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愚か者

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私は愚か者だ。自他共に認めている。何をするにも感謝をしない。当たり前だと思っているからだ。時には凄いことや普通じゃないことをしてもらうと頭が下がるが言葉は出てこない。これはなんだろうか。知らぬ間に私は孤独になった。孤独感に囚われているのではない。しっかりと孤独なのである。

私は孤独だ。自他共に認めている。何をするにも一人で行う。感謝などあったものか。最近は家の周りだけでなく、少し歩いたところにもスペースを見つける度に作業をしている。通りすがる人はこちらを向いてくる。そんなの知ったことか。俺は俺のやりたいことをしているんだ。邪魔をするな。そういう気持ちが顔に表れるらしい。だから走り去るのか。

私はばれている。何をするにもばれている。なぜだろうか。そんなに私の顔を見ないでくれ。おい。聞こえてるのか。こっちを見ているお前よ。顔を見るなと言っているだろう。全くどいつもこいつもこちらを見ては足早に去っていく。なぜ皆はすぐに顔色を変えて去っていくのだろう。

私は終わりだ。これまでの懐かしい思い出が蘇ってきた。あぁ。幸せだったな。これで最後か。ではいざ。また会おうな。本当はまだまだ過ごしたいが、もう役目を終えていいとお呼びがかけられたようだな。ありがとよ。果たして、俺を継ぐものはいるのかどうか。まぁいずれ戻るさ。だから、それまでの別れだ。寂しいなんて言うなよ。運命じゃないか。じゃあな。元気でな。またな...。
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