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渋谷区予選、始まる。
私の名前は鉄道子と書いて、くろがねみちこ。ちゃんと国語辞典にも載っている読み方よ。いよいよ魔法鉄道ゲーム「鉄道へ、GO!」の渋谷区予選が始まるわ。私は栞、谷子、ドキ子と一緒に、魔法渋谷高校鉄道研究会として、予選会に望む。
「いよいよ渋谷区予選よ! 準備はいい?」
「おやつは300円までですか?」
「魔法機関車トーマス3の絵本を下さい。」
「待って、まだパックを取ってない。ドキ。」
「・・・。」
道子は言葉を失った。
「よし! バッチリね! 会場の代々木競技場に行くわよ!」
道子たちは試合会場に向かった。
「久しぶりだな。魔法少女たち。」
「あなたたちは!? 魔法恵比寿高校!? なぜあなたたちが!?」
道子たちが出会ったのは恵比寿高校の恵3姉妹と魔法少女の恵だった。
「無論、あなたたちと同じく、魔法鉄道ゲームに参加するためよ!」
「やはり私たちは戦う運命なのね!?」
「今度はギャフンと言わせてやる!」
「望むところよ!」
同じ渋谷区なので、恵比寿が独立しない限り、毎回出会うのであった。
「谷子ちゃん、ドキ子ちゃん、お久しぶり。」
「恵ちゃん元気だった? 司くんとは、まだ続いているの?」
「うん。」
「いいな~。ドキ子にも男紹介してよ。」
「いいよ。ゴリラのゴリ男くんなんてどうかな?」
「いやー!? 可愛くない!?」
今時は女子高生は肉食で、男子高校生の方が女の話をしないで、アニメの女の子の話ばかりらしい。まさに少子化。
「恵、敵とじゃれるな!」
「うわあ!? またね。」
「バイバイ。」
恵三姉妹に引きずられて去って行く恵。見送る谷子たち。
「お~い! 栞!」
「あ、泪と結だわ。それに楽子。あと一人誰かしら?」
同じ魔法渋谷高校の泪と結、それに楽子、おまけにゴスロリ系カワイイ女の子が一人やってきた。
「即席、人数合わせのゴスロリ大好き! 竹下宿子さんです!」
「かわいい! ドキ。」
「本当に即席だわ。あの原宿のゴスロリの流行は終わったのよ。」
2019年2月現在、原宿のゴスロリはガングロと同じ弱小勢力である。メインは外国人。後は大型ショッピングセンターに行きそうな、一般大衆である。
「そうなの。今のゴスロリは主流は海外に行ってしまった。私は原宿に取り残されてしまったの。ああ~! なんて悲劇なの。」
「ゴスロリ衣装だけに臭い芝居がよく合うわ。」
竹下宿子さんが魔法少女になれるかは未定。
「いいもん。私が渋谷区の代表になって、原宿にゴスロリの聖地を取り戻す!」
「あの、今、何かの代表になるとか言われましたか?」
「はい。鉄道へ、GO! の東京都代表になって、ゴスロリ衣装で全国大会に出るの! そうすればテレビ露出が増えて、再びゴスロリ・ブームがやってくるわ! オッホッホ!」
「なんですって!?」
この時、栞たちは宿子がライバルだと気づいた。
「私は魔法原宿高校に通っている、竹下宿子よ。可愛いでしょ。」
「原宿高校!?」
「ちょっと待ってよ!? 宿子ちゃんはいいとして、泪と結、それに楽子! あなたたちは渋谷高校の生徒でしょ!?」
そう、泪と結、それに楽子は魔法渋谷高校の生徒であった。
「転校した。」
「転校!?」
「あなたたちに負けてから、転校の手続きをして、原宿高校に転校生したのよ。」
「そうそう。サッカーでワールドカップに出たいから国籍を変えるのと同じと考えていいわよ。」
「詐欺だ!?」
「私がいいって言ってるからいのよ!」
「じゃあ、楽子は?」
「私? FAとか、ふるさと納税と思ってくれたらいいんじゃないかな?」
「あなた恋愛を封印して、剣道一直線だったんじゃないの!?」
「気にしないで。出番が欲しいだけだから。」
「はあ~、嫌な予感しかしないわ。」
こうして魔法鉄道ゲームの渋谷区予選が始まろうとしていた。
つづく。
「いよいよ渋谷区予選よ! 準備はいい?」
「おやつは300円までですか?」
「魔法機関車トーマス3の絵本を下さい。」
「待って、まだパックを取ってない。ドキ。」
「・・・。」
道子は言葉を失った。
「よし! バッチリね! 会場の代々木競技場に行くわよ!」
道子たちは試合会場に向かった。
「久しぶりだな。魔法少女たち。」
「あなたたちは!? 魔法恵比寿高校!? なぜあなたたちが!?」
道子たちが出会ったのは恵比寿高校の恵3姉妹と魔法少女の恵だった。
「無論、あなたたちと同じく、魔法鉄道ゲームに参加するためよ!」
「やはり私たちは戦う運命なのね!?」
「今度はギャフンと言わせてやる!」
「望むところよ!」
同じ渋谷区なので、恵比寿が独立しない限り、毎回出会うのであった。
「谷子ちゃん、ドキ子ちゃん、お久しぶり。」
「恵ちゃん元気だった? 司くんとは、まだ続いているの?」
「うん。」
「いいな~。ドキ子にも男紹介してよ。」
「いいよ。ゴリラのゴリ男くんなんてどうかな?」
「いやー!? 可愛くない!?」
今時は女子高生は肉食で、男子高校生の方が女の話をしないで、アニメの女の子の話ばかりらしい。まさに少子化。
「恵、敵とじゃれるな!」
「うわあ!? またね。」
「バイバイ。」
恵三姉妹に引きずられて去って行く恵。見送る谷子たち。
「お~い! 栞!」
「あ、泪と結だわ。それに楽子。あと一人誰かしら?」
同じ魔法渋谷高校の泪と結、それに楽子、おまけにゴスロリ系カワイイ女の子が一人やってきた。
「即席、人数合わせのゴスロリ大好き! 竹下宿子さんです!」
「かわいい! ドキ。」
「本当に即席だわ。あの原宿のゴスロリの流行は終わったのよ。」
2019年2月現在、原宿のゴスロリはガングロと同じ弱小勢力である。メインは外国人。後は大型ショッピングセンターに行きそうな、一般大衆である。
「そうなの。今のゴスロリは主流は海外に行ってしまった。私は原宿に取り残されてしまったの。ああ~! なんて悲劇なの。」
「ゴスロリ衣装だけに臭い芝居がよく合うわ。」
竹下宿子さんが魔法少女になれるかは未定。
「いいもん。私が渋谷区の代表になって、原宿にゴスロリの聖地を取り戻す!」
「あの、今、何かの代表になるとか言われましたか?」
「はい。鉄道へ、GO! の東京都代表になって、ゴスロリ衣装で全国大会に出るの! そうすればテレビ露出が増えて、再びゴスロリ・ブームがやってくるわ! オッホッホ!」
「なんですって!?」
この時、栞たちは宿子がライバルだと気づいた。
「私は魔法原宿高校に通っている、竹下宿子よ。可愛いでしょ。」
「原宿高校!?」
「ちょっと待ってよ!? 宿子ちゃんはいいとして、泪と結、それに楽子! あなたたちは渋谷高校の生徒でしょ!?」
そう、泪と結、それに楽子は魔法渋谷高校の生徒であった。
「転校した。」
「転校!?」
「あなたたちに負けてから、転校の手続きをして、原宿高校に転校生したのよ。」
「そうそう。サッカーでワールドカップに出たいから国籍を変えるのと同じと考えていいわよ。」
「詐欺だ!?」
「私がいいって言ってるからいのよ!」
「じゃあ、楽子は?」
「私? FAとか、ふるさと納税と思ってくれたらいいんじゃないかな?」
「あなた恋愛を封印して、剣道一直線だったんじゃないの!?」
「気にしないで。出番が欲しいだけだから。」
「はあ~、嫌な予感しかしないわ。」
こうして魔法鉄道ゲームの渋谷区予選が始まろうとしていた。
つづく。
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