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刑事達は苦しい体勢で痒みに悶え鳴かされる

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床に敷かれた薄桃色のマットの上にうつ伏せで寝かされ、そのマットの上に床と平行になるよう設置されていた黒い棒に裸体を拘束されてしまった二人の刑事は逃走と抵抗を封じられ、口に黒い棒状の枷を装着されたもう一人の顔を至近距離で眺め続ける状態から抜け出せないように自由を奪われてしまっている。
裸体の上を通る棒に無理矢理に乗せられ、肘の部分を棒にきつく縛り付けられた刑事達の腕は思い通りに動かせず、腕を拘束する縄に触れることすら出来ない。肩幅まで開いたまま閉じられないよう、限界まで持ち上げたまま下ろしたくても下ろせないよう膝に結わえられた縄と足首に結わえられた縄を棒に結合されてしまった刑事達の足は丸出しの恥部を隠すことも、足を暴れさせてささやかな足掻きを試みることも出来ない。加えて、言葉を奪う口枷に繋がれた縄を棒に短く結び付けられてしまった刑事達は、顔を反らしたまま下ろすことさえ許されない。
裸体に剥かれた身体を縄で厳重に棒へと繋がれ、苦しい海老反りの体勢を強いられた哀れな刑事達。だが、刑事達の手足を縄で縛り、言葉を封じ、じっとしていても身体が軋む苦悶の状態で拘束した男達は、捕らえた刑事達に更なる苦悶を与えた。
それは、無防備な刑事達の尻穴に透明なチューブを繋ぎ、チューブの先に装着されたパック内の薬品を二人の体内へと大量に流し込む責め苦。強烈な痒みを生み出す液体で腸内を満たし、刑事達を気が狂う程の痒みで悶絶させる拷問以外の何物でもない地獄だ。

「んむぁぁぁ……! むっ、がぁ! おむっ、もぼぉぉ……」
「ふっ、ふぅっ! むぁっ、あむぐぅぅっ!!」

薬品が容赦無く生み出した痒みに腸壁を嬲られ続けた刑事達は、自分達を捕らえた男達に対して怒りの視線を向けていた数十分前の面影など欠片も無いくらいに悶え狂い、怒りをぶつけていた相手であるはずの男達に対して無様に哀願の唸りを発している。
刑事達は手が自由だったら、指を尻穴に押し込み痒みを解消するためにめちゃくちゃにほじくり回していただろう。足が自由だったら痒みを紛らわすために男根をマットに擦り付け、男達に見られていることも目の前に仲間がいることも忘れて痒みに苦しみながらの自慰で絶頂を繰り返していただろう。しかし、今の刑事達にはそのどちらも出来ない。故に、二人は必死に裸体をくねらせて痒みを散らしながら、自分達を取り囲む男達に痒みを鎮めることを求めて唸りで許しを請うていた。
刑事としての誇りを無くし、人間としての尊厳をかなぐり捨てて憎いはずの男達に救いを欲する惨めな刑事達。そんな二人を囲んで見下ろす男達は、刑事達の情けない痴態に自身の男根をズボンの中で膨らませ、胸にこれ以上無い興奮と欲情を募らせながらも、誰一人として二人に手を出しはしない。男達は自分を焦らしながら刑事達が熟する瞬間を、理性が壊れ、正気が砕け、尻穴を掻き回されたいという欲求で思考が支配される瞬間を待ち侘びている。
その瞬間に叩き込んだ尻穴への快楽を使って刑事達の心と身体を屈服させ、二人を刑事から快楽無しでは生きられない淫乱奴隷へと陥落させるためだ。

「んー! んむっ、むぐぁぁ! あぶっ、ふぶあぁ」
「んまっ、んむぁぁ……うぅ、むぐふぅぅぅ!」

自分達が男達の計画に従って崩壊させられている事実など知る由も無いまま刑事達は強まる一方の尻穴の痒みに悶え鳴き、涙と汗と唾液でだらしなく汚れたお互いの顔を見つめ合いながら、頭の中に痒いと助けての文字を絶えず浮かび上がらせていた。
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