50 / 166
航悠編
10、失態
「今日は間諜か……。女官の仕事が終わったのに、年明け早々難儀なことだ」
「そう言うなって。座って笑って酌してるだけで情報が手に入るんだ。楽な仕事じゃねぇか」
「だったらお前が代わるか? 肩が凝りそうな着物と、鼻の下を伸ばしたおっさんのお触りが今なら特典で付くが」
「……やめとく。どうせそれ、あとでお前にボコられるっていうさらなる特典が付くんだろ」
正月気分も完全に消え去ったある日のこと。その日の仕事は、酒宴に潜入して情報を得てくるという至極ありふれた内容のものだった。
この頃陽連でも表面化してきた、鉱物の高騰について話し合う……という名目の席らしいが、妓楼で開催するあたり、そう堅苦しいものではなさそうだ。
というか、どう考えてもその一応の話し合いの後の「お楽しみ」が主たる目的なのが見え見えだったが、何らかの情報が飛び交うことには間違いない。そこで妓楼に金を握らせて協力を頼み、雪華が単独で潜入することになったのだが――
「……別に、妓女に扮しなくたっていいんじゃない? あんたなら天井裏とか隣室とか、どこでも潜めそうなのに」
「私も最初はそう思ったんだがな。その妓楼の構造上、それは難しいんだそうだ。部屋の中に入るしか、話を聞ける手段がないんだと。それに別に床までご一緒するわけじゃない。適当なところで抜け出してくるよ。それは妓楼も了承済みだ」
出立の準備を整える雪華に、飛路が渋い表情を向ける。雪華が何でもないことだと告げても飛路の懸念は晴れず、航悠に視線を向けた。
「でも、もしものことがあったら……。……頭領。頭領は、それでいいんですか?」
「は? 俺? ……俺は別に。こいつがそうするって言うんなら、それに任せるさ。自分の力量ぐらい分かってんだろ。それで失敗するようなら見込みが甘かったって笑うだけだ。そうだろ、雪華」
「ああ。念のため、誰か向かいの茶房にでもいてくれると脱出しやすいんだが……」
「今夜空いてんのは俺だけだな。仕方ねぇから待ちぼうけしてやるよ」
「どこかの妓と消えていなくなったりしないだろうな」
「あー……。悪い、それは保障ねぇかも」
「……逃げたら、向こう一週間外出禁止にしてやるからな」
うそぶく航悠に一瞥をくれ、妓楼に先行した雪華はさっそく支度を整えた。重い上掛けに袖を通し、化粧を濃いめに入れながらこれからの算段を練る。
本当は天井裏などに潜んでもなんとか任務はこなせたかもしれないが、今回は確実な成功が欲しかった。だから、少し危険度は上がるが単独での潜入を選んだ。
航悠が今回の任務を自分に任せてくれて良かった。これで前回の失態を、どうにか挽回できるだろうか。
最後に紅を引き、少しだけ襟を肌蹴る。鏡を覗き込むと派手な顔の女が映っていた。……それなりに、妓女っぽく見えるだろう。
(あいつの好みそうな出で立ちだな……)
そんなことを思ってくすりと笑うと、雪華は音もなく酒宴の中へと忍び込んでいった。
酒宴は和やかに、そしてつつがなく進んだ。酌をして、肩を抱かれ、やんわりと押しやって笑う。その繰り返しだ。退屈すぎてあくびが出そうだ。
嫌悪感を覚えるほどではないが、脂ぎった男の手と白粉の香りに辟易し、用足しにいく風を装って雪華は部屋から抜け出した。誰もいない廊下にたたずみ、ほっと息をつく。
一見すると上品な顔の下に欲を隠した男たちの、下らない会合。それでも、それなりに得る情報はあった。
年が明け、斎に入ってくる鉱物の価格がますます高騰している。鉱物資源に恵まれない斎では、シルキアからの輸入にその供給を依存している状態なのだ。
そのシルキアとの関係が悪化している今、斎の鉱業は大きな打撃を受けている。製鉄、造船、金物……そして当然、武器の鋳造なども。斎はこれから新しい武器を作りづらくなる。
(輸入量の低下が長引けば長引くほど、シルキアは戦いやすくなる。こちらから仕掛けた方が有利なのか……?)
国のことなど分かりはしないけれど。年末に訪れた龍昇の顔を思い出し、重い気持ちになる。
溜息をついた雪華は、別室から漏れ聞こえてきた声にふと耳をそばだてた。
『―――から……、西峨を……らずに……』
(なんだ……? 西峨?)
そっと扉に近付き、耳を澄ませる。どうやら城の高官たちが密談しているようだ。陰に潜みながら、途切れ途切れに聞こえる会話をなんとか拾う。
『心配いらない。あれでも側近だからな。皇帝の目をあざむくのも大した手間ではない』
『ふむ。思ったよりは頭が回るが、所詮は若造だな。一度懐に入り込めば、警戒心も薄くなる……』
(……!)
漏れ聞こえてきた会話に、一気に顔が険しくなるのが分かった。
もう少し詳しい話を、と扉の向こうに意識を傾ける。その瞬間、雪華は自分の周囲に対する緊張を一瞬だけ緩めてしまった。
「――客ほっぽって、盗み聞きかぁ? ここの女はどういう教育受けてやがんだ?」
「……!」
その一瞬の隙をつき、かけられた低い声。軽い口調だが、詰問するような響きにはっと目を見開く。
(しまっ――)
「さっき部屋にいた女だな……。久々にいい女だと思って追ってきてみりゃあ、どうやら違う筋の玄人だったらしい」
暗い廊下にたたずんでいたのは、一見するとやさぐれた風体の男だった。大柄な体でのそりと立っているが、その眼光は爛々として鋭い。
誰かの護衛で付いてきているのだろう。そういえば、先ほどの部屋で片隅に座っていた。
「あら……旦那様。御用達ならこちらではありませんよ?」
「はん……猫を被るのが上手いな。壁に張り付いてたときゃあ、猛禽みたいな目をしてやがったくせによ」
とっさに婀娜っぽい顔を作ってやんわりと告げるも、男の警戒はやまない。獰猛な笑みをたたえたまま、男が問う。
「お前……ここの女じゃねぇな? 笑顔の割に冷めた目をした女だと感心していたが、本職じゃないなら道理だ。どこの鼠だ……?」
(……面倒だな……)
完全に読まれている。退くか押すかを考えたその瞬間、太い腕が伸びてきて雪華は素早く飛びすさった。
「!!」
「だんまりなら……こっちから聞かせてもらうぜ!?」
大柄な体に見合わぬ素早さで突き出された腕から逃れると、雪華はたたらを踏んで懐に隠し持った匕首を抜こうと袖をひるがえした。
だがいつもなら一瞬で終わるその動作が、上掛けの重さで一拍遅れた。その隙を男は見逃さない。
「ひらひらのお袖は苦手か? あぁん!?」
「くっ…!」
手は匕首の柄を掴んだ。だがその袖を巻き取られ、強く引き寄せられる。
間近に男の獰猛な顔が近付き、雪華は逆の手で男の頬を殴りつけた。無理のある体勢だったが横面に拳がめり込む。
「うおっとぉ…! ……へへ……効くな。綺麗な顔した女に殴られんのは、大歓迎だぜ」
一瞬だけ顔が揺らいだが、男の手は力を失わない。口端を吊り上げて笑った男は、雪華の肩を引き寄せると強く壁に叩きつけた。
「――っ!!」
匕首が手からこぼれ落ちる。背中から脳天に抜けた衝撃に叫びそうになった。だがすんでのところで、それをこらえる。
大声を出せば、酒宴に出ていた男たちが気付いてしまう。多勢に無勢となれば雪華に勝ち目はない。
「気付かれるのが怖いか? 味方はいねぇのか!? 女一人で乗り込んでくるとは、いい度胸だな。あ? 別嬪さんよぉ!」
早口に男がまくし立てる。上擦ったその口調が興奮を如実に示していた。
……そう、何度か遭遇したことがある。こちらをいたぶって悦ぶ性質の人間だ――。
男は酒臭くはなかった。だがその目は異常に血走り、白目が濁っている。何か精神を高揚させるもの……そう、例えば阿片でも吸っているのかもしれない。
(くそ…! 着物さえなければ!)
ぐらりと揺れる視界を叱咤して立て直し、男を睨みつける。
浅黒い顔に残忍な笑みを浮かべた男は、雪華の袖を掴んだまま背後の扉を押し開いた。そして部屋の中央へと雪華を突き飛ばす。
「!」
そこは、どうやら物置部屋のようだった。暗い室内に褥が積み上げられ、隅には色とりどりの着物が掛けられている。
痛む体に鞭を打って立ち上がると、雪華は男と距離を置いて構えを取った。
「おいおい、まだやるつもりか? ……ま、いいか。ちょっと遊んでくれよ。脂粉くせえ女どもには飽き飽きしてたんだ」
圧倒的に自分が優位だと確信しているのだろう。男が首を鳴らし、じりじりと詰め寄る。
この男とやり合っても、雪華には何の得もない。だがただ一つの退路は男の体で塞がれている。ここから出るためには、この男を撒くしかない。姿勢を低くして睨みつけると、男の笑みがより深くなる。
「ひゃはは……いいな、その目! 面倒くせえことは抜きにして可愛がってやるから、さっさと降参しろよ!」
「ちっ……。下衆が」
殴りかかってきた男をかわし、延髄に一撃を入れる。そんなことでは揺らがないことは先ほどの攻撃で立証済みだ。だからおまけに手刀を力いっぱい叩き込む。
「ぐおっ!? がっ……」
力では劣るが、重い一撃をかわしてしまえば速さでは雪華の方が勝る。匕首を落としてしまったのは痛いが、その代わりとばかりに続けざまに急所への打撃を仕掛けた。
「て…めえ!」
完全にこちらを舐めていたのだろう。ぽかんとしていた男が、さっと顔を憤怒に染めた。その醜い顔に向かって足を振り上げる。だが――
「……!」
いつもの高さで繰り出した蹴りが、重い上掛けに阻まれて途中で止まった。加えて間の悪いことに、着物の裾が男の足元に引っ掛かる。思わずつんのめり、雪華は床へと無様に倒れ込んだ。
(くそ…! また!)
しかも運悪く、床に置いてあった香炉か何かを倒してしまったようだ。
灰が舞い上がり、鼻腔へと入りこむ。むずがゆさに咳き込むと、何か強烈な感覚が喉の奥に突き抜けた。
(…ッ! ……なんだ?)
「は……ははっ! どんだけ綺麗なおべべに慣れてねぇんだよ。詰めの甘い別嬪さんだな……!」
再びの形勢逆転に男が歪んだ笑みを浮かべた。着物の裾を取られ、袖に手を伸ばされる。
袖を掴まれては身動きが取れない。なんとか体をひねりその攻撃をかわすと、今度は帯が掴まれた。結び目を解かれ、急に襟元が涼しくなる。
「くっ……!」
着物が乱れ、肌が晒されていく。男の息が荒く上擦った。
男の興味はもはや雪華の事情ではなく単に肉体に偏っていて、おそらくなぶられて終わりだろうなという予感はあった。加えて、そう大事にするような体でもなかったが――何も好きこのんで、明け渡してやる義理もない。
(落ち着け……。まだ仕切り直せる!)
絶体絶命の状況の中、ただ一点だけを凝視する。
冷静さを呼び起こすよう、静かに息を吸い込んだ。すると先ほど感じた強烈な違和感が再び喉に突き抜けた。
「げほっ…!」
(くそ……なんだ、こんな時に!)
喉だけでなく、腹の底まで妙に熱くなっている気がする。だがそんな感覚にいちいち構っていられる状況ではない。
「はは……! 剥いちまえば、こっちのもんか。いい加減おとなしく――」
(――誰がなるか!)
帯が完全に解かれ、一瞬だけ男の手が雪華から離れる。
その隙を逃さず、ほとんど脱がされていた重い上掛けを投げつけると雪華は目の前に迫っていた扉に飛びついた。
「なっ……! てめ――!!」
下着にも等しい薄手の着物一枚になると、動きが格段に軽くなる。開いてしまう襟元を掻き合わせ、雪華は一目散に階段を駆け降りた。
「くっ……、あ……?」
走るさなか、ぐらりと視界が回った。とっさに手すりを掴み、体勢をなんとか維持する。大した運動量でもないのに息がせり上がり、脂汗まで滲んできた。
――何かが、明らかにおかしい。
それは分かるが、ここで足を止めることはできない。もつれる足を叱咤して、逃走を再開する。
足音も荒く一階に下りると、薄衣一枚だけをまとった乱れた女の姿に妓女や客が慌てて退路を開けた。調度品に掛けてあった大ぶりの布を一枚拝借すると、裏口に出て向かいの茶房に飛び込む。
そして、異様に乾く唇で相棒の名を叫んだ。
「……ゆう…っ、航…悠…ッ!」
あなたにおすすめの小説
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
触れられないはずの私が、ただ一人の彼にだけ心も体も許してしまいました
由香
恋愛
男性に触れられると体調を崩す令嬢リリア。
そんな彼女にとって唯一“触れられる”存在は――幼なじみの公爵令息レオンだけだった。
手を取られ、抱き寄せられ、当たり前のように触れられる日々。
それがどれほど特別なことなのか、彼女はまだ知らない。
やがて政略結婚の話が持ち上がり、“触れられない相手との結婚”か、“彼に触れられる人生”かを選ぶことに。
「お前に触れていいのは俺だけだ」
逃げ場のない独占と、甘すぎる溺愛。
これは、触れられないはずの少女が、ただ一人にだけすべてを許していく物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話