2 / 6
青鬼とチョコレート
しおりを挟む
「君の企画には面白みがない」
会議テーブルに肘をつき顎の下で両手を組んだ上司が、優斗を見据えた。
その目は冴え冴えと冷えている。
周りいるスタッフは揃って息を呑み、優斗は縮こまる。
「柊君はコンペのメンバーから外れてもらう。木下君と交代しなさい」
「あ、青山君、木下君は今、諸星菓子店の案件を抱えていてだね……」
隣から恐る恐る部長が囁いた。その言葉を遮るように、青山課長は微動だにせず声を放つ。
「では、その企画を柊君が担当すれば良い。諸星菓子店のような老舗ならば、柊君のようにセオリーに忠実なタイプが適任でしょう」
暗に発想力が無いと言われたようなものである。
寄せられる気の毒そうな視線がいたたまれない。
しかし、青鬼に逆らえる者などこの場には誰もいない。
優斗は木下からそっと差し出された資料を受け取ると、それを顔の前に翳し、小さく息を吐いた。
「気にするなよ」
「ああ、ありがとう」
同僚に肩を叩かれ優斗は笑ってみせる。そして、前を歩く背中にチラと視線を向けた。
憎らしいほど隙のない真っ直ぐに伸びた背中、男にしては少し華奢な体型ながら、放つオーラは周りを圧倒するほど強い。
完璧に整った美貌から繰り出される言葉は、ざっくりと人を切りつけ、うっかり膝を付けば踏み潰される。
これまで数々のスタッフがこの部署から去った。幾度もブリザードをくらい、瀕死の状態に陥りながらも未だここに残っている自分は、他のスタッフからすればさぞ珍しい事だろう。
累々たる死体の山に見向きもせず悠々と歩き続ける鬼畜。人の心を失った仕事の鬼。
人は皆、彼をそう呼ぶが……
「伝統を深く理解した上でイメージを壊さないまま顧客満足度を上げる。優ちゃんの得意分野だろう」
「まあね」
「斬新な提案だけが全てじゃない」
「だったら、もう少し上手く言ってくれても良いのに。龍兄は言葉が足りないんだよ」
青鬼の渾名をもつ恋人、青山龍星は、ソファに座る優斗の肩に背後から腕をかける。
「ごめんね。拗ねちゃったか?」
「違う。龍兄が誤解されんのが嫌なんだよ。本当は皆が言うような冷血漢じゃねぇんだからさ」
龍星は優斗の頬に自分の頬を擦り付けた。
「名前通り優しいなぁ、優ちゃんは。良いんだよ、俺は、優ちゃんさえわかってくれてればね」
囁きと共に、ふと甘い香りが漂った。
「珍しい。今日のツマミはチョコ?」
「あー、うん、これはちょっとしたつまみ食い」
「そういえば今日はアレだ、バレンタインデー」
優斗は傍らの鞄を探る。帰り際に後輩の女子社員から渡された小箱を取り出して、掲げて見せた。
「何それ、貰ったのか?」
「どうせ義理だよ」
「……俺は貰ってないけど?」
「青鬼に渡せる強者はいねぇよ」
どうせ、突き返されるに決まっている、と女子社員達が恨めしそうに零しているのを聞いた事がある。見目麗しく仕事も出来る男、青山課長。しかし、表面上では全くモテない。女子社員達は憧れつつも遠巻きに見つめるだけなのだ。
青鬼は『特別』を作らない。誰に対しても彼の態度は一貫している。それは、彼なりに考えた上でのことで、彼の公平さであり、誠実さなのだが、それに気付く人間はそういない。
「誰だって拒絶されるのは怖いもんな。その点俺は、基本来る者拒まずだから」
青山龍星という人間がその類まれなる美しい容姿により、数え切れないほどのトラブルに巻き込まれるのを、優斗はずっと近くで見てきた。
「実際は、俺の方がよっぽど酷い人間なんだけどなあ。人の良いフリすんのは得意だから皆騙されるんだよな」
彼は青鬼にならざるを得なかったのだ。
そうして優斗もまた、決して妬まれないように己の能力を加減することを覚え、警戒されずに人の懐に忍び込む術を身に付けた。
それはひとえに、この美しくも危なっかしい男の傍に居て守り続けるため。孤独な青鬼を理解出来るのは優斗だけだと知らしめるため。
「ふうん?」
龍星は面白くなさそうに、優斗の手から箱を取り上げる。
「何だよ、俺が貰ったんだぞ」
「これは俺が貰う。優ちゃんは俺のを食べて」
「珍しいな、龍兄が自分からフェラを要求するなんて。咥える方が好きだろ」
「ふふ……まあね」
後ろを見上げれば、龍星はにんまりと笑い、優斗に口付けた。舌を出せば、ねっとりと絡ませる。もっと深く口付けようと両手を伸ばすが、龍星は逃げるように身体を引いた。
怪訝そうにふり返れば、身をかがめ、ソファの後ろで何かゴソゴソとやっている。そして、再び顔を出すと、その手には、先程優斗から取り上げた箱よりふた回りほど大きい箱が握られていた。
「優ちゃんにはコレをあげる。俺の手作り」
「マジかー。さすが龍兄、器用だな、お菓子も作れるのかよ」
優斗は受け取ると、宇宙柄の包装紙でラッピングされた箱を眺めた。ラメが入った金色のリボンでご丁寧に結んである。
「重いな」
「うん。予想より沢山チョコを使ったよ。少しだけ余ったのをさっきつまんでたってわけ」
「開けて良い?」
「どうぞ。優ちゃんチョコレート好きだよね。食べ応えあると思うよ」
優斗はリボンを解き、包装紙を剥がす。
そして現れた白い箱の蓋を開き……絶句した。
「気に入った?美味しそうだろ?」
「……これは……この形は……アレだよな?」
「俺のアレだよ」
優斗は眉間に指を当て、グリグリと押す。
いや、龍兄がかなりの変人だってことは知ってたつもりだけど……
「なあ、これ型取ったってこと?」
「念の為に全部剃ったから変なものは入ってないはずだ」
そういう事じゃない……てか……
「何でわざわざこんなの作ったんだよ」
龍星は優斗の隣に腰を下ろし、箱に横たわった茶色のソレを掴んだ。
「何でって、優ちゃんに俺のカタチをしたチョコレートを食べてもらいたかったからだよ。本物は咀嚼出来ないだろ?嚥下も消化も出来ないだろ?」
「何言ってんの?」
「早く舐めて溶かして食べてよ」
口元に押し当てられ、優斗は仕方なくそれを受け取ると、鈴口部分をチロチロと舌先で舐めた。龍星が食い入るように見ている。
「ど、どう?優ちゃん……」
「う……ん、甘い。チョコだな。ん、結構溶けやすいな。ほら、先っぽもうトロトロ……」
「そらもうバターを足したからね……いや、いやらしいな優ちゃん……」
「龍兄が食えって言ったんじゃん。うわ、手もドロドロ……こんなんなるなんて、やっぱ熱に弱いんだな」
「まさに、優ちゃんに触られると直ぐに湿らせてイッちゃいそうになる俺のアレだね」
優斗は溶け始めたソレをカブリと口に入れると、これ見よがしに出し入れして見せた。
「はあっ、優ちゃん、待って、そんなっ」
「トロトロで甘い……喉が焼けそう。……なあ、何で勃起してんの?俺はチョコ食べてるだけなんだけど?」
手を伸ばして、薄手のイージーパンツの上から股間を握る。
「あっ、だって、優ちゃんがエロいから……っ興奮するだろ、そんな……あ、だめっ……もう、我慢できない!」
青鬼は優斗の手を跳ね除け、正面に移動すると、床に座り込んだ。すかさず優斗の腰に手を掛け、ズボンを下げようとする。
「何すんの、俺食べてる最中!」
顔を上気させ、瞳を熱で蕩けさせた美形が見上げて訴えた。
「俺も食べたい、優ちゃんの。いいよね?」
スボンを下げ、見事にテントを張った下着の上から、人差し指でつつ、と裏筋をなぞりながら舌なめずりをする。
「こんなに硬く固まってる。美味しそう」
下着に手を突っ込まれ、引っ張り出された陰茎は空へ向けてそそり立っていた。龍星はそれを大事そうに両手で握り、躊躇なくパクリと咥える。舌で割れ目を擦り、ちゅぱちゅぱと夢中でしゃぶる男のその巧みな技に、優斗はたちまち翻弄される。込み上げる欲に抗えず、手の中で崩れかけた陰茎型のチョコを急いで箱に戻した。
ごめん、後でちゃんと頂くから……!
「龍兄、乗って。もうひとつの口で咥えてよ」
唾液で濡れた唇を赤い舌で舐めながら、青鬼は妖艶に微笑む。口の端から流れ落ちる雫もそのままに、立ち上がると素早く服を脱ぎ去った。
甘く淫らに香り立つような、裸体を惜しげも無く晒し、優斗の手首を掴み、チョコで汚れた掌を舐め上げる。
「早く、龍兄」
急かす優斗の上にゆっくりと跨り、唇を寄せた男の口から噎せ返るような甘い香りが注がれる。
「いっぱい食べてね、優ちゃん。俺のこと、ドロドロに溶かして」
優斗は喉で唸ると、堪えきれず腰を揺らしながら男の身体を引き寄せた。
欲望に忠実な恋人たちの、バレンタインデーの夜は更けていく。
お互いの熱で、甘く蕩けてひとつになるために。
おしまい
会議テーブルに肘をつき顎の下で両手を組んだ上司が、優斗を見据えた。
その目は冴え冴えと冷えている。
周りいるスタッフは揃って息を呑み、優斗は縮こまる。
「柊君はコンペのメンバーから外れてもらう。木下君と交代しなさい」
「あ、青山君、木下君は今、諸星菓子店の案件を抱えていてだね……」
隣から恐る恐る部長が囁いた。その言葉を遮るように、青山課長は微動だにせず声を放つ。
「では、その企画を柊君が担当すれば良い。諸星菓子店のような老舗ならば、柊君のようにセオリーに忠実なタイプが適任でしょう」
暗に発想力が無いと言われたようなものである。
寄せられる気の毒そうな視線がいたたまれない。
しかし、青鬼に逆らえる者などこの場には誰もいない。
優斗は木下からそっと差し出された資料を受け取ると、それを顔の前に翳し、小さく息を吐いた。
「気にするなよ」
「ああ、ありがとう」
同僚に肩を叩かれ優斗は笑ってみせる。そして、前を歩く背中にチラと視線を向けた。
憎らしいほど隙のない真っ直ぐに伸びた背中、男にしては少し華奢な体型ながら、放つオーラは周りを圧倒するほど強い。
完璧に整った美貌から繰り出される言葉は、ざっくりと人を切りつけ、うっかり膝を付けば踏み潰される。
これまで数々のスタッフがこの部署から去った。幾度もブリザードをくらい、瀕死の状態に陥りながらも未だここに残っている自分は、他のスタッフからすればさぞ珍しい事だろう。
累々たる死体の山に見向きもせず悠々と歩き続ける鬼畜。人の心を失った仕事の鬼。
人は皆、彼をそう呼ぶが……
「伝統を深く理解した上でイメージを壊さないまま顧客満足度を上げる。優ちゃんの得意分野だろう」
「まあね」
「斬新な提案だけが全てじゃない」
「だったら、もう少し上手く言ってくれても良いのに。龍兄は言葉が足りないんだよ」
青鬼の渾名をもつ恋人、青山龍星は、ソファに座る優斗の肩に背後から腕をかける。
「ごめんね。拗ねちゃったか?」
「違う。龍兄が誤解されんのが嫌なんだよ。本当は皆が言うような冷血漢じゃねぇんだからさ」
龍星は優斗の頬に自分の頬を擦り付けた。
「名前通り優しいなぁ、優ちゃんは。良いんだよ、俺は、優ちゃんさえわかってくれてればね」
囁きと共に、ふと甘い香りが漂った。
「珍しい。今日のツマミはチョコ?」
「あー、うん、これはちょっとしたつまみ食い」
「そういえば今日はアレだ、バレンタインデー」
優斗は傍らの鞄を探る。帰り際に後輩の女子社員から渡された小箱を取り出して、掲げて見せた。
「何それ、貰ったのか?」
「どうせ義理だよ」
「……俺は貰ってないけど?」
「青鬼に渡せる強者はいねぇよ」
どうせ、突き返されるに決まっている、と女子社員達が恨めしそうに零しているのを聞いた事がある。見目麗しく仕事も出来る男、青山課長。しかし、表面上では全くモテない。女子社員達は憧れつつも遠巻きに見つめるだけなのだ。
青鬼は『特別』を作らない。誰に対しても彼の態度は一貫している。それは、彼なりに考えた上でのことで、彼の公平さであり、誠実さなのだが、それに気付く人間はそういない。
「誰だって拒絶されるのは怖いもんな。その点俺は、基本来る者拒まずだから」
青山龍星という人間がその類まれなる美しい容姿により、数え切れないほどのトラブルに巻き込まれるのを、優斗はずっと近くで見てきた。
「実際は、俺の方がよっぽど酷い人間なんだけどなあ。人の良いフリすんのは得意だから皆騙されるんだよな」
彼は青鬼にならざるを得なかったのだ。
そうして優斗もまた、決して妬まれないように己の能力を加減することを覚え、警戒されずに人の懐に忍び込む術を身に付けた。
それはひとえに、この美しくも危なっかしい男の傍に居て守り続けるため。孤独な青鬼を理解出来るのは優斗だけだと知らしめるため。
「ふうん?」
龍星は面白くなさそうに、優斗の手から箱を取り上げる。
「何だよ、俺が貰ったんだぞ」
「これは俺が貰う。優ちゃんは俺のを食べて」
「珍しいな、龍兄が自分からフェラを要求するなんて。咥える方が好きだろ」
「ふふ……まあね」
後ろを見上げれば、龍星はにんまりと笑い、優斗に口付けた。舌を出せば、ねっとりと絡ませる。もっと深く口付けようと両手を伸ばすが、龍星は逃げるように身体を引いた。
怪訝そうにふり返れば、身をかがめ、ソファの後ろで何かゴソゴソとやっている。そして、再び顔を出すと、その手には、先程優斗から取り上げた箱よりふた回りほど大きい箱が握られていた。
「優ちゃんにはコレをあげる。俺の手作り」
「マジかー。さすが龍兄、器用だな、お菓子も作れるのかよ」
優斗は受け取ると、宇宙柄の包装紙でラッピングされた箱を眺めた。ラメが入った金色のリボンでご丁寧に結んである。
「重いな」
「うん。予想より沢山チョコを使ったよ。少しだけ余ったのをさっきつまんでたってわけ」
「開けて良い?」
「どうぞ。優ちゃんチョコレート好きだよね。食べ応えあると思うよ」
優斗はリボンを解き、包装紙を剥がす。
そして現れた白い箱の蓋を開き……絶句した。
「気に入った?美味しそうだろ?」
「……これは……この形は……アレだよな?」
「俺のアレだよ」
優斗は眉間に指を当て、グリグリと押す。
いや、龍兄がかなりの変人だってことは知ってたつもりだけど……
「なあ、これ型取ったってこと?」
「念の為に全部剃ったから変なものは入ってないはずだ」
そういう事じゃない……てか……
「何でわざわざこんなの作ったんだよ」
龍星は優斗の隣に腰を下ろし、箱に横たわった茶色のソレを掴んだ。
「何でって、優ちゃんに俺のカタチをしたチョコレートを食べてもらいたかったからだよ。本物は咀嚼出来ないだろ?嚥下も消化も出来ないだろ?」
「何言ってんの?」
「早く舐めて溶かして食べてよ」
口元に押し当てられ、優斗は仕方なくそれを受け取ると、鈴口部分をチロチロと舌先で舐めた。龍星が食い入るように見ている。
「ど、どう?優ちゃん……」
「う……ん、甘い。チョコだな。ん、結構溶けやすいな。ほら、先っぽもうトロトロ……」
「そらもうバターを足したからね……いや、いやらしいな優ちゃん……」
「龍兄が食えって言ったんじゃん。うわ、手もドロドロ……こんなんなるなんて、やっぱ熱に弱いんだな」
「まさに、優ちゃんに触られると直ぐに湿らせてイッちゃいそうになる俺のアレだね」
優斗は溶け始めたソレをカブリと口に入れると、これ見よがしに出し入れして見せた。
「はあっ、優ちゃん、待って、そんなっ」
「トロトロで甘い……喉が焼けそう。……なあ、何で勃起してんの?俺はチョコ食べてるだけなんだけど?」
手を伸ばして、薄手のイージーパンツの上から股間を握る。
「あっ、だって、優ちゃんがエロいから……っ興奮するだろ、そんな……あ、だめっ……もう、我慢できない!」
青鬼は優斗の手を跳ね除け、正面に移動すると、床に座り込んだ。すかさず優斗の腰に手を掛け、ズボンを下げようとする。
「何すんの、俺食べてる最中!」
顔を上気させ、瞳を熱で蕩けさせた美形が見上げて訴えた。
「俺も食べたい、優ちゃんの。いいよね?」
スボンを下げ、見事にテントを張った下着の上から、人差し指でつつ、と裏筋をなぞりながら舌なめずりをする。
「こんなに硬く固まってる。美味しそう」
下着に手を突っ込まれ、引っ張り出された陰茎は空へ向けてそそり立っていた。龍星はそれを大事そうに両手で握り、躊躇なくパクリと咥える。舌で割れ目を擦り、ちゅぱちゅぱと夢中でしゃぶる男のその巧みな技に、優斗はたちまち翻弄される。込み上げる欲に抗えず、手の中で崩れかけた陰茎型のチョコを急いで箱に戻した。
ごめん、後でちゃんと頂くから……!
「龍兄、乗って。もうひとつの口で咥えてよ」
唾液で濡れた唇を赤い舌で舐めながら、青鬼は妖艶に微笑む。口の端から流れ落ちる雫もそのままに、立ち上がると素早く服を脱ぎ去った。
甘く淫らに香り立つような、裸体を惜しげも無く晒し、優斗の手首を掴み、チョコで汚れた掌を舐め上げる。
「早く、龍兄」
急かす優斗の上にゆっくりと跨り、唇を寄せた男の口から噎せ返るような甘い香りが注がれる。
「いっぱい食べてね、優ちゃん。俺のこと、ドロドロに溶かして」
優斗は喉で唸ると、堪えきれず腰を揺らしながら男の身体を引き寄せた。
欲望に忠実な恋人たちの、バレンタインデーの夜は更けていく。
お互いの熱で、甘く蕩けてひとつになるために。
おしまい
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる