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無慈悲な淫具と自らの尾で虎はイき地獄へと追いやられる

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密かな自慢であった太く長くしなやかな縞柄の尾が、金属製の器具を用いてぽっかりと開かされた尻穴へと差し込まれていく。
敵の手に堕ちた日から毎日雌の快楽を教え込まれた尻穴に、虎の男自身の尾が奥深くまで挿入されていく。
その無慈悲な行動をやめさせたくても、敵によって与えられた拘束のせいで身動きを封じられた虎はやめさせられない。自身の監禁兼調教場所として選ばれた地下室の天井に打ち付けられた丸い金具から伸びた鎖の先にある黒革製の枷を両手首と足首に嵌められた虎が真上へと間抜けに伸ばさせられた手足をどんなにもがかせようとも、手足の指と爪の使用を禁じる黒革製の鍵付き手袋をひたすらに変形させつつ口に噛まされた金属製の棒枷に牙を立てて唸りながら暴れようとも、虎は無駄に足掻く自分を嘲笑いながら尾を閉じられなくさせた尻穴に潜り込ませていく悪達の非道から決して逃れられない。
一切の自由を制限され悪の支配下に置かれた虎に残された選択肢は、背を預けさせられた台の上で惨めに裸体を悶えさせながら尻穴を拡張している器具に後から接続された別の器具によって尻尾を引き抜きたくても引き抜けないよう位置を固定されることのみで。哀れな虎は今日も悪が望む恥辱の下準備を、真の辱めの前段階でしか無い屈辱を、抵抗を封じられた逞しき裸体へと施されてしまった。

「淫乱ケツマ○コを自分の尻尾に犯されてる気分はどうだ? 虎さんよ」
「んぁぅ……むぐうぅ」
「おいおい、そんな怖い顔すんなよ。ほら、尻尾撫でてやるからいつもみたいに可愛くて無様な鳴き声を上げてみな」
「おがっ!? もあおぉっ!!」

付け根の部分から尻穴を拡張する器具と一体化して尾を緩み無く締め付けている器具までの外気に触れている部分の尾を数人がかりで容赦無く撫で回され始めた虎が一生懸命に示していた反抗の態度を一気に失い、甘く歪んだ拒絶の絶叫を放ち始める。無論、その絶叫を耳にしても悪達は責めの勢いを緩めない。連日の調教の成果で性感帯へと変貌した尾を不規則に撫でたら、虎は嫌でも快感を覚えてしまう。それどころか、尾の大半が尻穴に埋まっている状態では快感の襲撃を拒む尾が無意識に跳ねる度に腸壁と尾の両方に淫らな摩擦の悦楽が走り、虎はあっという間に虚勢を張ることも叶わない発情へと追いやられてしまう。
それを理解した上でそれぞれ形の違う指で虎の尾をいたぶる悪達は、みっともなく丸出しの男根を硬く膨張させていく愉快な虎を思い思いに堪能しつつ狭い範囲で逃げ回る尾を嬉々として刺激していく。
そんな残忍で甘い責め苦が何分続いた頃だろう。虎の男根が限界まで硬度を増し、何処にも逃れられぬ雄々しき裸体が淫猥な火照りで憔悴させられきった頃、悪達は今日も自分達の手を煩わせること無く完全に出来上がった情けない虎に真の淫獄を味わわせる為の準備へと取り掛かった。

「虎さんのエロ乳首にプレゼントやるよ。お前が大好きなヤツをなぁ……!」
「もっ、ぐみゅうぅっ!?」
「このビンビンになってるエロチ○ポにもプレゼントだ。昨日も散々嬉しそうにイきまくってたヤツだぜ。嬉しいだろぉ?」
「おごっ、もほぉぉっ!?」

硬く尖りきった虎の左右の乳首を、薄桃色をしたクリップ型のローターが苛烈に挟み込む。ローターが生み出した痛みと鮮烈な快楽が引き切らない内にローターが内蔵された黒革製のベルトが、昨夜も使用された冷酷なベルトが、虎の男根の根元と亀頭の真下に巻き付けられていく。
このまま乳首と男根の淫具を駆動させられたら。深く考えずとも答えの出る絶望的な展開に恐怖する余裕も無くして目を剥きながら悶絶する滑稽な虎を眺める悪達は、気高き正義の面影を跡形も無く失った痴態を晒す虎からまだかすかに残っている正義の自覚を追い打ちで削ぎ落とすべく、乳首と男根の淫具を躊躇い無く駆動させた。

「ぐもぉぉっ!? もっ、ごほっ、はごぉぉぉっ!!」

乳首と男根が、手心の概念すら持たぬ機械達の振動で嬲り倒される。乳首と男根を苦しめる悦びに反応して虎の意思と関係無く踊り狂う尾が、悪に開発された腸内と他ならぬ自分自身を快楽の淵へと追いやっていく。
もう虎は、機械の攻撃に屈しながらイきまくらされるしか無い。もはや虎は、無自覚に己と腸内を責め立てる尾に絶え間無い絶頂をもたらされるしか無い。
そうして愉快なイき地獄に陥った虎を確認して形の違う口を醜悪に歪めた悪の獣人達は、哀願を飛ばすことも出来ずによがり狂っている虎に背を向けると、返事が無いことを承知で別れの言葉を浴びせつつ地下室を後にしてしまった。

「んじゃ虎さん、俺達は飯行ってくっから帰るまで思う存分気持ち良くなっててくれよな?」
「死ぬ前にはちゃんと戻ってきてやっから、安心してイき続けてくれて良いぞ? それじゃ、また後でな」
「あもっ、もっ、うぎゅっ、がみゅぅぅぅぅーっ!!」

制止も、助けても、許しても含まれていない淫らな苦悶一色に染まった虎の鳴き声を背に受けながら、悪達は地下室を施錠し宣言通り為す術無くイき続ける虎を置き去りにしての食事へと赴くのだった。
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