黒物語

深海泰志

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大掃除

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「ただいまーー!!」

そう言いながら私の彼氏は買い物から帰ってきた。

「色々買ってたら遅くなっちゃった!ごめん!さっそく大掃除始めようか!」

そう言いながらダンボールに私の私物を入れ始める彼氏

「これいらなーい」
「これもいらなーい」
「黄緑色のマニキュアとかださーい」
「冬は好きだけど夏は嫌いだなぁすぐ腐るしさ」

そう言いながら全てダンボールに入れた。


「あっそういえばさっき買ってきた物君に見せて無かったね!」



そう言い、彼が取り出したのはノコギリだった、覚悟はしていた。



彼はより一層笑顔になり、横たわる私の死体をノコギリで切断し始めた。




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