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淫乱親子は幸せに可愛がられる

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妻と別れ、男手一つで息子を育てていた男。貧しく、忙しいながらも楽しい生活を送っていた男はある日信頼していた友人に騙され、多額の借金を背負わされてしまった。そんな男に救いの手を差し伸べたのは、男の古くからの親友である男で。男は会社を興して成功を収めたことで得た金を用いて男が背負わされた借金を肩代わりし、住む場所を確保する金の用意も難しい二人を自身の屋敷に住まわせ割の良い条件で使用人として働かせ始めた。
何も知らない外部の人間から見れば、麗しき友情という美談で終わる話だろう。だが、実際は違う。男が借金を肩代わりし自身の屋敷に住まわせたのは、相手を自身の支配下に置き、逃げ場を無くすためだ。
多額の借金を肩代わりしてもらったという恩がある以上、男は親友に逆らえない。昔からずっと恋情を抱いていたという言葉と共に肉体を求められ、拒めば親子揃って路頭に迷うとほのめかされたら、男はただただ従うしか無い。
故に今日も男は自分の雇い主にして飼い主である親友の部屋を夜遅くに訪れ、裸体を甘い快楽で責め立てられている。

「あっ……ん、ふぁぁ……んぁっ、あぅっ」
「こら、足が閉じてきてるよ? ちゃんと大きく足を開いてエッチなところが見えるようにしないと駄目でしょ?」
「ん、ふ……ごめ、なさ……あぅっ、あんぅっ!」

赤い絨毯の上で四つん這いになるよう命じられた男は、無意識に狭まっていた足の間隔を咎められながら左右の内股を指先でくすぐられた刺激に可愛らしい鳴き声を上げながら、黒布の目隠しの下で眉根を寄せつつ足を開き直した。

「そう、良い子だね。上手に足を開けた偉い子には、気持ち良いご褒美をあげるよ。君の大好きなエッチな穴を、じっくり捏ねてあげようね」
「ひゃぅんっ! あ、あひっ……おひり、おしりぃ……ぐにぐに、きもひ、いぃ……」

左の内股を撫でる指はそのままに右の指で尻穴を揉み込まれ始めた男は、四つん這いとなっている手足を小さく震わせながら尻穴を弄られて気持ち良いと正直に口にした。
最初の頃は、その気持ち良いという言葉も親友を早く満足させるために仕方なく発していたが、今は違う。男は与えられる悦びのままに本心を言葉にしている。
金で従わされ身体をまさぐられる立場に嫌悪していたはずなのに、好き勝手を出来る立場の親友が本気の愛情をぶつけながら優しく至福の快楽を注いでくるせいで、男はこの状況を嬉しいと感じ、親友の男根に穴を掻き回され雌にされることを幸せだと認識するようになっていた。
けれど、男は未だにそれを肯定し受け入れられる心境にはなっていない。男の中の息子の存在が快楽に溺れる自分を否定しているために、男は淫欲に素直になれずにいた。
それを見抜いているからこそ、親友は今日、男を陥落させる材料を揃えた上で男を部屋に呼んだ。後はその材料を出すタイミングだけ。

「お尻を揉まれるだけで、気持ち良いね。それだけでも気持ち良いのに、おチ○チンまで弄られたらどうなっちゃうのかな?」
「んひゃぁぁっ!? しょれ、りゃめ! しゅぐイぐっ、イっちゃうぅぅぅ!」

尻穴に指先を軽く潜り込ませた状態で解すように揉まれ、内股をくすぐっていた左手で勃起していた男根を扱かれ始めた男は、目隠しの下で瞳を蕩つかせながら淫猥に鳴き叫び、絶頂があっという間に訪れてしまうと訴える。

「良いよ、イっちゃいなさい。エッチに鳴いて可愛くイくところ、私達に見せて」
「あぅっ、あん! イぐっ、イぐぅぅんっ! しゃせー、くるぅっ! イぐイぐイぎゅぅぅっ!」

親友の言葉の違和感に気付く余裕も、男には無い。男は快楽に抗えないよう躾けられた尻穴と男根を襲う刺激に絶頂へと追い立てられ、堪えることも叶わぬまま絶頂を迎え男根から体液を迸らせ絨毯の赤を白く汚し、裸体を支える手足の力を保てなくなって脱力しくったりと絨毯に崩れ落ちた。
と同時に、男の視界を閉ざしていた目隠しが外される。男は突然視界が戻ったことに驚き眩しそうに目を細めていたが、目の前の状況を理解した途端表情を別の驚きに染めた。

「気持ち良さそうにイってたね、父さん」

目隠しを外したのは、男の息子で。その息子は自分で外し右手で握った目隠しの向こうで、裸体を晒していた。
息子は調教を受けた父と同じように肥大した乳首を露出させ、父の痴態を観察して勃起した男根を父の眼前に突き出した状態で、裸体を晒していた。
目の前の光景に脳が追いつかず、言葉を失ったまま動くことも出来ない男。そんな男の脱力した裸体を親友は脇の下に手を入れる形で持ち上げて正座に近い格好をさせ、絨毯に腰掛けた自分に寄りかからせながら左の耳元に唇を寄せて囁いた。

「○○君、結構早い段階で私達の関係に気付いて、覗き見してたんだよ? 僕も聞いて驚いたんだけど、自分もあんな風に気持ち良く可愛がられたい。父さんと同じようにエッチな鳴き声を上げながらイきまくらされたいって思いながら見てたんだって」

嘘だ。震える口で出そうとした男の言葉は、出す前に否定された。男の知らない発情した息子が放つ、親友の言葉を肯定する言葉によってだ。

「今までずっと隠してたんだ。自分で乳首弄って、お尻をほじって気持ち良くなってる自分を毎日頑張って働いてくれてる父さんに知られたくなくって、ずっと隠してたんだ。父さんと○○さんがエッチしてるのを見たとき、凄く気持ち良さそうに父さんが喘ぐのを聞いたとき、凄く嬉しかったし、羨ましいなぁって思ったんだよ?」
「あ、うぁ……」

今日だけじゃなく、今までのも息子に見られていた。その事実を知って男は羞恥を募らせる。だが、その羞恥はすぐに興奮へと置き換わっていく。射精を迎え萎えていた男の男根はその興奮に影響されて膨張し、間を置かずして最大まで張り詰めた。
その張り詰めた父の男根を見た息子は恍惚の表情を浮かべて逞しい父の男根に釘付けとなり、自身の発情を更に加速させていく。息子が強めたその発情は男にも作用し、二人の淫らさは際限なく高まり続ける。
男を自らの物としたときは欠片も想定していなかった、息子の淫乱さ。そしてそれから得た、親子揃って快楽に対し弱く淫らな心と肉体を有しているという情報。その情報を使って、親友は男を息子と共に陥落へと導いていく。後ろから回した手で左右の乳首をくりくりと捻りながら、親子揃って淫欲を貪る日々へと誘導していく。

「○○君も、気持ち良くなりたいんだってさ。これからは三人一緒に気持ち良くなろうよ。借金とか関係無しに、僕は二人を毎日可愛がる生活を送りたいよ」
「んぁっ、そんな、それ、はぁ……っ!」
「お願い、父さん。僕も、○○さんに気持ち良くされたい。気持ち良くなってる父さんを毎日近くで見たいし、僕が気持ち良くなってるところも見て欲しい。父さん、お願い。僕も、○○さんの物にさせて」

父としての威厳は、とっくに失われている。借金を肩代わりする条件として自分はやってるという言い訳は、ついさっき親友の口から潰された。そして何より、男は息子と共に甘く可愛がられる快楽の日々に強い魅力を感じ、悦びを抑えきれないほどに溢れさせてしまっている。
どこにも、逃げ場は無い。逃げたいと思っている自分もいない。男は息子の願いを肯定する言葉を放つ代わりに、自らの衝動に従って目の前で揺れていた息子の男根を口に含むと、親友から教え込まれた舌の動きを使って息子の男根を甘く労り始めた。

「んっ、んむ、ふぅっ、ぷふっ」
「あぅぅぅんっ! 父さんの、口ぃ……気持ち良い、幸せ、幸せだよぉぉ……っ!」

息子の男根に奉仕する父と、父の口で男根を転がされる幸福に身を震わせている息子。ずっと昔から愛し続けていた男と、その男の若い頃とよく似ている少年。そんな淫乱な二人の飼い主となり、淫猥で満ち足りた日々を送ることとなった親友は目の前で繰り広げられる親子の甘い様子に生唾を飲み込みつつ、今から二人を可愛がる方法をどれにしようかと考えながら愛しい男の乳首を指で弄んでいた。
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