ブラッディソード・エクレア

渋谷かな

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「なに!? 奈落に落ちないだと!?」
シューの放ったブラッディ・タルタロスを受けても、アダイブ・シエルは奈落の底に落ちないで平然としている。
「そうか。分かったぞ。シュー、おまえが奈落から脱出できたのは、タルタロスの血を吸ったからか。」
「そうだ。エクレアさんは、どんなゲテモノの血でも喜んで飲むんだ!」
奈落の神タルタロスは美味しくなかった。
「そんなことより、どうして奈落に落ちないんだ!?」
「忘れたのか? 俺はペルセポネーとヘカテーの血を手に入れているんだぞ。」
アダイブ・シエルは冥界の女王ペルセポネーの血と、死の女神ヘカテーの血を吸って手に入れている。
「奈落なんかに落ちる訳がない。」
アダイブ・シエルは、吸血天使アダイブの中で最高傑作なのかもしれない。天使として天界の力と冥界の力を手に入れたのだから。
「アダイブ! ケリをつけよう! おまえの汚れた血を吸いつくしてやる!」
シューはアダイブ・シエルとの腐れ縁に終止符を打つつもりである。
「望むところだ! おまえの冥王と奈落の力をいただくことにしよう!」
アダイブ・シエルもシューの血に興味津々である。

一方、その頃、修道院では。
「ガガガガガ!」
ブラッディ・ソード・エクレアに血を吸われなかったアンデットたち、ブラッディ・タルタロスで奈落に落ちなかったアンデットの残党が修道院の敷地に入り込み、教会に迫っていた。
「アアアアア!」
そんなアンデットと戦う血の人間がいた。シューがブラッディ・アバターで生み出した血の戦士である。
「ガガガガガ!」
「アアアアア!」
魔物と血の戦士の戦いが行われていた。
「なんだ!? あれは!?」
その様子を上空から見ている複数の影がある。
「きっとアダイブが生み出した新手の悪魔だ!」
その者たちは血の戦士はシューが生み出したとは知らなかった。
「シュシュがアダイブと安心して戦えるように、私たちが何とかしてあげなくっちゃ!」
「おお!」
もう言う前でもないが、現れたのは堕天使こと、黒い天使のジブリール、サリエル、ラビエルの3人だった。
「そういえば、ミハイルはどうしたんだ?」
「ダメ!? 噂話をしては!?」
「そうだ!? あいつが現れてしまう!?」
ミハイルはバイキンのような扱いを受けていた。
「ガガガガガ!」
教会に入り込もうとするアンデットの魔物たち。
「アアアアア!」
シューの作り出した血の戦士が魔物たちを必死に防いでいる。
「ゴッド・ジャッチメント!!!」
黄金の神々しい光が一瞬で周囲のアンデットと血の戦士を消し去る。
「神の裁きを受けるがいい! キャハハハハ!」
ミハイルが颯爽と現れた。

つづく。
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