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閑話 2
ラスティの決意
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ボクの名前はラスティ・フィム。
父さんはいもうとのティリアのうまれたつぎのひに、リョウにでかけてしんでしまった。
まえのひにたくさんふったアメのせいで、じめんがくずれてがけのしたにおちたときいた。
ボクはそのとき、四つになってて、母さんはいえでつくろいもののしごとをしながらボクたちをそだてた。
でも、だんだんねるひがふえてきて、すこしまえからベッドからでれなくなった。
ジルじいさんが、クスリもパンもかうためにはおかねがひつようだとおしえてくれた。
だから、ボクはコドモにもしごとをくれるエイベルしょうかいってところがあるときいて、しごとをおねがいにいったんだ。
そしたら、ボクのめをみて、みんながおどろいて……。
あさにおみせにいったのに、ゆうがたにはキレイなふくをきたキレイなおんなのひとがきた。
母さんとおんなじやさしい水色の目をしたそのひとは、母さんにはなしがあるって、ボクといっしょにうちにきたんだ。
かえってきたボクといっしょにきたおんなのひとに、母さんはすごくおどろいて、ティリアといっしょにジルじいさんのところでまってようっていわれた。
おむかえをまってたけどねむくなって、ティリアとジルじいさんのとこでねちゃったんだ。
おきたら、ボクとおんなじ目の色のおとこのひとがうちにきていて、母さんがボクのほんとうの父さんだっていうんだ。
ボクのほんとの父さんはきぞくさまだったーー。
※※※※※※※※
ボクは父様の家に引き取られた。
引き取られた時に、名前もラスティ・フィムから、ラスティン・ベール・エベリウムに変わった。
父親の違う妹のティリアも伯爵家の養女になって、ティリア・フィムから、アリスティリア・リン・エベリウムって名前に変わったんだ。
伯爵家に母さんも一緒に連れて来られて、同じ屋敷に住むことになった。
そこにはうちに来た女の人と父様の間に産まれたカイン兄様がいて、女の人のことは人前ではなるべく母様と呼ぶようにと言われた。
だけど母さんは、ボクとティリアに、これからは絶対に女の人を母様と呼ぶようにって言ったんだ。
ボク達が伯爵家の人間になったからなんだって。
新しい母様とカイン兄様は、ボクにもティリアにも優しくて、病気の母さんのことも大事にしてくれた。
もちろん、父様もだけど。父様はあんまり屋敷にあいなかった。
母さんの病気は、母様がナースディアからすごく有名なお医者様を呼んでくれたけど、母さんの病気はとても難しくって、あまり生きられないって言われた。
どんどん弱っていく母さんを一生懸命看病してくれたのは母様だった。
母さんを心配して泣くボク達を抱きしめてくれたのも母様で。
母様がいない時はカイン兄様や父様が抱きしめてくれた。
日に日に弱っていく母さんは、ボク達だけになると同じ事を言ったんだ。
「母さんはとっても幸せよ。マリアステラ様に良くして頂いて。あなた達を実の子のように可愛がってもらえてるのが嬉しくて…」
だから母さんがいなくなったら、母さんの分まで伯爵家のみんなのお役に立ってね。
母さんはそう言って、ボク達が引き取られてから季節が一回りした頃に父さんの所に行ってしまった。
「お父さんの隣なら、お母さんも寂しくないでしょう?」
母様は父さんのお墓の隣に母さんのお墓を作ってくれた。
ボクやティリアよりもいっぱいいっぱい泣いて、一番真っ赤な目になってた。
「なかない。なかないよ?」
母様に抱かれたティリアは、泣いてる母様の顔を触って慰めてた。
それでもなかなか泣き止まない母様にボクは母さんからの手紙を渡したんだ。
ーー恐れながら貴女様を姉のように慕っておりました。
赦されるならば、この身の代わりに娘の中で、貴女様を見守らせていただきたいと思います。
そう書いていたって、父様が教えて下さった。
ティリアとボクは母さんと同じ髪の色で、ティリアは母さんと母様と、ボクは父様と兄様と同じ目の色。
だから、ずっとみんな一緒だね。って、カイン兄様が言ってくれた。
だから、ボクは立派な伯爵家の人間になろうと決めたんだ。
母さんの代わりにティリアを護り、母さんの分も伯爵家の役に立とうとーー。
父さんはいもうとのティリアのうまれたつぎのひに、リョウにでかけてしんでしまった。
まえのひにたくさんふったアメのせいで、じめんがくずれてがけのしたにおちたときいた。
ボクはそのとき、四つになってて、母さんはいえでつくろいもののしごとをしながらボクたちをそだてた。
でも、だんだんねるひがふえてきて、すこしまえからベッドからでれなくなった。
ジルじいさんが、クスリもパンもかうためにはおかねがひつようだとおしえてくれた。
だから、ボクはコドモにもしごとをくれるエイベルしょうかいってところがあるときいて、しごとをおねがいにいったんだ。
そしたら、ボクのめをみて、みんながおどろいて……。
あさにおみせにいったのに、ゆうがたにはキレイなふくをきたキレイなおんなのひとがきた。
母さんとおんなじやさしい水色の目をしたそのひとは、母さんにはなしがあるって、ボクといっしょにうちにきたんだ。
かえってきたボクといっしょにきたおんなのひとに、母さんはすごくおどろいて、ティリアといっしょにジルじいさんのところでまってようっていわれた。
おむかえをまってたけどねむくなって、ティリアとジルじいさんのとこでねちゃったんだ。
おきたら、ボクとおんなじ目の色のおとこのひとがうちにきていて、母さんがボクのほんとうの父さんだっていうんだ。
ボクのほんとの父さんはきぞくさまだったーー。
※※※※※※※※
ボクは父様の家に引き取られた。
引き取られた時に、名前もラスティ・フィムから、ラスティン・ベール・エベリウムに変わった。
父親の違う妹のティリアも伯爵家の養女になって、ティリア・フィムから、アリスティリア・リン・エベリウムって名前に変わったんだ。
伯爵家に母さんも一緒に連れて来られて、同じ屋敷に住むことになった。
そこにはうちに来た女の人と父様の間に産まれたカイン兄様がいて、女の人のことは人前ではなるべく母様と呼ぶようにと言われた。
だけど母さんは、ボクとティリアに、これからは絶対に女の人を母様と呼ぶようにって言ったんだ。
ボク達が伯爵家の人間になったからなんだって。
新しい母様とカイン兄様は、ボクにもティリアにも優しくて、病気の母さんのことも大事にしてくれた。
もちろん、父様もだけど。父様はあんまり屋敷にあいなかった。
母さんの病気は、母様がナースディアからすごく有名なお医者様を呼んでくれたけど、母さんの病気はとても難しくって、あまり生きられないって言われた。
どんどん弱っていく母さんを一生懸命看病してくれたのは母様だった。
母さんを心配して泣くボク達を抱きしめてくれたのも母様で。
母様がいない時はカイン兄様や父様が抱きしめてくれた。
日に日に弱っていく母さんは、ボク達だけになると同じ事を言ったんだ。
「母さんはとっても幸せよ。マリアステラ様に良くして頂いて。あなた達を実の子のように可愛がってもらえてるのが嬉しくて…」
だから母さんがいなくなったら、母さんの分まで伯爵家のみんなのお役に立ってね。
母さんはそう言って、ボク達が引き取られてから季節が一回りした頃に父さんの所に行ってしまった。
「お父さんの隣なら、お母さんも寂しくないでしょう?」
母様は父さんのお墓の隣に母さんのお墓を作ってくれた。
ボクやティリアよりもいっぱいいっぱい泣いて、一番真っ赤な目になってた。
「なかない。なかないよ?」
母様に抱かれたティリアは、泣いてる母様の顔を触って慰めてた。
それでもなかなか泣き止まない母様にボクは母さんからの手紙を渡したんだ。
ーー恐れながら貴女様を姉のように慕っておりました。
赦されるならば、この身の代わりに娘の中で、貴女様を見守らせていただきたいと思います。
そう書いていたって、父様が教えて下さった。
ティリアとボクは母さんと同じ髪の色で、ティリアは母さんと母様と、ボクは父様と兄様と同じ目の色。
だから、ずっとみんな一緒だね。って、カイン兄様が言ってくれた。
だから、ボクは立派な伯爵家の人間になろうと決めたんだ。
母さんの代わりにティリアを護り、母さんの分も伯爵家の役に立とうとーー。
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