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悪人達は捕らえた保安官に淫らな絶叫を上げさせる

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「あぁっ…あ! んあぁぁぁーっ!!」

自分でも分かるくらいに、情けない声を出している。快感に蕩けた淫らな声を出している。
それを自覚しても、声は抑えられない。もう、抑える余裕など無い。俺はもう、溢れ出る声を抑えられず、保安官としての誇りを守る事も出来ず、ただただ俺を捕らえた悪人達の思い通りに喘ぎ鳴かされるしか無い。
砂漠のど真ん中にたたずむ捨てられた町の建物に置き去りにされていたテーブルに縛り付けられた裸体を一方的に弄ばれ、休む事さえ許されないまま何度も何度も絶頂させられる以外、俺に出来る事は無いのだ。

長方形のテーブルに仰向けで寝かされ、頭上に持ち上げた手首を天板に縄で縛り付けられた俺の腕は悪人達の手が迫ってもそれを払えず、無防備な乳首は好き勝手に捏ね回され脇の下は執拗にくすぐられ、俺は望まぬ喘ぎと引きつった笑いを無理矢理に引き出された。
テーブルの天板の外側に垂らした状態で足首とテーブルの脚を縄で繋がれた俺の足はどうやっても閉じられず、股間は悪人達の目にさらけ出された上に、悪人の手にいたぶられる性器は射精しても射精しても萎える暇さえ与えられずにまた射精を強いられ、尻穴は丹念に解されただけでなく悪人の指で中を掻き回され、過敏な前立腺を責め立てられた。

どれだけの回数絶頂させられたのか、もう分からない。全身が汗と精液と腸液で汚れ、痙攣をとめたくてもとめられず、失神を十数回する程に、吐き出す精液が尽き果てる程に絶頂させられた事しか分からない。
限界はとっくの昔に過ぎた。達し過ぎて、身体の感度が高まり過ぎて、失神を幾度も繰り返した俺の中にはこのまま快楽で殺されるのではという恐怖も湧いている。
強気な態度を保つ気力は、完全に叩きのめされた。俺は、自分が保安官だという事実を自ら捨て、相手が自分を苦しめている悪だという事実を無視し、甘い地獄から解放されたい一心で懇願を行う。

「あぅぁ、ひゃ、あはぁぁっ!! も…ゆりゅひで、くらひゃい……イぐの、やら。イぎだくない、イかしぇないれくだひゃいぃぃぃーっ!!」

舌足らずな口調で無様に許しを請い、俺は子供のように泣きじゃくりながら救いを求める。
すると、俺の身体を容赦無くくすぐり、尻穴をほじくっていた指がゆっくりと離れ、俺は思わず安堵を抱いた。
それをもう数回行われていたというのに。終わったと見せかけて再び責めを、一段と激しさを増した責めを加え、安堵した俺に絶望と悦楽を与える仕打ちをされていたというのに俺はまた手玉に取られ、背を反らしながら甘く惨めに絶叫させられてしまった。

「んあぉぉぉぉぉぉーっ!? はっ、ほぉぉんっ! んぎ! ひあぁぁぁーっ!!」

舌を突き出し、腰を浮かせ、建物の外にまで届く淫らな悲鳴を上げる俺を見て、悪人達は声こそ出していないものの冷酷な笑いを浮かべている。
その笑みに、捕らえた獲物をいたぶる愉しさに満ちた笑みを浴びせられながら俺は、自分が悪人達の玩具に堕とされた状況を改めて確認し、救いの手が期待出来ない事実に絶望を濃く深くしながら、終わりの見えない快楽地獄に悶え鳴かされていた。
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