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後日譚
後日譚242.世間知らずな料理人は目がいくつあっても足りない
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神崎心は呪われていない活気のある街を見に行く事ができる、という事で心が躍っていた。前世でも街を出歩いた事がほとんどなかったためなおさらだ。
今まで過ごしてきた街はかつての栄華は見る影もなく、荒廃しており瓦礫ばかりの街だった。復興が進むにつれて真新しい建物が増えて言ったが、それでも街の至る所には『ホープ』という花が咲いていて、街に呪いの影響が残っている事を暗に示していた。
また、住人たちの表情も暗く、ガレオールの交易船団が設置した転移陣から多くの子どもたちがやってきて復興支援が始まるまでは活気がほとんどなかった。
これから向かう街は呪われた事もなければ、瓦礫に覆われてもいない活気のある街だと聞いている。店を出店できるのかどうか見極める仕事があったが、彼女はそわそわして仕方がなかった。
シズトの体にくっついていたドライアドたちが「い~よ~」と声を揃えて言った所でシズトが転移陣を起動した。
「先に向こうに行ってますね」
そう言って数人の女性と共に姿を消したシズト。残された学と一護は互いに顔を見合わせた。
だが、心はそんな彼らを気にした様子もなく、転移陣の上に乗っていた。手を繋いだ状態の麗華もまた、引っ張られる形で転移陣の上に乗った。
「学さんたちも早く行きましょうよ!」
「……そうですね。あれこれ考えても仕方ありませんし、行きましょうか」
「そうだな。これが罠の可能性を疑うのも大事なのかもしれないけど、もし俺たちを嵌めるんだったらこんな回りくどい手を使う必要もないよな」
そんな事を言いながら二人が乗ったところで、魔法陣が淡く輝き始めた。
「魔力を流してください――と、言いたいところですが、勇者様たちの魔力量では帰りの分が足らなくなる可能性もありますから我々が使います」
仮面をつけたエルフが転移陣に触れると、さらに下から漏れ出る光が強くなった。
心はその様子を目をキラキラさせながら見ていたが、強く光ったかと思った次の瞬間には空気ががらりと変わったのを感じ取ってガバッと顔をあげた。
「ようこそ、ファマリアへ」
そう言って出迎えてくれた黒髪の青年シズトの背後には、雲にも届きそうな程大きな木が聳え立っていた。
その大きな木に四人の注意が向いていたが、シズトが「それじゃ、後はご自由に」と言ってそそくさとどこかへ行ってしまう様子だったので、学が慌てて声をかけた。
「どちらへ行かれるんですか?」
「仕事だよ。町は好きに見てくれて構わないから。午後には戻ってくるから、その時に町の中心を案内するからそこは後回しにしてくれると嬉しいかな。入っても問題ないようにはしてるけど……畑を荒らしたりしたら流石に大問題になるからくれぐれも勝手に実を採ったりしないでね」
「こちらのタブーを知らないので、出来れば誰かに案内をしてもらえると助かるんですけど……」
「パメラが案内するデスよ!」
「パメラだけに任せるのには不安なので私も同行します」
学とシズトの話に割って入ったのは、今まで様子を見ていた黒い翼が特長的な翼人族の女性パメラと、真っ白な尻尾がチャームポイントの狐人族の女性エミリーだった。いつもと違う行動をしているシズトが気になって後を追いかけてきたパメラと、パメラの様子に気付いて胸騒ぎを覚えたエミリーがついて来たようだった。
「エミリーはみんなのお昼ご飯作らなくて大丈夫なの?」
「ジューン様がいらっしゃいますから大丈夫です。それよりもパメラを放っておくほうが国際問題になりそうなので……」
「任せるデスよ!」
「いや、堂々と言う事じゃないから……。じゃあ、エミリーに案内を任せようかな。あ、四人に紹介してなかったからまずはそこからかな?」
「そうですね、お願いします」
話に置いてけぼりだった学たちの方をエミリーが見た。パメラはバサバサと周囲を飛び回っていたが、シズトが降りてくるようにと伝えると大人しく彼の近くに降り立ち、捕まっていた。
「案内人はエミリーとパメラにお願いする事になりました」
「エミリーです。シズト様の側室の一人で、普段は食事の準備などを任されております。ファマリアには時々買い物や息抜きで出向く事があるのである程度は説明できると思います。よろしくお願いします」
メイド服を着たエミリーがまずは自己紹介をした。長いスカートの裾を持ち上げてカーテシーを披露したが、それよりも四人はモフモフの尻尾やピコピコ動いている耳の方が気になるようだった。
「パメラはパメラデスよ! ここはパメラの遊び場だから面白い所を案内出来るデス!」
「シズト様の側室の内の一人です。冒険者をしていた事もあるので役に立つと思います」
シズトに捕まった状態で元気よく挨拶をしたパメラの補足をしたエミリーの視線は、シズトがさらっと四人の事を紹介する度にその人物の方にきちんと向けられていた。パメラはというと気になる物ができるとそちらを向く様子もあったのでちゃんと名前を覚えているのかも怪しい。
それでもエミリーがいるならまあ大丈夫だろう、と判断したシズトは、当初の予定通り仕事に出向く事にしたようだ。世界樹の方へと向かって歩いて行く。
シズトの進行方向にはたくさんの人が行き交っていたが、彼に道を開けるように左右に分かれていくので不便はしてなさそうだった。
「……シズトさんってこの町だとどういう立場の人なんですか?」
その様子を見ていた学がエミリーに問いかけると、彼女は首を傾げて考えてから「領主のようなものですね」と端的に答えた。
「なるほど。エルフの軍隊を派遣するように手配できたのも領主としての手腕、という事ですか」
「いえ、それは単純にエルフたちの王様だからですね」
「……王?」
「シズトさん、王様なんですか? あ、でも女王様が奥さんだとこちらの世界だとそうなるんですかね?」
キョロキョロと周囲の様子を見ていた心が会話に入ってきたが、エミリーは首を横に振った。
「あれ、シズト様からは……聞かないか。自分から王様だって名乗る事なんてないでしょうし。シズト様はランチェッタ様と確かに婚姻関係にありますが、それとは別にエルフたちの国三つの実質的なトップです。もう一つ滅んでしまったエルフたちの国もカウントすると四つになるんですけど……それらの国の王と言っても過言ではないでしょう。そのきっかけとなった出来事は……私の口から説明するよりもファマリアで上映されているシズト様に関する劇を見た方が分かりやすいかと思われます。それよりも町を見て回るんですよね? どこが見たいとかありますか?」
「はい! とりあえず飲食店を見たいです!」
「お話は伺っています。物件予定地は近くで護衛しているであろうエルフたちが知っているでしょうからそちらのご案内もできると思います。……ここに留まっていても邪魔になってしまいますから、とりあえず行きましょうか」
心たちがいるのは街の中に設置された転移陣のすぐ近くだった。近くには転移陣を見守っているドライアドたちが数人いる上に、町の子たちが利用しているため人通りが多かった。
ずっとここに留まっているつもりもないので、心たちは一先ず転移陣が設置された区画から出た。
呪われている場所がどこにもない町並みは、最近建てられた建物が多いからかどことなく復興作業中のオールスターに似ている。だが、人通りが桁違いだった。
それだけでも心は胸が躍ったし、建ち並ぶ店に興味が引かれてあっちこっち見て忙しなかった。
「麗華さん、しっかり手を握っておいてくださいね」
「分かってるわ」
この様子だと過保護と思われても仕方がないだろう、と学に言われるまでもなく心の手をしっかりと握りしめる麗華だった。
今まで過ごしてきた街はかつての栄華は見る影もなく、荒廃しており瓦礫ばかりの街だった。復興が進むにつれて真新しい建物が増えて言ったが、それでも街の至る所には『ホープ』という花が咲いていて、街に呪いの影響が残っている事を暗に示していた。
また、住人たちの表情も暗く、ガレオールの交易船団が設置した転移陣から多くの子どもたちがやってきて復興支援が始まるまでは活気がほとんどなかった。
これから向かう街は呪われた事もなければ、瓦礫に覆われてもいない活気のある街だと聞いている。店を出店できるのかどうか見極める仕事があったが、彼女はそわそわして仕方がなかった。
シズトの体にくっついていたドライアドたちが「い~よ~」と声を揃えて言った所でシズトが転移陣を起動した。
「先に向こうに行ってますね」
そう言って数人の女性と共に姿を消したシズト。残された学と一護は互いに顔を見合わせた。
だが、心はそんな彼らを気にした様子もなく、転移陣の上に乗っていた。手を繋いだ状態の麗華もまた、引っ張られる形で転移陣の上に乗った。
「学さんたちも早く行きましょうよ!」
「……そうですね。あれこれ考えても仕方ありませんし、行きましょうか」
「そうだな。これが罠の可能性を疑うのも大事なのかもしれないけど、もし俺たちを嵌めるんだったらこんな回りくどい手を使う必要もないよな」
そんな事を言いながら二人が乗ったところで、魔法陣が淡く輝き始めた。
「魔力を流してください――と、言いたいところですが、勇者様たちの魔力量では帰りの分が足らなくなる可能性もありますから我々が使います」
仮面をつけたエルフが転移陣に触れると、さらに下から漏れ出る光が強くなった。
心はその様子を目をキラキラさせながら見ていたが、強く光ったかと思った次の瞬間には空気ががらりと変わったのを感じ取ってガバッと顔をあげた。
「ようこそ、ファマリアへ」
そう言って出迎えてくれた黒髪の青年シズトの背後には、雲にも届きそうな程大きな木が聳え立っていた。
その大きな木に四人の注意が向いていたが、シズトが「それじゃ、後はご自由に」と言ってそそくさとどこかへ行ってしまう様子だったので、学が慌てて声をかけた。
「どちらへ行かれるんですか?」
「仕事だよ。町は好きに見てくれて構わないから。午後には戻ってくるから、その時に町の中心を案内するからそこは後回しにしてくれると嬉しいかな。入っても問題ないようにはしてるけど……畑を荒らしたりしたら流石に大問題になるからくれぐれも勝手に実を採ったりしないでね」
「こちらのタブーを知らないので、出来れば誰かに案内をしてもらえると助かるんですけど……」
「パメラが案内するデスよ!」
「パメラだけに任せるのには不安なので私も同行します」
学とシズトの話に割って入ったのは、今まで様子を見ていた黒い翼が特長的な翼人族の女性パメラと、真っ白な尻尾がチャームポイントの狐人族の女性エミリーだった。いつもと違う行動をしているシズトが気になって後を追いかけてきたパメラと、パメラの様子に気付いて胸騒ぎを覚えたエミリーがついて来たようだった。
「エミリーはみんなのお昼ご飯作らなくて大丈夫なの?」
「ジューン様がいらっしゃいますから大丈夫です。それよりもパメラを放っておくほうが国際問題になりそうなので……」
「任せるデスよ!」
「いや、堂々と言う事じゃないから……。じゃあ、エミリーに案内を任せようかな。あ、四人に紹介してなかったからまずはそこからかな?」
「そうですね、お願いします」
話に置いてけぼりだった学たちの方をエミリーが見た。パメラはバサバサと周囲を飛び回っていたが、シズトが降りてくるようにと伝えると大人しく彼の近くに降り立ち、捕まっていた。
「案内人はエミリーとパメラにお願いする事になりました」
「エミリーです。シズト様の側室の一人で、普段は食事の準備などを任されております。ファマリアには時々買い物や息抜きで出向く事があるのである程度は説明できると思います。よろしくお願いします」
メイド服を着たエミリーがまずは自己紹介をした。長いスカートの裾を持ち上げてカーテシーを披露したが、それよりも四人はモフモフの尻尾やピコピコ動いている耳の方が気になるようだった。
「パメラはパメラデスよ! ここはパメラの遊び場だから面白い所を案内出来るデス!」
「シズト様の側室の内の一人です。冒険者をしていた事もあるので役に立つと思います」
シズトに捕まった状態で元気よく挨拶をしたパメラの補足をしたエミリーの視線は、シズトがさらっと四人の事を紹介する度にその人物の方にきちんと向けられていた。パメラはというと気になる物ができるとそちらを向く様子もあったのでちゃんと名前を覚えているのかも怪しい。
それでもエミリーがいるならまあ大丈夫だろう、と判断したシズトは、当初の予定通り仕事に出向く事にしたようだ。世界樹の方へと向かって歩いて行く。
シズトの進行方向にはたくさんの人が行き交っていたが、彼に道を開けるように左右に分かれていくので不便はしてなさそうだった。
「……シズトさんってこの町だとどういう立場の人なんですか?」
その様子を見ていた学がエミリーに問いかけると、彼女は首を傾げて考えてから「領主のようなものですね」と端的に答えた。
「なるほど。エルフの軍隊を派遣するように手配できたのも領主としての手腕、という事ですか」
「いえ、それは単純にエルフたちの王様だからですね」
「……王?」
「シズトさん、王様なんですか? あ、でも女王様が奥さんだとこちらの世界だとそうなるんですかね?」
キョロキョロと周囲の様子を見ていた心が会話に入ってきたが、エミリーは首を横に振った。
「あれ、シズト様からは……聞かないか。自分から王様だって名乗る事なんてないでしょうし。シズト様はランチェッタ様と確かに婚姻関係にありますが、それとは別にエルフたちの国三つの実質的なトップです。もう一つ滅んでしまったエルフたちの国もカウントすると四つになるんですけど……それらの国の王と言っても過言ではないでしょう。そのきっかけとなった出来事は……私の口から説明するよりもファマリアで上映されているシズト様に関する劇を見た方が分かりやすいかと思われます。それよりも町を見て回るんですよね? どこが見たいとかありますか?」
「はい! とりあえず飲食店を見たいです!」
「お話は伺っています。物件予定地は近くで護衛しているであろうエルフたちが知っているでしょうからそちらのご案内もできると思います。……ここに留まっていても邪魔になってしまいますから、とりあえず行きましょうか」
心たちがいるのは街の中に設置された転移陣のすぐ近くだった。近くには転移陣を見守っているドライアドたちが数人いる上に、町の子たちが利用しているため人通りが多かった。
ずっとここに留まっているつもりもないので、心たちは一先ず転移陣が設置された区画から出た。
呪われている場所がどこにもない町並みは、最近建てられた建物が多いからかどことなく復興作業中のオールスターに似ている。だが、人通りが桁違いだった。
それだけでも心は胸が躍ったし、建ち並ぶ店に興味が引かれてあっちこっち見て忙しなかった。
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