Between the Life and the Death

かみつ

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風呂に僕の毛が浮いている

髪の乾かし合い

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僕が作ったお粥を
全部食べ終わったスズコさんは、
「僕がやります。」という前に、
ささっと慣れた手つきで片付け、
僕に声をかけてくる。

「凛ちゃん、今朝入ったけど、もう一回お風呂入るでしょ?
先に入っていいよ。

お風呂掃除は凛ちゃんがやってくれたら嬉しいな。」


「やります!夕飯の片付けありがとうございました!」

僕は風呂場に向かい、今朝自分が入りっぱなしにしてた風呂の水を抜く。

なんか、髪の毛やあらぬ毛が沢山浮いていた。

これ、スズコさんに見られなくて良かった。
恥ずかしい。恥ずかしい。

お先に風呂に入らせてもらい、
上がる時に髪の毛を入念にチェックし、
広い洗い場も綺麗に流した。

上がるとまた着替えが置いてあった。

リビングへ行くと
テレビを見ていたスズコさんだったが、
僕に振り返り、
やはりツンツルてんの姿に爆笑し、

「明日さ、凛ちゃんの服、買いに行こうね!明日はデートだ!」
そう言ってスズコさんも風呂へ向かった。

テレビは箱形で
昔の骨董品みたいなやつだったが、
番組は2020年のものだった。

不思議な世界だ。

スズコさんが風呂から上がって来たので、
今度は僕が振り返る。

スズコさんは幼児体型だが、
なんだかやけに色っぽく見えた。

スズコさん
「凛ちゃん髪乾かさなきゃね。
ごめんごめん。あたしがさっさとお風呂に行ったからね。」

ドライヤーが洗面所にあったらしく、
僕はスズコさんに髪を乾かしてもらった。

これは照れた。

スズコさんも
「あたしのも乾かして!」と言うので、
マジか!
と思いながらやってあげた。
内心、照れまくっていたが、
僕は真顔でやった。

スズコさんは
「人に乾かしてもらうのって
気持ちいいよね」
と目を閉じている。

ヤバい!抱き締めたい!

僕は気持ちを我慢して
「終わりましたよ」
と平静に言った。

スズコさんは
満面の笑みで
「ありがとう」
と僕の瞳をしっかりとらえて言った。
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