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外伝 その王子と恋に落ちたら大変です 終章
第十二話 別れの挨拶
その夜、ユーリスがシルヴェスターと共に、ゴルティニアの王城内の寝室で眠りに就こうとしていた時、突然声を掛けられた。
「ユーリス」
驚いて寝台から身を起こすと、目の前に父ジャクセンがいた。
部屋の中を、窓からの月の明りが白く照らし出す。
その明りに照らし出されたジャクセンは、外着の上着を羽織り、まるで今からどこかへ出かけるかのような旅支度を済ませた姿で立っていた。
そして彼の少し後ろに、見覚えのある大男の姿を見つけてユーリスは言葉を失った。
ジャクセンの後ろに立っていたのは、バンクールの家で、長年ジャクセンの護衛を務めていたバンクリフという男だった。その存在について驚いただけではない。バンクリフの姿は、三十歳くらいの若さを取り戻していた。隆々とした鋼のような筋肉を持つ、灰色の短い髪をした大男である。以前のように腰に剣を佩いている。いつでも機敏に戦闘に入れるような姿だった。
ユーリスはバンクールの屋敷で、いつも父親のそばに控えるこの大男の姿を見ていた。バンクリフはジャクセンに非常に忠実な護衛で、ジャクセンも彼を信頼して警護を任せていた。
そのバンクリフが、若返って父親のそばにいる。
驚きすぎて、ユーリスが声を失っているのを見てジャクセンは告げた。
まるで決定事項のような言葉だった。
「ユーリス、私はここを発つ。今まで世話になった」
「父上、そんな……そんな急にどこへ行こうというのですか」
「遠い場所に行くつもりだ。行先はお前に教えるつもりはない。ルドガーに聞かれても、お前が困るだろう」
「父上、そんな遠い場所に行かれずとも、私とシルヴェスターが、ルドガーから父上をお守りします」
「そんなことをずっと続けられるはずがない。そして私は、お前に身を守られて、この先何年も閉じこもるように暮らすつもりはない。折角、ルドガーが私をこの世に生き返らせたというのなら、今度の生は、自分の好きなように生きてみるのも悪くないと考えている。バンクリフも付き合ってくれると言っているからな」
ジャクセンの後ろに立つ、護衛の男も静かに頷いている。
それを見て、ジャクセンは満足そうだった。
「だからユーリス、お別れだ。どんなに遠い場所にいっても、お前の幸せをずっと祈っている」
その言葉で、ユーリスは父親のジャクセンが、二度と戻ってこないだろうことを確信した。
三十年前、ジャクセンが突然亡くなった時には、別れの挨拶も交わせず、断ち切られるようなその別れに悲しみに暮れた。しかし、顔を合わせ、言葉を交わすこの悲しみもひどく辛い。
ユーリスの顔が悲しみに歪むのを見て、ジャクセンは言う。
「ああ、そんな顔をしないでくれ、ユーリス」
それから、ユーリスの身を支えるようにしてそばにいるシルヴェスターに、ジャクセンは視線をやった。
「ユーリスを頼んだぞ、シルヴェスター」
「はい。義父上。お任せ下さい」
そこにどこからともなく、黄金竜の雛アリアナが現れて、ジャクセンの肩に止まった。
アリアナは囀るように鳴いた。
「キュルキュルキュイキュイキュルルルルゥ(私もおじいさまと一緒に行くわ。だから、ユーリス、心配しないで)」
それにユーリスとシルヴェスターが同時に声を上げる。
「アリアナ、行ってはだめです」
「そうだ、お前はまだ小さいだろう」
その言葉に、アリアナはぷくりと頬を膨らませていた。
「キュイキュイキュルルルキュルルルルキュイ!!(もう決めたの。おじいさまもダメと言ったけど、絶対についていくの!!)」
ユーリスよりも先に、別れの挨拶を孫竜のアリアナにも告げていたジャクセンであったが、その時、アリアナはジャクセンの胸元にペッタリと張り付いてしがみつき、「キュルキュルキュルルルルゥキュイキュイ(絶対についていくわ。置いて行かれても追いかけるんだから)」と告げていた。
どんなにジャクセンが説得しても、小さな黄金竜の雛、アリアナは言うことを聞かなかった。
アリアナはこう言っていた。
「キュイキュイキュルルルキュイキュルーキュイキュイ(おじいさまは新しい世界に渡ると言っていたの。私もその話を聞いて、一緒に行ってみたいと思ったの。今まで見たことも聞いたこともない、たくさんのことを経験してくるわ。そして戻って来たら、いっぱいユーリスとシルヴェスターにお話してあげる。だから私、行ってくるわ)」
小さな黄金竜の雛、アリアナは、希望と期待を胸に、竜の尻尾をピンと立たせ、星のように金色の瞳をキラキラと輝かせている。
そんなアリアナの宣言を聞いても、ユーリスはなおも彼女を引き留めようとした。
「アリアナ、君は小さいんだ。城の外に出たら、たくさんの危険な目に遭う。怪我もしてしまうかも知れない。だから、私は君に、ここに残って欲しい」
「キュルキュルキュルルルル!!(大丈夫、おじいさまもバンクリフもいるから!!)」
アリアナは、やたら強い信頼を、ジャクセンとバンクリフに向けている。
ユーリスは視線を小さな竜の娘と、ジャクセンとバンクリフに向けた。アリアナは小さいとはいえ黄金竜である。“転移”魔法が使える彼女は、危険な目に遭えば、“転移”して逃げることも可能だ。そして孫娘であるアリアナを祖父ジャクセンは可愛がってくれている。ジャクセンがそばにいれば、アリアナが危険な目に遭うことも少ないだろう。
そして「ダメだ」と言っても、アリアナは聞かないだろう。小さな黄金竜の雛を閉じ込めることは至難の業であったし、アリアナが王城から逃げ出してジャクセン達を追いかける姿さえも想像出来てしまう。
だから、最終的にユーリスは折れた。
「時々、戻って旅の報告をすると約束して下さい」
「キュルルゥゥゥゥ!!(やったー!!)」
飛び上がって小さな竜の娘は喜んで、ジャクセンの胸元に張り付いたまま言った。
「キュルキュルキュイキュイキューキュルルルル(ほら、ユーリスは許してくれたわよ。おじいさまは、ユーリスが許してくれたら一緒に連れていってくれると言っていたでしょう? 約束は守って頂戴)」
どうやら、そんな約束をジャクセンとアリアナは結んでいたらしい。
ジャクセンはユーリスに言う。
「お前は、生まれたばかりの娘を、旅に出すのか」
「父上のおそばなら、安心です。バンクリフもいるのですから」
ジャクセンはバンクリフと視線を交わした後、小さな竜の娘を、自分の胸元に入れた。
「分かった。必ず、アリアナは守ると誓おう」
「キュイキュルル!! キュルゥキュルルル!!(違うわよ!! 私がおじいさま達を守ってあげるんだから!!)」
そんなことを胸元で一生懸命喚き立てる小さな竜を連れて、ジャクセンは護衛の男と共に旅立ったのだった。
ユーリスは父親と生まれたばかりの小さな竜の娘が旅立つことになって、寂しそうだった。そんな彼をそばでシルヴェスターとウェイズリーが支える。そして、たくさんのお土産を手に、戻って来るという小さな竜の娘の訪れを待ち遠しく思うのだった。
「ユーリス」
驚いて寝台から身を起こすと、目の前に父ジャクセンがいた。
部屋の中を、窓からの月の明りが白く照らし出す。
その明りに照らし出されたジャクセンは、外着の上着を羽織り、まるで今からどこかへ出かけるかのような旅支度を済ませた姿で立っていた。
そして彼の少し後ろに、見覚えのある大男の姿を見つけてユーリスは言葉を失った。
ジャクセンの後ろに立っていたのは、バンクールの家で、長年ジャクセンの護衛を務めていたバンクリフという男だった。その存在について驚いただけではない。バンクリフの姿は、三十歳くらいの若さを取り戻していた。隆々とした鋼のような筋肉を持つ、灰色の短い髪をした大男である。以前のように腰に剣を佩いている。いつでも機敏に戦闘に入れるような姿だった。
ユーリスはバンクールの屋敷で、いつも父親のそばに控えるこの大男の姿を見ていた。バンクリフはジャクセンに非常に忠実な護衛で、ジャクセンも彼を信頼して警護を任せていた。
そのバンクリフが、若返って父親のそばにいる。
驚きすぎて、ユーリスが声を失っているのを見てジャクセンは告げた。
まるで決定事項のような言葉だった。
「ユーリス、私はここを発つ。今まで世話になった」
「父上、そんな……そんな急にどこへ行こうというのですか」
「遠い場所に行くつもりだ。行先はお前に教えるつもりはない。ルドガーに聞かれても、お前が困るだろう」
「父上、そんな遠い場所に行かれずとも、私とシルヴェスターが、ルドガーから父上をお守りします」
「そんなことをずっと続けられるはずがない。そして私は、お前に身を守られて、この先何年も閉じこもるように暮らすつもりはない。折角、ルドガーが私をこの世に生き返らせたというのなら、今度の生は、自分の好きなように生きてみるのも悪くないと考えている。バンクリフも付き合ってくれると言っているからな」
ジャクセンの後ろに立つ、護衛の男も静かに頷いている。
それを見て、ジャクセンは満足そうだった。
「だからユーリス、お別れだ。どんなに遠い場所にいっても、お前の幸せをずっと祈っている」
その言葉で、ユーリスは父親のジャクセンが、二度と戻ってこないだろうことを確信した。
三十年前、ジャクセンが突然亡くなった時には、別れの挨拶も交わせず、断ち切られるようなその別れに悲しみに暮れた。しかし、顔を合わせ、言葉を交わすこの悲しみもひどく辛い。
ユーリスの顔が悲しみに歪むのを見て、ジャクセンは言う。
「ああ、そんな顔をしないでくれ、ユーリス」
それから、ユーリスの身を支えるようにしてそばにいるシルヴェスターに、ジャクセンは視線をやった。
「ユーリスを頼んだぞ、シルヴェスター」
「はい。義父上。お任せ下さい」
そこにどこからともなく、黄金竜の雛アリアナが現れて、ジャクセンの肩に止まった。
アリアナは囀るように鳴いた。
「キュルキュルキュイキュイキュルルルルゥ(私もおじいさまと一緒に行くわ。だから、ユーリス、心配しないで)」
それにユーリスとシルヴェスターが同時に声を上げる。
「アリアナ、行ってはだめです」
「そうだ、お前はまだ小さいだろう」
その言葉に、アリアナはぷくりと頬を膨らませていた。
「キュイキュイキュルルルキュルルルルキュイ!!(もう決めたの。おじいさまもダメと言ったけど、絶対についていくの!!)」
ユーリスよりも先に、別れの挨拶を孫竜のアリアナにも告げていたジャクセンであったが、その時、アリアナはジャクセンの胸元にペッタリと張り付いてしがみつき、「キュルキュルキュルルルルゥキュイキュイ(絶対についていくわ。置いて行かれても追いかけるんだから)」と告げていた。
どんなにジャクセンが説得しても、小さな黄金竜の雛、アリアナは言うことを聞かなかった。
アリアナはこう言っていた。
「キュイキュイキュルルルキュイキュルーキュイキュイ(おじいさまは新しい世界に渡ると言っていたの。私もその話を聞いて、一緒に行ってみたいと思ったの。今まで見たことも聞いたこともない、たくさんのことを経験してくるわ。そして戻って来たら、いっぱいユーリスとシルヴェスターにお話してあげる。だから私、行ってくるわ)」
小さな黄金竜の雛、アリアナは、希望と期待を胸に、竜の尻尾をピンと立たせ、星のように金色の瞳をキラキラと輝かせている。
そんなアリアナの宣言を聞いても、ユーリスはなおも彼女を引き留めようとした。
「アリアナ、君は小さいんだ。城の外に出たら、たくさんの危険な目に遭う。怪我もしてしまうかも知れない。だから、私は君に、ここに残って欲しい」
「キュルキュルキュルルルル!!(大丈夫、おじいさまもバンクリフもいるから!!)」
アリアナは、やたら強い信頼を、ジャクセンとバンクリフに向けている。
ユーリスは視線を小さな竜の娘と、ジャクセンとバンクリフに向けた。アリアナは小さいとはいえ黄金竜である。“転移”魔法が使える彼女は、危険な目に遭えば、“転移”して逃げることも可能だ。そして孫娘であるアリアナを祖父ジャクセンは可愛がってくれている。ジャクセンがそばにいれば、アリアナが危険な目に遭うことも少ないだろう。
そして「ダメだ」と言っても、アリアナは聞かないだろう。小さな黄金竜の雛を閉じ込めることは至難の業であったし、アリアナが王城から逃げ出してジャクセン達を追いかける姿さえも想像出来てしまう。
だから、最終的にユーリスは折れた。
「時々、戻って旅の報告をすると約束して下さい」
「キュルルゥゥゥゥ!!(やったー!!)」
飛び上がって小さな竜の娘は喜んで、ジャクセンの胸元に張り付いたまま言った。
「キュルキュルキュイキュイキューキュルルルル(ほら、ユーリスは許してくれたわよ。おじいさまは、ユーリスが許してくれたら一緒に連れていってくれると言っていたでしょう? 約束は守って頂戴)」
どうやら、そんな約束をジャクセンとアリアナは結んでいたらしい。
ジャクセンはユーリスに言う。
「お前は、生まれたばかりの娘を、旅に出すのか」
「父上のおそばなら、安心です。バンクリフもいるのですから」
ジャクセンはバンクリフと視線を交わした後、小さな竜の娘を、自分の胸元に入れた。
「分かった。必ず、アリアナは守ると誓おう」
「キュイキュルル!! キュルゥキュルルル!!(違うわよ!! 私がおじいさま達を守ってあげるんだから!!)」
そんなことを胸元で一生懸命喚き立てる小さな竜を連れて、ジャクセンは護衛の男と共に旅立ったのだった。
ユーリスは父親と生まれたばかりの小さな竜の娘が旅立つことになって、寂しそうだった。そんな彼をそばでシルヴェスターとウェイズリーが支える。そして、たくさんのお土産を手に、戻って来るという小さな竜の娘の訪れを待ち遠しく思うのだった。
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