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第一章 前世の記憶
~前世、六歳、婚約者選定のお茶会出席後、皇后との会話 sideアレク~
「あなたの婚約者が早々に決まって良かったです」
お茶会終了後、皇后である母は安堵の表情を浮かべ、僕に話しかけてきた。
僕はこくりとうなずいた。
「はい。フランは僕の番だと思います」
「本当に?」
それに驚いた表情を見せる母。
竜には番がいる。
竜の血を濃く引く僕も、愛する者は番に限られるだろうと、皇家では噂されていた。
強大な力を持つ竜が縛られる番。この世に一人だけの、愛する人。
磁力に惹かれるよう、あの場で僕は彼に引き寄せられた。
僕は言った。
「彼は他の人とぜんぜん違いました。僕は一目で彼が僕の番だとわかりましたよ。あんなに愛おしい存在は見たことはありませんでした。婚約は、今日中に成立させて頂けますか」
「陛下の裁決が下りれば即、成立致します」
「ありがとうございます」
すでにフランのベロア家にも使者を遣わせている。内諾はとれるだろう。
あんなにかわいらしくも美しい人が僕の番であることに、神に感謝した。
これからの人生、彼と一緒に歩くことができる。
未来は輝いて見えた。
お茶会終了後、皇后である母は安堵の表情を浮かべ、僕に話しかけてきた。
僕はこくりとうなずいた。
「はい。フランは僕の番だと思います」
「本当に?」
それに驚いた表情を見せる母。
竜には番がいる。
竜の血を濃く引く僕も、愛する者は番に限られるだろうと、皇家では噂されていた。
強大な力を持つ竜が縛られる番。この世に一人だけの、愛する人。
磁力に惹かれるよう、あの場で僕は彼に引き寄せられた。
僕は言った。
「彼は他の人とぜんぜん違いました。僕は一目で彼が僕の番だとわかりましたよ。あんなに愛おしい存在は見たことはありませんでした。婚約は、今日中に成立させて頂けますか」
「陛下の裁決が下りれば即、成立致します」
「ありがとうございます」
すでにフランのベロア家にも使者を遣わせている。内諾はとれるだろう。
あんなにかわいらしくも美しい人が僕の番であることに、神に感謝した。
これからの人生、彼と一緒に歩くことができる。
未来は輝いて見えた。
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