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課長の素性
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大和が戻った日を遡ること、三か月前。
実は課長から声をかけられた。
話があるという。
週末の夜、課長と食事へいくことになった。
珍しい会席料理店。
でも、何だろう。
見るからに課長の顔色が良くない。
だから今日はやめましょうって言っていたのに……。
会社にいる頃より身体の具合が良くなさそうに見える。
「課長、もしかして具合悪くありません?」
「……は、吉崎。さすがだな」
「ねえ、帰りましょう」
「今日話しておきたいことがあるんだ」
「それなら、課長のうちに行きましょう」
「お前っ」
「……大丈夫ですよ、課長のこと食べたりしませんから」
笑いながら課長を見る。
課長はため息をついている。
「お前にはかなわない。……それだから、諦められないんだ」
そう言って、お店の人に帰ることを伝えて謝っている。
女将さんが現れて、心配そうに声をかけた。
「椎名様。いつもご利用頂いておりますのでご心配いりませんよ。よろしければ少し作ってあったモノを折り詰めさせていただきますから、元気になったら少し召し上がって下さい。当店のものは胃に優しくて食べやすいものが多いですので」
そう言って待っていると折り詰めが運ばれてきた。
私はタクシーを呼んでもらったので、お金を女将に渡す。
「おい、吉崎」
「いいじゃないですか、課長。元気になったらまた奢って下さいね。女将さんありがとうございました」
女将はにっこりして暖簾をあげてくれる。
課長をタクシーに押し込んで、横に座る。
「課長、ご自宅は?」
私の方をチロッと眺め、またため息。
「いいんだな?吉崎」
「……だから、具合悪い人をどうこうする趣味はありません」
課長は住所を告げた。
ぐったりした課長のおでこを触ると熱がある。
かなり前から具合悪そうだったから、本当は今日やめましょうと会社で言ったのに。
無視された。何か決意している感じだった。
だけど、お店に入った頃には本当に具合悪そうだった。
帰ってきて良かった。そしてびっくりした。私のマンションのご近所だった。知らなかった。
課長のマンション。
初めて来た。当たり前か。
肩を貸して降りる。
かなり具合悪そう。
「課長、とにかく部屋はどこです?」
部屋のカードを私にくれた。1001?何階なの?
荒い息をする課長を連れてエレベーターへ。
十階を押す。
降りると目の前が開いた。
奥にひとつドアがある。
え?ひとつしかないの?
カードをかざすと開かない。
課長が手を何かにかざした。
するとドアが横に開いた。
え、なにこれ?
開いたドアを入ると広い玄関。
パタパタという音がして、年配の女性が出てきた。
「英嗣様。どうなさったんです?あの、こちらの女性は?」
「すみません。会社の部下のものです。具合が悪そうだったのでお送りしたんです」
「それは、申し訳ございません。ありがとうございました」
そう言うと、私と一緒に肩を貸して、部屋へ課長を連れて行く。
すごい部屋。
どういうことなの?
モノトーンの部屋。十畳くらいはある。
大きなベッドに課長を寝かすと、お手伝いさんのような女性が布団をかけようとしている。
私は、失礼しようと背中を向けようとしたら、急に課長が私の腕をつかんだ。
「帰さない。話があるって言っただろ」
「……」
「英嗣様。とにかく一旦お休み下さい。お嬢さんはこちらでお休み頂きますので。この時間にあそこの折り詰めをお持ちになって帰ってこられたということはお食事もされておられませんよね」
「はい。お店から具合が悪そうだったので食べる前に帰ってきてしまったんです」
「でしたら、何か軽く作りますから、一緒に折り詰め召し上がって下さい。英嗣様はおかゆですね。お薬も」
いつの間に体温計を仕込んでおいたのか、ピピピと音がしてる。すごい。
お手伝いさんが体温計を奪って見ている。ため息。
「三十八度二分ですよ」
そう言って、私の方を見て出ましょうと促した。
「吉崎」
かすれた声で私を呼ぶ。
「はい。どこにも行きません。今日はこちらでお世話になりますから安心して下さい」
私は駄々っ子のような課長を初めて見た。可哀想で帰るとは言えなかった。
嬉しそうに笑顔を浮かべる課長。胸を打ち抜かれた。何なの?
「さあ、ひと眠りなさってください。お薬持ってきますからね」
お手伝いさんがそう言うと、課長は休みはじめた。
彼女は私の背を押して、部屋を出て行く。
「もしかして、吉崎さんではありませんか?」
「え?」
「その様子では、何も聞いておられませんね?」
「はい?」
「どうぞこちらへ」
そう言われて、ダイニングへ案内された。
ねえ、独りでこんなとこ住んでるの?信じらんない。
椅子を引かれてそこに座った。
広いダイニング。
綺麗な花が飾ってある。
「ごめんなさいね。ちょっと英嗣様のお薬をお持ちしますので」
「あ、おかゆつくるならお手伝いします」
「え?」
勝手に台所に入る。お持たせの袋を覗く。
「おそらく、女将がおかゆをいれてくれてます」
折り詰めを探すとあった。
耳打ちしてくれたのだ。帰り際に。
手を洗い、立っていると笑われた。
「まあまあ、ありがとうございます。じゃあ、この鍋に入れて少し温めたら、ネギを切って下さい」
言われたとおり、やる。
お手伝いさんは、薬箱を持ってきて薬を探している。
水を持って、出て行く。
「出来ましたよ」
おかゆをよそい、ネギを添える。
梅干しと味噌を少し。
小さな皿に並べた。
「ありがとうございました」
小山さんはそう言うと、おかゆを持って行く。
冷蔵庫を物色しちゃった。
「すみません。勝手なことして……」
「お嬢さん。お料理お上手なんですね。お好きなんでしょ。作ること」
「はい。それでこの会社に入ったんです。調理器具扱えて嬉しいです」
にっこりするお手伝いさん。ってお手伝いさんでいいのかな?
「あ、あの。あなたは?」
「あ、ごめんなさい。私は英嗣様のお小さい頃からこの椎名家でお手伝いをさせて頂いております。小山です」
やっぱりなんか、もしかして課長ってすごい家のお坊ちゃんなんだよね、きっと。
私の顔を見て、小山さんは笑っている。
「まあ、とにかく食べましょう。私も頂いちゃおうかしら。今日はここへ行くと聞いていたので、作っていないんです。いつも、お土産をもらってきてくれるの。楽しみにしていて。女将も知っているのでね」
小山さんは折り詰めを物色し、あったあったと取り出した。
「この厚揚げの煮たものが本当に美味しくて大好きなの。必ず入れて持たせて下さるのよ。英嗣様も荷物になるのに持ってきて下さるからあてにしてるの」
ニヤッと笑う小山さん。
「さあ、どうせ英嗣様は食べられませんから、二人で平らげましょう」
そう言って、並べてくれる。
美味しそう。すごい。色とりどりで目にも美しい。さすが会席料理。
「……聞きたいことだらけでしょ?」
食べながら、お茶を入れてくれる。
「あの……私のことご存じだったんですか?」
小山さんは私をじっと見つめて、話した。
「私が話したら怒られると思うんです。そうですね、でも質問には答えないと。はい、吉崎さんのことは聞いています」
「それってどういう……」
「きっとそれをお話ししたくて具合が悪いのに家まで引っ張ってきたんでしょう」
「あの……」
「英嗣様のおうちのこともご存じない?」
「はい。すみません」
「いやだ、謝らないで下さい。そうですね、名字が違いますので、知らないでしょうね。隠し通していますから」
「あの、もしかして……」
「会社はHARUNAという名前ですが、これは、春田と言う名前と由奈と言う名前をミックスしたものです」
「え?」
「つまり、春田のはると、由奈のなをくっつけたものなんです」
「どういう?」
「英嗣様のお父様は春田英輝。この会社の社長です。そして、椎名由奈さんがお母様。離婚していますが、椎名不動産のお嬢さんでした」
「!」
「そう、英嗣様は前妻の息子。長男ですが、次男は今の奥様のお子さんなので、立場的には弱いんです。英嗣様のご両親は結婚しても同性を名乗らず、奥様は椎名性のままでした。お仕事を続けておられました。旦那様は春田興産の息子さんでしたが、この会社を起業された。その際、奥様の名前を自分の名字とくっつけてまあ、希望を表した文字ですかね。可笑しいでしょ?」
「……それで、どうして……」
「そうですね。夫婦間のことですので申し上げにくいのですが、旦那様は寂しかったんだと思います」
「……」
食事を終えるとコーヒーとマカロンが出された。美味しそう。
「今日は客間にお泊まり下さい。明日は何時頃お帰りになられますか?」
「あの……いえ、特に用事は無いです」
「すみませんね。英嗣様はおそらく一度目が覚めると思いますけど、心配なさらないで大丈夫ですよ」
「え?」
「たまに熱を出されます。いい年なのに、本当に。心因性のものだと思います。きっと吉崎さんにお話ししたらすっきりするんでしょう」
にっこりと笑いこちらを見る。
「ご自宅はどの辺りですか?」
「実は近いんです。二丁目なんで」
「え?本当ですか?」
「だから、出来ればいったん帰りたいんです。ダメですかね?明日来ますから」
「そうですか。でしたらお疲れでしょうからお帰り下さい。寝ているうちに、ね。文句言われたら私が説得します。すぐタクシー呼びますから」
小山さんにお礼を言い、明日もう一度来ると約束してその夜は帰った。
実は課長から声をかけられた。
話があるという。
週末の夜、課長と食事へいくことになった。
珍しい会席料理店。
でも、何だろう。
見るからに課長の顔色が良くない。
だから今日はやめましょうって言っていたのに……。
会社にいる頃より身体の具合が良くなさそうに見える。
「課長、もしかして具合悪くありません?」
「……は、吉崎。さすがだな」
「ねえ、帰りましょう」
「今日話しておきたいことがあるんだ」
「それなら、課長のうちに行きましょう」
「お前っ」
「……大丈夫ですよ、課長のこと食べたりしませんから」
笑いながら課長を見る。
課長はため息をついている。
「お前にはかなわない。……それだから、諦められないんだ」
そう言って、お店の人に帰ることを伝えて謝っている。
女将さんが現れて、心配そうに声をかけた。
「椎名様。いつもご利用頂いておりますのでご心配いりませんよ。よろしければ少し作ってあったモノを折り詰めさせていただきますから、元気になったら少し召し上がって下さい。当店のものは胃に優しくて食べやすいものが多いですので」
そう言って待っていると折り詰めが運ばれてきた。
私はタクシーを呼んでもらったので、お金を女将に渡す。
「おい、吉崎」
「いいじゃないですか、課長。元気になったらまた奢って下さいね。女将さんありがとうございました」
女将はにっこりして暖簾をあげてくれる。
課長をタクシーに押し込んで、横に座る。
「課長、ご自宅は?」
私の方をチロッと眺め、またため息。
「いいんだな?吉崎」
「……だから、具合悪い人をどうこうする趣味はありません」
課長は住所を告げた。
ぐったりした課長のおでこを触ると熱がある。
かなり前から具合悪そうだったから、本当は今日やめましょうと会社で言ったのに。
無視された。何か決意している感じだった。
だけど、お店に入った頃には本当に具合悪そうだった。
帰ってきて良かった。そしてびっくりした。私のマンションのご近所だった。知らなかった。
課長のマンション。
初めて来た。当たり前か。
肩を貸して降りる。
かなり具合悪そう。
「課長、とにかく部屋はどこです?」
部屋のカードを私にくれた。1001?何階なの?
荒い息をする課長を連れてエレベーターへ。
十階を押す。
降りると目の前が開いた。
奥にひとつドアがある。
え?ひとつしかないの?
カードをかざすと開かない。
課長が手を何かにかざした。
するとドアが横に開いた。
え、なにこれ?
開いたドアを入ると広い玄関。
パタパタという音がして、年配の女性が出てきた。
「英嗣様。どうなさったんです?あの、こちらの女性は?」
「すみません。会社の部下のものです。具合が悪そうだったのでお送りしたんです」
「それは、申し訳ございません。ありがとうございました」
そう言うと、私と一緒に肩を貸して、部屋へ課長を連れて行く。
すごい部屋。
どういうことなの?
モノトーンの部屋。十畳くらいはある。
大きなベッドに課長を寝かすと、お手伝いさんのような女性が布団をかけようとしている。
私は、失礼しようと背中を向けようとしたら、急に課長が私の腕をつかんだ。
「帰さない。話があるって言っただろ」
「……」
「英嗣様。とにかく一旦お休み下さい。お嬢さんはこちらでお休み頂きますので。この時間にあそこの折り詰めをお持ちになって帰ってこられたということはお食事もされておられませんよね」
「はい。お店から具合が悪そうだったので食べる前に帰ってきてしまったんです」
「でしたら、何か軽く作りますから、一緒に折り詰め召し上がって下さい。英嗣様はおかゆですね。お薬も」
いつの間に体温計を仕込んでおいたのか、ピピピと音がしてる。すごい。
お手伝いさんが体温計を奪って見ている。ため息。
「三十八度二分ですよ」
そう言って、私の方を見て出ましょうと促した。
「吉崎」
かすれた声で私を呼ぶ。
「はい。どこにも行きません。今日はこちらでお世話になりますから安心して下さい」
私は駄々っ子のような課長を初めて見た。可哀想で帰るとは言えなかった。
嬉しそうに笑顔を浮かべる課長。胸を打ち抜かれた。何なの?
「さあ、ひと眠りなさってください。お薬持ってきますからね」
お手伝いさんがそう言うと、課長は休みはじめた。
彼女は私の背を押して、部屋を出て行く。
「もしかして、吉崎さんではありませんか?」
「え?」
「その様子では、何も聞いておられませんね?」
「はい?」
「どうぞこちらへ」
そう言われて、ダイニングへ案内された。
ねえ、独りでこんなとこ住んでるの?信じらんない。
椅子を引かれてそこに座った。
広いダイニング。
綺麗な花が飾ってある。
「ごめんなさいね。ちょっと英嗣様のお薬をお持ちしますので」
「あ、おかゆつくるならお手伝いします」
「え?」
勝手に台所に入る。お持たせの袋を覗く。
「おそらく、女将がおかゆをいれてくれてます」
折り詰めを探すとあった。
耳打ちしてくれたのだ。帰り際に。
手を洗い、立っていると笑われた。
「まあまあ、ありがとうございます。じゃあ、この鍋に入れて少し温めたら、ネギを切って下さい」
言われたとおり、やる。
お手伝いさんは、薬箱を持ってきて薬を探している。
水を持って、出て行く。
「出来ましたよ」
おかゆをよそい、ネギを添える。
梅干しと味噌を少し。
小さな皿に並べた。
「ありがとうございました」
小山さんはそう言うと、おかゆを持って行く。
冷蔵庫を物色しちゃった。
「すみません。勝手なことして……」
「お嬢さん。お料理お上手なんですね。お好きなんでしょ。作ること」
「はい。それでこの会社に入ったんです。調理器具扱えて嬉しいです」
にっこりするお手伝いさん。ってお手伝いさんでいいのかな?
「あ、あの。あなたは?」
「あ、ごめんなさい。私は英嗣様のお小さい頃からこの椎名家でお手伝いをさせて頂いております。小山です」
やっぱりなんか、もしかして課長ってすごい家のお坊ちゃんなんだよね、きっと。
私の顔を見て、小山さんは笑っている。
「まあ、とにかく食べましょう。私も頂いちゃおうかしら。今日はここへ行くと聞いていたので、作っていないんです。いつも、お土産をもらってきてくれるの。楽しみにしていて。女将も知っているのでね」
小山さんは折り詰めを物色し、あったあったと取り出した。
「この厚揚げの煮たものが本当に美味しくて大好きなの。必ず入れて持たせて下さるのよ。英嗣様も荷物になるのに持ってきて下さるからあてにしてるの」
ニヤッと笑う小山さん。
「さあ、どうせ英嗣様は食べられませんから、二人で平らげましょう」
そう言って、並べてくれる。
美味しそう。すごい。色とりどりで目にも美しい。さすが会席料理。
「……聞きたいことだらけでしょ?」
食べながら、お茶を入れてくれる。
「あの……私のことご存じだったんですか?」
小山さんは私をじっと見つめて、話した。
「私が話したら怒られると思うんです。そうですね、でも質問には答えないと。はい、吉崎さんのことは聞いています」
「それってどういう……」
「きっとそれをお話ししたくて具合が悪いのに家まで引っ張ってきたんでしょう」
「あの……」
「英嗣様のおうちのこともご存じない?」
「はい。すみません」
「いやだ、謝らないで下さい。そうですね、名字が違いますので、知らないでしょうね。隠し通していますから」
「あの、もしかして……」
「会社はHARUNAという名前ですが、これは、春田と言う名前と由奈と言う名前をミックスしたものです」
「え?」
「つまり、春田のはると、由奈のなをくっつけたものなんです」
「どういう?」
「英嗣様のお父様は春田英輝。この会社の社長です。そして、椎名由奈さんがお母様。離婚していますが、椎名不動産のお嬢さんでした」
「!」
「そう、英嗣様は前妻の息子。長男ですが、次男は今の奥様のお子さんなので、立場的には弱いんです。英嗣様のご両親は結婚しても同性を名乗らず、奥様は椎名性のままでした。お仕事を続けておられました。旦那様は春田興産の息子さんでしたが、この会社を起業された。その際、奥様の名前を自分の名字とくっつけてまあ、希望を表した文字ですかね。可笑しいでしょ?」
「……それで、どうして……」
「そうですね。夫婦間のことですので申し上げにくいのですが、旦那様は寂しかったんだと思います」
「……」
食事を終えるとコーヒーとマカロンが出された。美味しそう。
「今日は客間にお泊まり下さい。明日は何時頃お帰りになられますか?」
「あの……いえ、特に用事は無いです」
「すみませんね。英嗣様はおそらく一度目が覚めると思いますけど、心配なさらないで大丈夫ですよ」
「え?」
「たまに熱を出されます。いい年なのに、本当に。心因性のものだと思います。きっと吉崎さんにお話ししたらすっきりするんでしょう」
にっこりと笑いこちらを見る。
「ご自宅はどの辺りですか?」
「実は近いんです。二丁目なんで」
「え?本当ですか?」
「だから、出来ればいったん帰りたいんです。ダメですかね?明日来ますから」
「そうですか。でしたらお疲れでしょうからお帰り下さい。寝ているうちに、ね。文句言われたら私が説得します。すぐタクシー呼びますから」
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