狐、始めました。

怠惰

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神話時代

アテナ眷属増える。

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 私はその日、久しぶりに睡眠をとっていた。
 進化を重ねて上位種族になるにつれてこの世界の生命は睡眠が必要無くなる傾向にある。
 そとそもそれ以前に、全魔物は魔素というエネルギー物質で、その身体の全てが構成されているために初めから睡眠や食事など必要ないのだが……。

 しばらくして急にコクガから念話が送られてきた。

『すまない、今から会えるか?』

 私は適当に返事を返して話の流れからコクガを家まで案内する事になった。

「随分広いな」

 ここでこの島の全容を話そう。この宙に浮かぶ浮遊島の中心には1階建ての立派な家が存在する。広さは縦50メートル横20メートルぐらいというなかなかの広さを誇っている。そしてその周りが農園と庭がある。

    ○○○○○○○○○
    ○●●●●●●●○
    ○●●●●●●●○
    ○●●□□□●●○
    ○●●□★□●●○
    ○●●□□□●●○
    ○●●●●●●●○
    ○●●●●●●●○
    ○○○○○○○○○
 
○=手を加えられていない森林

●=畑や果樹園、植物園、田んぼなど

□=庭

★=家となっている。

 1つの印が約数キロメートルと考える。そう考えるとこの浮遊島はものすごい広さを誇る事が伝わるだろう。

 私が住んでいるからなのか、ものすごく神秘的な雰囲気がある点もこの島の美点と言えよう。

 私はすぐ様やって来たコクガを家に案内し、詳しい話を聞くことにした。



「……」

「エラよ。単刀直入に言わせてもらう。我達はアテナ様の眷属になりたい。そのため、アテナ様と合わせてほしいのだ」

「眷属……? コクガが?」

「我とハクアだ」

 私は過去視の能力でいったいどうしてそうなったか見る。 

 確かにコクガは嘘をついていない。だが、コクガは誰の下にもつかないと言っていたはず……。

 ふむふむなるほど……そういうことか。確かにその理由ならアテナが1番適任だろう。
 それにコクガは昔からアテナと交流があり、アテナは現在眷属を欲している。

「ん……分かった。じゃあ、今から行く……」

「い、今からだと!? ちょっと待て心の準備が……」

 言い終わる前に私はコクガを巻き込みアテナの家に転移した。そして1番奥の部屋へと向かい、遠慮無くその扉を開ける。

「あれ? エラちゃん? こんなに早くどうしたの? 忘れ物?」

「コクガ……眷属」

「ん?」

「アテナ様。」

「あれ?どうしたの?コクガちゃんここにこれたっけ?」

「折り入って頼みがある。我とハクアを眷属にしてくれないだろうか?」

 そうコクガがアテナに願い出た時、その美しいアテナよ顔がまるで花が咲いたかのようにパアッと輝いたのは見間違いだろうか。

「え!? あのコクガちゃんが!? え! 嘘~!」

 そんな感じでアテナがものすごく驚き、話が進まなくなる以外は問題なく進んだ。

 その後私はコクガと一緒に私の家に帰り、コクガはそのまま魔王城に戻って行った。



 そして私は睡眠の続きを再開しようと私はベットに行き寝転がり寝ようとしたのだが……。

--ズドォォォォォォォオオン‼

ビシ、ビシビシ、ビシ

 ものすごい破壊音と結界にヒビが入る音が聞こえて虚しいことに飛び起きてしまった。

--何事!?

 私は急いで島の周りに意識を向けると数百人の人種と下位神から上位神までの人種の神の気配を感知した。

 私はすぐさまその者の前に転移する。その瞬間次の結界を割るための魔法が一斉に飛んできた。しかし、私はそれを暴食で魔力を吸収する。

「なぁ!? 我々の一斉に放った上級魔法が防がれただと何者だ!」

「私はエラ……。この地を創り家を建て生活している。」

「なんだと! なぜ我らの聖地で生活している? 下等な狐風情が! 我らの聖地から即刻出ていけ! そこは我らの所有物だ!」

 やって来た人種の中で1番強そうな上位神がそう言った。

「……私がこの島……創った。何故……立ち去らねばならない」

「何ぃ、貴様我が誰か理解できていないようたまな! 我こそは我らが女神様の眷属! 今から5000年の時を生きる5代目元神主であるぞ!」

「……で? 私より年下の小僧がどうしたの?」

 最早会話内容が幼稚すぎて面倒になってきたアテナ。

「なぁ!? 小僧だと! 我に向って小僧と言ったか!これだから劣等種は……自分の立場も理解出来んのか。貴様は一応神のようだかこちらは上位神が5人、中位神が、10人、下位神が30人いるのだぞ? 立場をわきまえろ下等生物が!」

 その言葉には流石の私も若干イライラしてきた。だが、クールダウン。怒りは判断力を鈍らせる。

「……でもここは私の家。貴方がこの世界に誕生する前から創ったね。だから、ここを立ち去る必要性を感じない。」

「隊長! 言っても分からん下等生物如きと会話する必要はありません! さっさとここを占領し、この者は奴隷にでもしましょう! きっと高く売れます。」

 私はここで我慢の限界を達した。

「そうか……ならはっきりさせよう、小僧共。敵対ってことでいいんだね?」

 私は自身の能力が爆発的に上昇ているのを感じる。おそらく憤怒之王の効果だろう。

「フン! 下等生物が我らにそんな口を聞いていいと思っているのか!」

「……分かった……それが答えだね……。君たちのバックは神聖王国か……。その国にはここで退場してもらう。」

 次の瞬間、人族たちはこの世の絶望を見たという。


~人種5代目元神主視点~

 我らは現在この聖域に住むと言う劣等種を追い出そうと言い合いを続けていた。

 ここは上空でも下は神聖王国の領土だ。ならここは我らの土地と言っていいだろう。相手は上位神。いくら相手が劣等種でも神というのは油断ならない。そう言い合いを続けていると10代目元神主が奴隷にしてしまえばと言った。確かにこやつは見た目がいい、あの変態な貴族のところにものすごい金額で売れるだろう。我はその考えに賛成した。よくよく考えてみればこちらには上位神が5人もいるのだ。1対5なら確実に勝てる。そう思っていた。が、次の瞬間、小娘の纏う雰囲気が一変した。

 その日、男は初めて愚かなる自分自身の行動に嫌気がさすのであった。
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