意味が分かると怖い話まとめ 一気見 【解説付き】

公衆トイレ

今日は今季最強級の寒波らしく、仕事終わりのつかれた自分に、冷たい風が容赦なく吹きつける。

「今夜は初めて暖房をつけるかな。うちは貧乏だから電気代もバカにならないんだよ。」

そんなことを言いつつ帰路へ着く。

【ぎゅるぎゅるぎゅぎゅる】

「うっ。」

急に腹が痛くなってきた。どうやら寒さで腹を下してしまったらしい。
この辺りでトイレがあるのは…

「あの公園か…」

近所の公園のトイレに行くことにした。

そこの公衆便所に入ると

和式だった。

「うげぇ。ここ、そういえば和式だった…」

和式は嫌いだ。

「俺は生粋の現代っ子だからな。洋式便所以外は受け付けないんだ。」

でも腹が痛くて仕方ないのでしゃがんでみると、目の前に落書きがあって【右ヲ、ミロ!!!】と指示された。

「なんだこれ？」と思いつつ、右の壁を見ると【左ヲ、ミロ!!!】とあった。

私はずいぶん命令口調だなぁ････

などと呑気なことを思いながらもその通りに左を見てやると今度は【上ヲ、ミロ！!!】というので

おそるおそる天上を見るとそこには物凄く大きな赤い文字で【ウシロヲミルナ！！！】と書かれてあってドキッ！としました。

「怖いのはやめてくれよ…」

怖かったのですが、ゆっくりとウシロに振り返ってみると･････

特に何も書かれていなかった。

「はぁ…所詮ガキのいたずらってとこか。後で役所に電話入れておくか。」









【解説】
右を見て左を見ると、最初に向いていた壁に戻る。
そこには【右ヲ、ミロ!!!】という落書きが書いてあったはずなのに【上ヲ、ミロ！!!】という落書きに変わっている。果たして主人公は無事に家に帰ることができるのだろうか…