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私小説 3
風俗嬢の究極奥義
しおりを挟む私は会田鉄夫とガストでまた何かものを食べていた。もし、私の小説にモビルスーツ戦を期待する人は、第六十回から、第七十回までは、「モビルスーツ戦」としますので、ご期待ください。いきなり、私は会田鉄夫に怒鳴りつける。何故だか知らないが、バカにされているようで腹が立ったのである。
「風俗をバカにするなっ!」
と私が吠えると、会田鉄夫は即座に言い返した。
「いいや。むしろ、尊敬したいほどだよ。助かっているし」
「あ、そうなんだ。ならいいんだ。ごめん。最近、人を信用できなくなってて」
「わかるよ。こんな世の中だものな」
「俺がどうして風俗業を尊敬しているのかと言うと、神業を習得している人がいるからなんだよ」
「へえ。どんな人」
「あれは凄かった。彼女は俺の上になっている時に、「じゃあ、やるわよっ」と言って、グググッとマン圧を締めてきたんだよ」
「おおお」
「そうしたら、一分も立たずに昇天してしまった。あれは凄かった」
「よく、昔のエロ本で、大根をアレで切る女性がいたからな。そう言う人にあたったんだろう」
「そうなんだ。俺はその時に思ったね。風俗ってのは、フィジカルなものなんだってね」
「なるほど、たしかに、身体と身体のぶつかり合いだからね。それを数多くこなしているってことは、まずはそこの技術がちゃんとしていないといかんってことか」
「そうそう」
「なるほどね」
「でも、歳をとっていたら、上手いかというと、そうでもない人もいるよね」
「まあ、そう言うこともあるだろうな」
「でも、逆に、そのテクニックのなさが愛おしい時もあるよね」
「何の話や」
こうして、私の風俗話はここで終わりになる。読者よ。このエピソードだけは、私は話さないで後悔したくないので、話したのである。
このことを話さないという後悔を墓まで持ってゆきたくないからである。しかし、世の中に人知れず、そんなものすごい技を持っている人がいると言うことが、ある意味において、希望のようなものになるのではないかと思う。
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