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刑事は捕らわれ淫らな肉の塊に堕とされる

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「あ…あぁっ…?」

目を覚ました刑事の男は、すぐさま自分の肉体の異変に気付いた。目を開いても黒に覆われていて何も見えない、口を閉じようとしても丸い金属を噛まされている口は閉じられず言葉を発する事も出来ない。加えて、着ていたはずの衣服は一枚残らず剥ぎ取られており、その上裸体にされた身体は犬が四つん這いをしているような体勢のまま何かによって手足と胴体を固定され、身動きを完全に封じられてしまっていた。

「う、あぉっ!? あー! あがぁぁぁっ!!」

状況を把握した刑事は、焦りを感じながらじたばたと裸体をもがかせる。だが、状況は変わらない。金属と革の枷を組み合わせて作られた拘束具は刑事に四つん這いの体勢から離れる事を禁じ続け、目隠しと開口具が一体となった拘束具は刑事が必死になって顔を振り乱しても全く緩まず、もがく刑事の裸体は拘束からの脱出の糸口さえも掴めぬまま自分を捕らえた悪人の男達の前で情けなく丸出しの男根を揺らめかせる事しか出来ない。

「あー! あっ…がぁ! うぁ、あおぉぉ!!」

無駄だというのに暴れ続け、惨めに裸体をよじらせる刑事。その姿は刑事にうるさく嗅ぎ回られていた悪人達にとって最高の娯楽であり、悪人達は惨めな姿をより惨めにさせる為一人、また一人と無防備な刑事の裸体に近付き、手を伸ばして刑事の弱い場所を好き勝手に刺激し始めた。

「うぅっ!? あぉ、おごぉぉっ!!」

突然肌に触れてきた十数本の手に驚き、刑事は触るなと言えない代わりに強く鋭い威嚇の唸りを上げた。
しかし、一切の抵抗を取り上げられた状態で威嚇の唸りを上げても、それは何の意味も持たない。むしろ、悪人達の興奮を煽る嬉しくない効果を発揮するだけだ。
左右の乳首を指先で転がされ、硬く尖った乳首を強く摘ままれると思わず裸体がビクンと跳ねるような甘い痺れが発生してしまう。脇の下や脇腹、うなじや太ももといった皮膚の薄い箇所を指の腹で撫でられると裸体がゾクゾクと震え、緩い快楽を感じてしまう。丸出しの尻穴を指の腹で擦られながら意に反して硬くふくらんでしまった男根を手で握って扱かれると、抗いようの無い大きな快楽を感じ、無意識に腰を振りながら閉じる事を禁じられた口から甘く濡れた喘ぎを漏らしてしまう。それらの感覚全部を興奮した悪人達に容赦無く注ぎ込まれている刑事は、あっという間に快楽に流され、ただただ悪人達の思い通りに鳴き喘ぐだけの存在へと堕とされてしまう。
甘過ぎる悦びに抗えぬまま何度も絶頂に追いやられ、無様に精液を放出し続ける淫らな肉の塊にされてしまう。

「あー! あっ…あぁぁ!! あぉ、ほっ、ほぉぉっ!!」

まだ責められ始めてから大して時間は経っていないというのに、刑事はもうイきっぱなしの状態に近づいている。悪人達の手の動きの巧みさに加え、刑事が視界と身悶えを封じられている事で快楽を何倍にも増幅されているのが原因だ。

「あごぉぉっ!! おっ、ぐふっ、ふぅ! うがぁぁぁーっ!!」

このまま快楽責めを長時間続けられたら、身体だけでなく心も作り変えられてしまう。それを察知した刑事は先程の威嚇とは全く違う懇願の唸りを上げ、目隠しの向こうにいる自分を甘く嬲る者達にやめてくれの意思を伝えた。
悪人達は、刑事が発する悲痛な懇願の唸りを聞くと、顔を見合わせて残酷に微笑み、騒いでいる刑事の口を蹂躙する為の指をゆっくりと近付かせる。

「あぉ、はぉ、おぅ、おぉぉっ!!」

もうすぐ口内を指で掻き回される事も知らず、眼前に指が近付いている事も気付かぬまま、刑事は男根から透明な蜜と白の体液が混じり合った淫液を垂らしながら、なりふり構わない哀願の唸りで無慈悲な悪人達の耳を愉しませていた。
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