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町おこし編
第5話 仕事の依頼と仕入れをしよう
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「さてと、折角だしゴードンさんの所に寄ってから帰るとするか。」
無事にメアリーから逃げ・・・いや、用事を済ませたので、次は道具屋のゴードンさんの店へと向かう。
ゴードンさんの道具屋はウチの魔導具を取り扱ってくれていて、我が家とは長い付き合いなのだ。
それに魔導具の修理依頼の窓口もしてくれているので、ちょくちょく仕事の依頼を確認しに来ている。
ガチャ カランコロンカン
店の扉を開けるとドアベルが鳴り響く。
「いらっしゃーい。ってガルドか。お前さん、体は大丈夫なのか?雷に打たれたって聞いたぞ?」
ゴードンさんは出てくるなり、矢継ぎ早に話しかけてくる。
この人は話し出すと長いからなぁ。
さっさと用件を伝えておこう。
「お陰様でこの通りですよ!」
俺は腕を広げ問題無い事をアピールしてから続けて話す。
「怪我も大した事は無かったので、早速仕事をしようかと思ったんですけど。何か依頼は来てますか?」
俺の質問にゴードンさんは帳簿を確認しながら答えてくれる。
「んー。今は修理の依頼は入って無いなぁ。あー、それよりも魔玉の在庫が少なくなっていたなぁ。それじゃあ、また5個ほど納品しておくれ。」
早速お仕事の依頼をゲットです!
「わかりました!いつまでに納品すれば良いですか?」
「ん?いつもみたいに出来次第でいいぞ。なんだぁ?妙に張り切ってるなぁ。」
ゴードンさんは口髭を弄りながら笑っている。
「わかりました。用意が出来たらすぐに持ってきますね。」
俺はやる気をアピールしておく。
「あいよ。その勢いでお前さんも、早く嫁さんをもらえよ。」
最後にキツイ一撃をもらってしまった。
俺は愛想笑いでその場を締めて店を後にした。
しかしタイミング良く仕事がもらえてラッキーだったな。
これで他のスキルも試せるし、お金も手に入れる事が出来る。
「あっ!そうだ。魔玉の材料を仕入れて帰らないとな。」
俺はそのままの足で冒険者ギルドへと向かう事にした。
歩いてすぐに着いたのは町の中心にある冒険者ギルドだ。
この世界では珍しい三階建て構造の大きくて立派な建物になっており、一階はギルドの窓口になっており酒場も併設されている。いつも冒険者達でガヤガヤと騒がしく賑わっている。二階と三階は・・・行ったことがないので知りません。
冒険者ギルドのマスターは町長でもあり、昔は腕の立つ冒険者だったらしい。町の代表者として町民みんなを家族のように大切に想ってくれている良い爺さんだ。
うちの爺ちゃんもこの町の開拓者の一人だったらしく二人でよく酒を飲んでいた。
ガチャ
ガヤガヤ ガハハハハ!
俺が扉を開けて中に入ると、いつもの通り冒険者達で賑わっている。
俺がここに来た目的は魔玉の材料を仕入れる為だ。ギルドが冒険者から買い取った素材を卸してもらっているのだ。
俺は空いているカウンターへと向かう。
「こんにちは、ガルドさん。今日はどのようなご用件ですか?」
受付嬢のクラナが笑顔で迎えてくれる。
彼女はこの町のギルドに常駐している職員さんで、ロングの明るめな茶髪を後ろで纏めている清楚系の美人さんだ。
「こんにちは、クラナ。今日は魔玉の材料を買いに来たんだけど、どれくらい卸してもらえそうかな?」
ゴードンさんに依頼されたのは5個なのだが、色々と実験したりしたいので多めに買って帰りたい。
「そうですね。10個分ぐらいでしたらすぐにご用意できますよ?」
クラナはテキパキと答えてくれる。
いつもしっかりしているので感心してしまうな。
「じゃあ・・・何個分にしようかな。」
俺はお財布と相談する。
10個分買うには不安だな。
「じゃあ、8個分でお願いするよ。」
本当は10個分ほしいけど、金欠では生活が出来ないからなぁ。
「かしこまりました。魔石が3個と欠片が5個分になりますがよろしいですか?」
魔玉は魔石なら1個、欠片なら10ケで1個を精製する事ができる。
欠片だけだと袋がパンパンになるのでクラナが気を利かせてくれたようだ。
「うん、それでお願いするよ。」
俺の返事を確認するとクラナは素敵に微笑んでくれてから、用意をしに奥へと消えて行った。
無事にメアリーから逃げ・・・いや、用事を済ませたので、次は道具屋のゴードンさんの店へと向かう。
ゴードンさんの道具屋はウチの魔導具を取り扱ってくれていて、我が家とは長い付き合いなのだ。
それに魔導具の修理依頼の窓口もしてくれているので、ちょくちょく仕事の依頼を確認しに来ている。
ガチャ カランコロンカン
店の扉を開けるとドアベルが鳴り響く。
「いらっしゃーい。ってガルドか。お前さん、体は大丈夫なのか?雷に打たれたって聞いたぞ?」
ゴードンさんは出てくるなり、矢継ぎ早に話しかけてくる。
この人は話し出すと長いからなぁ。
さっさと用件を伝えておこう。
「お陰様でこの通りですよ!」
俺は腕を広げ問題無い事をアピールしてから続けて話す。
「怪我も大した事は無かったので、早速仕事をしようかと思ったんですけど。何か依頼は来てますか?」
俺の質問にゴードンさんは帳簿を確認しながら答えてくれる。
「んー。今は修理の依頼は入って無いなぁ。あー、それよりも魔玉の在庫が少なくなっていたなぁ。それじゃあ、また5個ほど納品しておくれ。」
早速お仕事の依頼をゲットです!
「わかりました!いつまでに納品すれば良いですか?」
「ん?いつもみたいに出来次第でいいぞ。なんだぁ?妙に張り切ってるなぁ。」
ゴードンさんは口髭を弄りながら笑っている。
「わかりました。用意が出来たらすぐに持ってきますね。」
俺はやる気をアピールしておく。
「あいよ。その勢いでお前さんも、早く嫁さんをもらえよ。」
最後にキツイ一撃をもらってしまった。
俺は愛想笑いでその場を締めて店を後にした。
しかしタイミング良く仕事がもらえてラッキーだったな。
これで他のスキルも試せるし、お金も手に入れる事が出来る。
「あっ!そうだ。魔玉の材料を仕入れて帰らないとな。」
俺はそのままの足で冒険者ギルドへと向かう事にした。
歩いてすぐに着いたのは町の中心にある冒険者ギルドだ。
この世界では珍しい三階建て構造の大きくて立派な建物になっており、一階はギルドの窓口になっており酒場も併設されている。いつも冒険者達でガヤガヤと騒がしく賑わっている。二階と三階は・・・行ったことがないので知りません。
冒険者ギルドのマスターは町長でもあり、昔は腕の立つ冒険者だったらしい。町の代表者として町民みんなを家族のように大切に想ってくれている良い爺さんだ。
うちの爺ちゃんもこの町の開拓者の一人だったらしく二人でよく酒を飲んでいた。
ガチャ
ガヤガヤ ガハハハハ!
俺が扉を開けて中に入ると、いつもの通り冒険者達で賑わっている。
俺がここに来た目的は魔玉の材料を仕入れる為だ。ギルドが冒険者から買い取った素材を卸してもらっているのだ。
俺は空いているカウンターへと向かう。
「こんにちは、ガルドさん。今日はどのようなご用件ですか?」
受付嬢のクラナが笑顔で迎えてくれる。
彼女はこの町のギルドに常駐している職員さんで、ロングの明るめな茶髪を後ろで纏めている清楚系の美人さんだ。
「こんにちは、クラナ。今日は魔玉の材料を買いに来たんだけど、どれくらい卸してもらえそうかな?」
ゴードンさんに依頼されたのは5個なのだが、色々と実験したりしたいので多めに買って帰りたい。
「そうですね。10個分ぐらいでしたらすぐにご用意できますよ?」
クラナはテキパキと答えてくれる。
いつもしっかりしているので感心してしまうな。
「じゃあ・・・何個分にしようかな。」
俺はお財布と相談する。
10個分買うには不安だな。
「じゃあ、8個分でお願いするよ。」
本当は10個分ほしいけど、金欠では生活が出来ないからなぁ。
「かしこまりました。魔石が3個と欠片が5個分になりますがよろしいですか?」
魔玉は魔石なら1個、欠片なら10ケで1個を精製する事ができる。
欠片だけだと袋がパンパンになるのでクラナが気を利かせてくれたようだ。
「うん、それでお願いするよ。」
俺の返事を確認するとクラナは素敵に微笑んでくれてから、用意をしに奥へと消えて行った。
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