは遠くない未来であり、貴族や王族と私との因縁に過ぎない。
神の傀儡、神を楽します物、人に災いを振りまく神の気まぐれ・・・それが今の私だからだ。
私は”パンドラ” 薄汚い貴族の逆恨みと神の気まぐれから生まれた存在であり、1000回の生まれ変わりの果てに、本当に自分が人であったのかすら分からなくなった存在なのだから・・・
まぁ、好き勝手やれるから都合がいいんだけどね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
時を数千年前に戻して説明するなら、私は貴族として生を受けた時からになるだろう。
アステリア王国 五大貴族の1つである”アルバー家”の3人目の子、”エルトリア・エル・アルバー”として生まれた。
私の生まれた世界は1人に1つの”神の祝福”が与えられる。
自画自賛になるが、私は金髪に青い瞳の可愛らしい女の子としてうまれてた・・・将来をかなり期待されてたよ。
父であり領主でもあった、ギルブリンデ・ディ・アルバー凄く喜んでくれた。
母、マリエル・エル・アルバーの無事もあって全てが御祝いムード1色だったらしいわ?
そして2人の兄
長男で、将来家督を継ぐ存在、ルギル・ディ・アルバー兄様。
次男で、将来、王国騎士団の副団長になる、ムバル・ディ・アルバー兄様。
ルガル兄様は、祝福”偽りを見抜く者”と言う、嘘や偽りを見抜く力を授かっていたわ。
ムバル兄様は、祝福”武装強化”と言う、自身に握られた武器や装備した武具を強化する力をもらっていたの。
私が貰った祝福は”記憶する者”と言うユニークスキルであり、後にこの祝福が私を救う事になるなんて思ってみなかったんだよね。
当然だが、読書に音楽とお嬢様らしい品性を求められる事になったわ……本当にうんざりする日々をおくったの。
だから、読書は読書でも、書庫にある魔導書を読む日々になり、それを利用して音楽に睡眠魔法を乗せてイタズラも沢山したわ。
でも、転機はいきなり訪れたのよね・・・
中庭で二番目の兄、ムバル兄様が剣術の稽古をしていた時、珍しく休憩しながら見学していたの。
稽古の相手は指南役の元王国騎士隊長のデルロイさんで、手加減なんか知らない実力主義の怖いおじさんだったわ。
「エルッ! 危ない!」と、ムバル兄様が叫び、私は剣が飛んで来るのを感じて、咄嗟に後ろに1歩下がったの。
突如、弾かれた長剣が私の目の前の地面に突き刺さる。
「ひっ」と今まで出したことのない声が喉から飛び出ると、デルロイさんが私に声を掛けてきたのよね。
「今の剣が見えていたのかな?」
「み、見えたというか、一歩下がれば大丈夫かなって・・・」
その言葉にデルロイさんは、軽く頷いてから、私に向けて指で来いと合図してみせたの、流石に頭に?マークが浮かんだけど、その目は本気だとすぐに気づいたわ。
「え、あの? どうすれば」
「剣を持って此方に来なさい」
無表情のまま、そう言われ、私は下半身よりも長い長剣の刃先を地面に擦りながら、デルロイさんの前に移動した。
・・・なんなのよ、私に雑用で剣を持ってこさせるなんて、本来ならアレを使えば楽だけど、流石に見られたくないしなぁ。
「でわ、構えなさい。ワシからは反撃しないつもりだ」
え? 頭の中が混乱する、何言ってるの・・・このおっさん?
「え、あの」と、私が声を発すると同時にムバル兄様が私を庇うように前に出てくれた。
「いきなり何をいうのですか、デルロイ様」
ムバル兄様の必死な顔から、今のやり取りは、本気の発言だと気付かされた。デルロイさんは無表情だから分かりにくいけど、本気で言ってるんだと・・・
「ムバル、お前の妹は、お前と同等のセンスがあるだろう。今試さずに見過ごせば、アステリア王国の損失になる」
口調はそのままに凄まじい威圧がデルロイの全身から染み出しているのが肌に感じる。
怖い。
ムバル兄様も肌で感じてるのが、額の汗からも分かる、このままだと不味い・・・
「わかりましたッ! 本当に反撃しないでくださいね」
私の言葉にデルロイさんは頷いてみせる。
「あぁ、反撃はしないつもりだ、思いきりきなさい!」
やるしかないわ!
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