11 / 64
エリオスの独り言
しおりを挟む
「エリオス王子は何をやっても完璧ですわ。何も教えることはございません」
「彼は立派な国王となりますぞ!」
なんとなく過ごし、目の前にある課題をそつなくこなせば周りは凄いと褒めて笑顔をふりまいたら大人は喜び同世代の子達は驚き僕を讃える。
うん、本当に面白くない。つまらない。
何かしたいとかもないし目新しいものがあってもすぐ出来てしまう。そんな僕にスクアーロという数少ない友人と呼べる者もいる。
将来の婚約者を決める誕生日の時、僕は同じクラスのマリエ・クリスタルティーンが有力だとわかっていた。
彼女は他の女の子達より大人びていて、何よりも令嬢としての振る舞いも勉強も完璧で国の王妃としては〝無難〟だと思っていた。
彼女は最初の頃は僕にアプローチをしていたようだったけど、最近はまったくそんな気を見せない。
関心がないようだったし、なんとなく僕と考えが似ているような気がしていた。
「少年!こっちで一緒に食べよう!」
銀髪色をした髪の小さな女の子と出会い僕を王子と知らず、一緒にケーキを食べようと誘った。
人の顔を見ずにケーキだけ集中して沢山食べている。
ハムスターみたいで面白いな。
頰をそんなに膨らませるまで食べなくてよいのに…とにかくおかしな子だと思っていたらマリエ嬢の妹とは驚いた。まったく正反対の姉妹だよね。
しかも何処で聞きつけたのか婚約者は姉マリエ嬢にしないで欲しいとお願いしにきたとか…
面白い。
本当に単純にただそう思った。
何の計算もなく笑顔でいるマリアのそばにいるのがとても心地よく、次は何をしでかすのか見守るのも楽しい。
僕は婚約者をマリアにした。面白そうだから。
ただマリアは姉のマリエが一番。何をするのも、とにかく一番はマリエ嬢だと誇らしげに語る。
スクアーロもあの執事見習いのクロもマリアを好きなんだろうね。
でもね、一番のライバルは彼女
マリエ・クリスタルティーンだ。
勉強も運動も全て一番な僕だけどマリアの一番ではない。
いつかマリアの一番は僕になりたいな。好きになってもらうよう頑張らなくてはならないよね。
「マリア、貴女また木に登って何をしていたの?」
「姉様見て!大きなクワガタよ!これ日本でも見ないわ!」
「ヒッ!」
時々、独特の言葉が出てたり変な行動をし予想できない。
「愛しいマリア。そろそろオヤツの時間だよ。皆んなで食べよう」
明るい笑顔で面白くておかしい僕の婚約者は今日も可愛いくて仕方ない。
「彼は立派な国王となりますぞ!」
なんとなく過ごし、目の前にある課題をそつなくこなせば周りは凄いと褒めて笑顔をふりまいたら大人は喜び同世代の子達は驚き僕を讃える。
うん、本当に面白くない。つまらない。
何かしたいとかもないし目新しいものがあってもすぐ出来てしまう。そんな僕にスクアーロという数少ない友人と呼べる者もいる。
将来の婚約者を決める誕生日の時、僕は同じクラスのマリエ・クリスタルティーンが有力だとわかっていた。
彼女は他の女の子達より大人びていて、何よりも令嬢としての振る舞いも勉強も完璧で国の王妃としては〝無難〟だと思っていた。
彼女は最初の頃は僕にアプローチをしていたようだったけど、最近はまったくそんな気を見せない。
関心がないようだったし、なんとなく僕と考えが似ているような気がしていた。
「少年!こっちで一緒に食べよう!」
銀髪色をした髪の小さな女の子と出会い僕を王子と知らず、一緒にケーキを食べようと誘った。
人の顔を見ずにケーキだけ集中して沢山食べている。
ハムスターみたいで面白いな。
頰をそんなに膨らませるまで食べなくてよいのに…とにかくおかしな子だと思っていたらマリエ嬢の妹とは驚いた。まったく正反対の姉妹だよね。
しかも何処で聞きつけたのか婚約者は姉マリエ嬢にしないで欲しいとお願いしにきたとか…
面白い。
本当に単純にただそう思った。
何の計算もなく笑顔でいるマリアのそばにいるのがとても心地よく、次は何をしでかすのか見守るのも楽しい。
僕は婚約者をマリアにした。面白そうだから。
ただマリアは姉のマリエが一番。何をするのも、とにかく一番はマリエ嬢だと誇らしげに語る。
スクアーロもあの執事見習いのクロもマリアを好きなんだろうね。
でもね、一番のライバルは彼女
マリエ・クリスタルティーンだ。
勉強も運動も全て一番な僕だけどマリアの一番ではない。
いつかマリアの一番は僕になりたいな。好きになってもらうよう頑張らなくてはならないよね。
「マリア、貴女また木に登って何をしていたの?」
「姉様見て!大きなクワガタよ!これ日本でも見ないわ!」
「ヒッ!」
時々、独特の言葉が出てたり変な行動をし予想できない。
「愛しいマリア。そろそろオヤツの時間だよ。皆んなで食べよう」
明るい笑顔で面白くておかしい僕の婚約者は今日も可愛いくて仕方ない。
145
あなたにおすすめの小説
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
モブ令嬢、当て馬の恋を応援する
みるくコーヒー
恋愛
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が概要だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。
悪役令嬢発溺愛幼女着
みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」
わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。
響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。
わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。
冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。
どうして。
誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。
【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました〜モブのはずが第一王子に一途に愛されています〜
みかん桜
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは、乙女ゲームが舞台の小説の世界だった。
悪役令嬢が主役で、破滅を回避して幸せを掴む——そんな物語。
私はその主人公の姉。しかもゲームの妹が、悪役令嬢になった原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私はただのモブ。
この世界のルールから逸脱せず、無難に生きていこうと決意したのに……なぜか第一王子に執着されている。
……そういえば、元々『姉の婚約者を奪った』って設定だったような……?
※2025年5月に副題を追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる