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悪党達は月夜の下で凌辱の順番を待つ

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二の腕と肘を胴体に括り付ける縄、足首と太ももを短く括って足を伸ばせないようにしている縄、男の膝と胴体の縄を結合して折りたたまれた足を限界まで引き寄せた状態を強制している縄、そして足首と太ももを括る縄に男の左右の手首を繋いでいる縄。
厳重に施された赤色の縄によって、衣服を剥ぎ取られた男の裸体は身動きを完全に封じられてしまっている。口に押し込まれた布を引きずり出したくても引きずり出せず、自力で布を吐き出す事を禁じる為に歯を割って噛まされた白布も、鼻と口を覆う白布の猿轡もむしり取れない。
窮屈に丸めた状態を強いられている鍛え上げられた筋肉質な裸体を木製のテーブルの上に固定し、背中を下にした体勢から離れられなくさせている新たに結わえられた赤縄達に手の指で触れる事すら、出来ない。

赤縄に裸体を絡め取られ、思い通りの行動を封じられた男は塞がれた口から悔しさと苦悶が混じった唸りを漏らしながら…ただただ自分を縛り上げた男達が加える恥辱に震えるしか無い。
無防備な乳首と男根を好き勝手に弄ばれながら尻穴を十数本の男根で代わる代わるに犯されても、抗えない男はどうする事も出来ないまま望まぬ絶頂を繰り返し、保安官としての誇りを雄の誇りと共に切り刻まれながら尻穴に悪党達が放出する白の体液を流し込まれるしか、無いのだ。

「おぉ…っ……出すぜぇ…っ! 保安官さん、しっかりケツ穴絞め付けて、飲み干せよ…っ!!」
「うぐぅぅぅっ! むふ、うぅっ! うぐっ…むぐぅぅぅぅ!!」

嫌だ、意思を込めて左右に振られる保安官の顔の動きを無視して、男根を出し入れしていた悪党は最奥まで男根を突き入れて白の欲望を腸内にまき散らす。また、体内が淫らに汚される感覚に保安官は悲痛その物のくぐもった悲鳴を上げて裸体をビクビクと痙攣させ、縄をギシギシと軋ませつつ吐き出す精液を失った男根を悪党の手の中で絶頂させ透明な蜜を力無く分泌させた。
悪党の手に堕ち、廃墟の町の建物内に置き去りにされていたテーブルに縄で裸体を固定されてから、何時間が経ったのだろう。抵抗を封じられた裸体を悪党達の正処理道具として使われ始めてから、どれだけの時が過ぎたのだろう。
もはや、保安官には分からない。分かるのは、最初は痛みしか感じなかった尻穴が度重なる凌辱で緩みきり、雌の快楽を覚えてしまったという事と、悪党の仲間が次々と廃墟の町に集まって自分への凌辱に参加しているという事。加えて、この廃墟の町でどんなに救いを求めても、それは無慈悲な悪党達を愉しませるだけで誰も救いには来てくれないという事だけという、絶望を増幅させる残酷な事実だけだ。

「ふぃーっ…出した出した。空いたぜ、次の奴」
「ようやくかよ、俺も、俺のチンコも、待ちくたびれた…ぜっ!」
「んぎゅぅぅぅぅぅーっ!!」

男根が引き抜かれ、開ききったまま注がれたばかりの精液を零していた保安官の尻穴が、すぐさま別の悪党の男根でみちみちに埋め尽くされる。同時に左右の乳首を強くくりくりとこねられ、達し続けて過敏になっている男根の亀頭を素早く指で擦られたらもう平静など保っていられない。保安官は最低限の反抗心も忘れて縛られた裸体を跳ねさせながら目を見開き、無様極まりない絶叫を上げてしまう。

「良い声だねぇ、保安官さん。もっともっと聞かせてよ」
「外にはアンタを早く犯したくて待ってる奴がいるから、そいつらにも聞こえるくらいの声で鳴けよ?」
「んーっ!? むっ、ぐふっ! ふぎゅ! うぎゅぅぅぅぅっ!!」

痛々しく、淫らな絶叫は建物の外側まで届き、月夜の下で順番待ちをしている悪党達の興奮を煽り、悪党達の男根を、更に固く張り詰めさせていた。
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