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男は陥落を淫らに定着される

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「もう、ひゃめっ、ひひひぃっ! やめっ、へ! やめひぇ! ゆるひっ……くひひひひぃっ!」

痛々しく歪んだ笑声混じりに、男が心の底から紡がれた哀願を絞り出す。己の立場とあらゆる尊厳を捨てた男が、終わりの見えない責めからの解放を欲して許しを請う。
だが、体格差を数の暴力で覆し男を無力化した少年達は、悲痛に放たれる言葉を受け入れる素振りすら見せない。
集団で男を襲い、衣服を剥ぎ取り、畳の床に敷かれた布団の上で左右の手を頭上に運び足を無様に大きく開いた仰向けの体勢を無理矢理に取らせた少年達は滑稽に笑い喘ぐ姿を嘲笑いながら抗えぬ裸体に無慈悲な苦悶を、全身を容赦無く撫で回すくすぐりの苦悶と無防備にさらけ出された恥部を甘く嬲る快楽の苦悶を何も言わず一方的に注ぎ込み続けるだけだ。

「もぉ、はひっ、ひひゃぁっ! やめへ、だじゅげでっ! ぐっ、ひはははっ! くるひっ、ぐりゅじいぃっ! やめっ、へぇっ! ほひひひひぃぃっ!!」

汗ばんだ毛を弄びながら左右の脇の下をいたぶる指。逞しい胸板の上で自己主張する左右の乳首を捏ね回し、腹筋に覆われた腹回りを巧みに這う指。太ももの内側や膝の裏、そして足の裏という刺激に弱い箇所を執拗に苛む指と、くすぐりによって弛緩させられた尻穴を奥まで満たして掻き毟り腸壁への刺激で硬く張り詰めさせられてしまった男根を休み無く責め立てる指。
様々な地点で生まれるくすぐったさと、望まぬ快楽の地獄が、男の心と身体を擦り減らしていく。強要される笑いと淫らな悲鳴によってもたらされた息苦しさが絶えず男を憔悴させ、一回り以上年下である少年達への陥落へと追い詰めていく。
手足を押さえ込み、抵抗を封じた状態で非道な拷問を加えてくる少年達は限界目前の自分と真逆な余裕たっぷりの態度を保っている。このまま堪え続けても勝ち目は無い。自分と少年達しかいないこの山奥の空間では、幾ら頑張っても苦しみが増すだけだ。
疲れ切った思考でも理解出来る絶望に打ちひしがれながら、男は哀願を放つ声の色をじょじょに切羽詰まった物へと変化させていき、何十度目かも分からない吐き出す精液さえも失った絶頂に全身をくすぐられつつ至った瞬間、とうとうわずかに残っていた理性を瓦解させ、必死に拒んでいた屈服宣言を少年達の思い通りに発してしまった。

「もぉやらぁぁぁぁーっ! なんれも、ひまひゅがらぁっ! くひっ、ひひぅっ! なんりぇも、いうことききまひゅ! 部員全員の、にく、どりぇいにぃ、なりまひゅからぁぁっ! もぉ、ゆりゅじで! もぅやめでぇぇぇっ!!」

教師としての己を放棄しながら、男が自分を支配し辱めている少年達への隷属を誓う絶叫を部屋に響かせる。笑いと屈辱が混ざっている真っ赤に火照りきった汗塗れの惨めな顔を自身が顧問を務める部活に所属する生徒全員に晒しながら、男がくすぐりと快楽に長時間翻弄され生き物とは思えないくらいの痙攣を繰り返している裸体を少年達の淫猥な道具に貶めることを確約する。
そんな無様極まりない様子を眺め、醜悪な笑みを満足げに浮かべた少年達は計画通りに自分達の物となった元教師の性処理道具に無言を貫いていた口で嘲りを浴びせながら、何の躊躇いも無く更なる責めを叩き込み始めた。
それは男の陥落を完全に定着させ自分達への反抗を画策する思考さえも奪い取る為の、残酷極まりないとどめの責め苦だ。

「んじゃ、先生。肉奴隷になった記念に早速、俺達全員のチ○コでこのたっぷり解したケツ穴を犯しまくってやるよ。俺達全員の精液で、この穴は俺達専用のオナホだって教え込んでやるからな」
「もちろん、くすぐりはそのままだぜ? 何でも言うこと聞くって言ったんだから当然、嫌とは言わないよなぁ……肉便器先生?」
「合宿は今日含めてあと五日しか無いからな? それが終わるまでに毎日たくさんイきまくって、俺達のペットになったってことを頭と身体にしっかり覚え込ませるんだぞ? 分かったな、先生?」
「ひっ、んぎひひひぃっ!? しょん、な、あぁぁっ!? はいっへ、おひりはいっへりゅ、指より太いぃっ! はひゃはははぁっ! つりゃいのに、ぎもぢいぃぃぃぃーっ!!」

一息につるりとねじ込む形で腸内へと侵入した少年の男根がもたらす雌の悦楽と、一層激しく男根を摩擦し乳首を弄り倒す指が生み出す苛烈な快感によがり狂わされながら。無意識の身悶えを加速させた裸体を数人がかりでやすやすと抑え込みつつ全身を這い回る指の非道さをまた一段引き上げた少年達が作る、今まで以上のくすぐったさに笑い悶えさせられながら。男はさっきまで与えられていた責めがまだ手心を加えた物だったという事実に恐怖する思考能力を無くした状態で何もかもを跡形も無く突き崩され、味方のいない山奥の合宿施設で少年達に決して抗わぬ従順な存在となるよう、自らの全てを躾けられていくのだった。
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