17 / 39
17
しおりを挟む『アトリスは消滅なんかしていないよ。』
『そうだよ。このお空の上にアトリスはあるんだよ!』
「僕の心の声が聞こえるの!?」
『フフフ、変な天使様だね。
そう言えば天使様に会うのは何年ぶりかな?』
『本当だね。
何年ぶりだろう?』
ふわふわと宙をくるりと回りながら話す妖精達。
「アトリスは消滅したと聞いたよ?
本当にあるの?」
『あるよ!
アトリスは天使様達の国だもん。』
『沢山の天使様達がいるんだよ。』
「でも僕は行き方を知らないんだ。」
『そんなの簡単だよ。
その翼で飛んで行けばいいんだよ。』
確かにこの翼が本物なら飛べるかもしれないが、僕は飛び方を知らない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
32
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる