イケメンマフィアの仰せのままに~断れるはずありません!

氷室ユリ

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第二章 降りかかるシレン

17 束の間の相思相愛(3)

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 こんな、昼間は健全な、そして夜は淫らな大人の時間を満喫して2週間が過ぎた頃。

「ねえラウル。こんなにのんびりしてて、お仕事の方は大丈夫なの?」
「退屈になったか」
「う~ん…」
「正直に言ってくれ」
「なった」
 答えた自分を凝視するラウルに肩を竦めて見せる。

 ラウルは軽く笑ってため息をついた。「そろそろ言われると思ったよ」
「ごめんなさい、こういうところが子供なのよね」
「そうではないだろう。まあ…性格の問題かな」
「あははっ…」的確な回答にユイとしては笑うしかない。

――私はもう少し滞在しても良かったのだが…仕方がない――
 ラウルとしては正直、ここでの日々が惜しい。

 邪魔の入らない二人だけの時間は貴重だ。
 何より旅先のユイはテンションが高いせいか、情事の誘いも快く受けてくれる。飲み過ぎて寝てしまった夜もあったが、日頃お預けを言い渡される事が多い(仕事絡みも含めて)身としては十分だ。

 こんなユイの態度は、セックスに対して好意的になったとも取れる。
――この旅に誘って正解だった――
 ラウルはこう思っているが、真相は不明である。

「ダンはどこだ」
「ダンさんなら浜辺で寛いでたわ」

 立ち上がったラウルが窓から浜辺を覗くと、そこにはパラソルを立てて蹲る大男の姿がある。
「何をしているのだ、あんな所で」
「どれどれ?…まるで叱られていじけてる子供みたい!」
「ダ…」
 いつものように大声で呼びかけようとしたラウルをユイが止める。
「待って、私、後ろから驚かしてくる!いつものお返しよっ」

 そんな事を言い出し、悪戯っ子のように笑うユイに目を瞬くラウル。
 言うなりユイはテラスから浜へ飛び出した。
――…。これではどちらが子供か分からないな!――

 その姿を目で追っていると、ユイが接近するよりも早くダンが振り返った。
 ダンには軽い予知能力が備わっている。つまりユイが意図的にこの男を驚かすのはほぼ不可能なのだ。

 そんな事も全て分かっていたラウルは、小さく笑って葉巻を宙に浮かせ引き寄せる。ユイが驚くので、能力はなるべく一人の時にだけ使うようにしている。
「名残惜しいが、そろそろ日常の世界に戻るとするか」
 火を点した葉巻を燻らせながら呟くと、ラウルは二人の様子を飽きずに眺めた。

 一方砂浜では、予想通りの言い合いが繰り広げられている。

「何をするつもりだったのかなど、聞かずとも分かりますが」
「あなたって全っ然可愛くない!こういう時は大人しく驚かされなさいよね?」
「これだから子供は!」ダンが唐突にルーマニア語で言い捨てる。

「何?今なんて言った?悪口でしょ!ラウルに言いつけてやるんだから」
「ほら間違っていない。お前は子供だと言ったのだ」
「うるさいっ!アンタだってパラソルなんて立てて砂のお城作ってる辺り、十分子供じゃないの?」
 パラソルの下には、なかなかの出来の砂の城が完成間近だった。
「時間を有意義に使えるのは有能な証だ」
「どこが有意義に使ってるって?」

 最も嫌う子供扱いをされ怒り心頭のユイは、ダンの渾身の作を踏みつけようとする。

「あああああああ!こらぁ!それをしたら一生許さんぞっ」
「何が一生よ、そんな事よりラウル様がお呼びよ」
「何っ?それは本当か!…が、しかしっ」
 ダンはコテージと砂の城を交互に見て、最後にユイを睨む。そんなアタフタする姿が妙におかしくて、堪らずユイの口から笑いが噴出した。
「も~ダメ、傑作傑作!腹筋痛いっ、あ~はははっ!」

 笑い転げるユイの目の端に、遠くの空で轟音を響かせる物体が映る。それはこちらに向かっているようだ。すぐさま体制を起こして様子を窺う。
 そんな動きをしたのはユイだけではない。ダンもまた鋭い視線を空の彼方に向ける。

「何が来た?ジェット音のようだが…ここ一帯は飛行禁止区域のはず」ダンが呟く。
「敵だとしたら、私達無防備すぎるわ。上から狙われたら逃げ切れない!」
「バカな!」
 ダンが無線を操作するも雑音で良く聞こえない。無線はここで唯一の連絡手段。

 慌てる二人など露知らずというように、空は今日も快晴だ。
 長閑な景色の中、殺気立っているのはこの二人のみ。共に懐の拳銃に手が伸びている。

 この緊張感の中、後方から澄んだ穏やかな声が降って来た。
「楽しそうだな、私も混ぜてくれ」
「ラウル!」
「ラウル様!」
 笑いながら無防備な格好のまま近づいて来るラウルに、二人の焦りが膨らむ。
「ここは危険かもしれない、ラウル、早く中へ…」
「ラウル様、このダンが、命に代えてもお守りいたしますっ!」

 そして轟音の正体はすぐに判明した。
「何を慌てている?良く見ろ。あれはうちのジェット機だ」

「は?!」ユイは上空を二度見する。
「んなっ、なぜ自分に連絡がない!誰だ、勝手な事をしおって…」
 ダンがいきり立つも、ラウルがサラリと言う。「呼んだのは私だ。勝手な事をして済まなかったな」
 途端に真っ青になるダン。
「…ええっ!あ、そ、そのような事は全く!」しどろもどろに答えながらも考えを巡らせ、すぐに答えが見つかる。

「自分に用事というのはその事でしたか。参上が遅れた上に、ラウル様にお手間をかけさせてしまうとはっ、申し訳ございません!」
 深く頭を下げたダンのスキンヘッドに強めの太陽光が反射して、ラウルはイラ立ち気味に言い放つ。
「…眩しい。頭を上げろ!」

――ラウルったら…。あからさまっ――

 顔を上げたダンは、恐る恐るラウルの顔を覗き込む。目が合った途端に吐き出された大きなため息に、再び頭を下げるダン。

 ユイはそんなダンが哀れに思えてくる。そして自分にも非があると。こうなったのは間違いなく、今しがた自分が飽きたと言ったからだ。
 そしてダンと自分がじゃれ合っていたために、痺れを切らしたラウルが自らジェット機を呼びつけた。

――怒りの対象はダンさんだけじゃないはず…――

「ね、ねえラウル、…今すぐ帰るの?」こちらも恐る恐るラウルに尋ねる。
 無表情のラウルからは何も読み取れず、ユイは対応に困る。

「ユイが退屈していると分かった以上、ここにいる意味はない」
「そう言ったけど!何も今すぐじゃなくても…ほら、いろいろ準備とかあるし」
「ここならいつでも来れる。荷物は置いて行っても構わない。準備するものなどない」
「はあ。ですね…」
「ユイ、必要な物だけ取って来なさい」
「はぁ~い」

 かしこまるダンを残し、ユイがテラスへと消えた。

 浜辺に打ち寄せる波の音をBGMに、ラウルの美しい澄んだ声が響く。
「ダン」
「はっ!」
「バカンスは終了だ。屋敷へ帰る。お前も十分休息が取れたようだしな」
 すぐそこに築かれたバカデカい砂の城を見やりながら、ラウルが言う。

「っ!!」
 指摘を受けて、ダンは心を殺して城を崩そうとした。

 だがラウルの口からこんな言葉が降って来たではないか。
「無理に壊す事はない。なかなかの出来だ。別邸を立てる時はお前に設計を頼もう」
「っ!何ともありがたいお言葉、光栄です!」
「それと、敵と味方の区別くらいできるようにしておけ」
「勉強不足で申し訳ございません、識別手段を早急に頭に詰め込みますっ!」

――…まあ、常に緊張感を忘れていないところは認めるべきか――
 似たような行動を取っていたユイとダンを思い返しながら、ラウルは思う。
――ユイのああいうところは、きっと一生直せないな――ラウルは苦笑した。

「お前を通さず悪かった。私もほんの少し、悪戯をしたくなったのだ」
「ラウル様?」
「…いや。何でもない」
 日々のユイとダンを見ているラウルに、そんな欲求が現れても不思議はない。それも彼にとっては初めての感情に等しい。
――ふふっ、慌てふためくダンは予想通り見ものだった。ユイには悪い事をしたが――

 少しずつ変わりつつあるラウル。こんな変化には本人もダンもまだ気づいていない。

「ラウル様はお荷物は何も?」手ぶらのままのラウルにダンが尋ねる。
「ああ。このまま帰る。お前も支度しろ」
「はい、今すぐ!」

 ダンは答えるや否や慌ててパラソルを仕舞い始めた。


 3人が去った無人の島は、またいつもの静けさを取り戻す。
 砂の城に興味を持ったのか、ヤドカリが二匹近づいて来た。仲の良さげなその様子は、まるでラウルとユイのようであった。

・・・

 屋敷に戻ると、あっという間に日常が戻った。

「こんな事はお前が代理でできただろう?」
「いいえラウル様。決裁権は私にはございません」
「代理決裁というものがあるではないか」
「ボスの仕事は代理ではできない事だらけです」
「そんな事はない」
「いいえ!ございます!」
 書斎にて言い合いが続く。

 うんざりしながら一通一通書類に目を通しては決済を下して行くラウル。
――これだからダンに代理を頼むのは嫌なのだ。どうにも上手く乗せられているとしか思えん!――

 しかしながら、ユイとの島での日々があまりに満たされており、思い返すだけで精気がみなぎって来る。
――早々に済ませてユイに会いに行こう。そして今夜の誘いを…――
 途端に上機嫌になって、ラウルは物凄いスピードで決済を進めた。


 一方ユイは、いつもの日課である部下達との鍛錬や射撃の訓練に勤しむ。

「今日も絶好調っすね、ユイ様!全てど真ん中命中です!」
「全然ダメ。動きがイマイチ、スムーズに行ってない。やっぱりブランクはキツイわ」
「ええ?!今ので…?」
「皆も気をつけて、勘は鈍るものよ。訓練は欠かさず」
「はいっ!」

 こんな調子で体を動かして汗を流す。

 日課のルーティンをこなし終え、見慣れたルーマニアの田舎の風景を見ながら一服を始めた時だ。ユイの携帯が鳴り出した。見慣れない番号だった。
「また依頼の電話?今まで圏外だったから掛かって来なかっただけかぁ。諦めの悪い人達ね…もしもし?依頼ならお断り!」


 その夜。ラウルの寝室で二人はワインを傾ける。

「まだユイ・アサギリに依頼が?」
「そうなの。断っても断っても!キリがないわ。…でね、相談なんだけど」
「依頼を受けるのは許可できない」
――鋭い…お願いする隙もなかった!――
 手は空いている。近場の依頼ならば受けられる。ここでごねてもいいものか、思案するユイ。

「ちなみに、どうして許可できないのか聞いても?」
「人気者のユイを、独占する権利を主張する」
「…はい?」
「私はおまえのフィアンセだろう?」
「そうだけど。ラウルは十分私を独り占めしてるじゃない」
「ああ。だが何をしても足りないのだ。こうして同じ屋敷で暮らそうとも、いつでもおまえの事を考えてしまう」

――いわゆるヤンデレ…ってヤツね――

 若干引かれたのが分かったラウルは言葉を続ける。
「危険な目に遭わせたくないなどという心配ではない。今となってはおまえの強さは十分把握している」
「だったら!」
「私の我がままだ。ただ、いつでも側にいてほしい」
 どこまでも真っ直ぐなアプローチだ。そう言われてしまえば何も言えない。

「分かってくれるか?」
「…」
「それ以外なら何の制限もしない。コルトの弾丸もこれまでの倍用意しよう。部下達もしごき放題だ。私も何でも言う事を聞く。だからどうか、私の願いを聞き入れてほしい」

「っ、…ああ~ん!分かったわよっ、ズルいんだから…ラウルってば」
 ユイはラウルに抱きついてボソリと声を出す。
 ラウルはその背に腕を回す。
「金持ちは我がままでね。…ありがとう、ユイ。愛しているよ」
「全くよ!でもそんなラウルも、大好きよ」

 この言葉にこの上ない喜びを感じたラウルは、少しだけ体を離してユイの瞳を真っ直ぐに見つめる。そして心からのキスを贈った。
 こんな行為にユイの感情もたちまち高ぶり、自分からさらに強く唇を合わせる。
――このキスに、もう病みつき…っ――

 二人は貪るようにキスを交わす。
 今夜も熱い夜の幕開けだ。

――やはり旅行の成果だな――
 断られなかった夜の誘い。そしてユイの積極的な姿勢。
 ラウルは身も心も満たされる。
 さらにはユイの口からこんなセリフが飛び出す。
「ねえラウル…?何か今日は激しくしたい気分…っ」
――生理前って何かしたくなるのよね。こういう時にやるとできちゃうのかなぁ――

「喜んで」
「それとラウル、その…今さらだけどさ、私達まだ婚約中だから…」
 何となく言い出しにくくて、ユイは口籠る。
――こんなに毎日のようにしちゃってるけど、大丈夫なの?…――
 中に射精されてはいないと薄々分かってはいるが、万が一という事もある。
 こんな事は容易に察する鋭いラウル。
「分かっている。子供はまだ望んでいない、だろう?その辺は任せてくれ。抜かりはない」

 勝ち誇った顔で言い切るラウルに、ユイも頷く。どの道受け身の女性側にはコントロール不能な領域なのだ。
 世の男性が皆ラウルのように完璧だったなら、不幸な出来事が起こる事はないだろう。
 是非ともそのテクニックを男達に伝授してほしいところだ。

「そっか、うん。じゃ、任せた」
「ならば問題は解決だな。お望み通り激しく愛し合おう」
 忙しなく夜着を脱がせてユイを仰向けに転がし、両足を高らかに持ち上げて開く。
「イヤだ、こんなカッコさせないでっ、バカ!それと電気消して!」
「おまえのイヤらしい姿を見ると興奮するのだ。このままの方が激しくできるが」
「いいから!消して!」

 あまりの剣幕にラウルが引き下がった。
「…そうか」
 残念そうに答えるや、一人でに室内の照度が緩やかに落ちて行く。
 能力で操作していると分かり、ユイが呟く。「こういう時は便利ね~…」
「これくらいでは?」ユイの両足を持ったまま尋ねるラウル。
「ええ。いい感じ」恥じらいを忘れたユイが普通に答えた。

 部屋の雰囲気作りも終えて、ラウルがユイに向き直る。
「おまえは体が柔らかいな」開いた足をさらに左右に開脚させて言う。それはほぼ180度に達した。
「開脚は得意だけど。…そこばっか見ないでってば!」
 ラウルは足ではなく股の間の茂みを見ている。

――もう我慢できそうにない…このまま入れてみるか。旅の成果がこれで分かる――

「ユイ、力を抜け」
「ん、そう言われても…」
 指摘に取りあえず足の力を緩めたユイだが、あの部分にはやはり力が入ってしまう。
「肛門の力を抜けば、自然とこちらも緩まるはずだ」
「この状況では無理!」

 心とは裏腹に、どこまでも警戒心の強い体だ。鍛え上げた骨盤底筋を舐めてはいけない。されどそれあってこそ男性側は至極の快楽が得られるというもの。

「無理ではない。私を見てリラックスしてくれればいい」
 間近に迫った美しすぎるラウルの顔に視線を向ける。照明は落としたが、認識できるギリギリの明るさに調整されている。
「はぁ…ラウル、いつ見てもカッコいいわ。…好き」無意識に口が動く。
「私も愛している、ユイ」

 そしてその瞬間を狙っていたラウルは、ユイの腰を引き寄せて一気に攻め込んだ。
「んああっ…、だからそうやって不意打ちっ、はぁ、あん!まっ、待って激し…!」
 前戯なしの挿入に加え、始まったのは最初から激しいピストン運動。
「予想通り、素直に迎え入れてくれたな。これを、おまえが、望んだのだぞ?っ!相変わらずの締め付け…くっ、そんなに締めるな、コントロールができなくなる…」

 常に射精の一歩手前で引き抜いていたラウルだが、今回ばかりは危なかった。
――まだ入れたばかりだというのに…出るのが早すぎる。こんな事は初めてだ――
 ここへ来て、ユイの体に自分の忍耐力が負けた気がした。
 負け知らずの男にとっては前代未聞の出来事である。

「全くおまえは…どれだけ抱いても興味が尽きない」
 そんな事も初めてなのだ。

 あっさり果てたユイの耳に、こんなラウルの呟きは入っていなかった。

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