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無様に従う少年達は自慰の燃料として扱われる

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鉄格子に仕切られた牢獄の奥で仲良く並んで座っている姿は、遠目に見ただけでは精巧に作られたマネキンとしか思えないだろう。幼い男根を限界まで膨らませた状態に保たれ、ビンと尖った乳首を無防備に晒している二人の少年は、ほんの少し眺めただけでは悪趣味に再現された作り物としか認識出来はしないだろう。
だが、鉄格子の外側から二人を観察し黒く歪んだ笑みを浮かべている男達は違う。鉄格子の扉を解錠する仲間の動きを待っている男達は床に敷かれた分厚い薄桃色のマットに腰を下ろし肩を寄せ合う形で壁を背にして座っている少年達の現実をはっきりと理解し、愉悦と興奮を募らせている。
自分と仲間を閉じ込めている牢獄の鉄格子と格闘することさえ叶わない。それどころか自分達はもう己の物であるはずの肉体を己の意思では自由に動かせず、憎き男達が下す命令に従って従順に、惨めに動かすことしか出来ない。そんな無慈悲な現実を改めて思い知らされながらわずかに残された自由の一つである鼻呼吸を荒く乱し瞳の色を恐怖と絶望に染め上げる少年達を遠くから堪能していた残酷な男達は、永遠のように感じられた複数の鍵が全て外される瞬間が訪れると同時に牢獄内へと流れ込み、哀願の意思を込めて無駄に視線を飛ばしている少年達の裸体へと無遠慮に触れ、二人の背中に取り付けた非道な装置を、肉体の制御権を外部から掌握し装着された者の肉体を思い通りに操作する装置を駆動させた。
その駆動を受けて、呼吸と眼球運動及び生命活動の維持に必要な体内の動き以外を静止させられていた二人の裸体が、マットの上でむくりと立ち上がる。本当は立ち上がりたくなどない。恥辱が待ち受けていると経験で把握させられている以上、身体を起こしたくなどない。そう願う心とは裏腹に持ち主の意思を無視して動く少年達の裸体はマットの上でがに股に足を開いて恥部を見せ付ける姿勢を取り、頭部の後ろで手を組んで乳首や脇の下といった箇所もはっきりと男達から鑑賞出来る格好を作っていく。
誰か助けて。瞳に滲む涙の量を増やし、戦慄の色を深めても少年達に救いは訪れない。お願い見ないで。心から一切外部に出られない悲痛な懇願も当然無意味で、男達は雄の物とは思えぬくらいにぷっくりと肥大化した真っ赤な乳首を嬉々として堪能し、可愛らしく硬度を増した男根とその下でふっくらと膨張した睾丸に注目し、二人から気高き少年ヒーロー達という正義の立場を奪い全ての指示を無抵抗に遂行する滑稽な肉奴隷の立場へと貶めた背中の装置の下で怯えながら収縮する尻穴をじっくりと味わい尽くしていく。
あの少年ヒーロー達が、間抜けその物な痴態を披露している。ヒーローとして戦っていた際に敵として勘定にすら入れていなかった戦闘員達に、恥ずかしい場所を余すところ無く見られながら嘲笑を浴びせられている。
恥辱に震える悪の手に堕ちた幼き正義達と、自分達をはじめとした悪の構成員を愉しませる娯楽程度の存在に追いやられた二人の様子を満喫する男達。そんな残酷な状況がどれ程続いた頃だろう。悪の一人が無言で視線を仲間の方に飛ばし身振り手振りで次の段階への移行を仲間に提案したのを切っ掛けにして、少年達は逆らいの概念を根底から没収された裸体に正義としてのみならず人間としての理性を削ぎ落とす淫蕩な拷問を叩き込まれ始めてしまった。
背面の装置を素早く操作する指に気付いても、少年達は暴れることさえ許されない。もうすぐ、あの地獄がやって来る。焦りを胸に募らせても何一つとして対処に至れなくされた少年達が、誰にも届かない懇願の絶叫を己の内側に哀しく響かせる。
鳴き喚くことさえ不可能にされた少年ヒーロー達に到来したのは、空気にしか触れていないはずの男根と乳首を嬲り、尻穴を入り口のみならず腸内の奥底までもを甘くいたぶり、無理矢理に感度を高められた肌全てを苛む悦楽の責め苦で。二人の少年は正常な状態であれば獣のような咆哮を上げながらマットに倒れ込みそのままのたうち回っていたであろう快楽に常識を凌駕した苦悶を加えられつつ、悪の男達の目と耳に絶頂に次ぐ絶頂を迎える惨めな様を提供し始めた。
背にもたらされた装置の力で勝手な失神や発狂を迎えることも認められず、精液の枯渇とも無縁にされた少年ヒーロー達はもう、悪達の前で精液を迸らせるだけの存在だ。何もかもを支配された二人はもはや、終わりなき絶頂に鳴き声一つ零せぬままイき狂う様を悪の癒やしとして捧げるだけの、これ以上無く愉快で淫猥な噴水でしかないのだ。
イってもイっても終わらない。すぐ近くにいる仲間とお互いを励まし合うこともさせて貰えない。背の装置が強要する絶頂の命令に従って射精を繰り返すヒーロー達を充足の表情で見つめながら、悪の男達は二人への挿入を許可されている幹部以上の者達への羨望を湧き上がらせつつ自身の男根を取り出し、無言で為す術無く射精を迎えさせられ続けている少年ヒーロー達を燃料とした自慰に耽り始めるのだった。
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