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捜査員は檻の中で全身を白く淫らに汚される

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目を覚ますと、男は身に着けていた道具を全て衣服と共に奪い取られた裸体に変えられており、その上金属製の檻に閉じ込められた状態で暗闇の中に放り込まれていた。
捜査員としての任務に当たっている最中に不意打ちを食らい昏倒させられた記憶を思い出しながら、男は人間の体格に合わせた直方体の檻の格子から手を伸ばし外部の状況を探ろうとする。だが、男の手はどうやっても檻の外側には出られない。男に暗闇をもたらしている正体である柔らかな素材は檻の上下左右を隙間無く覆い尽くしており、包んだ檻の緩衝材を担うと同時に男の脱出を試みるあらゆる行動を大きく制限していた。
狭い檻の中から抜け出す術を探そうにも、真っ暗闇では何も見えない。丸出しにさせられた男根が揺れ動く屈辱も気にせずに格子に力を加えてみても、頑丈な檻はビクともせず手探りで探し当てた扉の鍵は道具が何一つとして無い今の状態ではどう足掻いても開錠出来そうにない。
男に手に入る情報は、捕らえられ所持していた物を何もかも没収された姿で檻に入れられた絶望の事実と、檻を囲う緩衝材とわずかに訪れる衝撃から自分がどこかへと運ばれているのだという絶望を上乗せする事実のみだ。
思索を巡らせてみても、状況を変える方法は見付からない。思索を諦め肉体を動かしてみても、頑丈な檻はやはりビクともしない。
焦燥を募らせながら、捜査員の男は希望を胸に諦め悪く試行錯誤を繰り返す。けれど、その希望が叶うことは無く、男はとうとう自身の連行が終わり檻を衝撃から守っていた箱が開かれる時を、真の絶望を思い知らされる残酷な瞬間を迎えてしまった。

「うぁっ!?」

箱が開かれたことで浴びせられた光に眩んだ男の目がじょじょに慣れていく。そうして取り戻した視界で男が目にしたのは、醜悪な微笑みを浮かべて檻の中の自分を凝視している巨大な男達の顔だった。

「おや、起きてたんだ。飼い主達の手間を省けて偉いね、捜査員さん」
「んじゃ、良い子の捜査員さんに早速俺達からご褒美をやろうな。これから毎日食べるご馳走を、たっぷり飲ませて、浴びせて、その小っさくなった全身に匂いを染み込ませてやるよ」
「ひっ……!? やめ、やめて、くれ……っ!」

小型化した捜査員を好き勝手に弄ぶ娯楽を想像してすでに勃起していた男根を取り出しながら非道な宣言を口にした男達に対し、自身の肉体が小型化されたことを一瞬で認識させられた捜査員は放とうとしていた反抗の言葉を全て忘れ恐怖に染まった懇願を震える声で発する。
しかし、残酷な男達はその懇願を聞き入れない。悲痛で哀れな懇願を耳にして興奮を余計に加速させた男達は檻の形に合わせたくぼみが付いているクッションが内側にあてがわれた運搬用のケースから捜査員入りの檻をそっと握って丸テーブルの中央に立たせると、いきり立った男根で逃げ場の無い捜査員を包囲し、各々の利き手を使って無様に檻の中で小さな裸体を晒す捜査員を燃料にしながら異常な自慰に耽り始めた。

「あぁ、良いよ、その怯えた顔すごくそそるよ」
「怯え切った顔も、程良く鍛えられた身体も、捜査員としての誇り高い思考と聡明な頭脳も、今から何もかもを俺達の精液で汚されてその檻の中でいやらしく染まると思うと興奮が抑えられなくなっちゃうよ。もうすぐ一回目が出るのに、間を置かずに二回目を出せちゃいそうなくらいだぜ……捜査員さん」
「い、嫌ぁぁっ! 助けて、誰か……こんなの嫌だ、嫌だぁぁぁーっ!!」

一人きりの時に散々繰り返し無駄だと理解したはずの格子を掴んで揺らす足掻きを半狂乱で行い、慈悲を求めて喉が破れんばかりに鳴き喚く小さな捜査員を鑑賞し余計に掻き立てられた興奮で背筋をゾクゾクと震わせながら、男達は欲望のままに男根を擦る手の速度を引き上げていき、捜査員を残酷かつ淫猥に染め上げる白濁の放出を自らに促していた。
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