夏の記憶

如月さら

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「えっええ。。。」


とアルコールと風邪薬のせいで
はっきりしない思考回路
そんな美咲の腰をガッチリ引き寄せて
孝志はそのうちの一軒に素早く入ってしまう


「ちょ。。、ちょっと待ってよ」

「大丈夫、コーヒーを淹れて少し休むだけだから」


となかば強引に一部屋を選び、美咲を連れ込んだ。

外の派手なネオンとは違い、部屋の中はいたってシンプルだった
バスルームが透明なガラスでできているのを除けば


「コーヒーを淹れるからちょっと待ってて」

と美咲をベッドの端に座らせ
孝志は備え付けのコーヒーメーカーでコーヒーを淹れ始めた。
少しボーっとしながら大人しく座っていた美咲だが
アルコールのせいか、風邪薬のせいで
少し眠気が襲ってきて、コテンと座ったまま横になってしまった


「美咲!美咲!!コーヒー入ったよ」


スクッと美咲が起き上がると
コーヒーの良い香りが鼻をつく


「ん、孝ありがとう。。。」


カップに半分くらい入れられたコーヒーを受け取り
香りを深く吸い込んだ。。。
孝志が同じようにカップを持ったまま
美咲の隣に腰を下ろす 
少し猫舌の美咲はコーヒーをふぅふぅしながら一口口に含んだ


「美味しい。。。」

「そぅ良かった~~今日はありがとう美咲、嬉しかったよ。。。
ずっと会ってもらえなかったから。。。」


孝志がぼそぼそと呟くように言った。




少しの間沈黙が続いたが
サイドテーブルに孝志はカップを置くと
美咲の方を向き


「つき合ってくれないか美咲。。。好きだ。。。」


と、言葉を繋いだ
カップを包むように持ち、少しずつコーヒーを飲んでいた美咲は


「えっ。。。」


孝志の方を向き。。。見つめあう2人

孝志は優しく美咲の持っていたカップを受け取ると
孝志のそれと一緒にサイドテーブルに並べて置いた。
優しく美咲の頭をなでながら孝志の唇が
美咲の唇に降ってきた
そしてそのまま唇を重ねたまま少しづつ体重をかけて美咲を仰向けに寝かせて覆いかぶさる孝志
そっと舌が差し込まれ、ゆっくりと美咲の舌を絡めとった。


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