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19話 追跡②×尋問
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「・・・?何をそんなに驚いているの?」
「そりゃ驚くよ!こんなところまでついてきて、
後ろからいきなり声を掛けられたら、誰でも驚くよ!」
「そうだぞ、大体いつから俺達の後を付けてた?」
「うーん、そうね・・・
二人とも商店街のすぐ近くにあった信号を、勢いよく走っていたところだったかな?」
「「あっ・・・!!」」
((あの時からずっと・・・!?))
時系列で言うと、怜人と信之が帰っている最中に、
賢人と里奈が一緒に帰っているのを偶然見つけて、後を追って走っていたところだろう。
しかし、怜人たちを偶然見かけて、
ここまで後を付けてきたと思うと、二人はゾッとした。
何故なら、二人が知る限り、真依は学級委員長を務める上、普段から成績は優秀だが、
その外見とは裏腹に、スポーツはそれほど万能ではなく、どちらかといえば苦手に近いからだ。
そのため、普段から、多少の筋力や敏捷性があっても、体力が持たない為、
体育の授業ではあまり活躍出来ていない。
しかも、真依が二人を見かけた商店街付近の信号から、
この公園までの距離は数十メートルもあり、怜人と伸之が走って五分掛かる距離で、
真依の体力からしてその距離は、二人に追いつくどころか、五分でたどり着くにはかなり難しい。
であるのにも関わらず、今の真依は怜人たちより二、三分程度の遅れを取って追いついた。
この事実に驚愕のあまり、とてつもない寒気を感じた二人だが・・・・・・
「・・・もう一度聞くわ、こんなところで何してるの?」
そんなことはどうでもいい、あるいは二人が今思っていることは気にしていない、
とでも言いたいのか、真依は質問した。
それに対して二人は・・・・・・
「いや、その・・・なんていうか、だな・・・」
「そうそう、あまり大したことでは無いんだ・・・」
怜人はレベルの低い言い訳をして誤魔化しているのに、珍しく伸之も怜人に合わせて誤魔化した。
いつもなら冷静に対処できるはずの伸之でも、女性からの一方的な質問には、
若干取り乱してしまうらしい。
「・・・?どうしたの?いつもの二人らしくない答え方だけど」
二人の反応を見ていた本人も、当然の一言を発し、続けて質問した。
「大体、大したことは無いにしては、
こんな賑やかな公園で、茂みの中に二人でこそこそしているなんてのはおかしいんじゃない?」
「「うっ・・・!!」」
一番痛いところを突かれた二人は、思わず小さくなってしまった。
真依は中々二人が真実を話そうとしないことにとうとう痺れを切らし、二人の視線の先を見た。
「・・・!賢人くんと石見先輩じゃない!」
すぐさま噴水の前に座って仲良く会話している賢人と里奈を見つけ、
真依は怜人と伸之が茂みの中に隠れてまであの二人の後をつけていたんだと、ある意味理解できた。
◇◇◇◇
「・・・要するに、池崎くんたちはあの二人を追って、ここまで来たってことね?」
「その通りでございます」
「はい、全く持ってです」
真依は半々気づいていながらも、怜人と伸之は正座をしながら、二人の行動を全て自白させた。
普段から、傍若無人(?)な二人でも、真依のような女の子にこんな形で問い詰められると、
もはやお手上げ状態だ。
「まぁ二人の事情は分かったけど・・・
なんでよりによって賢人くんと石見先輩が一緒に居るのかな?
しかもあんなに親しげに」
真依は、もしも真依でなくて、他の誰かが見ても一番疑問に思えることを口にした。
それに対し二人は、さっきよりももっと痛いところを突かれて、思わず黙り込んでしまった。
これ以上のことを話してしまうと、学校全体にこの話題が広まり、
確実に賢人や真依だけでなく、いろんな意味で自分たちの身にも危険が及ぶ可能性がある。
しかし、そんなことを知らない真依は、尚も質問を止めない。
「・・・どうしたの?
もしかして私が聞こうとしていることにすぐに答えられないということは、
よっぽど言いたくないことなのかな?」
「いやいやいや、まぁその~・・・」
「別に言いたくないって訳では無いんだ(汗)」
いろんな意味で追い詰められた二人は、もはや情緒不安定だ。
中々話そうとせず、ただ黙り込むかあやふやで誤魔化す二人を見て、
真依は二人を見つけて公園に来た時から、
いや、真依にとってはずっと前から気になっていたことを、ついに口にした。
「じゃあさ、言葉を変えて聞くけど・・・
もしかして賢人くんと石見先輩って、付き合っているの?」
「「なっ・・・!?」」
この学校で賢人と里奈たち本人、そして怜人と伸之の四人以外は、
決して知れらることの無い事実が、真依の口から出たことに驚くあまり、
二人は何も言えず、思わず唖然としてしまった。
しかし真依は、二人を責めるつもりは無く、続けて言った。
「そんなに驚く必要は無いわ。それに、もしかしてとは言っても、
本当はずっと前からそうじゃないかなって思ってたの」
「真依・・・」
「お前、まさか・・・・・・」
「そりゃ驚くよ!こんなところまでついてきて、
後ろからいきなり声を掛けられたら、誰でも驚くよ!」
「そうだぞ、大体いつから俺達の後を付けてた?」
「うーん、そうね・・・
二人とも商店街のすぐ近くにあった信号を、勢いよく走っていたところだったかな?」
「「あっ・・・!!」」
((あの時からずっと・・・!?))
時系列で言うと、怜人と信之が帰っている最中に、
賢人と里奈が一緒に帰っているのを偶然見つけて、後を追って走っていたところだろう。
しかし、怜人たちを偶然見かけて、
ここまで後を付けてきたと思うと、二人はゾッとした。
何故なら、二人が知る限り、真依は学級委員長を務める上、普段から成績は優秀だが、
その外見とは裏腹に、スポーツはそれほど万能ではなく、どちらかといえば苦手に近いからだ。
そのため、普段から、多少の筋力や敏捷性があっても、体力が持たない為、
体育の授業ではあまり活躍出来ていない。
しかも、真依が二人を見かけた商店街付近の信号から、
この公園までの距離は数十メートルもあり、怜人と伸之が走って五分掛かる距離で、
真依の体力からしてその距離は、二人に追いつくどころか、五分でたどり着くにはかなり難しい。
であるのにも関わらず、今の真依は怜人たちより二、三分程度の遅れを取って追いついた。
この事実に驚愕のあまり、とてつもない寒気を感じた二人だが・・・・・・
「・・・もう一度聞くわ、こんなところで何してるの?」
そんなことはどうでもいい、あるいは二人が今思っていることは気にしていない、
とでも言いたいのか、真依は質問した。
それに対して二人は・・・・・・
「いや、その・・・なんていうか、だな・・・」
「そうそう、あまり大したことでは無いんだ・・・」
怜人はレベルの低い言い訳をして誤魔化しているのに、珍しく伸之も怜人に合わせて誤魔化した。
いつもなら冷静に対処できるはずの伸之でも、女性からの一方的な質問には、
若干取り乱してしまうらしい。
「・・・?どうしたの?いつもの二人らしくない答え方だけど」
二人の反応を見ていた本人も、当然の一言を発し、続けて質問した。
「大体、大したことは無いにしては、
こんな賑やかな公園で、茂みの中に二人でこそこそしているなんてのはおかしいんじゃない?」
「「うっ・・・!!」」
一番痛いところを突かれた二人は、思わず小さくなってしまった。
真依は中々二人が真実を話そうとしないことにとうとう痺れを切らし、二人の視線の先を見た。
「・・・!賢人くんと石見先輩じゃない!」
すぐさま噴水の前に座って仲良く会話している賢人と里奈を見つけ、
真依は怜人と伸之が茂みの中に隠れてまであの二人の後をつけていたんだと、ある意味理解できた。
◇◇◇◇
「・・・要するに、池崎くんたちはあの二人を追って、ここまで来たってことね?」
「その通りでございます」
「はい、全く持ってです」
真依は半々気づいていながらも、怜人と伸之は正座をしながら、二人の行動を全て自白させた。
普段から、傍若無人(?)な二人でも、真依のような女の子にこんな形で問い詰められると、
もはやお手上げ状態だ。
「まぁ二人の事情は分かったけど・・・
なんでよりによって賢人くんと石見先輩が一緒に居るのかな?
しかもあんなに親しげに」
真依は、もしも真依でなくて、他の誰かが見ても一番疑問に思えることを口にした。
それに対し二人は、さっきよりももっと痛いところを突かれて、思わず黙り込んでしまった。
これ以上のことを話してしまうと、学校全体にこの話題が広まり、
確実に賢人や真依だけでなく、いろんな意味で自分たちの身にも危険が及ぶ可能性がある。
しかし、そんなことを知らない真依は、尚も質問を止めない。
「・・・どうしたの?
もしかして私が聞こうとしていることにすぐに答えられないということは、
よっぽど言いたくないことなのかな?」
「いやいやいや、まぁその~・・・」
「別に言いたくないって訳では無いんだ(汗)」
いろんな意味で追い詰められた二人は、もはや情緒不安定だ。
中々話そうとせず、ただ黙り込むかあやふやで誤魔化す二人を見て、
真依は二人を見つけて公園に来た時から、
いや、真依にとってはずっと前から気になっていたことを、ついに口にした。
「じゃあさ、言葉を変えて聞くけど・・・
もしかして賢人くんと石見先輩って、付き合っているの?」
「「なっ・・・!?」」
この学校で賢人と里奈たち本人、そして怜人と伸之の四人以外は、
決して知れらることの無い事実が、真依の口から出たことに驚くあまり、
二人は何も言えず、思わず唖然としてしまった。
しかし真依は、二人を責めるつもりは無く、続けて言った。
「そんなに驚く必要は無いわ。それに、もしかしてとは言っても、
本当はずっと前からそうじゃないかなって思ってたの」
「真依・・・」
「お前、まさか・・・・・・」
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