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第十四章 招かれざる客人
第二十二話 下僕(下)
首筋をガッツリと三橋友親の鋭い牙で噛みつかれたルティ魔術師は、悲鳴を上げ、バタバタと手を振り回し抵抗しようとしたが、椅子に押さえ込まれ抵抗することが出来ない。非力に見えた友親であったが、小柄な彼からは考えられないような、万力のような力で押さえ込まれ、首筋から血を吸われている。
どんなにか大きな声でルティ魔術師が悲鳴を上げても、自分が作り上げた強固な結界のせいで、今のこの騒動が外へ漏れることはない。皮肉な事だった。
「あ…………あぁぁぁ」
ルティ魔術師は目を見開き、震え、ただ獲物として友親から血を吸われ続けるしかなかった。
その様子を見て、ケイオスは頭を振り、カルフィーは「トモチカ落ち着け。おい、トモチカ……」と宥めるような声を弱々しく上げていた。
そのうち、ルティ魔術師は血を吸われる快楽に酔い始める。目を潤ませ、熱く息を吐き始める。
吸血されることにより、発情が促されるのだ。
その快感に虜になる者も多く、吸血鬼の崇拝者になって、下僕のごとく、吸血鬼に従うようになる。
ようやく友親が口をルティ魔術師の首筋から離した時、ルティ魔術師は椅子に座り込んで、背もたれにもたれかかっている。荒く息をついて、頬も赤い。
友親は口を手で拭いながら言った。
「悪くない血の味だった」
「下僕にしたのか」
ケイオスが尋ねると、友親は頷いた。
「ああ。もう俺の言葉に逆らえないだろう。そうだろう、ルティ」
友親の言葉に、ルティ魔術師はビクンと体を震わせた後、どこか怯えたような様子で、友親を見上げる。それは先ほどまでのルティ魔術師の様子とは全く違っていた。
そして椅子に座るルティ魔術師のローブの下で、彼の男根が頭をもたげていることを、友親は察していた。研究に打ち込み、性的なことに比較的無関心な者が多い魔術師達である。こうした快楽にはとかく弱いのだ。
友親は微笑み、身をかがませてルティ魔術師の耳元で囁いた。
「もうお前は俺のものだ」
その言葉に、ケイオスは天井を見上げ、ため息をつく。
「“食料”は俺だけにしておけと言っただろう」
「こいつは“食料”じゃない。俺の“下僕”だ」
高位の吸血鬼は、吸血した相手の支配度に強弱をつけることができる。友親はケイオスを支配する気はなかった。だが、このルティ魔術師は別である。彼は友親の絶対の支配を受ける“下僕”“奴隷”であった。逆らうことを許すつもりはなかった。
カルフィーは言う。
「……それで、こいつはどうするつもりだ。トモチカの“下僕”にしちゃって。もうアレドリアの魔術師ギルドに返すことも出来ないだろう」
「そうだな。魔術師ギルドは辞めてもらおうか。分かったな、ルティ」
ルティ魔術師はその命令にも、ノロノロとした挙動でうなずいた。
「分かりました」
その後、友親とカルフィー、ケイオスの三人は、結界の中でこの後の行動について打ち合わせをした。結論から言えば、友親とカルフィー、ケイオスの三人は結界が解けた後、国へ戻ることにした。せっかくリン王太子妃の招待を受けて来訪したのだが、こうなってしまっては仕方がなかった。
ルティ魔術師はアレドリア王国の魔術師ギルドへ退会の届け出を出す。そしてハルヴェラ王国からも出てもらい、その道中、友親達と合流してもらう。そのままルティ魔術師をカルフィー魔道具店へ連れ帰るという算段だ。
「ルティ魔術師を連れ帰ることで、アレドリア王国の魔術師ギルドから怪しまれることだけは避けなければならない」
カルフィーはそんなことを言う。
「怪しまれたらどうなるんだ」
友親は尋ねると、カルフィーとケイオスは声を合わせて「討伐される可能性がある」と言った。
魔族が、人間を一方的に支配する。
それは人間にとって当然忌避すべき出来事で、人間達はその数の多さで、それをした魔族を捕え処罰しようとするだろう。特にアレドリア王国など魔法大国である。敵対すれば必ず厄介な事になるだろう。
「ふぅん。そうか」
友親はルティ魔術師の頬に手をやり、優しく言った。
「なら、怪しまれないようにすればいいのだろう。ルティ魔術師はカルフィー魔道具店で魔術師として働いてもらおう。それにふさわしい厚遇を約束してやろう。たっぷりと報酬も払ってやろう。カルフィー魔道具店が高給で、ルティ魔術師をスカウトしたという建前にすればいい。魔術の研究もカルフィー魔道具店で続けられるようにしよう。それに」
友親の続けた言葉に、ルティ魔術師は目を開いた。
「喜べ。俺の持っている“魔素”もお前には使えるようにしてやろう。大量の“魔素”が研究に思う存分使える。今までアレドリアでやっていた以上に、研究が捗るだろう」
弱々しかったルティ魔術師の目に光が灯り、燦燦と輝く。
「本当か!!」
「ああ。約束する」
友親の言葉に、ケイオスもカルフィーも渋い顔をして、二人して腕を組んでいる。
また新たな男が、友親のそばに増えてしまった。仕方ないこととはいえ、歓迎できない。
ケイオスが釘を刺すように言った。
「トモチカ、こいつはお前の“下僕”だ。昇格させるなよ」
「昇格ってなんだよ」
友親の問いかけに、ケイオスとカルフィーの二人が声を合わせて言った。
「お前の伴侶に迎えるなということだ」
その言葉には、呆気に取られていた友親は、笑い声を上げた。
「なんで、俺が伴侶を増やすんだ。有り得ないだろう」
カルフィーが、眉間に皺を寄せたままこう言う。
「お前は………………すぐに情に流される」
それにケイオスも頷いている。
「俺はそんな簡単に情に流されない」
そう友親は言い返すが、ケイオスもカルフィーも内心、「それはない」と首を振っていたのだ。
結局、友親がこのルティ魔術師を“下僕”にしたことだって、友親の親友、ルーシェを守るため、衝動的にしたのではないかと思われた。情に厚い友親は、仲間と認めたものを見捨てられない。すがられたらその手を振り払えない。
きっとこのルティ魔術師だって。
いつかは友親を求め始めるかも知れない。
その時、彼はその手を振り払えるだろうか。
結局は、カルフィーやケイオスと同じように、求めてくるその手を振り払えないのだ。
そんな気がしていた。
どんなにか大きな声でルティ魔術師が悲鳴を上げても、自分が作り上げた強固な結界のせいで、今のこの騒動が外へ漏れることはない。皮肉な事だった。
「あ…………あぁぁぁ」
ルティ魔術師は目を見開き、震え、ただ獲物として友親から血を吸われ続けるしかなかった。
その様子を見て、ケイオスは頭を振り、カルフィーは「トモチカ落ち着け。おい、トモチカ……」と宥めるような声を弱々しく上げていた。
そのうち、ルティ魔術師は血を吸われる快楽に酔い始める。目を潤ませ、熱く息を吐き始める。
吸血されることにより、発情が促されるのだ。
その快感に虜になる者も多く、吸血鬼の崇拝者になって、下僕のごとく、吸血鬼に従うようになる。
ようやく友親が口をルティ魔術師の首筋から離した時、ルティ魔術師は椅子に座り込んで、背もたれにもたれかかっている。荒く息をついて、頬も赤い。
友親は口を手で拭いながら言った。
「悪くない血の味だった」
「下僕にしたのか」
ケイオスが尋ねると、友親は頷いた。
「ああ。もう俺の言葉に逆らえないだろう。そうだろう、ルティ」
友親の言葉に、ルティ魔術師はビクンと体を震わせた後、どこか怯えたような様子で、友親を見上げる。それは先ほどまでのルティ魔術師の様子とは全く違っていた。
そして椅子に座るルティ魔術師のローブの下で、彼の男根が頭をもたげていることを、友親は察していた。研究に打ち込み、性的なことに比較的無関心な者が多い魔術師達である。こうした快楽にはとかく弱いのだ。
友親は微笑み、身をかがませてルティ魔術師の耳元で囁いた。
「もうお前は俺のものだ」
その言葉に、ケイオスは天井を見上げ、ため息をつく。
「“食料”は俺だけにしておけと言っただろう」
「こいつは“食料”じゃない。俺の“下僕”だ」
高位の吸血鬼は、吸血した相手の支配度に強弱をつけることができる。友親はケイオスを支配する気はなかった。だが、このルティ魔術師は別である。彼は友親の絶対の支配を受ける“下僕”“奴隷”であった。逆らうことを許すつもりはなかった。
カルフィーは言う。
「……それで、こいつはどうするつもりだ。トモチカの“下僕”にしちゃって。もうアレドリアの魔術師ギルドに返すことも出来ないだろう」
「そうだな。魔術師ギルドは辞めてもらおうか。分かったな、ルティ」
ルティ魔術師はその命令にも、ノロノロとした挙動でうなずいた。
「分かりました」
その後、友親とカルフィー、ケイオスの三人は、結界の中でこの後の行動について打ち合わせをした。結論から言えば、友親とカルフィー、ケイオスの三人は結界が解けた後、国へ戻ることにした。せっかくリン王太子妃の招待を受けて来訪したのだが、こうなってしまっては仕方がなかった。
ルティ魔術師はアレドリア王国の魔術師ギルドへ退会の届け出を出す。そしてハルヴェラ王国からも出てもらい、その道中、友親達と合流してもらう。そのままルティ魔術師をカルフィー魔道具店へ連れ帰るという算段だ。
「ルティ魔術師を連れ帰ることで、アレドリア王国の魔術師ギルドから怪しまれることだけは避けなければならない」
カルフィーはそんなことを言う。
「怪しまれたらどうなるんだ」
友親は尋ねると、カルフィーとケイオスは声を合わせて「討伐される可能性がある」と言った。
魔族が、人間を一方的に支配する。
それは人間にとって当然忌避すべき出来事で、人間達はその数の多さで、それをした魔族を捕え処罰しようとするだろう。特にアレドリア王国など魔法大国である。敵対すれば必ず厄介な事になるだろう。
「ふぅん。そうか」
友親はルティ魔術師の頬に手をやり、優しく言った。
「なら、怪しまれないようにすればいいのだろう。ルティ魔術師はカルフィー魔道具店で魔術師として働いてもらおう。それにふさわしい厚遇を約束してやろう。たっぷりと報酬も払ってやろう。カルフィー魔道具店が高給で、ルティ魔術師をスカウトしたという建前にすればいい。魔術の研究もカルフィー魔道具店で続けられるようにしよう。それに」
友親の続けた言葉に、ルティ魔術師は目を開いた。
「喜べ。俺の持っている“魔素”もお前には使えるようにしてやろう。大量の“魔素”が研究に思う存分使える。今までアレドリアでやっていた以上に、研究が捗るだろう」
弱々しかったルティ魔術師の目に光が灯り、燦燦と輝く。
「本当か!!」
「ああ。約束する」
友親の言葉に、ケイオスもカルフィーも渋い顔をして、二人して腕を組んでいる。
また新たな男が、友親のそばに増えてしまった。仕方ないこととはいえ、歓迎できない。
ケイオスが釘を刺すように言った。
「トモチカ、こいつはお前の“下僕”だ。昇格させるなよ」
「昇格ってなんだよ」
友親の問いかけに、ケイオスとカルフィーの二人が声を合わせて言った。
「お前の伴侶に迎えるなということだ」
その言葉には、呆気に取られていた友親は、笑い声を上げた。
「なんで、俺が伴侶を増やすんだ。有り得ないだろう」
カルフィーが、眉間に皺を寄せたままこう言う。
「お前は………………すぐに情に流される」
それにケイオスも頷いている。
「俺はそんな簡単に情に流されない」
そう友親は言い返すが、ケイオスもカルフィーも内心、「それはない」と首を振っていたのだ。
結局、友親がこのルティ魔術師を“下僕”にしたことだって、友親の親友、ルーシェを守るため、衝動的にしたのではないかと思われた。情に厚い友親は、仲間と認めたものを見捨てられない。すがられたらその手を振り払えない。
きっとこのルティ魔術師だって。
いつかは友親を求め始めるかも知れない。
その時、彼はその手を振り払えるだろうか。
結局は、カルフィーやケイオスと同じように、求めてくるその手を振り払えないのだ。
そんな気がしていた。
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