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今井視点
「何年も恋していてやっと報われたという気分。実際は2年だけどさ」
「はっ、ああっ、あっ、んぁっ」
「分からないよね。分かるはずもないよね」
「ああっ、あ、そこっ、……うっん、ああ、いっ、も、やだっ」
両足を肩に担がれ、深町の太いモノで深々と体を貫かれる。痛いだけだった孔も今ではぐちゅぐちゅと音を鳴らして深町をおいしそうに飲み込んでいた。今井の戒めは解かれることはなくパンパンに膨らんでいる。深町に揺さぶられ、イイところを突かれては下半身が溶けそうだった
唇を噛まれて喘ぐしか出来ない今井は潤んだ瞳を開けた。目の前にいる艶の含んだ美しい男は唇を合わせてくてる。角度を変えては深く交わるそれについていけず、体の中にいる熱い存在を締め付けた。整った眉を顰めた深町は乱暴に今井の体を揺すった
「あぅっ、ま、まって……」
「っ、……はぁ、締まる」
「あっ、とり、たいっ、取ってぇ」
「ダメだって言っているだろ」
「も、おかしくなるっからっ……はっ、あっ、やだ、……あ、ああっ」
腰を掴む深町の腕をギュッと握り、今井は体を硬くした。深町は薄く笑い、今井の“好き”なことろに狙いを定めて腰を打ち付けた。
ギリギリまで腰を引いては一気に挿入する。肌のぶつかる音が部屋中に響いた。
「ああ、あっ、……っんああっ、だめっ」
体を仰け反らせて喘ぐ今井を深町は愛おしそうに見下ろした。そして痙攣しているように体をビクビクさせる今井の最奥に熱を吐き出す。
ぴったりと体を合わし、最後の一滴まで残さず今井の中へと注がれた。深町としてはもう少し大丈夫だと思っていたのに、今井の乱れる姿や別の生き物なんじゃないかと思われるくらい蠢く体内に出されてしまった感じだった。
今井の陰茎は赤黒く変化をし今か今かと射精のときを待っていたが、戒めを解かれる前に後ろだけでイってしまったようだ。何も考えられない。いつもの自慰だけで射精するのとは違った絶頂の余韻が今井の思考を奪っていた。
気持ちよかったし、初めての快感も得たことで少し体の熱が治まったようだった。違う、熱が納まったのはαである深町の精を体内に受けたからだ。
急に現実が襲ってきた。
初めてなのに後ろだけでイけるほど自分は淫乱だったのだろうか。深町がうますぎるのだろうか。どっちにしろΩであっても男の自分が喘ぎ、後ろだけで達してしまって深町にとっては気持ちの悪いことだったかもしれない。
Ωの自分がお情けで抱いてもらい精を受けてしまった。ありがたかったが深町はどうだろう。いつも美人な女性やかわいい女性といた人に自分のような没個性の男を抱かせてしまった。
怖くて顔が見られないが、深町は今井に体を圧し掛からせていたのでお互いの顔が見えない状況は丁度よかった。
もし冷たい視線を向けられたら泣き出してしまう自信があったから。
今井の根本はまだ縛めを解かれておらずドクドクと脈を打っている。Ωの発情期はαの精を一度受けただけでは症状が軽くなっても治まらないようだ。密かに憧れていたものがこんなに辛いとは。
それでも今は先ほどよりも随分と体がマシになった。これくらいなら薬と自慰でやり過ごせそうだ。
これ以上いやな思いをして欲しくなくて自分に圧し掛かる、肩で息をする深町の背中を恐る恐る抱いて「ありがとう」と告げた。ピクリと肩が動いたと思ったがそれだけではなかった。熱を放出してからもまだ体に納まっている深町の質量が増したのだ。硬さを取り戻すそれは反り返って腸壁を押し上げる。体の中で起こる異変に今井は戸惑いの声を出した。
「深町……あの、もう……」
大丈夫だから、と続く言葉は発せられなかった。ちゅ、とかわいく音をたてて下唇だけを吸われてしまったから。それだけのことなのに恥ずかしくて顔を背けてしまう。きっと顔は赤くなっている。
そんな今井をお構い無しに深町は体を起こした。気だるそうに髪の毛をかきあげ、腰を小刻みに打ちつけた。額にはうっすらと汗がにじんでいるが深町からは暑苦しさが全く感じられない。
「ああっ、もういいって、んっ、も、いいよっ」
「はぁ? 番じゃないんだから1回くらい出したって孕まないよ」
「な、なにっ、あっ、もう1人でできるからっあ」
「1人じゃ孕めないでしょ。種付けするって言ったし」
「言ってな、言ってない、からっ、あ、もう無理っ」
揺さぶられるたび、同じように揺れる陰茎ももう限界だった。早く出したい。手を伸ばせば深町にぴしゃりとその手を叩かれた。
懇願するように深町を見上げれば誰もが惚れ惚れする笑顔を張り付かせていた。
Ωの自分がαの深町を可笑しくしてしまった。もうやめてほしいのに、気持ちとは裏腹に中を擦られるともっとしてとでも言うように猛る塊を締め付けてしまう。
瞼をゆっくりと下げると堪っていた涙がつぅと流れた。生理的なものであったが今井は自分が悲しいのだと勘違いをしてしまいそうになる。
目を閉じてこのままやりすごせるだろうか、深町が正常に戻るまでどのくらいかかるのだろうか。余計なことを考えているとズルッと勢いよく中のモノが抜かれた。
「あぅ……な、なんで……」
やめて欲しかったはずなのに、急に消えてしまった快感に頭が付いていけない。
膝裏を押さえつけられて尻が上がる。胸と膝がくっつくくらいに深町は押さえつけてきた。使っていない枕を腰の下におき、固定された。
「見ててよ。みのるの孔がどれだけおいしそうに俺のチンコを飲み込むか」
「あ、……やだ、くるしい。やだって! 深町っ」
「ひくひくしてる。中、真っ赤……」
深町も腰を上げ、濡れそぼった窄まりにあてがう。見てろと言われても見たくなかったが、血管が浮き出てまっすぐに反り立つ深町の男根から目が離せなくなった。あんなに太いものが本当に体に入っていたのだろうか。始めは痛くもあったがすぐに気持ちよさのほうが勝ってしまっていて分からなかった。
そんな今井に気がついた深町は鼻で笑い、自身に手を添えた。ひくつく濡れそぼった孔に先端をあてがう。キュッと窄まったそこにゆっくりと亀頭を埋めた。敏感になった器官は溢れる愛液と先ほど放たれた精液のお蔭でいとも簡単に深町を受け入れてしまう。挿入されていくのを、背中をゾクゾクさせながら見た。自分の尻と深町の体が密着する。深くまで繋がれてただただ気持ちよく、何もかもが満たされたようだった。
「ん、んっ、あ、はぁ」
「あー……まじ気持ちいー……」
深町も抜き差ししている結合部を見て満足そうに呟く。こんな体でも深町が喜んでくれている。Ωという性がそうさせているのだろう。なんにせよ、深町に申し訳ない気持ちでいっぱいだった今井は少しだけ気持ちが軽くなった。
「ちょっと起きて」
「え……あんっ」
「ちょっとの刺激で気持ちいいのな」
「だ、だって……」
腕をつかまれ、起き上がるよう促される。対面になったと思うと深町が上体を倒してベッドにごろんと寝転んだ。
「好きだな、見下ろされるの」
「な、なに言って……」
「動いてよ」
「動くって、……できないよ……」
「出来るって。ほら」
「ああっ」
下からズンと突き上げられて背中がしなる。さらに腰を回され、物足りなさに熱い息を吐いた。艶っぽい真剣な瞳に見つめられながら腰を少し上げては下ろしてみた。口許を弧を描いて笑う深町を見て体が疼き始める。快感に貪欲になってしまった体は無情にもそれを求めてしまう。
引き締まった深町の体に手を添え、おずおずと腰を動かした。深町の先端が腹側の壁を擦るたび内腿が震える。しばらく今井の痴態を眺めていた深町だったが今井の動くリズムに合わせて下からも突き上げし始めた。激しくなった肉のぶつかる音。
「……ちっ、もうイきそうだ」
「うぅっ、ああっ、ああっ、あ、痛いっ、いたっ」
「ああ、そうか。忘れていた」
「あっ、触らないでっ、ああっやだっあ」
今井が起き上がったことで戒めのついた性器が容赦なく揺れていた。腰の突き上げをそのままに、今井のモノを握った深町は根元を締め付けるゴムを解いた。
「あああっ」
解いた瞬間に白濁が飛び散る。それを見越して深町は今井の陰茎を真上に固定していた。ビュクビュクと放たれたそれは苦痛からの解放と待ち望んでいた快感に顔を歪めた今井を汚す。
どろりとした精液は今井の頬や唇に飛び、そしてゆっくりと重力に従って垂れ始める。やけに淫猥だった。
その間も後ろではギュウギュウに深町を締め付ける。たまらず今井の中へと二度目の精を吐き出した。
力が抜けた今井は深町の胸へと倒れこむ。息を乱しながらそっと目を閉じた。するとそっと優しく背中に腕が回され、深町の右手は壊れ物を触るように撫でてきた。優しくされると泣きそうになるのは昔からだったが、今も無性に泣きたい気分になった。
自分になんか優しくしないで欲しい。どうせ不出来なΩ。親にも何度出来損ないと言われただろう。
深町は種付けするといったが、番で発情期中のセックス=100%の妊娠率を誇るαとΩだが番じゃないとなると確率は軒並み下がり10%ほどだ。
確かに深町の言うとおり1回の射精で妊娠などしないかもしれないし、ましてや自分は今やっとホルモンバランスが整えられたばかりの体かもしれなく、確率はもっと低いものかもしれない。
だが万が一のことを考えて一時でも早く避妊薬を飲みたかった。中出しされても24時間以内であれば手持ちの避妊薬が効くからだ。
「何年も恋していてやっと報われたという気分。実際は2年だけどさ」
「はっ、ああっ、あっ、んぁっ」
「分からないよね。分かるはずもないよね」
「ああっ、あ、そこっ、……うっん、ああ、いっ、も、やだっ」
両足を肩に担がれ、深町の太いモノで深々と体を貫かれる。痛いだけだった孔も今ではぐちゅぐちゅと音を鳴らして深町をおいしそうに飲み込んでいた。今井の戒めは解かれることはなくパンパンに膨らんでいる。深町に揺さぶられ、イイところを突かれては下半身が溶けそうだった
唇を噛まれて喘ぐしか出来ない今井は潤んだ瞳を開けた。目の前にいる艶の含んだ美しい男は唇を合わせてくてる。角度を変えては深く交わるそれについていけず、体の中にいる熱い存在を締め付けた。整った眉を顰めた深町は乱暴に今井の体を揺すった
「あぅっ、ま、まって……」
「っ、……はぁ、締まる」
「あっ、とり、たいっ、取ってぇ」
「ダメだって言っているだろ」
「も、おかしくなるっからっ……はっ、あっ、やだ、……あ、ああっ」
腰を掴む深町の腕をギュッと握り、今井は体を硬くした。深町は薄く笑い、今井の“好き”なことろに狙いを定めて腰を打ち付けた。
ギリギリまで腰を引いては一気に挿入する。肌のぶつかる音が部屋中に響いた。
「ああ、あっ、……っんああっ、だめっ」
体を仰け反らせて喘ぐ今井を深町は愛おしそうに見下ろした。そして痙攣しているように体をビクビクさせる今井の最奥に熱を吐き出す。
ぴったりと体を合わし、最後の一滴まで残さず今井の中へと注がれた。深町としてはもう少し大丈夫だと思っていたのに、今井の乱れる姿や別の生き物なんじゃないかと思われるくらい蠢く体内に出されてしまった感じだった。
今井の陰茎は赤黒く変化をし今か今かと射精のときを待っていたが、戒めを解かれる前に後ろだけでイってしまったようだ。何も考えられない。いつもの自慰だけで射精するのとは違った絶頂の余韻が今井の思考を奪っていた。
気持ちよかったし、初めての快感も得たことで少し体の熱が治まったようだった。違う、熱が納まったのはαである深町の精を体内に受けたからだ。
急に現実が襲ってきた。
初めてなのに後ろだけでイけるほど自分は淫乱だったのだろうか。深町がうますぎるのだろうか。どっちにしろΩであっても男の自分が喘ぎ、後ろだけで達してしまって深町にとっては気持ちの悪いことだったかもしれない。
Ωの自分がお情けで抱いてもらい精を受けてしまった。ありがたかったが深町はどうだろう。いつも美人な女性やかわいい女性といた人に自分のような没個性の男を抱かせてしまった。
怖くて顔が見られないが、深町は今井に体を圧し掛からせていたのでお互いの顔が見えない状況は丁度よかった。
もし冷たい視線を向けられたら泣き出してしまう自信があったから。
今井の根本はまだ縛めを解かれておらずドクドクと脈を打っている。Ωの発情期はαの精を一度受けただけでは症状が軽くなっても治まらないようだ。密かに憧れていたものがこんなに辛いとは。
それでも今は先ほどよりも随分と体がマシになった。これくらいなら薬と自慰でやり過ごせそうだ。
これ以上いやな思いをして欲しくなくて自分に圧し掛かる、肩で息をする深町の背中を恐る恐る抱いて「ありがとう」と告げた。ピクリと肩が動いたと思ったがそれだけではなかった。熱を放出してからもまだ体に納まっている深町の質量が増したのだ。硬さを取り戻すそれは反り返って腸壁を押し上げる。体の中で起こる異変に今井は戸惑いの声を出した。
「深町……あの、もう……」
大丈夫だから、と続く言葉は発せられなかった。ちゅ、とかわいく音をたてて下唇だけを吸われてしまったから。それだけのことなのに恥ずかしくて顔を背けてしまう。きっと顔は赤くなっている。
そんな今井をお構い無しに深町は体を起こした。気だるそうに髪の毛をかきあげ、腰を小刻みに打ちつけた。額にはうっすらと汗がにじんでいるが深町からは暑苦しさが全く感じられない。
「ああっ、もういいって、んっ、も、いいよっ」
「はぁ? 番じゃないんだから1回くらい出したって孕まないよ」
「な、なにっ、あっ、もう1人でできるからっあ」
「1人じゃ孕めないでしょ。種付けするって言ったし」
「言ってな、言ってない、からっ、あ、もう無理っ」
揺さぶられるたび、同じように揺れる陰茎ももう限界だった。早く出したい。手を伸ばせば深町にぴしゃりとその手を叩かれた。
懇願するように深町を見上げれば誰もが惚れ惚れする笑顔を張り付かせていた。
Ωの自分がαの深町を可笑しくしてしまった。もうやめてほしいのに、気持ちとは裏腹に中を擦られるともっとしてとでも言うように猛る塊を締め付けてしまう。
瞼をゆっくりと下げると堪っていた涙がつぅと流れた。生理的なものであったが今井は自分が悲しいのだと勘違いをしてしまいそうになる。
目を閉じてこのままやりすごせるだろうか、深町が正常に戻るまでどのくらいかかるのだろうか。余計なことを考えているとズルッと勢いよく中のモノが抜かれた。
「あぅ……な、なんで……」
やめて欲しかったはずなのに、急に消えてしまった快感に頭が付いていけない。
膝裏を押さえつけられて尻が上がる。胸と膝がくっつくくらいに深町は押さえつけてきた。使っていない枕を腰の下におき、固定された。
「見ててよ。みのるの孔がどれだけおいしそうに俺のチンコを飲み込むか」
「あ、……やだ、くるしい。やだって! 深町っ」
「ひくひくしてる。中、真っ赤……」
深町も腰を上げ、濡れそぼった窄まりにあてがう。見てろと言われても見たくなかったが、血管が浮き出てまっすぐに反り立つ深町の男根から目が離せなくなった。あんなに太いものが本当に体に入っていたのだろうか。始めは痛くもあったがすぐに気持ちよさのほうが勝ってしまっていて分からなかった。
そんな今井に気がついた深町は鼻で笑い、自身に手を添えた。ひくつく濡れそぼった孔に先端をあてがう。キュッと窄まったそこにゆっくりと亀頭を埋めた。敏感になった器官は溢れる愛液と先ほど放たれた精液のお蔭でいとも簡単に深町を受け入れてしまう。挿入されていくのを、背中をゾクゾクさせながら見た。自分の尻と深町の体が密着する。深くまで繋がれてただただ気持ちよく、何もかもが満たされたようだった。
「ん、んっ、あ、はぁ」
「あー……まじ気持ちいー……」
深町も抜き差ししている結合部を見て満足そうに呟く。こんな体でも深町が喜んでくれている。Ωという性がそうさせているのだろう。なんにせよ、深町に申し訳ない気持ちでいっぱいだった今井は少しだけ気持ちが軽くなった。
「ちょっと起きて」
「え……あんっ」
「ちょっとの刺激で気持ちいいのな」
「だ、だって……」
腕をつかまれ、起き上がるよう促される。対面になったと思うと深町が上体を倒してベッドにごろんと寝転んだ。
「好きだな、見下ろされるの」
「な、なに言って……」
「動いてよ」
「動くって、……できないよ……」
「出来るって。ほら」
「ああっ」
下からズンと突き上げられて背中がしなる。さらに腰を回され、物足りなさに熱い息を吐いた。艶っぽい真剣な瞳に見つめられながら腰を少し上げては下ろしてみた。口許を弧を描いて笑う深町を見て体が疼き始める。快感に貪欲になってしまった体は無情にもそれを求めてしまう。
引き締まった深町の体に手を添え、おずおずと腰を動かした。深町の先端が腹側の壁を擦るたび内腿が震える。しばらく今井の痴態を眺めていた深町だったが今井の動くリズムに合わせて下からも突き上げし始めた。激しくなった肉のぶつかる音。
「……ちっ、もうイきそうだ」
「うぅっ、ああっ、ああっ、あ、痛いっ、いたっ」
「ああ、そうか。忘れていた」
「あっ、触らないでっ、ああっやだっあ」
今井が起き上がったことで戒めのついた性器が容赦なく揺れていた。腰の突き上げをそのままに、今井のモノを握った深町は根元を締め付けるゴムを解いた。
「あああっ」
解いた瞬間に白濁が飛び散る。それを見越して深町は今井の陰茎を真上に固定していた。ビュクビュクと放たれたそれは苦痛からの解放と待ち望んでいた快感に顔を歪めた今井を汚す。
どろりとした精液は今井の頬や唇に飛び、そしてゆっくりと重力に従って垂れ始める。やけに淫猥だった。
その間も後ろではギュウギュウに深町を締め付ける。たまらず今井の中へと二度目の精を吐き出した。
力が抜けた今井は深町の胸へと倒れこむ。息を乱しながらそっと目を閉じた。するとそっと優しく背中に腕が回され、深町の右手は壊れ物を触るように撫でてきた。優しくされると泣きそうになるのは昔からだったが、今も無性に泣きたい気分になった。
自分になんか優しくしないで欲しい。どうせ不出来なΩ。親にも何度出来損ないと言われただろう。
深町は種付けするといったが、番で発情期中のセックス=100%の妊娠率を誇るαとΩだが番じゃないとなると確率は軒並み下がり10%ほどだ。
確かに深町の言うとおり1回の射精で妊娠などしないかもしれないし、ましてや自分は今やっとホルモンバランスが整えられたばかりの体かもしれなく、確率はもっと低いものかもしれない。
だが万が一のことを考えて一時でも早く避妊薬を飲みたかった。中出しされても24時間以内であれば手持ちの避妊薬が効くからだ。
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