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甘い匂い※セイロン目線
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小さい頃、身寄りもなく死にそうになった『俺』に手を差し伸べたリゼお嬢様。
最初は会って話してはいたが、妹のキャンディお嬢様が俺を汚いと言い嫌っていたたも、次第に会う事はなくいつも遠くから彼女の姿を見ていた。
彼女が笑顔を向けてその視線の先には、いつだってあの男がいた。
大好きなチョコレート菓子を我慢し、好きな人の為に見合うよう一生懸命な姿がとても愛おしく、そして手の届かない遠い存在の彼女。
それでもこうして衣服住を与えてくれて、リゼお嬢様を守れる騎士になる道へと目標をかかげていた。
最近は……急にお嬢様との距離が近いと感じるようになった。
訓練を終えキャンディ様とアッサム様から逃げているようだったリゼお嬢様…そうあの時からだ。あれから何故か少しずつ彼女のそばにいられるようになった。
久しぶりに間近で会った彼女は美しく、甘いチョコレートの香りが微かにする。
隣りにいていいものなのか、卑しい立場の自分には何もないのに、そんな資格があるのかと考えていた。
俺に笑顔を向けてくると、期待をしてしまう。彼女にとってはなんともない事でも、ほんの少し‥‥もう少しそばにいてもよいと期待をしてしまいそうだ。
その期待心が少しずつ欲が出てきた。
自分の気持ちを伝えたら、きっと困る顔をするだろう。
気まずくなり、そばにいられないのであれば今はまだこのまま‥‥
「いやいや、おまえさ、もう少し気持ちを楽~にしてみろよ?そう!その無表情!顔は無駄にいいんだからニコニコ笑ってみろよ、沢山の女性がわんさかくるぞーってて!おま、今本気で脇腹狙っていただろ!?」
時々ダージリン王太子と剣の稽古を密かにしている。変な噂がたつのにこの王太子は気にしていないのかとため息をだした時
「兄上達またここにいた!あ、セイロンさん!こんにちわ」
彼の弟のアールグレイ王子は何故か俺に懐いてくれている。
「俺よりアルの方が賢いんだよ」
「‥‥そうでしょうね」
「なんか最近お前容赦ないな。まーいいけど。‥セイロンは俺よりアルが次期国王にと思うか?」
「それはアールグレイ王子に聞いてみては?」
そう話す俺達にアールグレイ王子は頬を膨らませて国王になるのは兄上だよと怒っていた。
パーティー当日のリゼお嬢様のドレスと俺の服装は黒と青色でデザインも一緒だった。
何を着てもやはり美しい。そう思った。
「‥‥お揃いですと、勘違いしそうなんですよ」
「え?何か言った?」
「‥いえ、さあいきましょう」
エスコートをし、リゼお嬢様のご友人であるエリザベス様の邸宅へ寄り、ダージリン王太子と合流した後パーティーへ参加していた時だ。
「リゼお姉様!」
今まで存在しないかのような扱いをしていたのに、急に話をかけたり、怯えられたり、不可解な行動をしてくる最近のキャンディお嬢様だった。
キャンディお嬢様とリゼお嬢様が並んでいても‥‥誰よりもこの会場の中で、いや、この世界で美しいのはやはりリゼお嬢様だとしみじみに思っていた時だ。
「…発狂してセイをぶん殴りそうだわ」
「何急に恐ろしい事を呟いてるんです」
たまに、恐ろしい事を言うリゼお嬢様だけど、それもまた可愛いらしいと思うのは自分は重症だなと感じる。
キャンディお嬢様は以前までは、俺を蔑み、敵視していたのに、何故か甘い声を出して話しかけてきた。
「お姉様の護衛さん、今まで嫌な事を言ってごめんなさい!許してくれるかな?」
「…いえ、キャンディお嬢様、私は気にしておりませんので」
そう話していると、人気者であるリゼお嬢様はあっというまに友人達に囲まれていたが俺を睨んでいた。
あぁ、チョコレート菓子をとってくれということか。無くならないのに、けっこう欲張りな方だなと思いつつ、近くにいたキャンディお嬢様は葡萄ジュースを渡して話しかけてきた。
「……好きなの?リゼお姉様が」
「……まさか、私はただの騎士見習いなものです」
「そうね、リゼお姉様はアッサム様とお似合いだもの!二人は結婚するべきだし。貴族には貴族同士がお似合い!そうでしょう?」
ズシンと痛いところをつかれた。
平民どころか人間として扱われてなかった自分と、貴族であるリゼお嬢様とは身分が違う。
そう警告しにきたのだと思った。
「ねえ、この葡萄ジュース、リゼお姉様も好きなのよ?飲んでみて」
そう言われ一口飲んだ瞬間
「‥‥っ?!」
一瞬で体が熱くなり、目がボヤけてしまう。酒か?!いや、よくわからない‥このままでは‥‥そうパーティー会場から立ち去ろうと外へ出ると、リゼお嬢様のかつての想い人であるアッサムがいた。
「君は‥酒でも飲んだのかい?」
「‥‥まさか、違います。少し体調が良くないだけです」
そう話していると、スルッと俺の腕を組んできたのはキャンディお嬢様だった。
ゾクッと悪寒がした。
「アッサム様!やだわ、パートナーの私を置いてやっぱりリゼお姉様を探してるんですもの」
「いや、すまない。‥ただその彼は‥‥」
「ふふ、これからロン‥いえ、この人と二人で楽しい事をするの」
「キャンディ、この前君何かもらってたけどそれって薬か何かーー」
「ねえ、アッサム様は黙って?今回はあなたに使うつもりはないもの。あぁ、リゼお姉様を取り戻したいのなら、ね?黙って」
キャンディお嬢様達の会話がよくわからない、思考が回らず、ただ‥‥体が熱くなり理性が効かない状態になりつつある自分はその場からすぐに足早で去った。
「やだぁ!まって!あ、アッサム様、リゼお姉様と仲良くねー?」
「‥‥ハアハア‥‥これは‥‥媚薬か何か?」
噴水の方へ足を運び誰にも気づかないよう、落ちついたら立ち去ろうとした時だ。
目の前には茶色の髪で美しい女性‥‥
「‥‥リゼお嬢様‥‥」
あぁ、貴女が欲しくてたまらない。自分のものにしたい。触れたくて堪らない。
そう頬を優しく触る。
「ふふ、やぁっとロン様こっちを見てくれた」
違う。リゼお嬢様じゃない。
「‥‥私に何をしたのですか」
キャンディお嬢様は私の膝の上に座りながら、笑顔で抱きついてきた。
「ねえ、なんで私を殺したのかしら。私は愛人にしてあげるっていったのに‥」
意味がわからない質問に困惑していた時、
キャンディお嬢様の顔は近づいてくる。
「躊躇なく、私を殺した。だけど‥‥その冷たい目がね、忘れられないの。怖いけど、、、ロン様は私を美しいって言ってくれたわ。そうでしょう?ねえ、もう我慢出来ないでしょ?私を抱きたくてしょうがないでしょ?この媚薬、前回もすごーく効いたんだもの」
‥‥気持ち悪い。触れたくない。
俺が触れたいのは‥‥美しいと思う方は一人だけだ。
「‥‥ブスったれがっ‥」
「は?え?きゃっ!」
ドン!とキャンディお嬢様を押した後、護身用の剣を鞘から取り出す。
「あはは!ねえ、また私を殺すの!?」
「‥‥ハァハァ‥‥何‥わけのわからない事を‥気色わる‥‥クソっ‥‥!」
俺は正気を取り戻す為、自分の右太ももに剣で勢いよく刺した。
「キャアァアァ!!」
あぁ、‥‥痛みのおかげで頭がハッキリしてきた。
「ば、ば馬鹿じゃないの!?わざわざ自分で刺す!?頭おかしいわよ!私の誘いを断るなんて……!!絶対効くやつなのに!!ロン様…!!おかしいわ!」
さっきから、ロン様ってなんだろうか。ただ一ついえることは‥‥
「……申し訳ございません。醜いブスに触れたくないので」
「はあー?!なっ、なんですって!!!酷い!」
泣きじゃくるブス‥いや、キャンディお嬢様の後ろにはリゼお嬢様がいた。
「……え、セイ?貴方…」
リゼお嬢様は真っ青な顔をしてやってきた。
「血が‥‥!セイ!あなたどうしたの?!今すぐにでも手当しないと!ダージリン王太子、すいませんが救護要請をーーセイ?大丈夫?」
‥‥これも幻覚か?だけど、甘い匂いがする。
夢なのか。血を出して正気を取り戻したかと安心したがやはり幻覚だろうか。
会いたくて愛しくて守りたい人‥‥‥
「ねえ、セイ?一体何がーー」
夢なのであれば‥‥‥少しだけ触れても良いだろうか。
一秒だけでもいい。
一秒だけ‥‥俺のそばにいて欲しい。
「セイ?え、ちょーー‥‥」
そっと夢の中のお嬢様にキスをした。
ーーーそれが現実とは知らずに
最初は会って話してはいたが、妹のキャンディお嬢様が俺を汚いと言い嫌っていたたも、次第に会う事はなくいつも遠くから彼女の姿を見ていた。
彼女が笑顔を向けてその視線の先には、いつだってあの男がいた。
大好きなチョコレート菓子を我慢し、好きな人の為に見合うよう一生懸命な姿がとても愛おしく、そして手の届かない遠い存在の彼女。
それでもこうして衣服住を与えてくれて、リゼお嬢様を守れる騎士になる道へと目標をかかげていた。
最近は……急にお嬢様との距離が近いと感じるようになった。
訓練を終えキャンディ様とアッサム様から逃げているようだったリゼお嬢様…そうあの時からだ。あれから何故か少しずつ彼女のそばにいられるようになった。
久しぶりに間近で会った彼女は美しく、甘いチョコレートの香りが微かにする。
隣りにいていいものなのか、卑しい立場の自分には何もないのに、そんな資格があるのかと考えていた。
俺に笑顔を向けてくると、期待をしてしまう。彼女にとってはなんともない事でも、ほんの少し‥‥もう少しそばにいてもよいと期待をしてしまいそうだ。
その期待心が少しずつ欲が出てきた。
自分の気持ちを伝えたら、きっと困る顔をするだろう。
気まずくなり、そばにいられないのであれば今はまだこのまま‥‥
「いやいや、おまえさ、もう少し気持ちを楽~にしてみろよ?そう!その無表情!顔は無駄にいいんだからニコニコ笑ってみろよ、沢山の女性がわんさかくるぞーってて!おま、今本気で脇腹狙っていただろ!?」
時々ダージリン王太子と剣の稽古を密かにしている。変な噂がたつのにこの王太子は気にしていないのかとため息をだした時
「兄上達またここにいた!あ、セイロンさん!こんにちわ」
彼の弟のアールグレイ王子は何故か俺に懐いてくれている。
「俺よりアルの方が賢いんだよ」
「‥‥そうでしょうね」
「なんか最近お前容赦ないな。まーいいけど。‥セイロンは俺よりアルが次期国王にと思うか?」
「それはアールグレイ王子に聞いてみては?」
そう話す俺達にアールグレイ王子は頬を膨らませて国王になるのは兄上だよと怒っていた。
パーティー当日のリゼお嬢様のドレスと俺の服装は黒と青色でデザインも一緒だった。
何を着てもやはり美しい。そう思った。
「‥‥お揃いですと、勘違いしそうなんですよ」
「え?何か言った?」
「‥いえ、さあいきましょう」
エスコートをし、リゼお嬢様のご友人であるエリザベス様の邸宅へ寄り、ダージリン王太子と合流した後パーティーへ参加していた時だ。
「リゼお姉様!」
今まで存在しないかのような扱いをしていたのに、急に話をかけたり、怯えられたり、不可解な行動をしてくる最近のキャンディお嬢様だった。
キャンディお嬢様とリゼお嬢様が並んでいても‥‥誰よりもこの会場の中で、いや、この世界で美しいのはやはりリゼお嬢様だとしみじみに思っていた時だ。
「…発狂してセイをぶん殴りそうだわ」
「何急に恐ろしい事を呟いてるんです」
たまに、恐ろしい事を言うリゼお嬢様だけど、それもまた可愛いらしいと思うのは自分は重症だなと感じる。
キャンディお嬢様は以前までは、俺を蔑み、敵視していたのに、何故か甘い声を出して話しかけてきた。
「お姉様の護衛さん、今まで嫌な事を言ってごめんなさい!許してくれるかな?」
「…いえ、キャンディお嬢様、私は気にしておりませんので」
そう話していると、人気者であるリゼお嬢様はあっというまに友人達に囲まれていたが俺を睨んでいた。
あぁ、チョコレート菓子をとってくれということか。無くならないのに、けっこう欲張りな方だなと思いつつ、近くにいたキャンディお嬢様は葡萄ジュースを渡して話しかけてきた。
「……好きなの?リゼお姉様が」
「……まさか、私はただの騎士見習いなものです」
「そうね、リゼお姉様はアッサム様とお似合いだもの!二人は結婚するべきだし。貴族には貴族同士がお似合い!そうでしょう?」
ズシンと痛いところをつかれた。
平民どころか人間として扱われてなかった自分と、貴族であるリゼお嬢様とは身分が違う。
そう警告しにきたのだと思った。
「ねえ、この葡萄ジュース、リゼお姉様も好きなのよ?飲んでみて」
そう言われ一口飲んだ瞬間
「‥‥っ?!」
一瞬で体が熱くなり、目がボヤけてしまう。酒か?!いや、よくわからない‥このままでは‥‥そうパーティー会場から立ち去ろうと外へ出ると、リゼお嬢様のかつての想い人であるアッサムがいた。
「君は‥酒でも飲んだのかい?」
「‥‥まさか、違います。少し体調が良くないだけです」
そう話していると、スルッと俺の腕を組んできたのはキャンディお嬢様だった。
ゾクッと悪寒がした。
「アッサム様!やだわ、パートナーの私を置いてやっぱりリゼお姉様を探してるんですもの」
「いや、すまない。‥ただその彼は‥‥」
「ふふ、これからロン‥いえ、この人と二人で楽しい事をするの」
「キャンディ、この前君何かもらってたけどそれって薬か何かーー」
「ねえ、アッサム様は黙って?今回はあなたに使うつもりはないもの。あぁ、リゼお姉様を取り戻したいのなら、ね?黙って」
キャンディお嬢様達の会話がよくわからない、思考が回らず、ただ‥‥体が熱くなり理性が効かない状態になりつつある自分はその場からすぐに足早で去った。
「やだぁ!まって!あ、アッサム様、リゼお姉様と仲良くねー?」
「‥‥ハアハア‥‥これは‥‥媚薬か何か?」
噴水の方へ足を運び誰にも気づかないよう、落ちついたら立ち去ろうとした時だ。
目の前には茶色の髪で美しい女性‥‥
「‥‥リゼお嬢様‥‥」
あぁ、貴女が欲しくてたまらない。自分のものにしたい。触れたくて堪らない。
そう頬を優しく触る。
「ふふ、やぁっとロン様こっちを見てくれた」
違う。リゼお嬢様じゃない。
「‥‥私に何をしたのですか」
キャンディお嬢様は私の膝の上に座りながら、笑顔で抱きついてきた。
「ねえ、なんで私を殺したのかしら。私は愛人にしてあげるっていったのに‥」
意味がわからない質問に困惑していた時、
キャンディお嬢様の顔は近づいてくる。
「躊躇なく、私を殺した。だけど‥‥その冷たい目がね、忘れられないの。怖いけど、、、ロン様は私を美しいって言ってくれたわ。そうでしょう?ねえ、もう我慢出来ないでしょ?私を抱きたくてしょうがないでしょ?この媚薬、前回もすごーく効いたんだもの」
‥‥気持ち悪い。触れたくない。
俺が触れたいのは‥‥美しいと思う方は一人だけだ。
「‥‥ブスったれがっ‥」
「は?え?きゃっ!」
ドン!とキャンディお嬢様を押した後、護身用の剣を鞘から取り出す。
「あはは!ねえ、また私を殺すの!?」
「‥‥ハァハァ‥‥何‥わけのわからない事を‥気色わる‥‥クソっ‥‥!」
俺は正気を取り戻す為、自分の右太ももに剣で勢いよく刺した。
「キャアァアァ!!」
あぁ、‥‥痛みのおかげで頭がハッキリしてきた。
「ば、ば馬鹿じゃないの!?わざわざ自分で刺す!?頭おかしいわよ!私の誘いを断るなんて……!!絶対効くやつなのに!!ロン様…!!おかしいわ!」
さっきから、ロン様ってなんだろうか。ただ一ついえることは‥‥
「……申し訳ございません。醜いブスに触れたくないので」
「はあー?!なっ、なんですって!!!酷い!」
泣きじゃくるブス‥いや、キャンディお嬢様の後ろにはリゼお嬢様がいた。
「……え、セイ?貴方…」
リゼお嬢様は真っ青な顔をしてやってきた。
「血が‥‥!セイ!あなたどうしたの?!今すぐにでも手当しないと!ダージリン王太子、すいませんが救護要請をーーセイ?大丈夫?」
‥‥これも幻覚か?だけど、甘い匂いがする。
夢なのか。血を出して正気を取り戻したかと安心したがやはり幻覚だろうか。
会いたくて愛しくて守りたい人‥‥‥
「ねえ、セイ?一体何がーー」
夢なのであれば‥‥‥少しだけ触れても良いだろうか。
一秒だけでもいい。
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「セイ?え、ちょーー‥‥」
そっと夢の中のお嬢様にキスをした。
ーーーそれが現実とは知らずに
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