4 / 106
私小説
住居について
しおりを挟むここで、説明を捕捉しなくてはいけないのであるが、私は、父と別居している。公営団地の2DKのアパートが父のテリトリーで、そこから歩いて十五分のワンルームが私のテリトリーである。
二人がそれぞれ、離れていれば良いのであるが、父のアパートの隣の住人が、統合失調症で、一人で喚いている。それが、父にとって、ストレスになって、父はそいつを排除するために、できる限りの全てをした。
しかし、そいつは延々とやめない。父は、市役所、警察、福祉、アパートの管理人、全部に訴えたがダメである。
だから、私は、私のアパートで暮らすことを提案した。代わりに、私が公営団地の一室に住むのであるが、そうしたら、今度は父は、ワンルームでは閉じ込められているような気がするので、こっちに来るようになった。
で、泥酔しているから、話は通じない。私が自分のアパートに帰ると、今度はまた電話がかかってきて、「隣のアホがうるさい」と言ってくる。
だから、夜になったら、私のアパートで寝て、朝になったら公営団地に来れば良いという話になった。その間に、つまり、私のアパートで起居しているうちに、父は、多分、私のアパートの急なな階段で転倒して頭を打ったのだ。
私は、今、午前5時、公営団地の方で、寝ながらこの小説を更新している。父にしてみれば、私がちゃんと働いていれば、それに頼ることができるのであろうが私はそんな気配はない。それも含めて一切が不安なのであろう。
私も、何だか、こういうのに付き合うのが正直しんどい。隣のアホもうるさいはうるさいが、それほど、我慢できない状況でもない。そもそも、私の母の方がうるさかったし、父の方も、酔って一人で喚いていて、そっちの声の方がうるさいのだ。たまに、変な電話もしてくる。
この状況、どうしたらいいのだろうか。それも含めて、区役所あたりに相談にゆきたくもあるが、それと並行して、ハローワークで、職業訓練を受けられるのでそれも、受講したいのである。色々、ややこしい。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる