妄想中

渋谷かな

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精神状態が悪い!?

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「4話の書きかけまで読んできたわよ。」
 天は、言われた通りに「忍者の睦月ちゃん」の4話までを読んできた。
「悪くはないけど、間が空いてしまって、書いていく気持ちになるのが難しいわね。」
 麗は、調子が上がらないという。
「1番の原因は、書いても読み手がいない。カドカワ・カクヨ〇もですが、ノベルアッ〇という新しい所にも投稿してみました。ここと同じ0アクセスです。」
 大蛇は、書いていくにはアクセス数はエネルギーであり重要だと言っている。
「ノベルアッ〇も人はいないのは分かりましたが、ランキング1位は60万ポイント・・・。カドカワ・カクヨ〇や小説家になろ〇と一緒で、もう不正や複垢したい放題ですね。ニコッ。」
 笑は、不気味な微笑みを浮かべる。
「気が重いでござる。6月の梅雨? 湿気? 地球の重力を感じるでござる。ニンニン。」
 本物の忍者の睦月ちゃんは、1人1言に参加する。
「こうやって仲間を増やしていくのね。」
 苺は、話のスケールが大きくなっていくのを感じる。
「みなさん! 今日の和菓子は、塩饅頭ですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
 本物の幽霊おみっちゃんは、ライト文芸部の部室を自宅のように使っている。
「まだ駄目だな。不正不正不正。投稿しても読まれない。精神的に書き続けるのが難しいね。もう終わりにするか、それとも休養をとるか・・・もし続けるのであれば、精神攻撃に晒されても書いていけるだけの気持ちと、作品がいるな。ライト文芸部見たいなテンプレート型の日常モノを書いている場合じゃないだろう。あ、私は食べたら帰るからね。」
 幽子は、きっと学校から帰ったら塾にでも行く優等生だろう。
「ショートコント・スタート!」
「精神攻撃に打ち勝つ小説!?」
「まさに!? ニュータイプ小説!?」
「姿形も思いつかない小説だな!?」
「ニュータイプ小説は、どんなタイトルになるんだ!?」
「例えば、四国志とか!?」
「四国志!?」
「その流れでいくと、長信の野望とか!?」
「長信の野望!?」
「ニュータイプ小説って、どれも大作のパロディーだな。」
「パクリではない! リスペクトだ! オマージュだ! ワッハッハー!」
「あの私の「忍者の睦月ちゃん」の続きはどうなったかな?」
「今は無理! 夏バテ! 梅雨! ネット小説投稿サイトが不正だらけで完成しているから、精神攻撃を受けて、創作ができない!?」
「新しくノベルアッ〇というネット小説投稿サイトがプレオープンしました。プレオープンの時点でランキング1位で既に70万ポイント! 不正極まりないですな。」
「カドカワ・カクヨ〇や小説家になろ〇も不正だらけだしな。」
「どいつもこいつも! みんな! 吹き飛ばしてやる!」
「愕然と精神を攻撃されているという訳だ。」
「そうでござるか・・・分かったでござる。忍法! 隠れ身の術! ニンニン!」
「消えた!? さすがは忍者だ!?」
「お、惜しい!? 順調に書き進められないのが惜し過ぎる!?」
 カロヤカにお任せあれ。
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