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非道な弟は罪無き兄を平然と貪り尽くす
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普段目にしているはずのリビングが、いつもとは全く違う角度で映し出されている。これまで生きてきた中で一度も取ったことの無い体勢で目覚めた身体に、不自然な圧迫と冷気がまとわりついている。
それらの情報に寝起きの思考を困惑させていた男の視界に、右側から一人の青年が入り込んだ。それは自宅に招いた覚えなど無い、男にとって嫌悪の対象である相手。血が繋がっているなどと認めたくすらない素行不良な弟の姿だった。
「兄貴、ようやくお目覚めかい? よっぽど疲れてたんだねぇ、マグカップに仕込んだ薬が効いて、よーく眠ってたぜ?」
醜悪な笑みを浮かべて男の顔を覗き込みながら、青年は勝手に作製した合鍵を見せ付けつつ悪びれもせずに兄に一服盛った事実を愉しげに口にする。
そうして嬉しそうに悪意を告白する弟を視認した男は、これまでの経験から一気に意識を覚醒させつつ拒絶の反応として怒りを込めた出て行けの言葉を放ちつつ身体を飛び退かせて弟と距離を取ろうと試みた。
しかし、男の行動は全て、気付かぬ内に飲まされた薬品の効果で昏倒している間に施された制限によって封じられてしまった。男は抵抗すらも叶わぬ間に衣服を剥ぎ取られた裸体に加えられた拘束のせいで、怒りを口にすることのみならずありとあらゆる抗いの選択肢をその身から取り上げられてしまっていたのだ。
「んぅっ! むぐうぅ!? ぶふっ、んむうぅぅ!!」
「うんうん、喋れねーな。動けねーな。どんなに頑張っても、その情けない格好から逃げられねーな。兄貴」
顔の下半分を覆う形で厳重に貼り付けられた黒色のテープは、男が幾ら口を蠢かせても剥がれる気配すら見せない。
背中側に回させた左右の手首をきつく縛り、手を一まとめにして厚く包み込むテープは男が必死で力を加えても無駄な足掻きを嘲笑うように軋むばかりだ。
何より、左右の足首に巻き付けられた黒革の枷同士を繋ぐ金属製の棒と、黒革の首輪の前部に位置する金具を遊び無く結んでいる鎖と南京錠は男がなりふり構わずに裸体をよじらせても決して外れない。男が愛用しているカウチソファーの下部を通る形で首輪と棒足枷を結合している鎖は、ソファーの背もたれの頂点に腹部を乗せられた男が表情を愉悦に歪めている弟の前で座面に密着した頭部と床に付いたつま先立ちの足をめちゃくちゃに暴れさせてもビクともしない。
口を閉ざされ、手足を縛められ、普段自分が使っているソファーを用いて丸出しの恥部を高く掲げる状態に固定させられた惨めな男。兄弟としての情など欠片も抱いていない厄介者の弟に身動きを封じられ、何をされても逆らえぬ支配下の状況に置かれた無様な男。
「むぐっ……ぶむうぅ! んぅ、むぐうぅぅっ!!」
そんな圧倒的に不利な立場に置かれながらも、男は兄として年上としての威厳を保ちながら反抗を露わにする。今ならまだ大事にはしないでやる。これ以上関わりたくないという本心を内に秘めた建前の温情の思いを乗せて、男はテープ越しに唸りを飛ばす。
だが、弟は未だに強気な態度を滑稽に取る兄を床に片膝を付いて堪能しながら、テープの上から騒いでいた口を右手で掴みつつ、一方的で身勝手な計画を言い放った。
「そんなに怖い顔すんなよ、兄貴。今日は兄貴を慰めに来てやったんだぜ? 彼氏と別れたばっかりで心も身体もケツ穴も寂しい可哀想な兄貴を、俺達全員で幸せにしてやろうと思ってんだぜ?」
俺『達』。同性の恋人と別れたこと。不穏な言葉をぶつけられ、誰にも口にしていなかった変化に言及され眉をひそめた男が口に蓋をするテープと弟の右手越しに問いかけの声を発そうとした。
けれど、男の声は最後まで紡げずに甘く歪み、驚愕と淫蕩に染まった悲鳴へと置き換わってしまった。音も無く背後に立っていた存在が、弟とつるんでいる同類の友人である青年達の一人が、弟からの飛ばされた視線での合図を受けて無防備に露出された尻穴を張り詰めた男根で一息に貫いてしまったからだ。
「んぶぅぅんっ!? むぐ、ぶむぉぉぉっ!?」
元恋人からの調教で異物を簡単に飲み込めるよう拡張されてしまった尻穴を満たす、元恋人のそれよりも太く長い男根に男が目を剥きながら絶叫する。前触れ無き征服に対して否定を募らせる心とは裏腹に、侵入した男根に腸壁全体で吸い付いて歓迎を露わにしている己の尻穴に絶望しながら、男が久しぶりの男根を嬉しがっているようにも好きでもないどころか顔すらも見えていない相手の性器を受け入れさせられている事実に打ちひしがれているようにも聞こえる淫猥な鳴き声を防音が効いた自らの家中に響かせる。
そうして相反する感情と刺激に掻き乱され、涙を零しながらイヤイヤと頭部を左右に振っている兄の顔を至近距離でじっくりと鑑賞する弟は、連れてきた悪友達に再度目で合図を送り欲望に満ちた腰振りの許可を出すと、尻穴を嬲り出した男根が作り出す意に染まぬ悦楽に呻いている兄に改めて計画を口にした。
今度は建前を大きく剥がし非道さを剥き出しにした計画を、弟は逃げ場を奪った兄に嬉々として浴びせたのだ。
「今日から、俺達全員でここに住んで兄貴を毎日幸せにしてやるよ。明日明後日みたいな土日は当然、仕事で疲れて帰ってきた日もたっぷり弄んで兄貴を気持ち良く幸せにしてやるよ。拒否権なんてもちろん無いぜ? 頑張って手に入れた資格や仕事を捨てさせられたくないなら、みっともない自分の姿をばらまかれたくないなら、俺達が幸せにした分しっかりとお小遣いを用意してくれよな、優しい兄貴」
「うぶ、むぶっ、んむぅぅぅっ!!」
実の兄を平然と食い物にする弟を、到底同じ人間とは思えない悪魔のような思考を躊躇い無く次々と紡ぐ青年を潤んだ瞳で呆然と見つめながら、男は自分の飼い主となる弟とその悪友達の男根で代わる代わるに蹂躙されているはずの尻穴をはしたなくヒクつかせ触られてもいない男根から精液を噴き出させつつ、堪えることさえ出来ないよう元恋人に躾けられてしまった肉体を断続的な絶頂へと押し上げられていくのだった。
それらの情報に寝起きの思考を困惑させていた男の視界に、右側から一人の青年が入り込んだ。それは自宅に招いた覚えなど無い、男にとって嫌悪の対象である相手。血が繋がっているなどと認めたくすらない素行不良な弟の姿だった。
「兄貴、ようやくお目覚めかい? よっぽど疲れてたんだねぇ、マグカップに仕込んだ薬が効いて、よーく眠ってたぜ?」
醜悪な笑みを浮かべて男の顔を覗き込みながら、青年は勝手に作製した合鍵を見せ付けつつ悪びれもせずに兄に一服盛った事実を愉しげに口にする。
そうして嬉しそうに悪意を告白する弟を視認した男は、これまでの経験から一気に意識を覚醒させつつ拒絶の反応として怒りを込めた出て行けの言葉を放ちつつ身体を飛び退かせて弟と距離を取ろうと試みた。
しかし、男の行動は全て、気付かぬ内に飲まされた薬品の効果で昏倒している間に施された制限によって封じられてしまった。男は抵抗すらも叶わぬ間に衣服を剥ぎ取られた裸体に加えられた拘束のせいで、怒りを口にすることのみならずありとあらゆる抗いの選択肢をその身から取り上げられてしまっていたのだ。
「んぅっ! むぐうぅ!? ぶふっ、んむうぅぅ!!」
「うんうん、喋れねーな。動けねーな。どんなに頑張っても、その情けない格好から逃げられねーな。兄貴」
顔の下半分を覆う形で厳重に貼り付けられた黒色のテープは、男が幾ら口を蠢かせても剥がれる気配すら見せない。
背中側に回させた左右の手首をきつく縛り、手を一まとめにして厚く包み込むテープは男が必死で力を加えても無駄な足掻きを嘲笑うように軋むばかりだ。
何より、左右の足首に巻き付けられた黒革の枷同士を繋ぐ金属製の棒と、黒革の首輪の前部に位置する金具を遊び無く結んでいる鎖と南京錠は男がなりふり構わずに裸体をよじらせても決して外れない。男が愛用しているカウチソファーの下部を通る形で首輪と棒足枷を結合している鎖は、ソファーの背もたれの頂点に腹部を乗せられた男が表情を愉悦に歪めている弟の前で座面に密着した頭部と床に付いたつま先立ちの足をめちゃくちゃに暴れさせてもビクともしない。
口を閉ざされ、手足を縛められ、普段自分が使っているソファーを用いて丸出しの恥部を高く掲げる状態に固定させられた惨めな男。兄弟としての情など欠片も抱いていない厄介者の弟に身動きを封じられ、何をされても逆らえぬ支配下の状況に置かれた無様な男。
「むぐっ……ぶむうぅ! んぅ、むぐうぅぅっ!!」
そんな圧倒的に不利な立場に置かれながらも、男は兄として年上としての威厳を保ちながら反抗を露わにする。今ならまだ大事にはしないでやる。これ以上関わりたくないという本心を内に秘めた建前の温情の思いを乗せて、男はテープ越しに唸りを飛ばす。
だが、弟は未だに強気な態度を滑稽に取る兄を床に片膝を付いて堪能しながら、テープの上から騒いでいた口を右手で掴みつつ、一方的で身勝手な計画を言い放った。
「そんなに怖い顔すんなよ、兄貴。今日は兄貴を慰めに来てやったんだぜ? 彼氏と別れたばっかりで心も身体もケツ穴も寂しい可哀想な兄貴を、俺達全員で幸せにしてやろうと思ってんだぜ?」
俺『達』。同性の恋人と別れたこと。不穏な言葉をぶつけられ、誰にも口にしていなかった変化に言及され眉をひそめた男が口に蓋をするテープと弟の右手越しに問いかけの声を発そうとした。
けれど、男の声は最後まで紡げずに甘く歪み、驚愕と淫蕩に染まった悲鳴へと置き換わってしまった。音も無く背後に立っていた存在が、弟とつるんでいる同類の友人である青年達の一人が、弟からの飛ばされた視線での合図を受けて無防備に露出された尻穴を張り詰めた男根で一息に貫いてしまったからだ。
「んぶぅぅんっ!? むぐ、ぶむぉぉぉっ!?」
元恋人からの調教で異物を簡単に飲み込めるよう拡張されてしまった尻穴を満たす、元恋人のそれよりも太く長い男根に男が目を剥きながら絶叫する。前触れ無き征服に対して否定を募らせる心とは裏腹に、侵入した男根に腸壁全体で吸い付いて歓迎を露わにしている己の尻穴に絶望しながら、男が久しぶりの男根を嬉しがっているようにも好きでもないどころか顔すらも見えていない相手の性器を受け入れさせられている事実に打ちひしがれているようにも聞こえる淫猥な鳴き声を防音が効いた自らの家中に響かせる。
そうして相反する感情と刺激に掻き乱され、涙を零しながらイヤイヤと頭部を左右に振っている兄の顔を至近距離でじっくりと鑑賞する弟は、連れてきた悪友達に再度目で合図を送り欲望に満ちた腰振りの許可を出すと、尻穴を嬲り出した男根が作り出す意に染まぬ悦楽に呻いている兄に改めて計画を口にした。
今度は建前を大きく剥がし非道さを剥き出しにした計画を、弟は逃げ場を奪った兄に嬉々として浴びせたのだ。
「今日から、俺達全員でここに住んで兄貴を毎日幸せにしてやるよ。明日明後日みたいな土日は当然、仕事で疲れて帰ってきた日もたっぷり弄んで兄貴を気持ち良く幸せにしてやるよ。拒否権なんてもちろん無いぜ? 頑張って手に入れた資格や仕事を捨てさせられたくないなら、みっともない自分の姿をばらまかれたくないなら、俺達が幸せにした分しっかりとお小遣いを用意してくれよな、優しい兄貴」
「うぶ、むぶっ、んむぅぅぅっ!!」
実の兄を平然と食い物にする弟を、到底同じ人間とは思えない悪魔のような思考を躊躇い無く次々と紡ぐ青年を潤んだ瞳で呆然と見つめながら、男は自分の飼い主となる弟とその悪友達の男根で代わる代わるに蹂躙されているはずの尻穴をはしたなくヒクつかせ触られてもいない男根から精液を噴き出させつつ、堪えることさえ出来ないよう元恋人に躾けられてしまった肉体を断続的な絶頂へと押し上げられていくのだった。
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