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おまけ
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今まで、アラン坊っちゃまの中で一番はマリアだった。その次が俺、アルバート。そして、リサを含む屋敷のスタッフ達という順。
マナは最初、マリアの代わりとして接していたので、マリアの間は俺より優先度が高くても良かった。が、しかし。正体がばれた今でもマナの順位は高いまま。例えマナであっても、第2位という俺の立ち位置を譲る気はない!!そう思っていたのだが…。
「坊っちゃま。今日はアルバートが絵本をお読みいたしますよ」
マナのレッスンが長引き、マリアも席を外しているこのチャンスに、坊っちゃまとの癒しの時間を。
そう思って、坊っちゃまお気に入りの本を片手にお呼びするも、何故かアラン坊っちゃまは、立ち止まったままキョロキョロしている。
「あら?坊っちゃま、どうなさいました?」
通りがかったリサに反応した坊っちゃまは、俺に背を向け、トテトテとリサに駆け寄りすがり付く。
「あのね、ご本よんで!」
ピシャーーン!!と、稲妻が直撃したかのような衝撃で固まる。
「ぼ、坊っちゃま…?ご本なら、このアルバートめが…」
「やっ!アルバートは、だめなの!アルバートはてきだもん!」
敵………敵…………敵…………
衝撃の単語が頭の中をゆっくりリフレインし、膝から崩れ落ちた。
第2位どころか、まさかの敵認定されていた事実に、立ち直れないアルバートなのだった。
********
リサは、衝撃のあまり放心状態のアルバートに同情の眼差しを向けた。
今の状況に若干の優越感も感じたが、あまりに可哀想な同僚の為に、そっと坊っちゃまに話しかける。
「坊っちゃま…。アルバートはいつだって坊っちゃまの為を思っておりますよ。どうして敵だと思われたのですか?」
「だってね、一番は一個しかないんだよ?絵本の王子もね、お姫様の一番のために友達とたたかってたよっ!だから僕もアルバートとたたかうの!たたかう人はてきなんでしょ?」
「えっ、と…」
坊っちゃまの愛読の絵本には、親友同士が姫を奪い合う決闘シーンも確かにあった。(最近の子供向けは進んでいるなと、しみじみしたわね…)
つまりは、坊っちゃまはライバル認定をしているわけだ。アルバートを、マナをめぐる恋のライバルとして。
(これは…、フフ。面白くなりそうだわ)
心の中でイタズラに笑いながら、リサはそれはそれは優しい笑みでそっと坊っちゃまを抱き上げる。
「そうですね。それならアルバートは敵、で間違いありませんね。行きましょう坊っちゃま」
敵は敵でも、好敵手。
そこを敢えて訂正しなかったリサは、灰になるが如く真っ白に霞んだ同僚と、お姑め二人に更なる指導を受ける後輩。そして腕の中の天使を中心にこれから巻き起こる嵐を、楽しみながら観察するのであった。
マナは最初、マリアの代わりとして接していたので、マリアの間は俺より優先度が高くても良かった。が、しかし。正体がばれた今でもマナの順位は高いまま。例えマナであっても、第2位という俺の立ち位置を譲る気はない!!そう思っていたのだが…。
「坊っちゃま。今日はアルバートが絵本をお読みいたしますよ」
マナのレッスンが長引き、マリアも席を外しているこのチャンスに、坊っちゃまとの癒しの時間を。
そう思って、坊っちゃまお気に入りの本を片手にお呼びするも、何故かアラン坊っちゃまは、立ち止まったままキョロキョロしている。
「あら?坊っちゃま、どうなさいました?」
通りがかったリサに反応した坊っちゃまは、俺に背を向け、トテトテとリサに駆け寄りすがり付く。
「あのね、ご本よんで!」
ピシャーーン!!と、稲妻が直撃したかのような衝撃で固まる。
「ぼ、坊っちゃま…?ご本なら、このアルバートめが…」
「やっ!アルバートは、だめなの!アルバートはてきだもん!」
敵………敵…………敵…………
衝撃の単語が頭の中をゆっくりリフレインし、膝から崩れ落ちた。
第2位どころか、まさかの敵認定されていた事実に、立ち直れないアルバートなのだった。
********
リサは、衝撃のあまり放心状態のアルバートに同情の眼差しを向けた。
今の状況に若干の優越感も感じたが、あまりに可哀想な同僚の為に、そっと坊っちゃまに話しかける。
「坊っちゃま…。アルバートはいつだって坊っちゃまの為を思っておりますよ。どうして敵だと思われたのですか?」
「だってね、一番は一個しかないんだよ?絵本の王子もね、お姫様の一番のために友達とたたかってたよっ!だから僕もアルバートとたたかうの!たたかう人はてきなんでしょ?」
「えっ、と…」
坊っちゃまの愛読の絵本には、親友同士が姫を奪い合う決闘シーンも確かにあった。(最近の子供向けは進んでいるなと、しみじみしたわね…)
つまりは、坊っちゃまはライバル認定をしているわけだ。アルバートを、マナをめぐる恋のライバルとして。
(これは…、フフ。面白くなりそうだわ)
心の中でイタズラに笑いながら、リサはそれはそれは優しい笑みでそっと坊っちゃまを抱き上げる。
「そうですね。それならアルバートは敵、で間違いありませんね。行きましょう坊っちゃま」
敵は敵でも、好敵手。
そこを敢えて訂正しなかったリサは、灰になるが如く真っ白に霞んだ同僚と、お姑め二人に更なる指導を受ける後輩。そして腕の中の天使を中心にこれから巻き起こる嵐を、楽しみながら観察するのであった。
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クリーム色様はじめまして!
そして更新ありがとうございます(*ˊᗜˋ)
坊っちゃまの前で普通にマナとアルバートさんが呼んでいて
そろそろ可愛い坊っちゃまにバレてしまうのか…?!と気になってます笑
この家の使用人さん達はかっこよくて好きです♡
これからも楽しみにしてます!
大変お待たせいたしました
勢いでスタートして、思ってた着地点と少し違ったものになりましたが、楽しいと言って頂けて嬉しい限りです!
あと少しで完結予定ですので最後までよろしくお願いします(о´∀`о)