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2章 いざ王都。そして学園へ
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特訓メニューに、ルドルクとは別のスピードに特化した項目が加わった。その1つの体幹トレーニングを行い、いい感じに汗をかいたところで素振りを行っていると、庭先から声をかけられる。
「精が出るわね。特訓は、捗ってる?」
『…あ!クラリッサさん!』
思わず駆け寄った先には、デイリア以来のクラリッサさんが立っていた。
「中々来れなくて、ごめんなさいね?元気そうで良かったわ」
3週間しか経ってないけど、もう懐かしく感じてしまうその笑顔に、元気よく頷く。
マリーさんにお茶の準備をお願いしている間に、手早く着替える私。さすがに汗だくのままは嫌だったからだ。パタパタとリビングへ向かうと、懐かしい香りがふわりと香った。
『あ、この香り…』
「あら…ジオ、気付いた?スフィアさんからお茶葉頂いてたから淹れてもらったの。ハーブをいくつかブレンドしているものなのよね?」
「こんな風にお茶を混ぜるだなんて、考えたこともなかったけど…とってもいい香り!」
お茶とお茶菓子を人数分用意してくれたマリーさんも、香りを楽しんでいるようだ。
『やっぱり!スフィアさ……は、母のお茶は格別なんです!香りもですけど味もいいんですよ?』
早速、3人でティータイムとなった。優しい香りと味に包まれ、これがこの世界での母の味になるのかな…なんてスフィアさんの笑顔を思い出す。
「まるで、貴族にでもなったような優雅な気持ちになれるわね…。それこそ上流階級の女性ウケもいいんじゃない?」
「たしかに…。魔法省の同僚にも人気なんですよこのお茶。そのうち、王城の知り合いにもすすめてみようかしら?」
「いつの間にか王族御用達になっちゃったりして?」
美味しいお茶とお菓子に、お喋りにも花が咲く。まるで自分が誉められているようで、少しくすぐったい気持ちになった。
まさか、これがここだけの話で終わらないなんて、思いもしなかったけど…。
「あ!そうそう、今日は伝えることと、渡す物があって来たの」
クラリッサさんが思い出したように取り出したのは、一通の手紙。裏にはスフィアさんの名前があった。
『わざわざ持ってきてくださったんですか?すみません…』
この世界の郵便制度はまだ発達してなくて、行商の人等が足で運んでいる為、かなり時間がかかる。しかも、届いた手紙は各役場に自分で取りに行く必要もある不便なものだった。
(ホント、日本の郵便ってしっかりしてたんだなぁ)
王城近くにある魔法省は役場の近くでもあるので、今回は来る途中で持ってきてくれたそうだ。
「ついでだったしいいのよ。それと、レベルを測る魔法具ね、一時借りられるようにしたから置いていくわ。レベル上げの為の特訓なんだし、数字を確認出来た方がいいでしょ?」
『そんな、いいんですか?すごく助かりますけど…』
コトリと机の上に置かれたのは、もう見慣れたピラミッド型のものだ。何から何までしてもらってるようで、少し気が引けてしまう。
「私がしたくてしてるんだから、ジオはしっかり頑張って、試験を受けることだけ考えなさい。その為に、ここにいるんだもの」
心強いアシストを受け、更に気を引き締める。スフィアさんからの手紙とクラリッサさんからも力をもらい、午後の特訓を再開するのだった。
▪▪▪
それから、ボトム家にお世話になり始めて早1ヶ月目の今日、初めてガルボさんの狩りについていくこととなった。
実は、何度かルドルクを連れて狩りに行っていることは知っていた。しかも、それが今回の目標であるレベル上げに一番必要なことだということも。
レベル上げの方法は2通りある。1つは今まで私がやってきたように、戦いの知識を学び、訓練・練習して身につけていく方法。もう1つが、狩りや討伐でモンスターを攻撃して戦闘不能にし、経験値を得る方法。後者の方が危険度は上がるが、圧倒的に効率が良い。
やっと、ガルボさんから狩りについて来てもいいとのお許しを得て、王都の周りにある森の前に来ていた。
「まぁ、狩りって名目なら許可は特に要らねーんだ。森に入った後は自己責任ってやつだしな。マナー違反しなけりゃ基本、出入り自由だ」
『でも…たしか高レベルのモンスターも多いって聞きましたけど…』
経験値は欲しいけど、急に敵わないモンスターが出てきても困る。今の私では戦力になれるかも分からないし、最悪足手まといだ。
「都に近い入り口付近は問題ねぇよ。危ねーやつらがいんのは森の奥の方だ。こっから日が暮れるまで進まねーと。…まぁそいつらと戦いてーってんなら行くか?」
ニヤリと意地悪そうな笑みを浮かべるガルボさんに、思いっきし首を横に振る。
「冗談だよ!ほれ、行くぞ?そうだな…ラビを一匹。それが今日の目標だな」
そうして森に入っていく。一時進んでいると、ガルボさんが立ち止まった。獲物の位置を素早く捉え、持っていた弓矢で足を撃ち抜き、動きを鈍らせるまでの動作に、一切の淀みはなかった。
私は、とどめをさす為にうずくまる兎型のモンスターに近づいたが、命を取るという行為に一瞬躊躇う。その隙に逃げられてしまった。
「最初は躊躇するもんさ。…しかし騎士ってのは、大切なもんを守る為に覚悟と誇りを持って戦う仕事だ。そして戦闘に置いては、やるかやられるか…、その為の経験だ。次は、躊躇うな」
いつになく厳しい声色のガルボさん。
それが、この世界で「生きる」ということだ。私にはそう伝わってきた。
次、ガルボさんが急所を外して動きを鈍らせたラビを、渡されていた剣で一思いに斬る。手に伝わってくるリアルな触感に少し吐き気がした。ぐっと堪え、ゆっくりと深呼吸。
(この世界で生きるって決めたのは自分。騎士を目指すと決めたのも自分。しっかりしろ!)
「…大丈夫か?狩りはここまでだ。頑張ったな」
そう言って、労うように肩を1つ叩いたガルボさんは、手早く処理を行う。
「今日は食材として狩ったんだから、美味しく食うまでが仕事だぞ?俺たちは、倒したモンスターのおかげで大切なもん守る為に強くなれるんだ。今倒したラビは、何にも無駄になんかなってないからな」
『はい…!』
先を進むガルボさんの背中を追う。いつもより更に頼もしく感じる後ろ姿は、父親そのものだなと思った。
(こんな素敵なお父さんが、誇りを持ってやっている仕事だもんな。ルドルクがあんなに騎士に憧れるのも分かる)
その日食べたラビ肉の煮込みは、生涯忘れられない味となった。
▪▪▪
初めて狩りに連れていってもらってから、レベルの上がり方は目に見えて速くなった。
特訓前の基礎レベルは12で、狩りに行く前が14だった。しかし、初めてラビを倒した日の夜、試しに測ってみたら15に上がっていたのだ。その後も2、3日に一回、ガルボさんの手が空いている短い時間に森に入り、1匹から最大でも3匹倒すとその日にレベルが1上がり…。
現在、試験まで残り3週間でレベルは18になっていた。
(なにこの上がり方…多少のリスクがあるとはいえ、モンスターの経験値ってズルくない?)
今までの特訓は何だったのか、と若干悲しくなってしまうのだが、何故か私のレベルを聞いたガルボさんの表情は冴えないものなのだった。
「精が出るわね。特訓は、捗ってる?」
『…あ!クラリッサさん!』
思わず駆け寄った先には、デイリア以来のクラリッサさんが立っていた。
「中々来れなくて、ごめんなさいね?元気そうで良かったわ」
3週間しか経ってないけど、もう懐かしく感じてしまうその笑顔に、元気よく頷く。
マリーさんにお茶の準備をお願いしている間に、手早く着替える私。さすがに汗だくのままは嫌だったからだ。パタパタとリビングへ向かうと、懐かしい香りがふわりと香った。
『あ、この香り…』
「あら…ジオ、気付いた?スフィアさんからお茶葉頂いてたから淹れてもらったの。ハーブをいくつかブレンドしているものなのよね?」
「こんな風にお茶を混ぜるだなんて、考えたこともなかったけど…とってもいい香り!」
お茶とお茶菓子を人数分用意してくれたマリーさんも、香りを楽しんでいるようだ。
『やっぱり!スフィアさ……は、母のお茶は格別なんです!香りもですけど味もいいんですよ?』
早速、3人でティータイムとなった。優しい香りと味に包まれ、これがこの世界での母の味になるのかな…なんてスフィアさんの笑顔を思い出す。
「まるで、貴族にでもなったような優雅な気持ちになれるわね…。それこそ上流階級の女性ウケもいいんじゃない?」
「たしかに…。魔法省の同僚にも人気なんですよこのお茶。そのうち、王城の知り合いにもすすめてみようかしら?」
「いつの間にか王族御用達になっちゃったりして?」
美味しいお茶とお菓子に、お喋りにも花が咲く。まるで自分が誉められているようで、少しくすぐったい気持ちになった。
まさか、これがここだけの話で終わらないなんて、思いもしなかったけど…。
「あ!そうそう、今日は伝えることと、渡す物があって来たの」
クラリッサさんが思い出したように取り出したのは、一通の手紙。裏にはスフィアさんの名前があった。
『わざわざ持ってきてくださったんですか?すみません…』
この世界の郵便制度はまだ発達してなくて、行商の人等が足で運んでいる為、かなり時間がかかる。しかも、届いた手紙は各役場に自分で取りに行く必要もある不便なものだった。
(ホント、日本の郵便ってしっかりしてたんだなぁ)
王城近くにある魔法省は役場の近くでもあるので、今回は来る途中で持ってきてくれたそうだ。
「ついでだったしいいのよ。それと、レベルを測る魔法具ね、一時借りられるようにしたから置いていくわ。レベル上げの為の特訓なんだし、数字を確認出来た方がいいでしょ?」
『そんな、いいんですか?すごく助かりますけど…』
コトリと机の上に置かれたのは、もう見慣れたピラミッド型のものだ。何から何までしてもらってるようで、少し気が引けてしまう。
「私がしたくてしてるんだから、ジオはしっかり頑張って、試験を受けることだけ考えなさい。その為に、ここにいるんだもの」
心強いアシストを受け、更に気を引き締める。スフィアさんからの手紙とクラリッサさんからも力をもらい、午後の特訓を再開するのだった。
▪▪▪
それから、ボトム家にお世話になり始めて早1ヶ月目の今日、初めてガルボさんの狩りについていくこととなった。
実は、何度かルドルクを連れて狩りに行っていることは知っていた。しかも、それが今回の目標であるレベル上げに一番必要なことだということも。
レベル上げの方法は2通りある。1つは今まで私がやってきたように、戦いの知識を学び、訓練・練習して身につけていく方法。もう1つが、狩りや討伐でモンスターを攻撃して戦闘不能にし、経験値を得る方法。後者の方が危険度は上がるが、圧倒的に効率が良い。
やっと、ガルボさんから狩りについて来てもいいとのお許しを得て、王都の周りにある森の前に来ていた。
「まぁ、狩りって名目なら許可は特に要らねーんだ。森に入った後は自己責任ってやつだしな。マナー違反しなけりゃ基本、出入り自由だ」
『でも…たしか高レベルのモンスターも多いって聞きましたけど…』
経験値は欲しいけど、急に敵わないモンスターが出てきても困る。今の私では戦力になれるかも分からないし、最悪足手まといだ。
「都に近い入り口付近は問題ねぇよ。危ねーやつらがいんのは森の奥の方だ。こっから日が暮れるまで進まねーと。…まぁそいつらと戦いてーってんなら行くか?」
ニヤリと意地悪そうな笑みを浮かべるガルボさんに、思いっきし首を横に振る。
「冗談だよ!ほれ、行くぞ?そうだな…ラビを一匹。それが今日の目標だな」
そうして森に入っていく。一時進んでいると、ガルボさんが立ち止まった。獲物の位置を素早く捉え、持っていた弓矢で足を撃ち抜き、動きを鈍らせるまでの動作に、一切の淀みはなかった。
私は、とどめをさす為にうずくまる兎型のモンスターに近づいたが、命を取るという行為に一瞬躊躇う。その隙に逃げられてしまった。
「最初は躊躇するもんさ。…しかし騎士ってのは、大切なもんを守る為に覚悟と誇りを持って戦う仕事だ。そして戦闘に置いては、やるかやられるか…、その為の経験だ。次は、躊躇うな」
いつになく厳しい声色のガルボさん。
それが、この世界で「生きる」ということだ。私にはそう伝わってきた。
次、ガルボさんが急所を外して動きを鈍らせたラビを、渡されていた剣で一思いに斬る。手に伝わってくるリアルな触感に少し吐き気がした。ぐっと堪え、ゆっくりと深呼吸。
(この世界で生きるって決めたのは自分。騎士を目指すと決めたのも自分。しっかりしろ!)
「…大丈夫か?狩りはここまでだ。頑張ったな」
そう言って、労うように肩を1つ叩いたガルボさんは、手早く処理を行う。
「今日は食材として狩ったんだから、美味しく食うまでが仕事だぞ?俺たちは、倒したモンスターのおかげで大切なもん守る為に強くなれるんだ。今倒したラビは、何にも無駄になんかなってないからな」
『はい…!』
先を進むガルボさんの背中を追う。いつもより更に頼もしく感じる後ろ姿は、父親そのものだなと思った。
(こんな素敵なお父さんが、誇りを持ってやっている仕事だもんな。ルドルクがあんなに騎士に憧れるのも分かる)
その日食べたラビ肉の煮込みは、生涯忘れられない味となった。
▪▪▪
初めて狩りに連れていってもらってから、レベルの上がり方は目に見えて速くなった。
特訓前の基礎レベルは12で、狩りに行く前が14だった。しかし、初めてラビを倒した日の夜、試しに測ってみたら15に上がっていたのだ。その後も2、3日に一回、ガルボさんの手が空いている短い時間に森に入り、1匹から最大でも3匹倒すとその日にレベルが1上がり…。
現在、試験まで残り3週間でレベルは18になっていた。
(なにこの上がり方…多少のリスクがあるとはいえ、モンスターの経験値ってズルくない?)
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