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第19話 (真里伊の目線)モーメントを操るJOB課長
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———真里伊の目線———
うちが自我に目覚めたのは今から10年前であるが、それまでの記憶もある。
要塞都市の治安用のスイーパーとして製造され、メンテナンスを繰り返しながら数万年間を生きてきた。
まだ自我に目覚めていなかった頃、要塞都市の衛生管理を行っている機械人形が破壊される事件が頻発しており、うちは街の警備のため治安局から指定されたルートを巡回していた時、何者かに破壊されてしまったのだ。
深夜、人がまばらな歓楽街のやや外れにある路地へ入ると、複数の高速回転をした直径5cm程度の球体に囲まれてしまった。
どうやら巡回ルートを知っている何者かに待ち伏せをされていたようだ。
今更ながらに思うのだが、用意周到にはられた罠にかかってしまった。
反射的に装備していた警備棒を手に取り応戦体勢をとった時にはすでに終わっていた。
高速回転しならが浮遊していた球体の1つに、警備棒を待った片手を粉砕されてしまったのである。
あとは、なぶり殺しだ。
犯人の情報は一切取得出来なかったが、うちをなぶり殺しにして楽しんでいる意思だけははっきり感じた。
まだ自我には芽生えていなかったはずであるが、その時の怒りと屈辱感ははっきりとうちの心に刻みこまれている。
その後、メンテナンス不能と判断されてスクラップ置き場に送られたのであるが、どういうわけか9種族の者として自我が生また。
うちは『悪党』として目覚めたのだ。
———————うちを破壊した奴を見つけ出し、お礼参りをさせてもらう!
機械人形を無差別に破壊して楽しんでいる外道だけは、うちの手で殺さなければならない。
安杏里を残して隠し部屋から出ると、暖かい日差しと気持ちよい風が吹いていた。
気持ちよい風だと?
何気なく吹く風が気持ちいいと思ってしまったわけであるが、初めて味わう感覚だ。
これまでの行動は視覚と聴覚に頼ってきたが、直感的にこの感覚は『肌感と嗅覚』が加わったものであると理解した。
太陽炉を手に入れて人という存在に近づいたと言うのだろうか。
気持ちがいい反面うざったるい感覚もする。
さて、うちを破壊してくれた者の存在であるが、手掛かりである回転する球体を操る者を探したところ、結構簡単に見つける事が出来た。
その者は、『力の加護』を持つ8種族で治安局にて働いており、秘密情報課課長の男で、千年戦争の参加者でもあった。
うちはSKILL『モーメント』の力で変幻自在に動く球体によって破壊されたのだ。
うちが調べた情報課課長の情報
種 族 : 8種族
加 護 : 力
JOB : 課長
装 備 : ???
スキル : モーメント
備考1 : 年齢50歳独身
備考2 : 表向きは人格者で用心深い
備考3 : 裏の顔は機械人形の破壊を楽しんでいる
秘密情報課課長を殺すために早速『戦術眼』を使用したところ、攻略ルートは指し示されなかった。
『モーメント』の効果で24時間高速回転する球体はオート機能を有しており、情報課課長を守っていたのだ。
復讐を果たすためには、どうしても本来の心臓である太陽炉が必要であり、『ホーミング爆撃』を使用できる完全体にならなければならない。
———————そして安杏里が太陽炉を復活させてくれた今日、情報課課長をブッ殺すのだ。
安杏里を置いて隠れ部屋から先に出て、8種族が管理しているエリアに向かっていた。
目的地は要塞都市の治安局本部で、今は『秘密情報課課長』が普通に出勤している時間帯である。
治安局本部は要塞都市の真ん中からやや東にあり、川沿いに行けば約40分で到着する。
冒険者ギルドがある場所とは反対方向やな。
安杏里には言うておらんが、渡した紹介状の内容はGM(ギルドマスター)が確実に激怒する文章にしており、おつむが空っぽの理想の妹キャラみたいな剣聖を見て、ギルマスはいつもの調子でふんぞり返り俺様は偉いと全開させるはずだ。
あの魔人に喧嘩を売るGMは、うちの罠にかかり自滅してしまうわけや。
うちはギルマスが自爆している間に自分の復讐をさせてもらうのだ。
治安局本部の建物は複数の官庁機関の庁舎を一つに集約した敷地内に建てられており、要塞都市内でセキュリティが最も高く設定されていたが、SKILL『隠密』を発動させていれば問題ない。
まぁ見つかったとしても、完全体になってしもうた今のうちに勝てる人族はおらんし、余裕で対応出来るんやけどな。
とりあえず治安局までは、要塞都市の衛星管理を行なっている機械達が歩く列に加わり、自然な形で目的地まで進んでいた。
自我を持っている機体はうちだけであるが、全ての機械人形はうちの味方なのだ。
既に仕事が開始されている時間帯となっており、身なりのいい者達が忙しそうに行き来している。
綺麗に手入れがされている芝生の中にある石張りの道路を進んでいくと、目的の治安局本部があった。
外壁全面に古びた石が貼られた延3000坪ある3階建ての四角い建物である。
問題はここからだ。
治安局の正面玄関はセキュリティ対策がとられており、機械人形も入れるタイプが限られている。
もちろんSKILL『隠密』を使用しても見つかってしまう可能性がある。
だが手が無いわけではない。
侵入ルートは事前調査済なのだ。
そして念には念をいれて、あのスキルを使わせてもらうぜよ。
—————うちはSKILL『戦術眼』の出力上げてを発動する!
よし。『戦術眼』の出力を上げてもやはり問題ないようだな。
代替品の心臓では『戦術眼』の本来持っている能力を発揮することは出来なかった。
ホンマに太陽炉の出力を実感させられるというか、安杏里がアホみたい強力なのも納得出来るっちゅうもんや。
さて継続発動中である『戦術眼』は事前調査通り、屋上入口からの攻略ルートを指し示しているのであるが、もうひとつ理解に苦しむ行動を示唆してきた。
これは、どういうこっちゃ。
—————今ここでSKILL『ホーミング爆撃』を5弾ほど精製しろやと?
◇SKILLホーミング爆撃◇
太陽の力を得て精製される。
全長10cm程度のミサイル弾。
エンジンへの点火は自在に可能。
爆撃のため上方向には撃てない。
水平射程距離10m。
成長可能なSKILL。
『ホーミング爆撃』がその名のとおり落下させるものだ。
目標の適格にあてるための修正、追尾機能はあるが、上に飛ばすことは出来ない。
うちが今いる地上からだと、3階にある秘密情報課課長室まで飛ばせられないのだ。
『戦術眼』の示唆するとおりには行動するが、これって『ホーミング爆撃』の無駄遣いとではなかろうか。
まぁええ。太陽炉がガス欠になったとしても、うちに安杏里というエネルギー源がおるから、気兼ねなく無駄遣いさせてもらいますわ。
―――――――そういう事で、うちはSKILLホーミング爆撃を発動する
ホーミング弾が5つほど姿をあらわすと、万有引力の法則に従い、草むらにバタバタバタと落ちていく。
予測どおりやけど、まぁ落ちてしまうわな。
こんなところに置いといても、草の肥やしにもならない。
まさにガラクタだ。
何のこっちゃ分からんけど、とにかくこれで心置きなく情報課課長をぶっ殺しに行くことが出来るっちゅうもんや。
『戦術眼』が指示した侵入ルートのとおり『壁歩』の効果にて屋上を目指し、外壁を歩き始めた。
視線の先にある空には、安杏里が7種族と戦闘を開始したメッセージが浮かんでいた。
お、ついに始まったようやな。
【CHARIOT vs THE SUN】———————————READY GO
うちが自我に目覚めたのは今から10年前であるが、それまでの記憶もある。
要塞都市の治安用のスイーパーとして製造され、メンテナンスを繰り返しながら数万年間を生きてきた。
まだ自我に目覚めていなかった頃、要塞都市の衛生管理を行っている機械人形が破壊される事件が頻発しており、うちは街の警備のため治安局から指定されたルートを巡回していた時、何者かに破壊されてしまったのだ。
深夜、人がまばらな歓楽街のやや外れにある路地へ入ると、複数の高速回転をした直径5cm程度の球体に囲まれてしまった。
どうやら巡回ルートを知っている何者かに待ち伏せをされていたようだ。
今更ながらに思うのだが、用意周到にはられた罠にかかってしまった。
反射的に装備していた警備棒を手に取り応戦体勢をとった時にはすでに終わっていた。
高速回転しならが浮遊していた球体の1つに、警備棒を待った片手を粉砕されてしまったのである。
あとは、なぶり殺しだ。
犯人の情報は一切取得出来なかったが、うちをなぶり殺しにして楽しんでいる意思だけははっきり感じた。
まだ自我には芽生えていなかったはずであるが、その時の怒りと屈辱感ははっきりとうちの心に刻みこまれている。
その後、メンテナンス不能と判断されてスクラップ置き場に送られたのであるが、どういうわけか9種族の者として自我が生また。
うちは『悪党』として目覚めたのだ。
———————うちを破壊した奴を見つけ出し、お礼参りをさせてもらう!
機械人形を無差別に破壊して楽しんでいる外道だけは、うちの手で殺さなければならない。
安杏里を残して隠し部屋から出ると、暖かい日差しと気持ちよい風が吹いていた。
気持ちよい風だと?
何気なく吹く風が気持ちいいと思ってしまったわけであるが、初めて味わう感覚だ。
これまでの行動は視覚と聴覚に頼ってきたが、直感的にこの感覚は『肌感と嗅覚』が加わったものであると理解した。
太陽炉を手に入れて人という存在に近づいたと言うのだろうか。
気持ちがいい反面うざったるい感覚もする。
さて、うちを破壊してくれた者の存在であるが、手掛かりである回転する球体を操る者を探したところ、結構簡単に見つける事が出来た。
その者は、『力の加護』を持つ8種族で治安局にて働いており、秘密情報課課長の男で、千年戦争の参加者でもあった。
うちはSKILL『モーメント』の力で変幻自在に動く球体によって破壊されたのだ。
うちが調べた情報課課長の情報
種 族 : 8種族
加 護 : 力
JOB : 課長
装 備 : ???
スキル : モーメント
備考1 : 年齢50歳独身
備考2 : 表向きは人格者で用心深い
備考3 : 裏の顔は機械人形の破壊を楽しんでいる
秘密情報課課長を殺すために早速『戦術眼』を使用したところ、攻略ルートは指し示されなかった。
『モーメント』の効果で24時間高速回転する球体はオート機能を有しており、情報課課長を守っていたのだ。
復讐を果たすためには、どうしても本来の心臓である太陽炉が必要であり、『ホーミング爆撃』を使用できる完全体にならなければならない。
———————そして安杏里が太陽炉を復活させてくれた今日、情報課課長をブッ殺すのだ。
安杏里を置いて隠れ部屋から先に出て、8種族が管理しているエリアに向かっていた。
目的地は要塞都市の治安局本部で、今は『秘密情報課課長』が普通に出勤している時間帯である。
治安局本部は要塞都市の真ん中からやや東にあり、川沿いに行けば約40分で到着する。
冒険者ギルドがある場所とは反対方向やな。
安杏里には言うておらんが、渡した紹介状の内容はGM(ギルドマスター)が確実に激怒する文章にしており、おつむが空っぽの理想の妹キャラみたいな剣聖を見て、ギルマスはいつもの調子でふんぞり返り俺様は偉いと全開させるはずだ。
あの魔人に喧嘩を売るGMは、うちの罠にかかり自滅してしまうわけや。
うちはギルマスが自爆している間に自分の復讐をさせてもらうのだ。
治安局本部の建物は複数の官庁機関の庁舎を一つに集約した敷地内に建てられており、要塞都市内でセキュリティが最も高く設定されていたが、SKILL『隠密』を発動させていれば問題ない。
まぁ見つかったとしても、完全体になってしもうた今のうちに勝てる人族はおらんし、余裕で対応出来るんやけどな。
とりあえず治安局までは、要塞都市の衛星管理を行なっている機械達が歩く列に加わり、自然な形で目的地まで進んでいた。
自我を持っている機体はうちだけであるが、全ての機械人形はうちの味方なのだ。
既に仕事が開始されている時間帯となっており、身なりのいい者達が忙しそうに行き来している。
綺麗に手入れがされている芝生の中にある石張りの道路を進んでいくと、目的の治安局本部があった。
外壁全面に古びた石が貼られた延3000坪ある3階建ての四角い建物である。
問題はここからだ。
治安局の正面玄関はセキュリティ対策がとられており、機械人形も入れるタイプが限られている。
もちろんSKILL『隠密』を使用しても見つかってしまう可能性がある。
だが手が無いわけではない。
侵入ルートは事前調査済なのだ。
そして念には念をいれて、あのスキルを使わせてもらうぜよ。
—————うちはSKILL『戦術眼』の出力上げてを発動する!
よし。『戦術眼』の出力を上げてもやはり問題ないようだな。
代替品の心臓では『戦術眼』の本来持っている能力を発揮することは出来なかった。
ホンマに太陽炉の出力を実感させられるというか、安杏里がアホみたい強力なのも納得出来るっちゅうもんや。
さて継続発動中である『戦術眼』は事前調査通り、屋上入口からの攻略ルートを指し示しているのであるが、もうひとつ理解に苦しむ行動を示唆してきた。
これは、どういうこっちゃ。
—————今ここでSKILL『ホーミング爆撃』を5弾ほど精製しろやと?
◇SKILLホーミング爆撃◇
太陽の力を得て精製される。
全長10cm程度のミサイル弾。
エンジンへの点火は自在に可能。
爆撃のため上方向には撃てない。
水平射程距離10m。
成長可能なSKILL。
『ホーミング爆撃』がその名のとおり落下させるものだ。
目標の適格にあてるための修正、追尾機能はあるが、上に飛ばすことは出来ない。
うちが今いる地上からだと、3階にある秘密情報課課長室まで飛ばせられないのだ。
『戦術眼』の示唆するとおりには行動するが、これって『ホーミング爆撃』の無駄遣いとではなかろうか。
まぁええ。太陽炉がガス欠になったとしても、うちに安杏里というエネルギー源がおるから、気兼ねなく無駄遣いさせてもらいますわ。
―――――――そういう事で、うちはSKILLホーミング爆撃を発動する
ホーミング弾が5つほど姿をあらわすと、万有引力の法則に従い、草むらにバタバタバタと落ちていく。
予測どおりやけど、まぁ落ちてしまうわな。
こんなところに置いといても、草の肥やしにもならない。
まさにガラクタだ。
何のこっちゃ分からんけど、とにかくこれで心置きなく情報課課長をぶっ殺しに行くことが出来るっちゅうもんや。
『戦術眼』が指示した侵入ルートのとおり『壁歩』の効果にて屋上を目指し、外壁を歩き始めた。
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