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・最強の援軍、勇者パーティ本隊集結
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それから一週間が経った。
「あ……っ、ダメ……ッ、ミフネ様が、起きちゃう……っ」
「そんなこと言って……ここは……こんなに……大湿原……」
「ダメ……ッ、ダメェッ、クロォ……ッ♪」
「こんなヘタレ……ほっといて……わたしと気持ちよくなろ……シロ……♪」
3人部屋のベッドの1つが空になり、なんか夜な夜なNTR展開が始まったりするけど、俺は元気です。
ふぅ……。
男なら乱入しろ?
いや、んな勇気ないっす。
百合に混ざる勇気なんて、俺にはない!
欲しくもない!
さてそんな夜な夜な繰り広げられる淫靡な展開に、ちょっと期待を胸に床につく日々が続いたけど、本日!
勇者オケヤ様御一行が王都カルカーニャに到着予定!
俺は十六夜亭の席と部屋を予約して、仲間たちとの再会を昼間からソワソワしながらも、チート装具をたらふく用意して待った。
ここから先はガチバトル。
チート装具盛り盛りで迎撃してもらって、完全勝利といこう。
辺りの魔物もこれで激減して一石二鳥! シペラスを経由して、王家の連中にも協力を根回し済みだ。
「うっわーーっっ、ここ久しぶりーっ!!」
「いえーいっ、ミフネくん待ったかしらーっ!?」
時刻はたぶん夕方5時過ぎ。
かなりの強行軍できてくれたんだろうなって時刻に、懐かしい仲間たちが酒場宿十六夜亭の扉を明るい笑顔でくぐり抜けた。
「アンズちゃんにコバヤシさんっ、久しぶり! うおーっ、なんか2人ともたくましくなったかー!?」
「もー、失礼な子ねーっ!」
「ミフネっちのために超無理してきてあげたのに、なにさーっ! あ、彼女どこどこ!?」
「そっちこそ、オケヤとカキシマさんは?」
「それがねー、早馬が2人分しかなかったのよー。すぐにくると思うけどー」
シペラスとクローディアを呼びに2階へ上がろうとすると、黒猫を連れたシペラスが降りてきた。
「会いたかったーっ、ぺっち! わぁぁーっ、リアルでも女優さんみたいにかわいーっ!」
「アンズ様っ、私も会いたかったです! 思った通りの、明るいお声!」
どうでもいいけど、愛称『ぺっち』は俺的にはナシだ。
アンズちゃんとシペラスは手を取り合って、なんか普通の女の子みたいに笑い合った。
「写真よりかわいいじゃない! あら、その子は?」
「クローディアです。ほら、前に写真を送った、あの猫耳黒魔導師。今は猫でいたい気分らしくて」
「ミャァーォ♪」
とにかく予約していた円卓席に落ち着いた。
そういえば、あの日追放を演じたのも大きな円卓席だった。
コバヤシさんはいつもの(ビール)。
甘党のアンズちゃんはオレンジジュースをジョッキで注文した。
根ほり葉ほりシペラスとの関係を聞かれて、あることないことシペラスにねつ造された。
いや、彼女の中では、それが真実なのだろう。
愛の重すぎる彼女にアンズちゃんは爆笑、コバヤシさんはシペラスに励ましのエールを送っていた。
自分も愛しの旦那を押して押して落とした、とか。
「待たせたか」
「ミフネッ、ああっ、ずっと会いたかったっ!」
そこにオケヤとカキシマさんが合流した。
これで作戦が実行可能になった。
王国との足並み見合わせもあるので、実行は早くて明後日だろう。
「ようっ、俺も会いたかったぜ、オケヤ。カキシマさんもお久しっす!」
「円卓席か、あの日を思い出す。あの日から、オケヤくんがずっと寂しそうにしていたぞ」
それは友人としてちょっと嬉しい情報だった。
「マジでー? 俺がいなくて寂しかったのかよ、お前?」
「当然だろ、君は大切な友達なんだから」
「お、おう……」
「あははっ、でたでたーっ、オケヤっちのド誠実攻撃ーっ!」
「この子、まっすぐ過ぎて、時々困るのよねぇー……」
オケヤとハイタッチを交わして、強行軍できてくれた友達の友情をまっすぐに受け止めた。
いや、マジ勇者だわ、コイツ。
ひねくれ者にこれはできない。
「ってことでよ、用意させてあんぜ」
「え、何をだい?」
「マンガ肉っ、人数分っ! オバちゃんっ、調理に入ってくれっ!」
察しのいいおばちゃんは既に調理に入っていた。
金はもう払ってある。
後はコースメニュー感覚で、俺がチョイスした飯が届くのを待つだけだ。
「じゃ、これお前らの装備だから」
「ミフネ様、どうしても皆様のために最高の装備を用意したいと、毎日これを」
アンズちゃんの席には
【マジックリングⅢ+75】と【ガードリングⅡ+47】
コバヤシさんには
【マジックリングⅢ+72】【スピードリングⅢ+62】
カキシマさんに
【パワーリングⅢ+80】【テクニックリングⅢ+70】
オケヤに
【オールリングⅡ+99】をそれぞれ贈った。
「みんなの無双プレイに期待してるぜ!」
一緒に旅ができなかった俺にはこれくらいしかできない。
戦いが日常の勇者パーティ一行はそれはもう大喜びしてくれた。
「お金もくれるし装備もくれる。ミフネっちって、このまま別働隊でもいいかもねーっ♪」
「アンズちゃんの冗談はきっついな……!?」
「お金さえくれるならどっちでもいいわー♪」
「コバヤシさんは現金だ……」
シペラスとクローディアにも特別製のやつを用意している。
つまりはこの作戦、圧倒的優勢だ。
こちらの動きに連動して、モンスターたちが大集結を始めているそうだが、負ける要素はどこにもない。
「まさか、本当に帰還にリーチをかけるなんて……。ずっと寂しかったけど、君を追放して正解だったよ、ミフネ」
「苦労したんだぜ、これでも」
「でもそのかいあったじゃないか。こんなにかわいい彼女もできたんだし」
「お、おう……ま、まあな……?」
どもるとシペラスが不機嫌になり、認めると幸せいっぱいの無邪気な笑顔になった。
クローディアはアンズちゃんの膝が気に入ったみたいだ。
「せっかく集まったのだ。全員で一度帰還するというのも悪くない」
「それうちも思ったーっ! 化粧とか乳液買い込まなきゃ!」
「早く旦那様に会いたいわ……」
「ぼ、僕は……僕はあまり、帰りたくは、ないかな……。代わりに見てきてくれよ、ミフネ……」
「おう、望みは全部捨てて俺に任せとけ」
無事だといいんだけどな、オケヤの実家。
マジで損害賠償ものことをされておいて、勇者様の務めを果たしているのだからガチ聖人じゃね、コイツ。
「はぁ……」
「そんなオケヤに俺からのプレゼントだ! ほら、大好きな妹ちゃんフィギュア、作っておいたぞ」
オケヤが以前、スマホに残っていた妹の写真を送ってきたことがあった。確かに溺愛するだけのことはある、かわいい妹さんだった。
「なっ、何を勝手なことしてるんだよーっっ、ミフネー!? あ……でもそっくり……。ああ、僕のサヤちゃん……無事でいてね……」
妹の美少女に頬擦りするその姿は、アンズちゃんは当然として、カキシマさんもドン引きのちょっとヤバいお兄ちゃんに見えたのは、言うまでもない。
「あ……っ、ダメ……ッ、ミフネ様が、起きちゃう……っ」
「そんなこと言って……ここは……こんなに……大湿原……」
「ダメ……ッ、ダメェッ、クロォ……ッ♪」
「こんなヘタレ……ほっといて……わたしと気持ちよくなろ……シロ……♪」
3人部屋のベッドの1つが空になり、なんか夜な夜なNTR展開が始まったりするけど、俺は元気です。
ふぅ……。
男なら乱入しろ?
いや、んな勇気ないっす。
百合に混ざる勇気なんて、俺にはない!
欲しくもない!
さてそんな夜な夜な繰り広げられる淫靡な展開に、ちょっと期待を胸に床につく日々が続いたけど、本日!
勇者オケヤ様御一行が王都カルカーニャに到着予定!
俺は十六夜亭の席と部屋を予約して、仲間たちとの再会を昼間からソワソワしながらも、チート装具をたらふく用意して待った。
ここから先はガチバトル。
チート装具盛り盛りで迎撃してもらって、完全勝利といこう。
辺りの魔物もこれで激減して一石二鳥! シペラスを経由して、王家の連中にも協力を根回し済みだ。
「うっわーーっっ、ここ久しぶりーっ!!」
「いえーいっ、ミフネくん待ったかしらーっ!?」
時刻はたぶん夕方5時過ぎ。
かなりの強行軍できてくれたんだろうなって時刻に、懐かしい仲間たちが酒場宿十六夜亭の扉を明るい笑顔でくぐり抜けた。
「アンズちゃんにコバヤシさんっ、久しぶり! うおーっ、なんか2人ともたくましくなったかー!?」
「もー、失礼な子ねーっ!」
「ミフネっちのために超無理してきてあげたのに、なにさーっ! あ、彼女どこどこ!?」
「そっちこそ、オケヤとカキシマさんは?」
「それがねー、早馬が2人分しかなかったのよー。すぐにくると思うけどー」
シペラスとクローディアを呼びに2階へ上がろうとすると、黒猫を連れたシペラスが降りてきた。
「会いたかったーっ、ぺっち! わぁぁーっ、リアルでも女優さんみたいにかわいーっ!」
「アンズ様っ、私も会いたかったです! 思った通りの、明るいお声!」
どうでもいいけど、愛称『ぺっち』は俺的にはナシだ。
アンズちゃんとシペラスは手を取り合って、なんか普通の女の子みたいに笑い合った。
「写真よりかわいいじゃない! あら、その子は?」
「クローディアです。ほら、前に写真を送った、あの猫耳黒魔導師。今は猫でいたい気分らしくて」
「ミャァーォ♪」
とにかく予約していた円卓席に落ち着いた。
そういえば、あの日追放を演じたのも大きな円卓席だった。
コバヤシさんはいつもの(ビール)。
甘党のアンズちゃんはオレンジジュースをジョッキで注文した。
根ほり葉ほりシペラスとの関係を聞かれて、あることないことシペラスにねつ造された。
いや、彼女の中では、それが真実なのだろう。
愛の重すぎる彼女にアンズちゃんは爆笑、コバヤシさんはシペラスに励ましのエールを送っていた。
自分も愛しの旦那を押して押して落とした、とか。
「待たせたか」
「ミフネッ、ああっ、ずっと会いたかったっ!」
そこにオケヤとカキシマさんが合流した。
これで作戦が実行可能になった。
王国との足並み見合わせもあるので、実行は早くて明後日だろう。
「ようっ、俺も会いたかったぜ、オケヤ。カキシマさんもお久しっす!」
「円卓席か、あの日を思い出す。あの日から、オケヤくんがずっと寂しそうにしていたぞ」
それは友人としてちょっと嬉しい情報だった。
「マジでー? 俺がいなくて寂しかったのかよ、お前?」
「当然だろ、君は大切な友達なんだから」
「お、おう……」
「あははっ、でたでたーっ、オケヤっちのド誠実攻撃ーっ!」
「この子、まっすぐ過ぎて、時々困るのよねぇー……」
オケヤとハイタッチを交わして、強行軍できてくれた友達の友情をまっすぐに受け止めた。
いや、マジ勇者だわ、コイツ。
ひねくれ者にこれはできない。
「ってことでよ、用意させてあんぜ」
「え、何をだい?」
「マンガ肉っ、人数分っ! オバちゃんっ、調理に入ってくれっ!」
察しのいいおばちゃんは既に調理に入っていた。
金はもう払ってある。
後はコースメニュー感覚で、俺がチョイスした飯が届くのを待つだけだ。
「じゃ、これお前らの装備だから」
「ミフネ様、どうしても皆様のために最高の装備を用意したいと、毎日これを」
アンズちゃんの席には
【マジックリングⅢ+75】と【ガードリングⅡ+47】
コバヤシさんには
【マジックリングⅢ+72】【スピードリングⅢ+62】
カキシマさんに
【パワーリングⅢ+80】【テクニックリングⅢ+70】
オケヤに
【オールリングⅡ+99】をそれぞれ贈った。
「みんなの無双プレイに期待してるぜ!」
一緒に旅ができなかった俺にはこれくらいしかできない。
戦いが日常の勇者パーティ一行はそれはもう大喜びしてくれた。
「お金もくれるし装備もくれる。ミフネっちって、このまま別働隊でもいいかもねーっ♪」
「アンズちゃんの冗談はきっついな……!?」
「お金さえくれるならどっちでもいいわー♪」
「コバヤシさんは現金だ……」
シペラスとクローディアにも特別製のやつを用意している。
つまりはこの作戦、圧倒的優勢だ。
こちらの動きに連動して、モンスターたちが大集結を始めているそうだが、負ける要素はどこにもない。
「まさか、本当に帰還にリーチをかけるなんて……。ずっと寂しかったけど、君を追放して正解だったよ、ミフネ」
「苦労したんだぜ、これでも」
「でもそのかいあったじゃないか。こんなにかわいい彼女もできたんだし」
「お、おう……ま、まあな……?」
どもるとシペラスが不機嫌になり、認めると幸せいっぱいの無邪気な笑顔になった。
クローディアはアンズちゃんの膝が気に入ったみたいだ。
「せっかく集まったのだ。全員で一度帰還するというのも悪くない」
「それうちも思ったーっ! 化粧とか乳液買い込まなきゃ!」
「早く旦那様に会いたいわ……」
「ぼ、僕は……僕はあまり、帰りたくは、ないかな……。代わりに見てきてくれよ、ミフネ……」
「おう、望みは全部捨てて俺に任せとけ」
無事だといいんだけどな、オケヤの実家。
マジで損害賠償ものことをされておいて、勇者様の務めを果たしているのだからガチ聖人じゃね、コイツ。
「はぁ……」
「そんなオケヤに俺からのプレゼントだ! ほら、大好きな妹ちゃんフィギュア、作っておいたぞ」
オケヤが以前、スマホに残っていた妹の写真を送ってきたことがあった。確かに溺愛するだけのことはある、かわいい妹さんだった。
「なっ、何を勝手なことしてるんだよーっっ、ミフネー!? あ……でもそっくり……。ああ、僕のサヤちゃん……無事でいてね……」
妹の美少女に頬擦りするその姿は、アンズちゃんは当然として、カキシマさんもドン引きのちょっとヤバいお兄ちゃんに見えたのは、言うまでもない。
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