少年は淫薬に狂う様を無慈悲に撮影される

五月雨時雨

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少年は淫薬に狂う様を無慈悲に撮影される

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ちょっとエッチな下着だけを着た姿になって、写真を撮らせてもらうだけ。
胡散臭さを強く感じさせる勧誘の言葉を紡ぎながら学生にとって目が眩む程の報酬を提示してきた男の誘いを拒みきれず、少年は言われるがままにマンションの一室へと案内されそこで男根の形状をはしたなく浮き上がらせるくらいにぴっちりと肌に吸い付くサイズをした真紅のブーメランパンツへの着替えを要求され、非日常に満ちた撮影の主役へと仕立て上げられてしまった。
自分を撮影現場へと導いた男達の意図に沿って着替えた時点で、すでに非道な罠に嵌められていた。その情報を知る由も無い少年は、自身の肉体に発生している変化を緊張と背徳感由来の物だと誤認しながらありとあらゆるはしたない格好を命じられるがままに写真へと収められつつ、完全に手遅れとなった状態で己の異変を把握した。

「あ、あれ……っ?」

緊張と背徳感では説明が付かない量の熱で、肉体全体が火照りきっている。心臓の高鳴りも抑えられず、息の乱れも整えられず、撮影開始時とは比べ物にならないくらいに膨張し唯一の衣服を内側から押し上げている男根を鎮めることも叶わない。
明らかな異常に狼狽しながら、少年はいつの間にか手足にも力が上手く入らなくなっていた裸体を小刻みに震わせつつ潤んだ瞳で男達に縋る視線を寄せる。この異常をもたらした張本人である男達に救いを求めながら、少年は床に敷かれた薄桃色のマットにぺたんと座り込んだ状態で無意識に腰を前後に揺すらせる。
その思い通りの状況に陥った少年を眺めながら、男達は穏やかな撮影の雰囲気を切り上げ内側に隠していた残忍な獣欲を露わにする。もう、抵抗さえ満足に行えない。圧倒的優位に立った事実を理解し、表情を残忍に歪めながら少年との距離を縮めた男達は、本能で危機を察知した少年が弛緩した肉体で逃走を試みる動きをやすやすと無に帰しつつ、左右の手首を頭上でまとめさせ手首を挟む位置にまで足首を大きく持ち上げさせる惨めな姿勢を強要した。
それは、意に染まぬ興奮で限界まで張り詰めた少年の男根が脈打つ様子と、少年自身の困惑と恐れを表わすかのように尻穴が収縮を繰り返す様子が衣服越しにはっきりと観察出来る姿勢。無慈悲な薬品の効果によって淫猥な昂ぶりを引き起こされた恥部がみっともなく突き出されている屈辱と恥辱に満ちた姿勢だ。

「おーおー、チ○コもケツ穴も苦しそうに震えちゃって。○○君はお薬が効きやすい体質なのかな? それとも……○○君が特別淫乱な身体をしてるだけなのかな?」
「くっ、くひゅ、り……? いっひゃい、おりぇに、何をぉっ?」

この不可解な火照りは、薬を盛られたことが原因だった。それを男の言葉で知った少年は、胸に戦慄を募らせつつ自分の物とは思えないくらいに蕩けた声で男達に問いかけた。
しかし、男達は少年の問いに応えない。少年自身の手で身に着けさせたブーメランパンツにあらかじめたっぷりと淫薬を染み込ませ、亀頭部分の粘膜と尻穴の入り口付近を覆う粘膜から摂取をさせたことを教えてはやらない。
何故なら、それは教える必要も、これから始まる真の撮影会に必要な情報でもないからだ。
教えようと教えまいと、少年に加える責め苦は変わらない。ならば教えるだけ時間の無駄だ。そう一方的に考えながら、男達は手足を封じた少年の肉体に嬉々として手を伸ばしていく。淫薬の影響で真っ赤に充血しつんと尖りきった左右の乳首を捏ね回し、少年自身の汗という名の水分を吸って本性を現した淫薬でぬめっているパンツ越しに男根を摩擦し、男根と同じ要領で尻穴を布の上から指で揉み込む。そんな刺激を、望まぬ発情に苛まれ感度を増幅された肉体に叩き込まれている少年はもう、快楽に抗いたくても抗えない。後ろにでんぐり返しをしている最中のような姿で固められた肉体を必死でもがかせても手足をマットへと押さえ付ける男達の手から逃れられない少年は、金に釣られた己を後悔する余裕も失ったまま巧みに弱点をいたぶる男達の責めに屈するしか無い。
抵抗を禁じられ、苛烈な悦楽に翻弄させられている哀れな少年はもはや、為す術無く絶頂へと押し上げられながら淫らに鳴き喚きよがり狂う自身を写真と、映像に収められていくしか無いのだ。

「やっ、いやっ、やぁぁぁっ!! イっ、イぎゅっ! ひぎゅぅぅぅっ!!」
「凄いね、○○君。もうイきっぱなしになりかけてるじゃない。やっぱり、○○君は人一倍エッチな身体をしているいやらしい男の子だったんだね」
「ち、ちがっ、あぁぁ! こりぇは、くしゅりの、せいでぇぇっ!!」
「うんうん、薬のせいだね。○○君のせいじゃないね。だったら、幾らイっても安心だね。薬のせいだから、思う存分イきまくりなさい。○○君は本当はエッチなんかじゃないって俺達はちゃんと分かってるから……薬のせいにしながら、おかしくなるまでイき狂っちゃおうね、○○君?」
「ひっ、やぁぁぁぁぁーっ!? だっ、じゅげでぇぇっ!! イぐのやらっ! やらのにぃ……イっぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

何を行っても無駄な足掻きに変えられ、何を口にしてもとめどなく絶頂が訪れるイき地獄の燃料へと変換させられる少年の甘い絶叫は残酷な男達の欲情と加虐心を掻き立て男達の懐を潤す為に撮影されている映像に痴態と合わせて残されながら、味方も救いも存在しない防音が施されたマンションの一室に、虚しく響き渡り続けていた。
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