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16.お父様とお母様
しおりを挟むシュタルフリヒト公爵夫妻が帝都の公爵邸に到着する数日前。
皇后マルガリータ・クラントの訃報がロイマン帝国全土に伝えられた。
死亡理由も相俟って国葬などは行わず、マルガリータはひっそりと弔われたそうだ。
本人の意向により遺書が公開されると、キーラと第一皇子マクシミリアンを悼む声があちらこちらから聞こえてきた。人々に同情されたかったわけではない。キーラが子を道連れにして死ぬような人だと誤解されたままなのは悔しかった。
貧しく生まれ、娼婦として生計を立て、皇帝に見初められて狭い鳥かごに閉じ込められ、そして最後には無念の死を遂げたキーラ。死後も子を道連れにして心中するなど母親失格だと辱められてきた。立派な母親ではなかっただろう。それでもマクシミリアンにとってはたったひとりの母なのだ。彼女の人生を、少しでもいいものに変えられただろうか。
マクシミリアンは窓から手を伸ばし、ガーベラの花弁を散らした。キーラが本当に好きだったのは、ガーベラの花だ。紫のグラジオラスは、ニコライからの『情熱的な恋』の押しつけである。風に乗って丘の向こうへと吹かれていく花弁を眺め、マクシミリアンは穏やかな表情を浮かべた。
公爵邸から少し離れた場所にある丘には、帝都で最も大きな墓地がある。皇族の墓に入ることを許されなかったキーラは、おそらくそこに埋葬されているはずだ。死人には興味のないニコライに代わり、マルガリータが墓の手配をしたと調べがついている。
墓標もなく、どこに棺が埋まっているかもわからないため墓参りのしようもなかったが、きっとこの花弁はキーラのもとまで届いてくれることだろう。
背負っていたものをやっと降ろすことができたときのような、とても晴れ晴れしい気持ちだった。
三カ月という期間を与えたにもかかわらず、マルガリータは身辺の整理にそう時間をかけなかったらしい。マクシミリアンの想像どおり、狩猟大会の件もシュタルフリヒト公爵家が追及しなかったため、責任はうやむやのまま終結した。
すべてがマルガリータと交わした約束のとおりに進んでいる。
マクシミリアンの復讐は終わったのだ。
マクシミリアンがマルガリータに毒を渡したことを、キーラが生きていたらきっとよくは思わなかっただろう。この復讐は自己満足だ。復讐とは総じてそんなものである。死んだ人間のためではなく、残された人間のためのものなのだから。マクシミリアンがこれから前を向いて生きていくためにも、必ず成し遂げなければならなかった。
後悔はしていない。地獄に落ちたってかまわない。もう地獄なら見てきた。
夜になると、自室のテラスから皇宮を眺めた。マルガリータの死を悼むように、皇宮はここのところ灯りが落とされている。その中で煌々と輝く皇帝宮は異質であった。おそらく花々と戯れていることだろう。やはりニコライも殺してやればよかった。エリアスが父を玉座から引きずり下ろしたいと言うなら、喜んで手を貸してやるつもりだ。
テラスの柵に肘を乗せ、マクシミリアンはワイングラスを傾けた。
そこに、チン、とグラスが軽く当てられる。レニャが部屋に入ってきたことには気づいていた。隣に並んだレニャが、マクシミリアンの肩にそっと頭を預けてくる。
マクシミリアンの見つめる先を眺め、レニャが目を眇めた。
「お兄様は、皇帝陛下のことは恨んでいないんですか?」
まだ反逆だなんだと気にしているのだろうか。それとも、物騒なことを考えていたのを見透かされたのだろうか。
レニャはワインではなくぶどうジュースをゆらゆらと揺らしながら、星空を見上げている。決して「おめでとう」とは言わないレニャが、マルガリータの死を喜んでいないことは理解していた。どれほど耳ざわりのいい言葉で飾りつけても、マクシミリアンのしたことはただの人殺しだ。理解も容認もできなくても、気持ちに寄り添おうとしてくれることがうれしい。
マクシミリアンも何とはなしに空を見上げた。
「恨む気持ちがなかったとは言わない。元を辿れば全部あのクズのせいだからな。皇帝の座を乗っ取ってやろうって思ったこともあるけど、もうどうでもいい。それに、自分の血を一滴も引いていない男が次の皇帝になるんだ。本人はそれを知らないまま別の血統に塗り替えられていく。こんな皮肉はないだろう?」
レニャのほうへ顔を向けて笑いかける。しかしレニャの表情が強張るのを見て、マクシミリアンは自身の失言に気がついた。
「え……? どういうことですか……?」
「あっ、あー……レニャには言ってなかったか? エリアスが皇帝の子じゃないって」
さっそく皇后との約束を破ってしまったが、レニャは例外ということにしておこう。彼女の前だとどうにも気が緩んでしまう。
間違ってもエリアス本人にだけは口を滑らせることのないよう、気をつけなければならない。しかしながら喪に服すエリアスの顔を見ると罪悪感が滲んでしまいそうで、あれから一度も顔を合わせていない。そのため失言の心配をする必要もなかった。
復讐のためとはいえ、マクシミリアンはエリアスから母を奪ったのだ。それからエリアスが焦がれていたレニャのことも。いつかマクシミリアンがエリアスに復讐される未来もありえるかもしれない――と考えてぞっとしたが、彼のような男はきっと復讐に駆られることはないだろう。
「ねえお兄様ってば! エリアスのこと、本当なんですか? さすがに冗談ですよね? うそじゃないって言うなら、エリアスは皇后陛下の不貞でできた子ってことになってしまいますよ……?」
「レニャ、バレンティンを頭に思い浮かべて」
「なんでバレンティンなんですか?」
「いいからいいから」
レニャは言われるがままにバレンティンを思い浮かべた。栗色の毛をいつも整髪料でぴっしりときれいに撫でつけている、メガネをかけた理知的な顔を。
「バレンティンのメガネをとってみて」
「……はい」
「あいつ本当はくせっ毛なんだ。ほら、髪を下ろすと誰かにとーっても似てないか?」
栗色のふわふわの髪の毛。メガネの下は新緑のような鮮やかな色の瞳をしていて、ぱっと見の印象よりはやや童顔だ。メガネがないとそれが際立つ。柔和な顔立ちはまるで王子様――とそこまで思い浮かべて、エリアスとそっくりだとピンときた。
「……まさか」
「そのまさかさ」
未クリアなのに、エリアスルートのネタバレをこんなところで食らうとは思わなかった。レニャは思わずうなだれた。しかし今後エリアスルートを攻略するようなことはないため、別にいいかと開き直る。エリアスがハーミット侯爵とマルガリータとの間にできた子だなんて、予想もしていなかった。いわゆるダブル不倫だ。親世代はなかなかドロドロとした昼ドラ展開を繰り広げていたらしい。
エリアスの性格が歪まなかったのが奇跡としか言いようがない。
「……ところで、そのバレンティンは祝杯に参加しないんですか?」
「バレンティンが祝杯を挙げるにはまだ早いからな。あいつはハーミット侯爵家を乗っ取るつもりなんだ。侯爵家の事業を傾かせ、私とバレンティンで立ち上げた商会に泣きついてくるのを虎視眈々と待っているのさ。あいつが祝杯を挙げるのは、父や兄を押しのけてハーミット侯爵になったそのときだろうな」
「バレンティンにもいろいろと事情があるんですね……」
しみじみと呟くレニャにマクシミリアンは自分のグラスを持たせ、ガウンを肩に羽織らせた。
「私たちが乗り越えなければならない壁は、明日到着するそうだ」
「……お母様とお父様のことですね? ふふっ」
「そうだ。お兄様は今から胃がきりきりと痛むよ。『娘さんを私にください』というのを、自分の両親相手にやらなければならないのだから」
グラスをレニャの手から受けとると、マクシミリアンはワインをぐいっと飲み干した。これまで数々の修羅場を潜り抜けてきたけれど、どの瞬間よりも緊張している。
そんなマクシミリアンとは反対に、レニャはお気楽な様子だった。
「絶対に平気ですよ。お兄様だって愛されてるんですもの」
「そうかな……? そうだとうれしいけれど」
「むしろわたしが『息子さんをわたしにください!』ってやらないといけないかもしれないですよ」
「う……かわいいな。これならお母様もお父様も即諾するに違いない。でも、そこはお兄様にかっこつけさせてくれないか?」
「ふふ、しょうがないですね」
楽しげに笑うレニャの肩を抱き、マクシミリアンはさりげなくテラスから部屋の中へ誘導する。風が冷たい。それに、そろそろ自室に戻らせるべきだ。
「おやすみ、レニャ」
マクシミリアンはレニャの頬に手を添えて上向かせる。唇を重ねてから、名残惜しさを振り払って顔を離した。
そのとき一瞬、レニャが背後に視線を送ったことに気がつく。つられて振り返るが、そこには何も変わったことなどない。なぜか頬を赤らめるレニャを不思議に思っていると、「おやすみなさい」という言葉を残して慌ただしく自室へ戻って行ってしまった。
すぐ隣の部屋にレニャが入るのを見届け、マクシミリアンは扉を閉じる。
部屋の中には、レニャの飲んでいたぶどうジュースの芳醇な匂いと、彼女のかすかな香りが残っていた。ため息をつくように深く息を吐き出したマクシミリアンは、扉に額を押しつける。
すでに一線を越えてしまったせいか、日に日に我慢が効かなくなっていた。
そばにいれば触れたくなる。瞳を覗けばキスをしたくなる。欲望は際限がない。その先だって――。
不意に吹き込んだ夜風の冷たさに、マクシミリアンはふるりと身を震わせた。レニャがガウンを着て行ってしまったことを思い出したが、彼女の部屋を訪れるのは憚られる。火照った身体を冷ますには、ちょうどいい風だ。
マクシミリアンは再びテラスに出ると、しばらく星空を眺めて熱を鎮めるのだった。
◇◇◇
翌日の昼過ぎ。到着する馬車を迎えるため、レニャとマクシミリアンは屋敷の外で待っていた。
シュタルフリヒト公爵家の紋章が刻まれた馬車が、邸宅前の馬車回しで停車する。御者が扉を開ける前に、そこからソーニャが飛び出してきた。
「マクシミリアン……!」
その勢いのままマクシミリアンを抱き締め、それから頬を両手で包み込んで右へ左へと顔を動かす。
「お、お母様……?」
「暗殺者に襲われたのでしょう!? けがの具合は!? なんともないの!?」
よほど心配していたのか、ソーニャはマクシミリアンの服を剝ぎ取らんばかりだ。
目を丸くしたマクシミリアンはどうどうとソーニャを宥めながらも、頬が緩んでいる。レニャの言っていたとおり、自分が思っているよりも彼女から愛されているようだ。
「落ち着いてください……今はほとんど回復しております」
「よかったわ。はあ……報せを聞いたわたくしたちがどんなに驚いたか。ねえ、あなた」
馬車から降りてきたレフに同意を求めると、彼もまたうんうんと頷いていた。
「お父様……見ないうちにまたおなかが立派になったわ」
「レニャ、五年ぶりに会った僕に一番に言うことがそれでいいのかい……?」
「うふふっ、お母様、お父様、立ち話もなんですから中に入ってお話ししましょう」
笑って誤魔化すレニャに、レフはおなかをさすりながらしょんぼりとしていた。
邸宅内に入りソファに腰を落ち着けると、レフは紅茶を飲みクッキーを一口齧った。
「マクシミリアンが元気そうで一安心したよ」
「ご心配をおかけしました」
「君の力になってあげたくて急いで帝都に来たんだよ。その道中、皇家に抗議はしなくていいなどと手紙を送ってくるものだから、ソーニャを押さえつけるのに僕がどれだけ苦労したか……本当によいのだね?」
レフの真剣なまなざしを受け止め、マクシミリアンは相好を崩した。
「はい。すべて終わりましたので、もうよいのです」
マクシミリアンのその言葉は、〝皇后の自死〟の件を指しているのだろう。それがただの自死ではないことも、皆まで言われずとも察した。
マクシミリアンを養子に迎えてもう十年以上が経つ。彼が好機を逃がすような性格ではないことはよく知っていた。それでも皇家の威信を削ぐ絶好の機会をみすみす逃すということは、もしかしたらマルガリータとの間に何らかの約束をしたのかもしれない。
暗殺されかけたというのに、帝都に向かう前よりもマクシミリアンの表情は明るい。本当にすべて終わらせたのだと理解して、レフもソーニャも言葉を呑み込んだ。
「――ところでレニャは、皇太子殿下との婚約はどうなったのかしら?」
エリアスから婚約の打診を受けたことは、あらかじめ手紙で知らせてあった。「レニャの好きになさい」という簡潔な返事に、「もしレニャがこの婚約を望まないならば、シュタルフリヒト家のことなど気にせずに断ってもよい」という意味が込められていたのはわかっている。
「白紙になりました。わたし……ほかに結婚したいひとがいるので」
「あらまあ」
「どっ、どこのどいつだ……!? うっ!」
思わず前のめりになるレフの横腹に、ソーニャの肘が打ち込まれる。
そのときマクシミリアンが隣に座るレニャの手にそっと手のひらを重ね、強張った表情でレフとソーニャへ向き直った。
「おふたりに、お話があります」
レニャがマクシミリアンの手を握り返すのを、ソーニャは目の端にとらえていた。
「――私はレニャを愛しています。私たちの結婚を、お許しいただけないでしょうか?」
レフとソーニャは顔を見合わせると、くすくすと笑った。
「うん、レニャをよろしく頼むよ」
あまりに穏やかに返されて、マクシミリアンは拍子抜けの様子だ。
昨夜はお気楽にかまえていたレニャであったが、多少は何か言われると思っていた。不安がっていたマクシミリアンのためにも両親を説得する言葉をいくつも考えていたため、予想外の返答を受けてぽかりと口を開ける。
「…………反対しないの?」
「あら、わたくしたちが反対したら諦めるの? それくらいの気持ちならおやめなさい」
「い、いいえ! 反対されても諦めるつもりはなかったわ!」
「私も、何年かかろうと説得するつもりでした」
「どうせこうなるってわかっていたもの。今さら驚きもしないわ」
「うんうん。レニャは一度も『お父様と結婚する』とは言ってくれなかったのに、『お兄様と結婚する!』はしつこいくらい言っていたからね」
「でもマクシミリアン。わたくしたちに反対されたら駆け落ちする! くらい言わないと。あなたのお父様はわたくしの父にそう啖呵を切ったのよ」
レフはかつて商人であった。つまり平民だ。そのため、ソーニャもレフも身分違いの結婚には寛容的なのだ。マクシミリアンの本来の身分は第一皇子なのだから、身分違いというのも当てはまらないような気もするが、事情を知らない世間からの風当たりは強いだろう。
幸い、マクシミリアンはシュタルフリヒトとはまったく関係のない商会を立ち上げ、今や大商会に成長させている。その手腕はレフやソーニャも認めているほどで、商人の気が強いシュタルフリヒト家の面々は、マクシミリアンを好意的に受け止めてくれるはずだ。
養子として戸籍に入っているためやや手続きは煩雑になるものの、結婚するのはそう難しいことではない。
「……いえ、大事な一人娘をおふたりから奪うわけにはいきません」
「あなたも大事な息子よ。これからもね」
「ありがとうございます……必ず幸せにいたします」
「お母様、お父様、安心してちょうだい。お兄様はわたしが幸せにするわ!」
「よく言った娘よ! それでこそ僕の娘! 僕の息子を任せるに相応しい!」
和やかな空気が流れる。マクシミリアンがほっと肩の力を抜くのを見て、レニャは顔を綻ばせた。
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