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刑事犬達は自身の男根を容赦無く苛め抜く

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床から伸びた二本の短い柱の先に固定された、薄桃色のオナホール。それは、二人の刑事を捕らえて山奥の別荘へと連れ去った男が好きに使えと言って刑事達のために用意した道具だ。
もちろん、二人の刑事はそれを使う気などさらさら無かった。むしろ、その固定されたオナホールを睨み付けながら自分達を捕らえた男への怒りを募らせ、その怒りを原動力にして二人の刑事は両手両足を折り畳んだ状態で拘束し肘と膝で身体を支える無様な四つん這いを強制している拘束具を外そうと暴れていた。
しかし、そんな刑事達の反抗心は、監禁調教の日々が長くなるにつれて徐々に砕かれ、跡形も無く蕩けていった。

鋭く男を睨み付けていた刑事達の目は抱いていた怒りの感情を完全に忘れて淫猥に蕩け、憎かったはずの男に甘えるような視線を向けるようになっている。黒い棒状の口枷を装着しようとする指に隙あらば歯を立てようとしていた刑事達の口は自ら口を大きく開いて枷の装着を手助けし、よだれをだらしなく垂れ流しながら従順なペットの鳴き声で男を悦ばせるまでになっている。
心と身体を男の手で躾け直され、服従を刻み込まれた刑事達はもう、主である男に逆らうという選択肢すら思い付かない。
頭部にそれぞれ黒と茶色の犬の耳飾りを取り付けられても、刑事達は犬として扱われる事実に幸福を感じ。尻穴に耳と同じ色の尻尾が付いたアナルパールを挿入されても、嬉しそうな声で鳴きながら腸内を埋め尽くす球をきゅうきゅうと絞め付け。自分がいない間に、根元を戒めた男根を苛め抜いておくようにと男に指示を出されても、堕ちた刑事達は何の疑問も抱かずに指示を受け入れ、折り畳まされた手足を一生懸命に動かして腰を前後に振り乱し、根元をベルトで絞め付けられて射精を禁じられた自らの男根を柱の先に固定されたオナホールで休み無く刺激し、主が望む通りに射精を伴わない絶頂を断続的に迎えて自身の男根を容赦無く苛め抜いていた。

「うんっ、んぅんっ! んふっ、ふっ、ふぅっ!」
「んもっ、んもぉんっ……ふぅ、んぶぅんっ! あぉぉぉぉんっ!!」

頭部の犬耳と、尻穴から垂れ下がった犬の尻尾を揺らし、涙と唾液でぐちょぐちょに汚れているペット仲間の蕩け顔を正面に眺めながら、二匹の刑事犬は男根をオナホールの中で必死に刺激する。
射精したくても出来ない状況に追いやられた男根はパンパンに膨れ上がり、根元のベルトの食い込みを痛いくらいに感じている。加えて、感度が高まりきった男根は常にビクビクと震えており、小さな絶頂を男根が一往復する間に何回も迎えていた。

精液を吐き出せないまま、限界を大きく超えた快楽で絶頂し続けている。それは、拷問と呼んでも良いほどの甘い地獄だ。
だが、かつて刑事であった二匹の犬は、甘い地獄に苦悶しながらも腰をとめない。勝手に腰をとめたら部屋に帰ってきた主にお仕置きをされてしまうからだ。
至福の瞬間である、主の男根の挿入をおあずけされるという、これ以上無く残酷なお仕置きを。

「んむぅぅ、むぅ、はぉ、ぐむぅぅぅぅぅんっ!」
「うふっ、ふぐぅ……んっんっ、んぉぉぉぉぉーっ!」

主の男根に奥深くまでを貫かれる悦びを考えながら、仲良く射精無しの絶頂を迎える二匹の甘い悲鳴は救いの来ない別荘の一室にうるさいくらいに反響し、心と身体を完全に飼い慣らされた二匹の興奮と淫欲を加速させていた。
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