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【高校編】分岐・相良仁
やきもち
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二人きりで会うとき以外の仁は、本当に「ふつう」だ。少し仲の良い、先生と生徒ってラインをはみ出さないようにしてる……って、当たり前なんだけど。当たり前なんだけど、こういうの見るとつい妬けてしまうのは仕方ないよね?
「はい、相良せんせー。バレンタイン!」
「お、サンキュー」
「あたしもあたしも!」
仁は割と(まぁ客観的にみても、だと思う)整ってる顔立ちをしてるし背も高いし独身だしで、こういうイベントの時は大盛況だ。もちろん生徒側だって本気じゃないし、仁だって決してデレデレしてるわけじゃない。
(でもさ!)
くっつきすぎじゃない!? あの先輩! とか思っちゃうわけで。
放課後、職員室で、数人の女生徒に囲まれてチョコを抱えている仁を遠目に発見して、「ケッ」て顔でさっさか歩く。
目的はまぁ、先輩たちと同じチョコ配りなんだけどさ……正確には、チョコじゃなくてクッキー。日持ちするやつ。
「先生」
目当ての古典担当を見つけて、声をかけた。
「あら、設楽さん。どうしました?」
椅子ごと振り向いてくれた定年近いその古典担当は、学校だけじゃなくて塾の宿題にも付き合ってくれる上に、とても分かりやすくて面白い。
なので、ついついいつも質問責めにしてしまい(私の理解が遅いのかも、とも思うヘコむ)時間と手間を取らせてるので、まぁバレンタインにかこつけた日頃のお礼だ。
「いえ、今日は。これ、良ければ」
「あら、クッキー? いいのかしら」
先生は嬉しそうに受け取ってくれた。
「いつものお礼です」
「いいのに。設楽さんとお話しするの、わたし楽しいのよ」
にこにこと笑う先生に、こちらまで嬉しくなっていると、少しイタズラっぽく言われた。
「本命の殿方には、渡せたのかしら?」
「ほ!? 本命!?」
ちらりと仁を見そうになって、慌てて目線を戻す。本命、本命!?
「そう、うふふ、そんなに慌てなくても。鹿王院くんよー」
「え、あ、そっか。樹くん、はい」
「渡せた?」
「はい、さっき」
部活行く途中の樹くん捕まえて、おばあちゃんの静子さんと、お手伝いの吉田さんのぶんも合わせて渡しておいた。
なんだかバレンタインっていうより、お中元かお歳暮のよう。樹くんは喜んでくれてたけど。
(まだ、許婚だもんなー)
世間的には、仲の良い許婚で通ってる。多分、高校卒業までの話になるけれど……。
「幸せのおすそ分けね」
「いや、はぁ」
適当に笑ってごまかして、それから他の先生も何人かまわった。私の頭の回転が悪いばかりに、いつもお世話様です……。
(授業だけですーぐ理解できる人だっているのに)
悪役令嬢スペックは頭の出来はそんなに良くないのか(ゲームでは成績良くなかった)、そもそもその辺は前世からの引き継ぎ(?)なのか、とにかく必死で食らいついて行かなきゃ、私が通う特進クラスの授業には着いていけないのです。
「失礼しましたー」
職員室からカラになった紙袋片手に出て行く。ちらりと仁を見ると、……また女子増えてた。にこやかな仁。少し胸がざわつく。
(うーん、子供じゃないんだから)
別に浮気されたわけでもなんでもない。勝手に嫉妬してるだけ。
(本当に好きなんだなー……)
仁のことを。少し胸がいたくて切ない。あと、単純に。単純に。
(ムカつく!)
うん、しょーがないよ。別にデレデレしてるわけでもなんでもないけど、すっごい嬉しそうなのは嬉しそうだったんだもん!
廊下をてくてく歩いていると、ぱたぱたと足音が聞こえた。
「設楽さん」
他人行儀に私を呼ぶのは、誰であろう相良仁先生です。
「どうしました相良先生」
「僕貰ってないですよ」
にこにこ、と両手を差し出された。
私は無言で紙袋を逆さまにする。えーい少しくらい意趣返しさせてよ!
「すみませーん忘れてましたぁ。てか、先生には用意してませーん」
わざとらしく語尾を伸ばして言うと、……え、ごめんそんなショック受ける? ってくらいヘコんだ。
「え、あのー、相良先生?」
仁は背筋を伸ばすと、スッと目を細めて言い放った。
「設楽さん……体調悪そうですね?」
「いえとても元気です」
「熱があるのかな」
「平熱です」
「インフルエンザかな」
「この上なく健康です」
「仕方ない、家まで送りましょう」
ぽかん、と仁を見つめた。何言ってるのこの人。
「さぁさぁパンデミックを引き起こす前に君を学園内から連れ出さなくては」
「え、じん、じゃなくて相良先生、えーと?」
仁はスタスタ歩いて去っていく。しばらくぽかん、としていると、じきに戻ってきた。
「え、私のカバン」
「さあ行こうかパンデミックお嬢さん」
「なにそのネーミング!?」
わけわかんない!
あれよあれよと言う間に仁の車に乗せられた、というよりは詰め込まれた。
「あのー、どこいくの」
「さてね」
仁はハンドルを切りながら無愛想に言う。
(……クッキー無かったの怒ってる?)
もしかしてのもしかして。
「えーと、でもさ」
私は明るい声を出した。
「仁はイギリス育ちでしょ? あっちって、男性から女性に、なんじゃないのバレンタイン」
「ここは日本」
「そんな元も子もない。えーと」
頭をひねっていると、車は高速に入ろうとしていた。
「え、え? どこ? どこ連れてかれるの私」
「知るか。俺もてきとーだよ」
「なんでなんで」
「……」
無言ですか。
私は助手席で、カバンを抱いて身を縮こませた。
しばらく窓の外を眺める。少しずつ日が落ちていた。
「……夕食までには帰すよ」
「それが有難いです」
車は高速を降りて、すぐにドライブウェイと冠された道へ進んでいく。
「どこここ」
「知るか、俺もてきとー」
「えぇー」
本当に晩御飯までに帰してくれるのでしょうか。
「……ねえ何怒ってるの」
「怒ってない」
言いながら、仁は展望所になってる駐車場に車を止めた。シートベルトを外して、エンジンを止めた。
平日の夕方とあって、ほかに車の姿はない。
「怒ってるじゃん」
私もシートベルトを外す。まったく子供みたいにすぐ怒る。
「怒ってない」
「絶対怒ってる」
「……嫉妬!」
ん? 私は首を傾げた。
「嫉妬?」
「そー」
仁はぶっきらぼうに答える。
「鹿王院にはあって、俺にはないの」
「? 何が?」
「クッキーでもチョコでも、なんでもいいんだけど」
「あるよ?」
「は?」
仁はぽかんと私を見た。
「……あるけど」
「さっきないって」
「相良先生にはない」
「?」
何言ってんの? って顔をするのが面白くて、つい吹き出す。
「せんせーには無いけど、仁にはあるよ」
「え。あ」
仁は目を白黒させたあと、はぁあと大きくため息をついた。
「ごめん早とちり」
「いいよ、ドライブ好きだもん私」
「……たまには来ようか」
「バレない?」
「まぁなんとかするよ」
仁はぎゅう、と私を抱きしめた。
「ごめんな」
「てかなんで連れ出されたの」
「まぁ色々と」
「色々?」
「もし無かったら」
「うん」
「お仕置きしようと思って」
「お仕置きです!?」
ぎゃあ、と思わず身を引いた。
(なななななに!?)
「そーそー。それで少々騒いでもいいようにだな」
「騒ぐ!?」
何するつもりだったの!?
「そりゃそーだろー、お前、誰のもんだよ」
「えっでもだって、仁だって女子に囲まれてヘラヘラしちゃってさ!」
「……、やきもち?」
「妬いてない!」
にへら、と仁は笑う。
「お前、俺のこと好きだなー!」
すっごい嬉しそうだから、つい照れてぷいっと顔をそらす。
「あー、可愛い」
抱きしめ直されて、耳元で言われる。うう、なんか、こういうのずるいよー。
「ごめんな、子供みたいで」
辛そうな声で言われて、私は顔を上げた。
「はい、相良せんせー。バレンタイン!」
「お、サンキュー」
「あたしもあたしも!」
仁は割と(まぁ客観的にみても、だと思う)整ってる顔立ちをしてるし背も高いし独身だしで、こういうイベントの時は大盛況だ。もちろん生徒側だって本気じゃないし、仁だって決してデレデレしてるわけじゃない。
(でもさ!)
くっつきすぎじゃない!? あの先輩! とか思っちゃうわけで。
放課後、職員室で、数人の女生徒に囲まれてチョコを抱えている仁を遠目に発見して、「ケッ」て顔でさっさか歩く。
目的はまぁ、先輩たちと同じチョコ配りなんだけどさ……正確には、チョコじゃなくてクッキー。日持ちするやつ。
「先生」
目当ての古典担当を見つけて、声をかけた。
「あら、設楽さん。どうしました?」
椅子ごと振り向いてくれた定年近いその古典担当は、学校だけじゃなくて塾の宿題にも付き合ってくれる上に、とても分かりやすくて面白い。
なので、ついついいつも質問責めにしてしまい(私の理解が遅いのかも、とも思うヘコむ)時間と手間を取らせてるので、まぁバレンタインにかこつけた日頃のお礼だ。
「いえ、今日は。これ、良ければ」
「あら、クッキー? いいのかしら」
先生は嬉しそうに受け取ってくれた。
「いつものお礼です」
「いいのに。設楽さんとお話しするの、わたし楽しいのよ」
にこにこと笑う先生に、こちらまで嬉しくなっていると、少しイタズラっぽく言われた。
「本命の殿方には、渡せたのかしら?」
「ほ!? 本命!?」
ちらりと仁を見そうになって、慌てて目線を戻す。本命、本命!?
「そう、うふふ、そんなに慌てなくても。鹿王院くんよー」
「え、あ、そっか。樹くん、はい」
「渡せた?」
「はい、さっき」
部活行く途中の樹くん捕まえて、おばあちゃんの静子さんと、お手伝いの吉田さんのぶんも合わせて渡しておいた。
なんだかバレンタインっていうより、お中元かお歳暮のよう。樹くんは喜んでくれてたけど。
(まだ、許婚だもんなー)
世間的には、仲の良い許婚で通ってる。多分、高校卒業までの話になるけれど……。
「幸せのおすそ分けね」
「いや、はぁ」
適当に笑ってごまかして、それから他の先生も何人かまわった。私の頭の回転が悪いばかりに、いつもお世話様です……。
(授業だけですーぐ理解できる人だっているのに)
悪役令嬢スペックは頭の出来はそんなに良くないのか(ゲームでは成績良くなかった)、そもそもその辺は前世からの引き継ぎ(?)なのか、とにかく必死で食らいついて行かなきゃ、私が通う特進クラスの授業には着いていけないのです。
「失礼しましたー」
職員室からカラになった紙袋片手に出て行く。ちらりと仁を見ると、……また女子増えてた。にこやかな仁。少し胸がざわつく。
(うーん、子供じゃないんだから)
別に浮気されたわけでもなんでもない。勝手に嫉妬してるだけ。
(本当に好きなんだなー……)
仁のことを。少し胸がいたくて切ない。あと、単純に。単純に。
(ムカつく!)
うん、しょーがないよ。別にデレデレしてるわけでもなんでもないけど、すっごい嬉しそうなのは嬉しそうだったんだもん!
廊下をてくてく歩いていると、ぱたぱたと足音が聞こえた。
「設楽さん」
他人行儀に私を呼ぶのは、誰であろう相良仁先生です。
「どうしました相良先生」
「僕貰ってないですよ」
にこにこ、と両手を差し出された。
私は無言で紙袋を逆さまにする。えーい少しくらい意趣返しさせてよ!
「すみませーん忘れてましたぁ。てか、先生には用意してませーん」
わざとらしく語尾を伸ばして言うと、……え、ごめんそんなショック受ける? ってくらいヘコんだ。
「え、あのー、相良先生?」
仁は背筋を伸ばすと、スッと目を細めて言い放った。
「設楽さん……体調悪そうですね?」
「いえとても元気です」
「熱があるのかな」
「平熱です」
「インフルエンザかな」
「この上なく健康です」
「仕方ない、家まで送りましょう」
ぽかん、と仁を見つめた。何言ってるのこの人。
「さぁさぁパンデミックを引き起こす前に君を学園内から連れ出さなくては」
「え、じん、じゃなくて相良先生、えーと?」
仁はスタスタ歩いて去っていく。しばらくぽかん、としていると、じきに戻ってきた。
「え、私のカバン」
「さあ行こうかパンデミックお嬢さん」
「なにそのネーミング!?」
わけわかんない!
あれよあれよと言う間に仁の車に乗せられた、というよりは詰め込まれた。
「あのー、どこいくの」
「さてね」
仁はハンドルを切りながら無愛想に言う。
(……クッキー無かったの怒ってる?)
もしかしてのもしかして。
「えーと、でもさ」
私は明るい声を出した。
「仁はイギリス育ちでしょ? あっちって、男性から女性に、なんじゃないのバレンタイン」
「ここは日本」
「そんな元も子もない。えーと」
頭をひねっていると、車は高速に入ろうとしていた。
「え、え? どこ? どこ連れてかれるの私」
「知るか。俺もてきとーだよ」
「なんでなんで」
「……」
無言ですか。
私は助手席で、カバンを抱いて身を縮こませた。
しばらく窓の外を眺める。少しずつ日が落ちていた。
「……夕食までには帰すよ」
「それが有難いです」
車は高速を降りて、すぐにドライブウェイと冠された道へ進んでいく。
「どこここ」
「知るか、俺もてきとー」
「えぇー」
本当に晩御飯までに帰してくれるのでしょうか。
「……ねえ何怒ってるの」
「怒ってない」
言いながら、仁は展望所になってる駐車場に車を止めた。シートベルトを外して、エンジンを止めた。
平日の夕方とあって、ほかに車の姿はない。
「怒ってるじゃん」
私もシートベルトを外す。まったく子供みたいにすぐ怒る。
「怒ってない」
「絶対怒ってる」
「……嫉妬!」
ん? 私は首を傾げた。
「嫉妬?」
「そー」
仁はぶっきらぼうに答える。
「鹿王院にはあって、俺にはないの」
「? 何が?」
「クッキーでもチョコでも、なんでもいいんだけど」
「あるよ?」
「は?」
仁はぽかんと私を見た。
「……あるけど」
「さっきないって」
「相良先生にはない」
「?」
何言ってんの? って顔をするのが面白くて、つい吹き出す。
「せんせーには無いけど、仁にはあるよ」
「え。あ」
仁は目を白黒させたあと、はぁあと大きくため息をついた。
「ごめん早とちり」
「いいよ、ドライブ好きだもん私」
「……たまには来ようか」
「バレない?」
「まぁなんとかするよ」
仁はぎゅう、と私を抱きしめた。
「ごめんな」
「てかなんで連れ出されたの」
「まぁ色々と」
「色々?」
「もし無かったら」
「うん」
「お仕置きしようと思って」
「お仕置きです!?」
ぎゃあ、と思わず身を引いた。
(なななななに!?)
「そーそー。それで少々騒いでもいいようにだな」
「騒ぐ!?」
何するつもりだったの!?
「そりゃそーだろー、お前、誰のもんだよ」
「えっでもだって、仁だって女子に囲まれてヘラヘラしちゃってさ!」
「……、やきもち?」
「妬いてない!」
にへら、と仁は笑う。
「お前、俺のこと好きだなー!」
すっごい嬉しそうだから、つい照れてぷいっと顔をそらす。
「あー、可愛い」
抱きしめ直されて、耳元で言われる。うう、なんか、こういうのずるいよー。
「ごめんな、子供みたいで」
辛そうな声で言われて、私は顔を上げた。
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